1: 2011/07/07(木) 23:42:36.54ID:P+KSocF40
久しぶりにやってみようかと

女「おはよう男、今日も遅刻か」

男「おはよーさん・・・いやぁ、目覚ましの電池が切れかけててさ」

女「ああ、電子音のやつってだんだん音が小さくなるよな」

男「そうそう。ってここ俺の家の前だぞwお前も遅刻してるよw」

時刻は8時33分。朝のSHは40分開始だ。
学校までは自転車で10分はかかるので、授業にこそ何とか間に合うが遅刻はまぬがれないだろう。

男「しかもお前徒歩だろwあ、もしかして俺を待ってくれてたのか?」

女「いや、急げば2分で着くから・・・ksk!」

バイク通なのか?
そう聞こうと振り向いた時、既にそこに彼女の姿はなかった


葬送のフリーレン(15) (少年サンデーコミックス)

2: 2011/07/07(木) 23:44:31.16ID:AIE+aaVM0
代行ありがとう

続き↓

そして俺は結局、授業にまで遅れてしまった

男「お、おはようございます・・・」

世界史教師「男か。今日ので残り4回になったぞ」

男「なんのカウントダウンなんっアイタッ―!」

世界史教師「いいから座りなさい」

男「は、はい」(ギネスブックでなぐることないだろ・・・!)

女「アイタッーって。フッ。フフッ」

男「やかましいっ。あ、そういえばさ。
 お前ってバイク通なのk・・・笑いすぎ」

男(まぁいいか)

5: 2011/07/07(木) 23:51:24.77ID:AIE+aaVM0
四時間目

英会話教師「へい、でゅわ皆、お隣の人とぅペアを組んでくださーい」

男「じゃ、俺がAの人やるから」

女「よし、どんとこい」

男「He absolutely can not do that. ビコーッ!・・・舌噛んだ」
訳:彼はそれを絶対に行うことができます。なZーッ!・・・Tongue chewed

女「ドジ。警報かと思ったぞ」

男「難しいんらって。いったー」

英会話教師「ああん、無理しなくていいかりぁ。」

男「あーじゃ、お前がAやってくれ」

女「オーケー。He absolutely can not do that. Because (カチッ) Bob.」
訳:彼はそれを絶対に行うことができます。なぜならボブだから。

男(カチ・・・?)

6: 2011/07/07(木) 23:53:08.62ID:AIE+aaVM0
女「ふふん・・・どうした男、早くBのセリフを言え。ん?ん?」

男「ま、待て!お前セリフとばしてるって!!ビコーズの所から最後まで!」

女「ん?そんなはずは・・・ハッ」

男「ビコーズボブってお前、ボブどんだけ人格者なんだよ!
 ボブだったら何やってもいいってのかよ!」

女「変なツッコミ入れるな!あと、こっち寄り過ぎ・・・だっ!」

男「アイタッー!」

女(男が鈍くて助かった・・・英会話は要注意だな)

男「・・・・・・。」

英会話教師(あら?なにか、鈍い音が聞こえたWAになって踊ろうらんらららー・・・ハッ)

7: 2011/07/07(木) 23:55:12.79ID:AIE+aaVM0
昼休み

男「悪いな。弁当なんか作ってもらっちゃって」

女「別にいい。ついでだったし」

男「それにしては・・・ていうかもの凄く手が込んでいるように見えるが」

女「私は手際がいいんだ。なんでもいいから早く食え」

男「しかし、おかず?グラタンて。いただきます。」もぐもぐ

女「男の両親が旅行から帰ってくるまでの間だけだからな。
 ・・・・・・うまいか?」

男「お茶」

女「ほい。・・・で、うまいか?」

男「お茶うめー!」

女「そーれい」ゴツン!

英会話教師(あらん、また鈍いry)

9: 2011/07/07(木) 23:56:36.03ID:AIE+aaVM0
男「痛い痛い!俺、舌噛んでんだから!」

女「もう知らん!」

男(あ、ちょっと可愛い)
 「ごめんって。うまいよ。ホント美味いんだけどさ」

女「・・・なんだ?」

男「この激辛っぽいコロッケなんだけど・・・
 大好物なんだけどさ、舌噛んでるし、さっきのグーもあるし・・・」

女「全て自業自得だな。ま・・・仕方ないか」

男「じゃ、捨てるのもアレだし、女が食べてくれよ。食べさせてやるから」

女「えっ!?バッ、バヵッ!」

男「はい、あーー」

女「い、やっ、やメロスッ!んっ////」キラリン


男(奥歯・・・コレハ!)

