1: 2010/12/28(火) 02:13:08.03ID:Wu2feGk10
ジリリリリリリ

俺「・・・・・」モゾモゾ

カチッ

俺「・・・・・」

俺「・・・・・」

俺「・・・奴が来る・・・」

ガサ・・・ゴソ・・・

俺「!!」

俺「やっぱり!!」

ドタドタ

ガラッ

カラス「!!?」

俺「てめえええぇぇぇぇ!!!今日こそは氏んでもらうぞぉぉおお!!!」

カラス「クエェエアァェエァアア!!!」
葬送のフリーレン(15) (少年サンデーコミックス)
2: 2010/12/28(火) 02:20:19.51ID:Wu2feGk10
カラス「クエアァェ!!!」

バッサバッサ

俺「うぉっ!?」

カラス「クァアァー!」

俺「チッ 逃げるつもりか!?」

カラス「クァクァクァww」

俺「人んちのベランダを散々荒らしといてタダで済むとでも思ってんのか!?」

カラス「クククェwww」

9: 2010/12/28(火) 02:25:53.16ID:Wu2feGk10
俺「・・・おっと」

カラス「?」

俺「こんな所に丁度イイ石が」ニヤニヤ

カラス「グギィ!?」

俺「これでも・・・」

俺「くらいやがれえええええええ!!!!」ブンッ

カラス「ギャッ!!!」ゴスッ

ヒュルルル…

俺「ざまぁwww落ちてやんのwww もう二度と来んじゃねーz


       「痛ッ!!」


俺「・・・・・・・え・・・?」

10: 2010/12/28(火) 02:30:36.88ID:Wu2feGk10
俺「し・・・・しまった・・・・」

俺「投げた後の事・・・考えてなかった・・・」

俺「今の声、まさか・・・・」

俺「 人 に 当 た っ た ? 」

俺「あの石重さで・・・この高さから落としたら・・・」

俺「・・・・・」

俺「う」

俺「うわあああぁぁぁああああぁぁぁ!!!!」

11: 2010/12/28(火) 02:32:57.99ID:Wu2feGk10
俺「くそ、ここからじゃ見えない」

俺「と、とりあえずあそこまで行ってみるか」

俺「・・・し、氏んでたらどうしよう・・・・」ガクブル

12: 2010/12/28(火) 02:38:36.49ID:Wu2feGk10
俺「ハァ・・・ハァ・・・・」

俺「確かこの辺りだったハズ・・・」

キョロキョロ

俺「!!!」

俺「嘘だろ・・・人が・・・・」

俺「まさかホントに・・・」

ダッ

俺「―――――――!」


13: 2010/12/28(火) 02:47:03.48ID:Wu2feGk10
俺「・・・ちょ・・・・ま・・・・・」プルプル

俺「ぜ・・・・ぜぜぜぜぜんr」

俺「・・・・なんで全裸なんやねん!!!」

俺「ハッ・・・俺としたことが混乱したあまりつい関西弁を・・・!」

  「オカーチャン、イッテキマース!」

俺「・・・! マズいぞ! そろそろ学生が通学する時間だ!!」

俺「野外でこんな所を見られたら大変な変O扱いされてしまうではないか!!」

俺「あ、あの! 大丈夫ですか!? 意識はありますか!?」

 「 」

俺「ぐ・・・くそ・・・」

「オトウチャン、イッテキマース」

俺「うわあああああああああああああああ!!!!」

14: 2010/12/28(火) 02:54:56.41ID:Wu2feGk10
俺「ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・」ゼーゼー

俺「大変な事をしてしまった・・・」

俺「石をぶつけた上に家に連れ込んでしまった・・・」

俺「裁判起こされたら負けるだろうな・・・ハハ・・・」

俺「・・・・うわあぁぁぁん」ブワッ

 「う・・・」

俺「!!」

俺「そうだ!そんな事より手当てをしないと!!」

俺「笑い話じゃ済まなくなる前に、少しでも罪を軽く・・・」

俺「・・・罪・・・」

俺「・・・・うわあぁぁぁん」ブワッ

16: 2010/12/28(火) 03:00:14.08ID:Wu2feGk10
俺「髪の毛は・・・長いな」

俺「癖っ毛なのか、結構ボサボサだ」

俺「お・・・おっぱおは・・・」ドキドキ

俺「見ない。 絶対に。」

俺「ふ、何でって?俺は紳士だからさ」キリッ

俺「・・・・」

俺「・・・1人で何やってんだろ」

18: 2010/12/28(火) 03:10:11.22ID:Wu2feGk10
俺「いかん・・・混乱してるせいで手当てに手が当てられん」

俺「手当てだけに」キリッ

 「・・・・うぅ・・・」

俺「!? 意識が・・・!」

俺「そうか!!駄洒落が意識を取り戻すカギなのか!!」

 「うぅん・・・」

俺「そうか!よーし!!」

俺「隣の柿はよく客食う柿だ隣の柿はよく客食う柿だ隣の柿はよく客食」

 「うぅぅ・・・」

俺「隣の柿はよく客食う柿だ隣の柿はよく客食う柿だ隣の柿はよく客食う」

 「う・・・う・・・」

俺「隣の柿はよく客食う柿だ隣の柿はよく客食う柿だ隣の柿はよく客」

 「うるせえええぇぇえぇぇぇえええ!!!!」

  バ キ ン !

