1: 佐賀暦2006年,2006/10/29(佐賀県庁) 23:33:33.54ID:dr2QW+B80
男「なぁ~、本ばっか読んでて楽しいのか~?外天気いいぞ?」
女「・・・あっそ、」
男「まぁ言ってる俺も今日も今日とて図書室来てるけどな、感謝しろよ?」
女「・・・・・・・」
男「ん~・・・」
女「?」
男「ごめん、やっぱ女は読書が似合うわwwww」
女「・・・そ」
男「静かな方が綺麗だわ」
女「・・・・・・・・あ、あっそ///」
葬送のフリーレン(15) (少年サンデーコミックス)
9: 佐賀暦2006年,2006/10/29(佐賀県庁) 23:44:14.80ID:dr2QW+B80
男「・・・なぁ、聞いてる?」
女「えぇ・・・」
男「女って返事しかしないよなwwww」
女「・・・そ、」
男「っていうか・・・・・・・・」
女「・・・・・・・・・」
男「・・・・・・・・・」
女「・・・・・・・?」
男「・・・・・・・・続き気になる?」
女「・・・・・・・」
男「じゃぁ俺もう教室もどるわ」
女「・・・!?」
女「・・・・あっそ;;」

11: 佐賀暦2006年,2006/10/29(佐賀県庁) 23:52:39.21ID:dr2QW+B80
男「・・・・なぁ」
女「・・・・・・・何?」
男「お前五文字以上しゃべってるとこ見たこと無いんだけど」
女「そ」
男「もったいないぜ?」
女「・・・・・・?」
男「折角綺麗な声してんのに」
女「あっそ」
男「・・・・・・・・・」
女「・・・・・・・・・」
男「・・・・・・・・・」
女「・・・・・・///」



自宅にて
女「・・・・・ぁー」
女「・・・・・ぃー」
女「・・・・・ぅー」
女弟「・・・・・ねぇちゃん?」
女「!!?」
女弟「・・・・早く降りてきてね・・・・御飯だよ?」
女「・・・あっそ;;↓」

27: 佐賀暦2006年,2006/10/30(佐賀県民) 00:08:33.89ID:BoiJKx7T0
男「ん?あれは~・・・・女だよな・・・・?」
男「放課後のこんな時間にどこいくんだろ・・・」
男はついていった・・・

女「・・・・・・・」
ぬこ「にゃ~」
女がパンを取り出す
ぬこ「にゃ~~~!!!」ぬこパンに飛びつく
女「あっ・・・・・」
女「そ・・・・・・(おなか・・・・すいてたのね)」
ぬこ「にゃ~♪」
女「・・・・・・・・・・ニャー・・」
男「・・・にゃー!」
女「!!!??」
男「ニヤニヤ」
女「・・・・・・」
女「・・・・・・グスッ」
男「!?わ・・・わりぃ!そんなつもりはなかったんだ」
女「あっそ・・・・・;;」
男「あ~~、あれだ!俺も一緒に世話するからさ!」
女「・・・・・なぜ?」
男「かわいい女が見れたからな、ついでだなw内緒にしとくからよ;」
女「!?・・・・・あっそ・・・・///」
男「・・・・・・・・ニャー」
女「!?・・・・・///」
男「(やべぇ、かわいいwwwwwwww)」

37: 佐賀暦2006年,2006/10/30(佐賀県民) 00:17:16.03ID:BoiJKx7T0


男「なぁ・・・女ってクリームパン好き?」
女「!?・・・・・」
男「いっこ余ったんだが・・・・食べないか?」
女「・・・・コクリ」

女「・・・パクパク」
男「実はな・・・・・それお前のために買ったんだ」
女「!?・・・・ケホッケホッ」
男「うそだ」
女「・・・・・・・あっそ(ムカッ」
男「ほんとかもしれないぞ?」
女「・・・・そ(ムカッ」
男「問題です」
女「・・・・?」
男「なぜ女が好きなパンばかり買ってきたでしょう?」
女「・・・・・・・!」
男「まぁ気まぐれだ気にすんな」
女「・・・・あっそ///」