11: 2011/07/07(木) 23:58:31.61ID:AIE+aaVM0
放課後

女「私は辛いのは好きじゃないのら」

男「いやー、知らなくてさ。ごめんごめん」

女「チクショウ・・・不覚ら」

男「あのさ」

女「ん?なんら強姦魔」

男「誰が強姦魔だ!あの、話があるんだけどさ」

女(この展開・・・まさかまさかまさかまs)

男「お前・・・加速装置付いてるだろ!」

女「ガーン」

12: 2011/07/07(木) 23:59:42.56ID:AIE+aaVM0
女「いや、ついてないよ(棒読み)」

男「あからさまに嘘が下手な奴だな女よ」

女(うっ・・・逃げ・・・)

男「おっと、高速で逃げたりしたらそれこそ付いてる証拠になるんじゃないか?
 俺は今から絶対にお前から目を離さないぜ?」

女「お前・・・どんだけ変Oなんだ」

男「そんなこと言っても今更動揺なんかしないぞ」

女「・・・とにかく帰りながら話そう」
 (ちょっと泣きそうだ・・・)

13: 2011/07/08(金) 00:01:30.01ID:WCV6SqxQ0
帰路・夕方

男「・・・。」
 (なんか、気まずい空気だな)

女「・・・。」
(どうしよう・・・やっぱ嫌われたか?変な空気だし・・・)

男「なぁ、別にさ、悪く言うつもりはないんだ」
 (ただ、単純に女のことが知りたかっただけなんだ)

女「ああ・・・・。」
 (男にだけは知られたくなかったな・・・)

男「・・・。」

女「・・・。」

15: 2011/07/08(金) 00:04:58.67ID:WCV6SqxQ0
別れ道・交差点

女は観念したらしく、自分の過去について話してくれると言った。

男「そこの花壇の前、座ろう。今暖かいもん買ってくるから」

女「いや、いい。話はすぐ終わるから」

男「あ、ああ・・・」

女「装置は、物心ついた頃にはもう装着されてた。
 私の家は発明家とNA○Aの宇宙研究員の両親で、私を実験に使っていた。」

男「ものすごい話だな。でも女の両親は普通に良い人だったような・・・」

女「過去の話。命令だったから。今は両親とものほほんと農業やってるよ。
 私のことは誰にも話さないし、親を恨む気持ちもないさ」

男「だったら・・・」

女「なにが不満かって言いたそうだな。そうだな、
 男にはわからんだろうが、普通じゃないってのはそれだけで嫌なものさ」

男「む・・・。」
 (カチン)

18: 2011/07/08(金) 00:12:56.07ID:WCV6SqxQ0
男「俺は両親とは仲良くないから、お前が羨ましいよ」
 (男にはわからないか・・・でも俺は、お前を)

女「・・・なんだ、挑発してるのか?私が贅沢だとでも言いたそうだな」
 (本当は、男に私が普通じゃないって、知られたくなかっただけなんだ)

男「ああ、お前は贅沢さ。・・・・そんなちっぽけなこと。
 もっと大切なものがあるだろ・・・!」
 (今。言え、男・・・俺にとっても大切なものだろ・・・!)

女「ぐっ、男・・・お前・・・!!!」
 (やめてくれ・・・気持ちが、言葉が出てしまう・・・!)

>>16
thx
実は未発表の過去に書いたものを直しながら投下してる
厨臭さは残して

19: 2011/07/08(金) 00:13:57.25ID:WCV6SqxQ0
その時、一台の大型トラックが、交差点から歩道へ突進してきた

ブブッ!!ブーーーーーッ!!

女(危ない!)カチッ!