 「アたぱァ!!!!」

19: 2010/12/28(火) 03:21:35.00ID:Wu2feGk10
女「それダジャレじゃねーから!!早口言葉だから!!」

俺「はい・・・」

女「ついでに柿と客が逆だ!!柿は客食わねーよ!!!」

俺「ごめんなさい・・・自分頭悪くて・・・」

女「そもそも言葉で意識が目覚めるって発想自体がもう救いようがないな」

俺「(えらい辛口な女の子だな・・・)」

女「・・・んー・・・?」

俺「な、なんですか?」

女「てめぇ・・・よく見りゃさっきの・・・」

俺「・・・!そ、その件については本当に深くお詫びします!!」

女「丁度いいぜ、なんだか知らねーが折角手に入れた体だ」

俺「・・・は?」

女「これで同じ条件ってワケだ」

女「今日こそとことんヤり合おうぜ」バキバキ・・・

俺「・・・え?」

20: 2010/12/28(火) 03:31:52.92ID:Wu2feGk10
俺「待ってください、貴方は頭を打って少々おかしk」

女「問答無用だぜ」ブンッ

 ズドム!

俺「ぐふぉ!!」

女「おぅおぅ、さっきの威勢はどうしたんだァ!?」

俺「(嘘だろ・・・この人・・・女の子だよな・・・!?)」

女「考えてる暇があるたぁ随分余裕だなぁ!!」

俺「お、落ち着けって!!」

 ダァン!