45: 佐賀暦2006年,2006/10/30(佐賀県民) 00:35:23.01ID:BoiJKx7T0
まぁお決まりで事故で女のムネをさわってしまった
男「なぁ・・・・・ごめんって事故だってば・・・・」
女「・・・・・・・・」
男「でもでかかったな(ボソ」
女「!?」
男「いや!・・・・あの(やべぇ、声聞こえたか)」
女「・・・・・///」
男「何でもするから許してくれ」
女「・・・・・・・・」
女「ゴソゴソ」
女「・・・・読んで」
男「?本?」
女「感想・・・・・」
男「俺本嫌いなのしってる?」
女「コクン」
男「・・・・わかった」
女「・・・・・・・・・」
男「しかし恋愛物か・・・案外大胆だなw」
女「!?」
男「こういうの好きなのか?」
女「・・・・コクン」
男「・・・・・・・・似合ってるとおもうぞwwww」
女「!・・・・・あっそ」

ネタが無いw

62: 佐賀暦2006年,2006/10/30(佐賀県民) 01:17:27.85ID:BoiJKx7T0
男「なぁ~、なんでいつも本読んでんの?」
女「・・・好き・・・だから・・・」
男「ふーん・・・・」
女「・・・・なんで」
男「ん?」
女「・・・いつも・・・ここに来るの?」
男「ん~、図書室静かだからかな、」
女「・・・そっ」
男「まぁ女が居なかったら絶対こないけどなwww」
女「あっそ・・・・」
男「まじだぜ?」
女「そ・・・・」
男「・・・・・・じー」
女「・・・・・なに?」
男「別にwwww見てるだけwwww」
女「そ・・・・・///」

64: 佐賀暦2006年,2006/10/30(佐賀県民) 01:27:13.38ID:BoiJKx7T0
男「女~、前借りた本かえすよ」
女「・・・・・ん」
男「しかし、本も馬鹿にできないなwwwwおもしろかったぞwwww」
女「・・・・・そ」
男「しかし、女はあんなふうな恋愛したいのか?」
女「!?!?・・・・な・・・・なぜ?」
男「恋愛小説みたいな恋してみたいんだwwww」
女「別に・・・・・」
男「ん~・・・・なぁ、ヒロインが主人公の家に行くシーンあるじゃん?」
女「?・・・・コクリ」
男「なんでやらなかったんだろうなwwww」
女「?・・・・・・・・・!?」
男「なんでかな~」
女「・・・・・ぁぅ・・・・、」
男「ヒロインの性格好みだわ~w」
女「・・・・あっそ」
男「まぁ一番好きなのは女みたいな性格なんだがなwwww」
女「!?・・・・・あっそ///」

69: 佐賀暦2006年,2006/10/30(佐賀県民) 01:44:14.04ID:BoiJKx7T0
女「ペラペラ」
男「隙あり!!!!バサッ!」
女「!?」
男が女の読んでいた本を取り上げる
男「ふふふ、そんな本ばっかり読んでると体にわるいぜ!ww」
女「あっそ・・・・ペラペラ」
男「・・・・・?(あれ?いつの間に)」
男「とりゃ!バサッ」
女「ペラペラ・・・」
男「!?!?!?え?どっから出してんだ?」
男「もういっちょ!バサッ!」
女「ペラペラ・・・・」
男「・・・・・・・・」
男「バサッ」
男「バサッ」
・・・・・・・


70: 佐賀暦2006年,2006/10/30(佐賀県民) 01:45:18.93ID:BoiJKx7T0
>>69のつづき
男「ハァハァ・・・・(これで20冊目だぞ・・・;)」
女「ペラペラ・・・・」
男「もう時間も遅いしラストだぁ!これで負けたら潔く帰ろうじゃないか!」
女「ペラペラ・・・」
男「(きいちゃいねぇな!)バサッッ!!」
女「・・・・・」
女「あたしも・・・・かえる」
男「勝った!;;どうだみたか!はははは!」
女「そ・・・・行こ?」
男「おう!」
女「・・・~♪」

76: 佐賀暦2006年,2006/10/30(佐賀県民) 02:01:52.18ID:BoiJKx7T0
クリスマスにて
男「いよう」
女「・・・・・」
男「クリスマスだってのに図書室で読書かよwww他にすることないのか?」
女「・・・・ない」
男「あらら;何読んでんの?」
女「・・・・クリスマスの・・・鐘」
男「あ~、あのドラマにもなった奴かwおもしろい?」
女「コクン」
男「ん~、おまえも暇だなwwww」
女「・・・・あっそ」
男「今年もロンリークリスマスか~www」
女「お互い様・・・・」
男「だなwwwwでも俺は寂しくないなw」
女「?」
男「女が居るから」
女「あっそ・・・・・///」