俺は何がなんだかわからなかった。
時間の狭間を駆ける感覚がこめかみをかすめた。

気づけば俺達は、向こう側の歩道に二人重なって倒れていた

男「・・・あのさ。」

女「・・・。」


男「好きだ」

女「ああ・・・・・ああ。・・・・・・・・・私もだ。」

20: 2011/07/08(金) 00:15:35.70ID:WCV6SqxQ0
二部

~別れ道・交差点

女「じゃ、じゃあまたな!////」

男「お、おい!・・・ま、いいか。明日も会えるんだし」

女(だ、だめだ・・・恥ずかしすぎる!明日学校休もうかな)

22: 2011/07/08(金) 00:18:07.69ID:WCV6SqxQ0
翌日

女「おははようう男、今日も遅刻か!馬鹿め!ふはは!は」

男「無理しすぎだろ!装置発動するぞ」

女「う、うん・・・すまん。よし、行くぞ」

男「今日は一緒に遅刻か?それこそ無理して付き合うことないんだぞ」

女「いや、いいんだ。元々、毎日こうやって男の顔見に来てたんだから
 ホントは一緒に遅刻したりする方が楽しいんだ」

男「急に落ち着いたな。まぁその、昨日は言いそびれたけどさ・・・よろしくな」

女「あああ改めなくていい!!いっとくが私にデレ要素はないぞ?」

男「嘘つけ・・・」

25: 2011/07/08(金) 00:22:00.79ID:WCV6SqxQ0
休み時間

男「ほい、イチゴチョコ乳」

女「ありがと」ちゅーちゅー

男「そういえば、あのことって両親と俺の他に誰か知ってる奴いるのか?」

女「えっ?い、いや、男と付き合ってるなんてまだ友達にも言ってないが・・・///」

男(なんか勘違いしてるけど可愛いな)
 「違うって。加速・・・ゴニョゴニョ・・・のことだ」

女「ああ、それは問題ない」

男「そっか。・・・・そうだ。俺が装置のこと知ってるってのは両親に言ったのか?」

女「そういえば言ってないな」

27: 2011/07/08(金) 00:24:16.07ID:WCV6SqxQ0
男「それ、まずくないか?両親にとっちゃ、誰にも知られたくないんだろ」

女「そうか・・・私すっかり舞い上がってて、全然考えてなかった・・・ハッ」

ニヤニヤ

女「ニヤニヤすんな!!!んーでもま、たぶん大丈夫だ」

男「ほー・・・あてにしていいのか?」

女「任せておけはざま」

29: 2011/07/08(金) 00:27:23.05ID:WCV6SqxQ0
放課後・作戦会議室

デンデン デケデンデンデン デンデン デケデンデンデケデケ

女「んでは!作戦を説明しよう!」

男「ちょっといいですか総統。ここはどこですか」

女「黙れ愚か者!消し炭にされたいか!」

男「ヒィッ!ど、どうぞ」
 (気合入ってるな・・・嬉しいけど)


女「作戦の目的は単純明解。つまるところ、私の両親に男が認められればいい。」

男「信用に足る人物だとわからせれば良いわけですね。ですがそれはつまり・・・」

女「そう、うちに挨拶に来ればいい。」

31: 2011/07/08(金) 00:28:41.02ID:WCV6SqxQ0
男「やっぱそうなるのか。うーん、もうちょっと日を開けないか?
 その・・・お互いのこともっと知り合った上で、とか」

女「今更だな・・・私は男のほとんどを知っているぞ」

男「こわっ!・・・・あ、じゃあ、保険・・・
 といっちゃなんだけど、こういうのはどうだ?」ゴニョゴニョ

女「・・・本気で言ってるのか?」

男「うん」

女「私は反対だ。というかそんなこと考えるな!」

男「そうか・・・すまん」

32: 2011/07/08(金) 00:33:39.30ID:WCV6SqxQ0
作戦決行前日・女宅

女「お母さん、お父さん。明日の夜、男が家に来ます」

女母「まぁ!じゃあ明日はごちそうね!あっ、あちらのご家族に連絡は?」

女父「うわあぁぁ!!こりゃ大変だ!彼氏が家に!彼氏が!
  どうしよう母さん!威厳があるとこ見せないと!あと赤飯!」

女母「縫い付けますよお父さん」

女父「え?なにを・・・?」

女「あ、あの、向こうの両親は今旅行中で、こっちから連絡とれないみたいなんです。

 それで・・・」

女父「ですよねー。」

女母「ああ、そうだったわね。じゃあ明日は新米の方を炊きますね。
 おもてなしは母に任せなさい。」

33: 2011/07/08(金) 00:38:55.90ID:WCV6SqxQ0
作戦決行日・夜・女宅

男「こんばんわー」
 (女の両親の顔見るのなんていつぶりだろうな)