女「ぐ・・・・」

俺「はぁ・・・はぁ・・・」

22: 2010/12/28(火) 03:42:05.30ID:Wu2feGk10
女「・・・なんだよこれ」

俺「・・・と、とりあえず・・・一旦落ち着け・・・」

女「・・・ははぁん、さてはアタシに発情でもしたのか?」

俺「な!?」

女「アタシはお前の事なら何でも知ってるぜー」ニヤニヤ

女「お前に雌は寄ってこないもんなぁ・・・ま、当たり前か?」ニヤニヤ

俺「おおお俺はただ落ち着かせようと思っただけでそそそそそんなこと」

女「でもなぁ、お前ごときがアタシを犯そうだなんて・・・」

 グググ

俺「!?」

女「百万年早えぇんだよ!!!」

 ブワッ

俺「うわぁああああ!!!??」


    ガッシャーン

23: 2010/12/28(火) 03:51:59.99ID:Wu2feGk10
俺「ぐ・・・いてて・・・」パラパラ

女「アハハハハ!!アタシの勝ち、だな!!」

俺「(こうも簡単に投げ飛ばされるなんて・・・)」

女「・・・おっと」

俺「・・・?」

女「こんな所に丁度イイモノが」ペロリ

俺「ほ、包丁!?」

女「ヤるんなら最後までヤらないとなぁ」ニヤニヤ

俺「あわわわわわわわ」

24: 2010/12/28(火) 04:03:20.53ID:Wu2feGk10
俺「しょ・・・正気か・・・?」

女「あーあ、さっきのは痛かったなぁ・・・」

俺「(べ、ベランダに逃げて助けを・・・!)」ダッ

 バッ

女「なっ!?」

俺「た、たすけ・・・ん・・・?」

女「・・・・・・・・・」

俺「・・・あの・・・どうかなさいましたか・・・?」

女「・・・く、くそ・・・眩しい・・・」

女「・・・3秒以内に閉めやがれ・・・!!」

俺「・・・・?」

25: 2010/12/28(火) 04:11:32.43ID:Wu2feGk10
女「は、早くしろ!!」クワッ

    ポロリ

俺「あ」

女「あ」

    ザクリ

女「い、痛ぁぁあ!!」

    ヨロ…

    ガシャーン

    グラグラ・・・

    ゴチーン 

俺「・・・・・・」

女「 」

俺「うん、擬音だけじゃ何が起こったかさっぱり分からん」

俺「まぁなんだ」

俺「ドジで良かった」

26: 2010/12/28(火) 04:24:04.63ID:Wu2feGk10
女「――――んん・・・」

女「う・・・うぅ・・・」

俺「よぉ」

女「・・・!!」

俺「気が付いたか」

女「・・・なんだよこれ」ギチギチ

俺「また暴れてもらっちゃ困るからな、縄でガチガチに縛らせてもらった」

女「くそ・・・・」

女「ぐ・・・ぐぎぎぎぎぎぎ!!!!!」ギギギ

俺「無駄だぞ」

27: 2010/12/28(火) 04:26:47.13ID:Wu2feGk10
俺「2ちゃんねらに伝授してもらった最高の縛り方だ」

女「うおぉぉぉぉぁあぁぁぁあぁぁぁ!!!!!」ギチギチ

俺「足掻けば足掻くほど締まってくるぞ」

女「くそったれぇぇええぇぇええぇぇ!!!!」

女「ハァ・・・・ハァ・・・・」

俺「・・・・・・」

女「ハァ・・・・ハァ・・・・」

俺「・・・・・・」ドキドキ

女「・・・ほ・・・・」

俺「・・・ほ?」

女「・・・ほどいてぇ・・・」

俺「!?」

29: 2010/12/28(火) 04:36:53.73ID:Wu2feGk10
俺「な・・・ななな!?」ドキドキ

女「これ・・・動くとヘンな所が擦れて・・・変な気分になっちゃうのぉ・・・・」ギチギチ

俺「ままままさか」

女「ん・・・あぁん・・・は・・・・はやくぅ・・・」ピクピク

俺「あばばばばばば」

女「ねぇ・・・おねがいだから・・・ねぇ・・・?」

俺「(だ・・・だめだ・・・こんな気が狂った奴・・・)」

女「・・・ほどいてくれたら、お礼に×××してアゲちゃうかもぉ・・・」

 
  ズキュウウウウウウウウウウン


俺「姫、今解放しますからしばしお待ちください」

女「はやくぅ・・・きてぇ・・・・」

30: 2010/12/28(火) 04:47:05.10ID:Wu2feGk10
女「・・・」ニヤリ

 バ キ ン !

俺「オでゅパァ!!!」

女「アッハハハハハハ!!!やってやったぜ!!!アハハハハハ!!!!」ゲラゲラ

俺「・・・・・・・」ポタポタ

女「こんな芝居に騙されるなんてバッカじゃねーの!?アッハハハハハ!!!」ゲラゲラ

俺「(この状態であんなに動けるとは・・・)」ポタポタ

女「ぺッ!」

俺「・・・・」ベットリ

女「アッハッハッハッハッハッハ!!!!」ゲラゲラ

俺「・・・・許さん」

女「アッハッハッハッハ・・・あ?」

31: 2010/12/28(火) 04:55:10.43ID:Wu2feGk10
俺「くらえ!!懐中電灯ビーム!!」

女「うわっまぶしっ!!」

俺「ぬははは!!お前が光に弱い事は分かってるんだ!おとなしく俺に服従するがいい!!」

女「分かった!悪かったよ!」

女「眩しいから早くそれ下ろせ!!」

俺「おっと? モノの言い方がなってないようだな?」ニヤニヤ

女「あぁ!? 誰がテメーなんかに丁寧語なんて使うk」

俺「ホレ」ヒョイ

女「うわっまぶしっ!!」

俺「何か言ったかね?」ニヤニヤ

女「く、くそおぉぉぉぉおぉぉお!!!」

32: 2010/12/28(火) 05:14:53.60ID:Wu2feGk10
俺「柱に縛り付けりゃ流石に動けんだろ」

女「・・・・」ムッスー

俺「まぁこれでおあいこだな」

俺「確かに石が当てちゃったのは100%俺の過失だが、そこまで怒る事もないだろう?」

俺「あれはカラスを追い払うために投げた石なんだ、まぁなんだ・・・悪かったよ」

女「・・・・・」

33: 2010/12/28(火) 05:15:59.10ID:Wu2feGk10
俺「・・・・ん? そういやお前、投げたのが俺だってよく分かったな?」

女「・・・・・」

俺「ここからじゃあそこは見えないし、あの場所からもこの部屋は見えなかったぞ?」

女「・・・・てめーはホントに馬鹿だな」

俺「・・・・?」

女「アタシの今までの言葉をちゃんと聞いてたか?・・・いい加減察しろよ」

俺「・・・・」

(丁度いいぜ、なんだか知らねーが折角手に入れた体だ)
(今日こそとことんヤり合おうぜ)
(ヤるんなら最後までヤらないとなぁ)