88: 佐賀暦2006年,2006/10/30(佐賀県民) 02:07:47.00ID:BoiJKx7T0
>>76続き
男「クリスマスプレゼントだwほれ、ポーン」
女「!?パシッ」
男「ココアだwもらっとけw」
女「あ・・・ありがと・・・」
男「てかお前毎年もしかしてこうしてすごしてるのか?」
女「フルフル」
男「あれ?ちがったのかwてっきり・・・」
女「今年は・・・・男君が・・・・いる///」
男「あ・・・・・っそ///」
女「これ、あげる」
男「ん?栞?」
女「・・・・よかったら・・・使って」
男「おうwwwww俺あんま本読まないけどなw」
女「・・・・そう・・・・↓」
男「女から何かくれるなんてなwww以外だwwwかわいいぞお前www」
女「あっそ・・・(今年のクリスマスは・・・・あたたかいなぁ~・・・)」

98: 佐賀暦2006年,2006/10/30(佐賀県民) 02:18:45.74ID:BoiJKx7T0
女「・・・・・・;;」
女「(最初は恋愛物だったのに・・・・あとからホラーなんてひどぃ・・・・)」
ガラガラ!
女「(ビクッ!)」
男「よ~う、今日もいるのか~www」
女「・・・・・・」
男「ん?どうした?顔色わるいぞ?」
女「・・・・・そう?」
男「?まぁいいや、・・・・」
女「・・・・・(ううぅ・・・・)」
男「ハクション!!!」
女「ビクッッ!!!」
男「?わりぃわりぃ。(な~んか今日は変だな)」
女「・・・・(続きが気になって・・・やめれない・・・・;)」
男「ん~やることないし俺帰るわ~」
女「えっ?・・・・」
男「じゃぁ~な~」
女「・・・・・あっ・・・・あっそ・・・」
男「お~」
女「・・・・・」

102: 佐賀暦2006年,2006/10/30(佐賀県民) 02:23:58.57ID:BoiJKx7T0
>>98続き
女「・・・・(うぅ・・・・)」
ガラガラ!
女「!!?!?!?!」
男「雨降ってきたから止むまでここみいるわw」
女「・・・・うぅ・・・;;」
男「どうした!?なんかあったか?」
女「・・・・・べ・・・べつに・・」
男「今日お前変だぞ?大丈夫か?」
女「・・・・か・・・・傘あるけど・・・・」
男「ん?」
女「・・・・一緒に帰る?」
男「俺は濡れて帰るからいいよwww」
女「あっそ・・・・・;;」
男「でもまぁ・・・今日のお前変だし・・・心配だからいっしょにかえるかなwww」
女「・・・・・・そ」
女「あり・・・・がとぉ」
男「?別に俺何かしたか?www自覚無いんですいませんwww」
女「あっそ・・・・///」

105: 佐賀暦2006年,2006/10/30(佐賀県民) 02:28:39.51ID:BoiJKx7T0
>>102続き番外編
男「雨すごいな~」
女「・・・・・・」
男「お前って案外着やせするよな」
女「・・・なぜ?;」
男「いやww言ってみただけwww」
女「・・・あっそ」
男「(さて話すことがなくなってきたなぁ)」
男「俺得意な話あるんだけど聞くか?ダチからはすごいっていわれるぜ?w」
女「・・・・?・・・・・コクン」
男「じゃぁ俺の秘伝の怖い話!!!」
女「!?!?!??!?!??・・11!・!・1」

111: 佐賀暦2006年,2006/10/30(佐賀県民) 02:48:34.77ID:BoiJKx7T0
男A「つ・・・・付き合ってください!」
女「・・・・・あっそ。テクテク」

男B「す、好きです!!」
女「あっそ。」


女A「ってな感じでモテるんだけどあの子あういう性格だから;」
男「へぇ~・・・」
男「(悪気はないんだろうがな~;)」
女A「聞いた話によると「あっそ」で返す確立が100パーセントとか;」
男「まじか・・・・・(いよぉ~ぅし)」

