390: 2015/09/04(金) 21:33:30.06 ID:E0g+UNVg0


前回:神通「練度99」

最初から:神通「ランダウンプレー」

「艦これ」運営鎮守府 公式カレンダー二○二六
「艦これ」運営鎮守府 公式カレンダー二○二六 

 夕立、頑張ったっぽい

 夕立、けっこう頑張ったっぽい

 夕立、すごく頑張ったっぽい

 夕立、一人で敵をぜんぶやっつけたっぽい!

 提督さん、褒めて褒めてー!

 夕立、提督さんに撫でられるの大好き!

 提督さんは、夕立を撫でるの好き?ほんとに?

 じゃあ提督さんは、夕立のこと好き?ほんとに?

 やったね!提督さん大好き!

 え?軽々しくないっぽい、本当だもん!

 そんなに連呼してないっぽい!提督さんのいじわる!

 提督さんなんてもう知らないっぽい!

 …………………………。

 嘘だよ?ごめんね、驚いたっぽい……?

 うー……ノーダメージっぽいー!

 でも


 提督さん。本当に大好きだから




────────────────────────────────────────





391: 2015/09/04(金) 21:33:59.55 ID:E0g+UNVg0


夕立「ね、提督さんは、この戦争が終わったらどうするっぽい?」

提督「それ完全にフラグな気がするんだが……」

提督「そうだなぁ。そういえば考えたこともないかもしれない。戦況が予断を許さないからな」

夕立「でも最近は敵も大人しいっぽい」

提督「この近辺だけだろ?一時的なものさ。そうでなくともまだ終わることはないと思う」

夕立「でもでも、たまには夢とか、もしもの話とか」

夕立「『将来の話』とか楽しいっぽい!」

提督「はは、将来か、久しぶりに聞く単語だ」

夕立「提督さんはそういうこと考えないの?」

提督「特には」

夕立「忙しいから?」

提督「それもあるけど」

夕立「最近は書類も少ないから、余裕もあるっぽいよ?」

提督「そう。つまり別の理由が大きいな」

夕立「どんなの?」

提督「……………………。いや、気にしないでくれるとありがたい」

夕立「そっか。わかったっぽい」


392: 2015/09/04(金) 21:34:30.66 ID:E0g+UNVg0


提督「さてと、今日も早いとこ片付けてのんびりしようか」

夕立「もう終わったっぽい!」

提督「えっ」

夕立「ほら」

提督「…………夕立、お前こんなに仕事早かったっけ?」

夕立「少なすぎるだけっぽい」

提督「そんな少なかったか?」

夕立「6枚だけだったよ」

提督「まじか、夕立にしてはものすごく頑張ってるじゃん」

夕立「こ、これくらいできるっぽい!」

提督「…………まあいいや、じゃあ今日はもう終わりね」


393: 2015/09/04(金) 21:35:02.70 ID:E0g+UNVg0


夕立「提督さんとお話しするー!」

提督「またさっきの続きか?いいけどさ」

夕立「……あのね、不安なの」

夕立「あたしたちってその、兵器でしょ?」

提督「…………っ、俺はそうは思ってないからな?」

夕立「じゃあ人間だとして、この戦いが終わったらどうなるっぽい?」

夕立「解体?撃沈処分?それとも記憶が消えちゃうのかな?」

夕立「提督さんのことも忘れちゃって、もう提督さんにも会えないかもしれないんだよ」

提督「そ、それは…………」

夕立「……ごめんなさい、変な空気にしちゃったぽい」

提督「いや、俺は艦娘じゃないからわからないけど、そういうのを考えるのは普通なのかも」



394: 2015/09/04(金) 21:35:29.17 ID:E0g+UNVg0


夕立「夕立、提督さんと一緒にいたいっぽい」

夕立「ずっとずっと、いつまでも」

夕立「どこまでも付いて行くから。どこまでもだよ?」

夕立「解体されて消えちゃっても」

「撃沈処分で沈んじゃっても」

「なにかの実験とかでいなくなっても」

 ずーっと提督さんの傍にいるっぽい。

 提督さんが忘れちゃっても、夕立はずっと覚えてて見てるっぽい。

 でもその前に忘れないように、

 ずっと覚えてるように、

 心にも、体にも、

 『夕立』を刻み込んであげる。

 安心してね?


395: 2015/09/04(金) 21:35:58.93 ID:E0g+UNVg0


 記憶が消されちゃっても、すぐ夕立に会いに来て撫でてほしいっぽい。

 最初は戸惑うかもしれないっぽいけど、きっと思い出すから。

 また好きになるよ。

 時々面倒くさそうにするけどちゃんと撫でてくれることも、

 本当に頑張ったあとはわかっててくれて、髪の毛をわしゃわしゃするのも、

 ぜんぶぜんぶ好きになるよ?

 そういう運命っぽい。

 だから──────────…………


396: 2015/09/04(金) 21:36:25.24 ID:E0g+UNVg0


提督「いなくならないから安心しろ」

夕立「提督さんは、あたしたちがどうなるか知ってるの?」

提督「いや、知らないけど……。こういうのは終わってから考えることだ、きっと大本営ですら見当も付いてないんだろ」

夕立「終わったら考えるっぽい?」

提督「終わったらな」

夕立「…………終わるよ、『そのうちに』」

夕立「もし、もしもだよ」

夕立「艦娘のことは指揮官に任せる、とか言われたらどうするっぽい?」

提督「そのときは希望を優先させて最善を尽くすかな」

夕立「なんでも?」

提督「俺にできる範囲のことならね」

夕立「────大丈夫っぽい。提督さんにしかできないこと、提督さんじゃなきゃダメなことしか頼まないっぽい」

提督「例えば?」

夕立「うーん…………それはちょっと機密事項っぽい」

夕立「でもね、きっとみんなが幸せになるよ」

提督「そうか。じゃあ喜んで引き受けるな、きっと」

夕立「ちゃんと待ってて欲しいっぽい」

提督「何を?」

夕立「そんなに待たないかもしれないけどっ」

夕立「ふふーん♪」



397: 2015/09/04(金) 21:36:54.05 ID:E0g+UNVg0










 …………──────────遅くなっても、ずっと待ってるっぽい──────────…………










398: 2015/09/04(金) 21:38:11.04 ID:E0g+UNVg0
入れ忘れました
>>390からの投下は『ランダウンプレー 夕立』編となります

暁「ランダウンプレー」

引用: 神通「ランダウンプレー」