俺「・・・・まさか・・・!!」

女「フン」

俺「お前・・・・精神病院から抜け出してきたんだな!!」

俺「それで裸なのか・・・納得」

女「氏ね」

34: 2010/12/28(火) 05:28:17.84ID:Wu2feGk10
女「分かった、1度だけ言ってやるよ」

女「てめーが理解できるかどうか分かんねぇがな」

俺「・・・」

女「私は カラスだ」

俺「I is karasu…だっけ?」

女「is じゃなくて amだ 中1レベルだぞ」

俺「すみません」

女「じゃなくて!! 私はお前が石をぶつけたカラスなんだ!!」

俺「あ、2回言った」

女「fuck」

俺「何それどういう意味?」

カラス「お前は最高に冴えた奴だって意味だ」

俺「へー」

38: 2010/12/28(火) 05:43:47.92ID:Wu2feGk10
俺「さて・・・自分をカラスと申すか・・・」

女「おめーにはもう期待してなねぇから考えなくていいぞ」

俺「そこまで重度の人だったとはな」

女「どっちがだろうな」

俺「分かった、ここはお前に合わせて考えてみよう」

女「どーも」

俺「お前があのカラスだったとして、なんで今人間の姿をしてるんだよ?」

女「・・・詳しくは分かんねぇが、あの石が当たった時に何かが起きたような・・・」

俺「この石か?」

女「何で持ってんだよ」

俺「いや、綺麗な石だったから飾ろうと思って」

女「・・・へぇ・・・」

 グギュルルルルル

女「・・・・・・・」

俺「そろそろ夕飯の時間か、お詫びといっちゃ何だが、なんか食わせてやるよ」

40: 2010/12/28(火) 05:53:29.15ID:Wu2feGk10
 ホカホカ

俺「出来たぞー」

カ「だ、誰がテメェが作った飯なんか食うか!!」

俺「食わないのか?」

カ「あぁ!!テメェが作った飯を食うぐらいなら飢え氏にした方がマシだぜ!!」
 
   グギュルルルルル

俺「・・・・体は素直だな」

カ「く・・・」

俺「いただきまーす」パクパク

カ「あ・・・・」

俺「マジおいしいわー俺料理の才能あるわーコレ」チラリ

カ「・・・・」ダラダラ

 グギュルルルルル

俺「折角2人分作ったんだけど食べないなら仕方ないなー」

俺「俺が食べるしかないわなーコレ」ヒョイ

41: 2010/12/28(火) 05:59:44.50ID:Wu2feGk10
カ「ま、待て!!」

俺「ん? どうした?」

カ「いや、なんだ、その・・・昔から食べ過ぎはよくねぇって言うし・・・」

俺「ふむふむ」

カ「お前がどうしてもアタシに食べて欲しいって言うんだったら・・・その・・・」

俺「その?」

カ「食ってやらない事も・・・ねぇぞ・・・?」

  グギュルルル

カ「・・・・・・」

俺「・・・やれやれ」

45: 2010/12/28(火) 06:03:39.59ID:Wu2feGk10
>>43
カラスのカ

それはそうと、寒すぎて手がやばい

47: 2010/12/28(火) 06:10:34.99ID:Wu2feGk10
カ「何だよ・・・食う時ぐらい解いてくれたっていいだろ・・・」

俺「駄 目 だ お前の事だ、解いた瞬間暴れるに決まってる」

カ「・・・・」

俺「ホレ、口開けろ」

カ「・・・・・ぐ・・・」

俺「早くしろよ」

カ「(これは耐え難い屈辱だぜ・・・・)」

俺「ホレ、あーん」

カ「あ、あーん」

俺「ヒョイっとな」

カ「!」

俺「」ニヤニヤ

カ「な、なんだよ!食わせろよ!!」

俺「はーいw」

カ「(頃してぇ・・・)」

49: 2010/12/28(火) 06:22:41.14ID:Wu2feGk10
カ「・・・・・」モグモグ

俺「どうだ? 美味いだろ?」

カ「糞マズい、まさにゲロマズだぜ」

俺「・・・お前のその口の悪さはどうにかならんのか」

カ「ほら、手ェ休めてんじゃねぇよ、さっさと口に運べ」

俺「はいはい・・・」

カ「・・・・・」ガツガツ

俺「・・・・・凄い食い付き様だな」

カ「ここ最近何も食ってなかったからな」ガツガツ

俺「へぇ・・・・どの位だ?」

カ「一週間くらい」ガツガツ

俺「い、一週間!?」

カ「手休めんなっつただろ!!」

俺「はいぃ!!」

50: 2010/12/28(火) 06:37:39.77ID:Wu2feGk10
俺「でも・・・なんでそんな・・・・」

カ「アタシ達は鳥類の中でも1番の嫌われ者だからな」ガツガツ

俺「・・・・・」

カ「とりあえず、この季節は色々とやっていくのが大変なんだ」

カ「カラスも楽じゃないんだぜ」ガツガツ

俺「(コイツ・・・まさか本当に・・・・)」

カ「・・・ただ一生懸命生きてるだけなのにな・・・」ボソッ

俺「・・・・・・」

51: 2010/12/28(火) 06:40:26.30ID:Wu2feGk10
カ「ちぇ・・・もう終わりかよ・・・」

俺「・・・お、おい」

カ「あ?」

俺「その、おかわりするか?」

カ「い、いいのか!?」

俺「何喜んでんだよ」

カ「あ・・・えっと、お前がそう言うなら、お前の家の食料全部たいらげてやるぜ!!」

俺「よっし!!それでこそ作りがいがあるってもんだ!!待ってろ!!」

53: 2010/12/28(火) 06:48:15.77ID:Wu2feGk10
カ「ふー、食った食った」

俺「・・・・ホントに全部食いやがった・・・・」

カ「まぁ、お前にしては中々の出来だったと思うぜ」