113: 佐賀暦2006年,2006/10/30(佐賀県民) 02:55:12.76ID:BoiJKx7T0
>>111の続き
放課後
男「なぁ」
女「?なに?」
男「・・・・友Aがお前のことかわいいって言ってたぜ?」
女「!?・・・・・あっそ」
男「(やっぱしw)あとお前あんがいもてるらしいなwうらやましいぞw」
女「・・・・・あっそ」
男「俺もお前のこと好きなんだがな~」
女「!?!?・・・・・」
女「あ・・・・・・・」
男「(やっぱり100パーセントか」
女「あ・・・り、がと・・・」
男「!」
女「それは・・・友達として?」
男「おう♪」
女「・・・・・・・・・・・あっそ!」
男「(あれ?おこっちゃったかな・・・・・;)」
女「・・・・・・・・(ムカッ」
男「おこんなよwかわいい顔台無しだぞw」
女「!?・・あっそ・・・///(なんでこういうセリフさらっと言うんだろ・・・///)」

129: 佐賀暦2006年,2006/10/30(佐賀県民) 03:28:19.10ID:BoiJKx7T0
今日の金運サイフが軽くなるでしょう
女「・・・・・・あっそ」
今日の探し物、見つからないでしょう
女「・・・・・・・・・あっそ」
今日の恋愛運、出会うことすら無いでしょう
女「・・・・・・・・・・・・・あっそ・・・グスッ」

男「お~い、やっぱここにいたかwww弁当一緒に食わないか~?」
女「!?・・・・・・うそつき」
男「?おれ何か言ったか?」
女「フルフル・・・・こっちの話・・・」
男「??」
女「~♪(今日もいい日になりますように♪)」

138: 佐賀暦2006年,2006/10/30(佐賀県民) 03:44:18.07ID:BoiJKx7T0
男「日本一大きなカルデラ持ってる山って阿蘇山らしいぞ」
女「あっそ」
男「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
女「!?あっ・・・・・」
男「ニヤニヤ」
女「・・・・違うの・・・あの・・・・」
男「いいっていいって、狙ってないって言いたいんだろ?わかってるからwwww」
女「・・・・・うぅ・・・///」
男「(やっぱかわいいーw)」

183: 佐賀暦2006年,2006/10/30(佐賀県民) 13:48:26.78ID:BoiJKx7T0
保守

282: 佐賀暦2006年,2006/10/30(佐賀県民) 22:41:19.16ID:iu7lQuHX0
男「今日も今日とて読書に励んでますなぁ」
女「……」
男「いや、『あっそ』の返事もなしですか」
女「……あっそ」
男「しかしいつ見ても読書してるお前って様になってますな」
女「っそ」
男「こう……足を組みながら読んでるのがまた、な」
女「あっそ」
男「……女よ」
女「何よ」
男「足の組み直し過ぎでスカート捲れてる。パンツ丸見え」
女「!!? ……そ、っそ」イソイソ
男「とか何とかなんでもないように言いながらもちゃんと直すお前が可愛い」
女「…………あっそ///」
男「しかし白ですか。意外と冒険してないなぁ、お前」
女「! ……忘れろ」
男「ふっ……女の下着を拝めたのに忘れる馬鹿がおるかああっ!」
女「……じゃあ、強制消去」
男「へっ? いだだだだだだっ! 梅干は! 梅干攻撃はやめて! マジ痛いから!!」
女「あっそ」

961: 佐賀暦2006年,2006/11/02(佐賀県教育委員会) 00:20:39.83ID:fX++svDi0
ま、間に合った!
今から長編投下! 最後の力を込め、いざ!

962: 佐賀暦2006年,2006/11/02(佐賀県教育委員会) 00:21:18.40ID:fX++svDi0
女「……ねえ」
男「ん? どうかしたか?」
女「……何でもない」
男「何か……さっきからこのやり取りの繰り返しな気がするんだが。言いたい事あるなら言った方が良いぞ?」
女「あっそ、別に……何でもない」
男「そっか」
女(言えない……もうすぐ私の誕生日だからプレゼント欲しい、だなんて)

女(結局……今日も言えなかった。もうこのまま言わずに……でも、男には祝ってもらいたい)
マ「あれ? 女さんどうしたの? 暗い顔して」
女「マドンナ……別に。何でもない」
マ「……男君のこと?」
女「っ!」
マ「やっぱり……私でよかったら相談に乗るよ? ね?」
女「……実は――――」