女「いいいいいらっしゃい!!」
 (今気付いたけど、男が彼氏ってバレてたのスルーしてるな@筆者)

男「お前が緊張してどうするんだ!」
 (部屋着?可愛いな。ピンクてw)

女父「母さん!この彼氏ツッコミできるよ!つっ子mぶげlちっ!!」

女母「(私の右手をわずらわすな)
 あらー。いらっしゃい。さ、どうぞあがって」

男「お、お邪魔します」
  (母>父か・・・・)

34: 2011/07/08(金) 00:40:22.42ID:WCV6SqxQ0
女「えーと、知ってると思うけど、男君です」

男(男君て・・・w)
 「どうも、男です。その、女さんと付き合わせていただいています」

女(さん付け・・・ぷっ)
 「ふふっ、あ、ごめんなさい。彼は男父さんと男母さんの息子です」

女母「あら、そうなの。どうりで見たことあると思った」

女父「ですよねー。知ってる。」

男「どうも。たしか両親とは仕事で一緒になったことがあるとか」

女(うわ、私パジャマだ)

35: 2011/07/08(金) 00:45:25.17ID:WCV6SqxQ0
女「そういえば、私も詳しい話は聞いたことがありません」

女父「うん、せっかくだし話しておこうか。いいよね?母さん」

女母「そうね、何にも知らないままじゃ男君も気持ち悪いものね。
 私はあんまり覚えてないから、お父さんお願いね。」

女父「父の出番!!そうそう、母さんは色んな職についてたもんね。
   だから色んな制服を持っていてね、それで毎ばんーんんー
   んーんーん。するのが夢なんだ父。・・・あれ?」(縫い付けられました)

男(こわい。でもうちの両親って悪いイメージしかないんだろうなぁ)

女父「ああ、脱線してしまうところだった。
   さて、どこから話したものか・・・。
   うん、まずは男君のお父さんのことから話そうか」

女「あ、私ちょっと着替えてきます」

36: 2011/07/08(金) 00:46:15.53ID:WCV6SqxQ0
女がいない食卓

女父「始めたばっかりですまないが、昔話はちょっと中断しよう」

女母「男君、はい。お茶どうぞ」

男「あ、どうもありがとうございます」

女父「それで、男君。女とは・・・Bまで?」

男「決めつけちゃったよ!何でそんなこと聞くんすかww」

女父「お約束だろう?で、どこまで?」

女母の目(キラキラ)

男「わくわくしてる目だ・・・まだ手も繋いでませんよ!」

女父・母「ヒューー!」

37: 2011/07/08(金) 00:47:38.10ID:WCV6SqxQ0
女「お待たせしてすいません」

女父「いや、でもこっそりAとかはしてるだろう?学校とかで・・・」

男「してませんてwもー」

女母の目(キラキラ)

女「わくわくしてる目だ!」

38: 2011/07/08(金) 00:48:50.33ID:WCV6SqxQ0
女父「ハッ!・・・さて、お話を再開しようか」

男「お願いします」
  (普通の私服も可愛いな。ズボンだけど)

女「男・・・これはどんな辱めだ」小声

男「しっ、あとであとで」小声

女父「男君のお父さんは、十数年前、私の妻と仕事をともにしていた。NA○Aでね



男「予想はしてましたけど、もしかして宇宙飛行士ですか?(だったらいいなぁ)」

女父「いや、数学者だった。ロケットを上げるための推進力とか色々計算する人ね」

女「イメージと違いすぎる・・・」

男(お前が言うなよ)

女母(あれ、そうだったかしら。ま、いいや)

39: 2011/07/08(金) 00:49:47.54ID:WCV6SqxQ0
女父「彼は当時、妻と付き合ってたんだよ」

男「へぇ、うちの髭親父にはもったいないです」

女父「でしょでしょ!君もそう思うよね!」

女母(うわ、全然覚えてないわw)

女父「彼は数学者の割に雑でね。私生活がとにかくボロボロだった。
  妻は困り果てていたが、当時は仕事仲間でもあったため、
  なかなか別れを切り出せなかったんだ」