俺「はぁ・・・・どうも・・・・」

カ「ただ、今度作る時はもっと早く作れるようにしろ!分かったな!?」

俺「すみませんでした」

俺「(なんで怒られてるんだろ・・・・)」

カ「よし、決めたぜ」

俺「何をですか・・・?」

カ「アタシはここに住む!!」

俺「はぁ!?」

54: 2010/12/28(火) 06:57:34.28ID:Wu2feGk10
俺「何馬鹿な事を言ってんだ!? そしてお前は何馬鹿な事を言っているんだ!?」

カ「2回も同じ事言うんじゃねーよ!!それにアタシより頭悪い奴に馬鹿って言われる筋合いはないね!!」

俺「でも、おま、おま、」

カ「だって、他に行く所もねぇし? 面倒見てくれる奴もいねぇし?」

カ「それに、この姿になっちまった事情を知ってるてめぇの所に居る方が自然じゃねぇか?」

俺「それは確かにそうだが・・・」

カ「その代わりと言っちゃアレだが、テメェのボディガードをやってやるよ!」

俺「じょ、冗談じゃない!なんで女の子に守られなきゃならないんだ!普通逆だろ!!」

カ「アタシの方が強ぇんだからいいじゃねぇか、細かい事は気にすんなって!」

俺「・・・・・」

55: 2010/12/28(火) 07:05:23.85ID:Wu2feGk10
カ「よし、じゃあそうと決まった所で」

カ「コレ、解いてくれよ」

俺「 絶 対 に 駄 目 だ 」

カ「ハァ・・・頭固ぇ奴はこうだからいけねーぜ」

俺「お前を解放するという事は、屈強な黒人に中指を立てる事と同じぐらい危険な行為だ」

カ「なんだよその例え」

俺「俺はまだお前事を信じていないし、お前の事も全然知らない。逆の立場になって考えてみろ」

カ「・・・そうか、じゃあ信じさせてやるしかないな」

俺「・・・・?」

カ「アタシの目を見ろ」

57: 2010/12/28(火) 07:15:06.53ID:Wu2feGk10
俺「・・・・・・・」

カ「・・・・・・・」

俺「・・・・・・・」ドキドキ

カ「どうだ? この目が嘘を付いてる目に見えるか?」

俺「・・・・・・・」ドキドキ

 チラリ

カ「何処を見てんだ!! 目を見ろって言ってんだよ!!」

俺「そ、その、女の子とこんなに目を合わせる事なんて今までなかったから・・・」

俺「それに・・・格好が格好だから・・・その・・・」チラリ

カ「いいか、アタシは自分のダチには絶対嘘は付かねぇ」

カ「・・・まぁお前はダチってより下僕だけどな」ボソッ

俺「オイ聞こえてるぞハゲ」

58: 2010/12/28(火) 07:24:29.42ID:Wu2feGk10
カ「と、とにかく、私を信じろ!」

俺「・・・・・・」

カ「カラスの名にかけて誓うぜ・・・!」

俺「・・・信じていいんだな・・・・?」

カ「あぁ!」

俺「ふぅ・・・・今日は厄日だ・・・」

カ「よっしゃぁ!!」

60: 2010/12/28(火) 07:32:44.30ID:Wu2feGk10
     チョキン チョキン

カ「はぁ! やっと開放されたぜ!!」

俺「・・・・・・」ドキドキ

カ「やっぱアタシには束縛は合わねーみてぇだなぁ・・・んん・・・っと!」コキコキ

俺「あの・・・・ちょ、ちょっといいか?」ドキドキ

カ「あ?どうした?」

俺「頼むからその格好で普通みたいな顔をしないでくれ」ドキドキ

カ「なんでだよ? 別に普通だろ!?」

俺「お前らの世界では普通かもしれんが、俺達の世界ではそうはいかねぇんだ」ドキドキ

俺「とりあえず、服を着ろ。そしてもっと羞恥心を持ってくれ」ドキドキ

カ「めんどくせーなぁ・・・人間は・・・」

俺「最低限のルールなんだ、我慢しろ」ドキドキ

61: 2010/12/28(火) 07:43:36.32ID:Wu2feGk10
俺「ズボンは土木の仕事で使ってるニックポッカを履いてくれ」

カ「なんだコレ、変なズボンだな」

俺「他にロクなのが無いからな」

俺「その・・・胸は・・・包帯でも巻いといてくれ、下着買いに行くの恥ずかしいから」

カ「胸か・・・これがお前らが言うおっOいって奴か?」

俺「そ、そうだ」ドキドキ

カ「んー どうにも歩きづらくていけねーぜ」

  ポヨンポヨン

カ「なぁー? コレどう巻けばいいんだ? あっち向いてないで教えてくれよー?」

俺「そ、そんな事ぐらい自分で考えろ!頭がいいお前だったら1人で出来るだろ!」

63: 2010/12/28(火) 07:52:38.95ID:Wu2feGk10
カ「よし、こんな具合でいいかな!」

俺「ちゃんと着れたか?」

カ「コレでいいんだよな?」

俺「おお、結構似合ってるじゃないか サイズも丁度見たいだな」

俺「(くそ・・・こ、こうして見ると結構可愛い・・・)」

カ「んー・・・やっぱまだ慣れねぇな・・・」

俺「その内慣れてくるだろ」

俺「・・・パンツは・・・・ま、いっか」ボソ

カ「ん?なんか言ったか?」

俺「いやなんでもないです」

65: 2010/12/28(火) 08:13:26.12ID:Wu2feGk10
――その頃――

 「ハァ・・・・ハァ・・・ハァ・・・・ハァ・・・!」タッタッタッタ

会長「~~であるからして、~~の星の~~~~は」

 「ハァ・・・・ハァ・・・ハァ・・・・ハァ・・・!」タッタッタッタ

  「~~UFO騒動の件は~~」

 「ハァ・・・・ハァ・・・ハァ・・・・ハァ・・・!」タッタッタッタ

  バァン!!!
 