マ「そっか、女さんもうすぐ誕生日なんだ。ちょっと早いけどおめでとう」
女「ありがとう……」
マ「それで? さっきの私のセリフを男君にも言ってもらいたい、と」
女「……うん」
マ「分かるなぁその気持ち。やっぱり自分の一番好きな人に誕生日を祝ってもらいたいよねぇ」
女「うん……でも、いざ言おうと思ったら言いよどんじゃって……」

963: 佐賀暦2006年,2006/11/02(佐賀県教育委員会) 00:21:57.96ID:fX++svDi0
マ「……じゃあ、私から言ってあげようか?」
女「え?」
マ「ほら、女さんから言いにくいって言うならさ、私から男君に伝えてあげよっかなって」
女「マドンナ……ううん、いい。自分で言った方が良いと思うから」
マ「……そう! じゃあ頑張って! 私も応援するから!」
女「うん……ありがとうね。じゃあ私はここで」
マ「バイバイ! また明日!」
女「……また明日」

マ「……女さん、私ね? あれからずっと男君と女さんの傍にずっといたけど、やっぱり私じゃ女さんには敵わないって分かった。
  男君と女さん、本当にお互いを分かり合ってるみたいなんだもん。二人が一緒に居るとき、どっちも輝いて見えた。
  だから二人が一緒にならないといけないんだよ。そういう訳だから……頑張って、女さん」

 しかしマドンナのそんな想いも虚しく、女から男へ誕生日のことは伝えられることはなく、
そのまま誕生日当日を迎えることとなった。

964: 佐賀暦2006年,2006/11/02(佐賀県教育委員会) 00:22:39.53ID:fX++svDi0
 ――放課後
女(とうとう言えなかった……私のばか。ばかばかばか! 何で……何で『もうすぐ誕生日なの』の一言も言えないのよ!
  今から言っても、男になんで言ってくれなかったのかって責められるだけ……もう、私の……ばか)
 ガラガラッ
男「……おう」
女「!! ……あっそ」
男「……今日のオススメは?」
女「あ……(誕生日のことで頭いっぱいで忘れてた……最悪。男、いつも楽しみにしてるのに)」
男「ん? どうかしたのか?」
女「……ごめん、忘れてた」
男「そっか。……まあ、たまには自分で探すのもいいか」
女(……何だろう? 男、何だか様子が変)
男「おう、おまたせ。じゃあ読むか」
女「……あっそ」

男「……」
女(男、さっきからそわそわしてる。一体何? 何でそんなに落ち着かないの? 私と居たくないの? 私のこと嫌い?
  ……駄目。さっきから嫌な方にしか頭が回らない。もう何が何だか――)
男「……なあ女」
女「っ!? な、何?」
男「あのさぁ……その……」
女「……何? (本当に何なの? 早く言って。じゃないともう頭の中パンクしそう)」
男「だから、だな……なんつぅか……」
女(……何なの? そんなに、私に言いにくいことなの? 何なの――)
女「……何なのよ、一体」
男「え?」

965: 佐賀暦2006年,2006/11/02(佐賀県教育委員会) 00:23:21.52ID:fX++svDi0
女「そんなに言いにくいことなの? そんなに私って話しかけ難い? 私と居るの、そんなに苦痛? (……何言ってるの、私?)」
男「おいどうしたんだよ。誰もそんなこと――」
女「じゃあ何なの!?」
男「!! ……女」
女「どうせ私となんか同情でしか付き合ってなかったんでしょ!? 可哀想だとか、そんなこと思ってたんでしょ!?
  そういうの一番嫌いなの! 私のこと、何も分かってないくせに勝手に良い人ぶって! (何言ってるの、そんなことない。
  男はそんな奴じゃないって私がよく知ってるのに。もうやめて私! こんな事言うの!)」
男「女、ホントにどうしたんだよ? まずは落ち着け――」
女「近寄らないで!」ブンッ

 ガスッ

男「っ! ……つぅ」
女「あ……あぁ……(男に本、ぶつけた。血、出てる。私が、やった。私が――)」
女「っ!!」ダッ
男「あ、お、おい女!」
女(嫌われた。嫌われた嫌われた嫌われた! 絶対に嫌われた! 私のばか! 大ばか! 何イライラを男にぶつけてるのよ!
  原因は誕生日の事を言えなかった私の自業自得なのに! なのにあんなひどいこと……。最低! 最悪!)