男「・・・申し訳ないです」

女母「いいのよ。あんまり覚えてないし」小声

女(眠くなってきた・・・)

41: 2011/07/08(金) 00:52:52.80ID:WCV6SqxQ0
女父「そこでお父さん(女父)が登場!私は無人惑星探査機用の高性能カメラをNA○Aに提供

   していたからね。ちょくちょくバージョンアップに出向いていたのだよ。」

女母「お父さん、話がそれないようににお願いしますね。」

女父「わかっているよ。僕は当時、男君のお母さん・・・私の助手だったんだが、
   彼女と付き合っていた。しかしこっちも疎遠になっていてね。
   なにしろ私も彼女も開発に没頭していたから。
   そこで四人が同じプロジェクトのメンバーになった時、
   今のような関係になったんだよ」

男「なんていうか・・・世の中って狭いですね」

女「スースー」

男(女寝ちゃってるな・・・)
 「あの、毛布とかありませんか。女さんが風邪ひいちゃうんで」

女母「あらあら、いつのまに・・・そうね。ちょっとまっててね」

女父「ちなみに私のプロポーズの言葉はイタッ!」

女母「喋り過ぎですよお父さん」

女父「ニーはやめて!ニーは!」

男(女は寝てる・・・今こそ話すべきだろうか。装置のこと・・・)

44: 2011/07/08(金) 00:54:29.64ID:WCV6SqxQ0
女母がいない食卓

男「あの・・・」

女父「装置のことだね?」

男「う・・・はい・・・。その、俺だれにも言いません。
  自分自身も、特に特別視しているわけ・・・いや、多少はしてますけど、でも!
  それが原因で女さんを見放したりとか絶対・・・」

女父「わかっている。元々、私達夫婦の責任だしね。だが、安心できるとも言えない。」

男(すごく真剣な顔だ・・・これが父の威厳ってやつか。
  やっぱりあの手を使うしかないのか)
  
男「わかりました・・・では、こうしてはどうでしょうか」

45: 2011/07/08(金) 00:58:33.77ID:WCV6SqxQ0
女母「はい、毛布。あなたがかけてあげて」

男「ありがとうございます・・・」

女母(あら?どうしたのかしら・・・心なしか空気が重いような・・・)

女父「母さん」小声

女母「あら、どうしたのお父さん。怖い顔して」小声

女父「実は・・・ゴニョゴニョ」

男(やっぱ怒るか・・・俺にも装置をつけて秘密を共有しようなんて。
  あ、早く毛布かけないと)

女父「不安だろう。間違ってはいないが、悲しい選択をする子だ」

46: 2011/07/08(金) 01:05:15.72ID:WCV6SqxQ0
女母「両親からの愛情が足りてなかったのかしら。
   根は真っ直ぐなだけに、少し不安だわ」

男(後で謝っとこう。女にも女の両親にも・・・。
  ああ、寝顔が一番可愛いな・・・ちょっと笑ってる・・・?)

女母(あら・・・ふふ・・・)
   「お父さん、あれをみてくださいよ。あの顔・・・」

男(女の両親に認めてもらうにはどうしたら・・・
  他に手は・・・女可愛いな・・・いや、
  こいつのそばにいるには・・・ただそばにいるには
  今考えてることなんて、関係ないことなのかもな)

47: 2011/07/08(金) 01:06:37.45ID:WCV6SqxQ0
女父「なんだい、誰の顔を・・・あっ・・・ああ、あの顔・・・」

女母「同じですよ・・・私達があの子の寝顔を見る顔と・・・フフフ」
  (愛情と迷いと決意の入り混じった、複雑な顔・・・)

女父「お父さん、任せてみようかな!」

女母「ええ、そうしましょう」

男(ああ・・・っ!とりあえず、なんて謝ろう・・・!)