 「ちょ、長官!!!大変です!!!」

  ザワザワ・・・・ ザワザワ・・・・ 

長官「何だね・・・今は会議中だぞ・・・・」

  「も、申し訳ありません!!」

長官「分かっているだろう? 今日は年に1度、このNASAの大会議という大変貴重な日なんだぞ?」

66: 2010/12/28(火) 08:21:45.46ID:Wu2feGk10

 「す、すみません・・・その、大変なご報告がありまして・・・」ハァハァ

長官「手短にしてくれたまえ」

 「その、は、発見してしまいました・・・!!!!」ハァハァ

 「モ・・・モ、モ・・・」

 「『モノリスの破片』らしき物体を発見してしまいました!!」

長官「な・・・なんだと!!!!?」

  ザワザワ・・・・ ザワザワ・・・・

長官「こ、今年の会議は中止だ!!」

長官「詳しく聞かせてもらおう!!い、今手元にあるのかね!?」

  「い、いえ、私はモノリスの破片らしきものが生物に当たった所を偶然発見ただけです」

長官「なんと・・・!!ではその生物は・・・・!」

  「はい・・・」

長官「全調査部隊の隊長をここに呼びたまえ! これから緊急会議を行う!!」

  「ハッ!!」

67: 2010/12/28(火) 08:33:57.35ID:Wu2feGk10
俺「さっきは気にも止めなかったけど・・・・この石、凄い存在感あるよな」

カ「アタシもこんな黒光りする石、今まで見た事もねぇぜ」

俺「うわっ、よく見たら血付が付いてやがる お前これ何処に当たったんだよ」

カ「頭だ」

俺「うわっ グロキモッ 俺グロいの駄目なんだよね」

カ「・・・今でも痛ぇんだが?」

俺「ごめんなさい」

カ「痛いといえば・・・あの時足に包丁が刺さったのが・・・」ズキズキ

俺「ぎゃああああああ足血まみれえぇぇぇええぇえ!!!!!」

68: 2010/12/28(火) 08:35:13.01ID:Wu2feGk10
誤字脱字多いけど脳内変換で頼む

70: 2010/12/28(火) 08:45:55.03ID:Wu2feGk10
カ「何だそりゃ」

俺「薬だよ」

カ「何でアタシがテメェに治療してもらわなきゃならねぇんだ!」

カ「テメェに治療される位なら壊氏した方がマシだっつの!!」

俺「(コイツやっぱ可愛くねぇ・・・)」

俺「お前は頭は良いんだろうが、あのドジはどうかと思うぞ」

カ「あ゛!?テメェが眩しくするから悪ぃんだろうが!」

俺「・・・えい」

カ「し、しみる!もうちょっと優しくしろ!」ズキーン

俺「・・・・」

カ「てめぇ・・・ワザとやってるだろ・・・?」

俺「・・・さぁ・・・?」ニヤニヤ

カ「(やっぱ頃してぇ・・・)」

89: 2010/12/28(火) 15:27:36.09ID:ve18DxaC0
カ「ってー・・・」

俺「うん、これで包帯巻いとけば何とか治るだろ」

カ「ケッ 善人ヅラしやがって」

俺「・・・お前さぁ、お礼の1つぐらい言わないのか?」

カ「少なくともテメェには言わねーだろうな」

俺「はぁ・・・」

カ「まぁこれから一緒に生活するワケだ、テメェ次第で仲良くしてやってもいいんだぜ?」

俺「(とんでもないのを拾っちゃったな・・・・)」

カ「あぁーあ・・・そろそろ眠くなってきたぜ」

俺「おお・・・もうこんな時間か、よし、お前の布団敷くからm」

カ「ちょっと待て」

俺「ん?」

カ「アタシはモチロンあそこで寝るんだよな?」

92: 2010/12/28(火) 15:40:03.52ID:ve18DxaC0
俺「アレって・・・アレは俺が寝るベッドですが?」

カ「だって寝心地良さそうじゃん? 一回寝てみたかったんだよねーアレに」

俺「待て待て、俺が寝る所はどうするんだ」

カ「あ? 知らねぇよそんなん」

俺「さて、寝るか」

カ「わ、わぁったよ・・・んー・・・じゃあ・・・」トタトタ

カ「ここならどうだ?」

93: 2010/12/28(火) 15:42:09.97ID:ve18DxaC0
俺「・・・そこは風呂場ですねハイ」

カ「てめぇには丁度良い場所じゃねぇか」

俺「うん、冗談じゃない」

カ「よし、決まりだな、じゃあお休みー」

 トタトタ

俺「・・・・・・」

カ「あ、そうだ」

俺「・・・・・・・?」

カ「アタシが寝てる時に変なコトすんなよ!」

カ「てか、そっから出て来んな、分かったな?」

俺「・・・・・・・・」

俺「・・・・・・・グスン」

151: 2010/12/29(水) 23:37:49.69ID:mntaPtmd0
―夜―

俺「・・・・・」

俺「・・・・・」

俺「・・・クソ・・・」

俺「駄目だ、やっぱ寝れねぇ・・・」

俺「今何時なんだよ・・・」

俺「・・・あ」

俺「ケータイあっちに置きっ放しだった」

(てか、そっから出て来んな、分かったな?)