男「……同情、か。そんなつもりはなかったんだが、な。やっぱ偽善に見えたのかな、あいつには。
  なら……尚更言わなきゃいけんよな、これは」

966: 佐賀暦2006年,2006/11/02(佐賀県教育委員会) 00:24:03.82ID:fX++svDi0
女(ここは……いつもの帰り道。そっか、こんな所まで走ってきたんだ、私。どうせ今戻っても気まずいだけだし、このまま帰ろ。
  あ……でも鞄、学校に置きっ放し。……まあいいや。はあ……生まれて初めての最悪の誕生日だったな……)
女友「あれ? 女、あんたこんなとこで何してんの。図書館は?」
女「……女友。それに……」
司書「どうも」
女「司書さん……。二人で何を?」
女友「あ……えーっとね、なんて言うか、あれなんですよ、あれ。そのぉ、まあ――」
司書「デートです♪」
女「えっ?」
女友「ちょ、ちょっと! そんなストレートに言ってどうするんですか!」
司書「ですが事実ですよ?」
女友「うぅ……」
女「そうだったんだ……二人とも、いつの間にかそんな仲に」
女友「ほ、他の人に言っちゃ駄目よ?」
司書「さすがに生徒に手を出してるのがばれるとまずいので。ぜひご内密に」
女「うん……分かった」

967: 佐賀暦2006年,2006/11/02(佐賀県教育委員会) 00:24:48.24ID:fX++svDi0
女(そう、だったんだ……。女友と司書さんが……。確かに二人とも、幸せそう。私も、あんな風に男と――っ! 何考えてるんだろう
  私。そんなの無理なのに……。あんなことして……そんな……都合の良いこと……)
女友「っ、女どうしたの!? 急に泣き出したりして!」
女「女友……私……私ぃ……」
司書「どうやら、何か由々しき事でもあったみたいですね」
女友「……ねえ」
司書「……ええ、構いませんよ。こういうのは同性の方が話しやすいでしょうし」
女友「ありがとう。さ、女こっち来て。近くに公園があるから、そこで話そ。ね?」
女「……うん」

 ――公園
女友「……なるほどね、そんなことが」
女「うん……私、最低よね? 男の事、分かってるのにそんな酷い事言って。嫌われるわよね、こんな女……」
女友「……女、ちょっとこっち向いて」
女「? な――」
 ぎゅううううううう
女友「オー伸びる伸びる。女、あんたの頬っぺた柔らかいわね」
女「いひゃいいひゃい! ひゃめてよ、おんにゃともぉ!」
女友「あのねえ女、あんた男がそんなことで女と縁を切るような奴だと思ってんの?」
女「ふぇ?」

968: 佐賀暦2006年,2006/11/02(佐賀県教育委員会) 00:25:27.79ID:fX++svDi0
女友「そんなことで、たった一回喧嘩したぐらいで終わると思ってんの? もしそうだったとしたら、
   皆一人ぼっちってことになっちゃうわよ?」
女「……」
 ぱちんっ
女「うぅ……まだ痛い」
女友「どう? 反省した?」
女「……」
女友「あのさ、私と女との友達歴って女と男の付き合い歴と比べると短い方だけどさ、私は女が良い奴だってことは知ってるわ。
   だから男だってそんぐらいの事、許してくれるよ。許さなかったら男の子じゃないって」
女「……うん、ごめんね、女友。迷惑掛けて」
女友「いいのよ。私たち、友達でしょ?」
女「うん……私、女友と友達になれてよかった」
女友「私もよ。さ、そうと決まれば図書館に戻った戻った」
女「うん、それじゃ」

969: 佐賀暦2006年,2006/11/02(佐賀県教育委員会) 00:26:08.30ID:fX++svDi0
司書「行きましたね」
女友「そうですね」
司書「ええ、では――」
女友「え? ――いひゃいいひゃい!」
司書「お友達の頬っぺたをつねるのはよくありませんねえ」
女友「うぅ……強くつねり過ぎですよぉ」
司書「おや、痛いですか?」
女友「それはそう――」

 ――ちゅっ

女友「!!?」
司書「痛いの、飛んで行きましたか?」
女友「……不意打ちなんて、卑怯です」
司書「不意打ちじゃないとドキドキしないじゃないですか。はっはっはっ」
女友「もう……」
司書「……まあ、あちらの方は健闘を祈りましょうか」
女友「ええ……そうですね」
女友(男……あとは頑張りなさい)