48: 2011/07/08(金) 01:09:02.20ID:WCV6SqxQ0
男「お邪魔しました」

女父「またきてね!!」

男「は、はい・・・」
 (あれ?ご機嫌だ・・・いや、でも謝っとかないと)
 「あの・・・さっきの件なんですけど・・・」

女父「ああ、いいよいいよ!ちなみにいつAをゲフッ!」

女母「装置はつけないけど、あなたのことは十分信用してるわ。
   またいつでもいらっしゃい」

男「あ、ありがとうございます!じゃあ、これで失礼します。」
  (よ、よかったー。女にはまた謝っとこう)

女父「あッ!そうそう、君の両親だけどね、
   たぶん旅行とかじゃなくて放浪してるよ!」

男「ガーン」

49: 2011/07/08(金) 01:12:43.20ID:WCV6SqxQ0
作戦決行日・深夜・帰り道

男(最後が一番の衝撃だったな・・・)

回想

女父「あの二人自由人だから、蓄えたお金と、音楽とかで金稼ぎながら放浪してると思うよ。
   いつ戻ってくるか知らされてないなら、自分から連絡とったほうがいいよ!」

回想終

男(連絡か。嫌いなんだよな、親。放任主義にも程があるし、だいたいなんだよ放浪って。
 あ、でもちっさい頃はよく一緒に外国とか行ったなー。今思えばあれも放浪か)


男の部屋


男(あー、そういや最後に親の顔見たのいつだっけ・・・2年前、かな。高校の入学

式の時・・・か。
  入学式に来たんだから、卒業式にもくるのか・・・?って何期待してんだ俺。寝

よ)