俺「・・・・」

俺「・・・そーっと行けば大丈夫だ、そーっと行けばバレない」

 ソロリ… ソロリ…

152: 2010/12/29(水) 23:54:53.17ID:mntaPtmd0
 ソロリ… ソロリ…

 スーッ

俺「(さて、ケータイケータイっと)」

俺「・・・・・・」チラ

カ「・・・すぅ・・・すぅ・・・」

俺「・・・・・・」ドキドキ

俺「(い、以外に女の子らしい寝方じゃねぇか・・・)」ドキドキ

153: 2010/12/29(水) 23:58:58.31ID:mntaPtmd0
カ「すぅ・・・すぅ・・・」

俺「(クソ・・・昼間とのギャップのせいか知らんがドキドキしやがる・・・・)」ドキドキ

カ「ん・・・・・んん・・・」

俺「・・・・・・・」

 スー…

俺「(い、いかん!! 何手を伸ばしてるんだ俺は!!!)」

カ「・・・すぅ・・・すぅ・・・」

俺「・・・・・」

俺「(・・・ほ、ほっぺくらいなら・・・いいよな・・・)」

 スー…

カ「・・・何してんだよ」パチリ

俺「!!」ビクッ

155: 2010/12/30(木) 00:09:27.85ID:k67o08Nv0
カ「てめぇ・・・」

俺「っちちがちがくぁwせdrftgyふじこ」

カ「確かに出てくんじゃねぇっつったよな・・・?」

俺「ち、違うんだ、話を聞いてくれ」

カ「何だよ」

俺「コホン、俺はただ忘れ物を取りに来ただけなんだ」

カ「忘れ物だと?」

俺「確かこのあたりにあったハズだ・・・アレ?・・おかしいな」

カ「ナニ探してんだよ・・・ふぁーあ・・・」

俺「あのさ、こんぐらいの機械見なかったか?」

カ「・・・ああ、コレのことか?」

157: 2010/12/30(木) 00:23:07.52ID:k67o08Nv0
 ボロ…

俺「・・・・・・・」

カ「・・・ん? 大事な奴だったのか? へへ、悪ィ悪ィ」

カ「アタシが寝てる間ブーブーうるせぇもんだからついヤっちまったぜ」

俺「う・・・」

カ「う?」

俺「嘘だろおぉぉおぉ!!!??」

カ「うっせーな・・・」

俺「おま・・・ちょ・・・コレいくらしたと思ってんだよぉ!!」

カ「知らねー」

俺「・・・・・・」

158: 2010/12/30(木) 00:31:05.87ID:k67o08Nv0
カ「まぁ元はと言えばアタシの安眠を妨げる方が悪ィんだぜ?」

俺「・・・お前、少しは反省の色を」

カ「さ、用が済んだらさっさと戻ってくれ」

俺「・・・・・・」

俺「・・・もういいや」

 ペタペタ

カ「・・・・・・」

カ「お、オイ」

俺「・・・おやすみ・・・・」

カ「・・・・・・」

カ「・・・ったく・・・めんどくせーな」

159: 2010/12/30(木) 00:48:00.13ID:k67o08Nv0
―朝―

カ「おーい、おーきーろー」

俺「・・・・・・」

カ「くく、早く起きたほうが良いと思うぜー」ニヤニヤ

俺「・・・・・・」

カ「しっしっし、食らいやがれ!」キュッ

 ザァアァァ

俺「冷たぁ!!!」

カ「アッハッハッハwww」ゲラゲラ

俺「ちょ、止めろ!! 冷たっ!! ぬ、濡れるっ!!」

カ「アッハッハッハwwwテメェが早く起きねぇから悪ィんだろぉがwwww」

俺「へっ、こんな事もあろうかと懐中電灯を忍ばせておいて正解だったぜ!」カチッ

カ「うをっ!眩しっ!!」

  ポロリ

俺「ば!!シャワーを放すなあぁああぁああ!!!!」

162: 2010/12/30(木) 01:03:48.47ID:k67o08Nv0
カ「ハクション!」