970: 佐賀暦2006年,2006/11/02(佐賀県教育委員会) 00:26:46.76ID:fX++svDi0
 ガラガラ
男「っ!! おう、お帰り」
女「うん……頭、大丈夫?」
男「ああ、ハンカチで当ててたらなんか止まった」
女「あ、そ……よかった。…………ごめんなさい」
男「え?」
女「さっき、あんな酷い事言って」
男「ああ、気にしてないよ。女もなんかイライラしてたんだろ」
女「うん……」
男「それよりさ……これ」ガサガサ
女「……これは?」
男「マフラー。最近寒くなってきたし」
女「でも、何で?」
男「それ、誕生日プレゼント」
女「――え? (今、なんて……)」

男「女、誕生日、おめでとう」

984: 佐賀暦2006年,2006/11/02(佐賀県教育委員会) 01:05:18.15ID:fX++svDi0
女「!? 何で、それを……」
男「いや、最近女の様子が変だったからさ、女友に聞いてみたんだよ。そしたらもうすぐお前の誕生日って言うじゃん。
  だからそれが理由かなっと思ってさ……迷惑だったか?」
女「う、ううん! ……嬉しい」
男「そっか……それで、さ。まだお前に言いたいことがあるんだよ」
女「?」
男「俺がなんとなくフラフラ校内を歩き回ってて、たまたま図書館に入ったときにさ、お前と初めて会ったんだよ」
女「あっそ」
男「その時に……綺麗だな、て思った」
女「……あっそ」
男「それでこんな所でこんな綺麗な人と会えるてぇって思って声掛けた。もうそれは下心丸出しで」
女「あっそ」
男「そんで声かけてお前の第一声が『あっそ』だもんな。本読んでて目も合わせてくれんかったし、普通に凹んだぞあの時は。
  でも、あきらめずにもう一回話しかけた。また『あっそ』って返された。もう一回話しかけた。そうして何度も話しかけて
  やっと女はこっちを向いてくれた。そん時は普通に嬉しかったよ」
女「……」
男「それからずっと女の所へ行った。そうしている内にどんどん話しかけてくれるようになって、女の意外な一面が
  色々と見ることが出来て――どんどん惹かれていった」
女「――え?」

男「女、好きだ。俺と付き合ってくれ」

986: 佐賀暦2006年,2006/11/02(佐賀県教育委員会) 01:06:01.93ID:fX++svDi0
女「!!? ……あ、あっそ」
男「あっそじゃ分かんないって。……やっぱ、友達としてしか見れないか?」
女「……」スタスタスタ
男「お、女?」
女「黙って」
男「え――」

 ――ちゅ

男「ぁ……」
女「……これが、私の返事」
男「え、あ、えぇ、ちょ、は、ま、マジか!?」
女「……うん。私も、男のこと、好き」
男「え、ええっと。い、至らない所があるとは思いますが、末永くどうも」
女「うん……こちらこそ」
男「……あ、あのさ」
女「ん?」
男「もう一回、キスして良いか?」
女「あっそ……いいよ」

 それから男と女は、お互いの気持ちを確かめ合うように、何度も、何度も、口付けを交わした。

女(さっきの、訂正。今年は……人生最高の誕生日)

987: 佐賀暦2006年,2006/11/02(佐賀県教育委員会) 01:06:44.37ID:fX++svDi0
 エピローグ

男「そんじゃあ、帰るか」
女「うん」
男「うおっ、やっぱ日が沈むと結構寒いな。女、大丈夫か?」
女「うん。私はこれがあるし」
男「早速プレゼントが役に立ったようで」
女「うん。……あ、男」
男「ん? どうし――」

 ――ふぁさ

男「ヘ?」
女「マフラー、お裾分け」
男「あ、あのっ、女! ちょっと近――」
女「……駄目だった?」
男「い、いやそのお、あ、ありがとう。で、でも」
女「でも?」
男「ちょ、ちょっと恥ずかしいんだが……」

女「ふふっ、あっそ♪」

 そんな幸せな放課後。
 この二人に、永遠に幸あれ――

989: 佐賀暦2006年,2006/11/02(佐賀県教育委員会) 01:09:06.14ID:fX++svDi0
な、何とか間に合った。
このスレでは何本か長編書いたが本当に楽しかった。
このスレに出会えて本当によかった。
皆ここまで読んでいただきありがとう!

「あっそ」スレよ、栄光あれ!

引用: 新ジャンル「あっそ」