その日は久し振りに両親の夢を見た。

50: 2011/07/08(金) 01:14:16.87ID:WCV6SqxQ0
翌日・朝

男「おはよう女」

女「おはよう男。今日は遅刻・・・いや、ギリギリ間に合うか?」

男「おう!チャリならな」

女「今まで必要ないと思って自転車は買わなかったが、
  私も買った方がいいな。これは」

男「そんなんいいよ。ほれ、後ろ乗れ!」ヒョイ

女「こらっ、なにを・・・///」

男「行くぞー!」

女「突然漕ぎ出すな!・・・風が気持ちいいな。
  加速装置作動中は周りの者すべてがゆっくり流れているような
  感覚だから、こういうのは初めてだ」

男「そう、そりゃ良かった!あーあとな、あれ、言っちまったわ!すまん!」

女「えー?よく聞こえーん!」

男「・・・なんでもなーい!」

52: 2011/07/08(金) 01:17:58.93ID:WCV6SqxQ0
三部

 一ヶ月半後・2月・男の部屋

 女と付き合いだしてから、何だか俺には心の余裕っていうか、
 穏やかな気持ちが芽生えてきた。

 女は、加速装置を適度に使って散らかった俺の部屋とかを掃除してくれたりする。
 放浪中の両親についてはまだ、自分の気持ちがよくわからない状態だ。

 しかし、今日。おそらく初めて、俺は両親に自分から電話しようとしていた

女「いつまで携帯とにらめっこしているつもりだ。男よ」

男「いやぁ、ははは・・・ていうかお前、その口調何とかならないのかよ。
  両親と話す時とはえらい違いなんですけど」

女「これは照れ隠しだ」

男「お前、前にデレ要素はないって言ってなかったか?可愛いから許すけど」

女「可愛いとかいうな!!///」

男「ちOちんかもかも」

女「なんだその卑猥っぽい言葉は!早く電話しろよ!」

53: 2011/07/08(金) 01:20:31.82ID:WCV6SqxQ0
男「・・・・・・・・・・はー。だーめだ。電話できねぇ」

女「おいおい、わざわざ本まで買ってきたんだぞ。鏡の法則とかいうやつ。
  あの通りの手順でやれば両親号泣なんだぞ」

男「その本の状況とはちょっと違うだろ。って愚痴ってもしゃーないか。ごめんな」

女「・・・両親は今どこにいるんだ」

男「えーと、GPSによるとジンバブエにいるな」

女「手紙とか書いて送ればいい。うん、それがいい」

男「でもジンバブエだぞ・・・国際便とか使ったことないし、届くかどうか・・・」

女「良いから書け!」

 なぜこんなことになったのか。それにはちょっとした理由もあるのだが、
 とにかく、今じゃないと色々とダメな気がしていたのは正直なところだ。

55: 2011/07/08(金) 01:23:55.70ID:WCV6SqxQ0
翌日

男「よし、書けた。まさか一晩かかるとは。あとは、便せんに入れて・・・」

女「スースー」

男(ものすごく可愛い・・・)
 「ありがとうな、女」

ガバッ
女「んむ、できたか!」

男「おおお、寝起き良いな!」

女「拝見!」バッ

男「お、おい!」

女「うむ、いいだろう。ぷっ、男よ、お前字まるいな!w」

男「ほっとけ!てかお前俺のことはほとんど知ってるんだろうが」

女「いや、窓からでは字がどうとかはみえなかった。」

男「ひくわ」

56: 2011/07/08(金) 01:26:35.43ID:WCV6SqxQ0
女「・・・・・では」

男「ん?」

女「行ってくる!」

男「何・・・ぐおっ!!」

強烈な風が吹いたかと思うと、女は消えていた

ヒラリ・・・

男「置き手紙?伝言か?」

【任せておけはざま】

男(気に入ってたんだ・・・)※筆者が

57: 2011/07/08(金) 01:28:09.55ID:WCV6SqxQ0
一時間後

男「あいつ・・・まさか手渡しで届けに行ったんじゃないだろうな・・・」

ビュン

女「そのとおりだが」

男「あ!お前、心配したぞ!ていうか服は大丈夫なんだ」

女「何を期待していたんだ馬鹿!///この服は父の特注だ!」

男「て、手紙は・・・?」

女「塵になった」

男「ガーン」


支援してくれてる人ありがとうございます。
四部のための複線もあるっちゃあるけど、三部で終わりです。
あとちょっと

59: 2011/07/08(金) 01:29:50.28ID:WCV6SqxQ0
女「大丈夫だ。ちゃんと内容を暗記して伝えてきた」

男「そんな機能まであるのkアイタッー!」

女「普通に覚えたんだよ!あと、近いうちに
  こっちに帰ってこれるかどうかは、わからないそうだ」

男「そうか・・・まぁ期待せずに待つよ」

女「期待しとけ。男の両親は、お前を裏切ることはしないさ」

男「なんでそんなことわかるんだよ」

女「いや、その・・・・良いから信じておけ!両親が信じられないなら私の言葉を信じろ」

男「ああ、それなら大丈夫そうだな。ありがとう、女」

女「・・・・これは・・・・良いムードというやつなのか?」

男「ご自由にw」

60: 2011/07/08(金) 01:33:10.78ID:WCV6SqxQ0
そして、三月某日

男「女ー」

女「男!その・・・スーツ、凛々しいな////」

男「カッコイイって言えないあたりが、また可愛いな」

女「しまった・・・墓穴を掘ってしまった」

男「あ、どうも。女父さんと女母さん。ごぶさたです」

女父「卒業おめでとう男君!娘も君もこんなに立派になって
   ・・・ぼかぁ嬉しいよ・・・」ぐすん

女母「あなた、はい。つ【チラシ】
  ・・・男君のご両親は、結局来なかったわね」

女「心配いりませんよお母さん。私がいます」

男「ええ、俺は大丈夫ですよ。ありがとうございます」
 (女父の扱いが毎回ひどい・・・)

男「さて、大学も一緒のとこに入れて安心したし、帰ろうか」

女「ああ、春からは・・・その、一緒に暮らせるんだよな///」

男「・・・・・ああ」

61: 2011/07/08(金) 01:36:57.15ID:WCV6SqxQ0
おーい

男「あれ、誰だあれ・・・・浮浪者・・・?」

男父・男母「おーい!!男ー!帰ったぞー!!」

男(あれ・・・なんだ、なんでこんなに・・・嬉しいんだ・・・)
 「・・・・女!!行こう!紹介するよ!」

女「え?!そんないきなり・・・わ!ちょっと!」
 (こういうの!こういうのだめだって!)

男「・・・おかえり!」

男父「長い間、ほったらしてすまんな!」

男母「こんなに立派になって・・・やっぱり子供は一人でも育つものね・・・」

男「へへ・・・いや、ていうか!・・・なんていうか!!!あんたら無責任すぎだって!!
  ・・・まぁ、でもさ、親は親だって、俺さっきわかったよ。」

女(あ・・あわ・・あわわ・・・/////・・・だめだ!耐えきれない!!)

男「あーなに話したら・・・あっ!紹介するよ!
  この子、俺の彼女で、女っていうん・・・・あああいねぇええええええ!!!」

桜吹雪が止んだ後、またしてもそこに彼女の姿はなかった


おわり

引用: 新ジャンル「○○装置付き」