俺「ハクショァイ!」

俺「タァアィサィ!!」

カ「・・・なんでアタシまで濡れなきゃなんねーンだ」ブルブル

俺「・・・携帯は壊されるわ・・・寒い朝から冷水かけられるわ・・・床は濡れるわ・・・」ブルブル

 ベッチャリ

俺「クソ・・・リアルに泣きそうだ・・・」ウルウル

カ「しょげてんじゃねーよ!オスだろ!」

俺「・・・もう突っ込む気力すらないよ・・・」

カ「・・・・・・」

カ「・・・なんだ、昨日は悪かったな」

俺「?」

カ「ホラ、直してやったから元気出せ!」

俺「・・・は?」

163: 2010/12/30(木) 01:13:24.62ID:k67o08Nv0
俺「――――!!」

カ「どうだ、見事なモンだろ?」ニヤニヤ

俺「・・・昨日の出来事は夢だったのか?」

カ「夢じゃねーよ」

俺「じゃあどっから盗って来たんだ」

カ「テメェ・・・まるで信じてねぇな」

カ「このアタシが盗みをする奴に見えるか?あぁ?」

俺「盗みをする奴にしか見えないんだが」

カ「・・・・・・」

俺「だってカラスなんだし?」

カ「・・・アタシを傷つかない奴だとでも思ってんのか・・・?」

164: 2010/12/30(木) 01:23:12.25ID:k67o08Nv0
俺「・・・このキズ・・・この使用感・・・確かに俺のケータイだ・・・!」

カ「やっと信じやがったか」

俺「でも、どうやったんだよ?専門の人でもない限り直すのは難しいハズだろ?」

カ「そりゃアタシだって最初はワケ分かんなかったぜ?」

カ「でもさ、アレを見りゃ大体分かるんじゃねーかなーって思ったのよ」

俺「アレって・・・パソコン・・・?」

166: 2010/12/30(木) 01:41:25.11ID:k67o08Nv0
俺「お前、パソコン使えたのか!?」

カ「ああ、テメェが操作してる所を見てたから楽勝だぜ」

俺「見てたって・・・・まさかお前」

カ「へへ、いつも上から見てたんだぜ」

俺「・・・監視されてたのか」

カ「壊れた箇所の直し方をネットとやらで調べて、後はこのアタシの技術でちょちょいのちょい、ってワケだ」

俺「すげぇ・・・ちゃんと使える」

俺「・・・・いくらカラスが頭良いからって頭回り過ぎじゃねぇか?」

カ「おーよ、自分でもビックリしたぜ」

俺「・・・・・・」

俺「ちょ、ちょっと待ってろ!」

カ「あぁ?」

167: 2010/12/30(木) 01:52:58.23ID:k67o08Nv0
 ドタドタ

俺「えーと・・・確かここにしまっておいたハズ・・・」

俺「あった!これだ!」

 ドタドタ

カ「うるせぇな・・・なんなんだよ急に」

俺「懐かしいなぁ・・・!ホラ、見てくれ!」

カ「・・・・なんだこれ」

俺「ミニ四区だ」

168: 2010/12/30(木) 02:04:19.32ID:k67o08Nv0
カ「ミニ四区?」

俺「俺の小さい時に流行った玩具なんだ 名前はえーっと・・・なんとかマグナムだっけか」

カ「へぇ・・・」

俺「あぁ・・・触れるだけで当時を思い出すぜ・・・!」

カ「それにしてもきったねぇなぁ、ボロボロじゃねぇか」

俺「しょうがないだろ、十何年も昔の代物なんだ」

カ「・・・・で、アタシにコレをどうしろと?」

俺「・・・使い込み過ぎてて走らなくなってそれっきりなんだ・・・」

カ「・・・・・・」

俺「頼む」

カ「あ゛ぁぁあ゛!? なんでアタシが命令されなきゃなんねーんだよ!ふざけんな!氏ね!!」

俺「勿論ただでとは言わない」

カ「あ゛ぁ゛!?」

俺「直してくれたら外行くついでに好きなもん食わしてやる」

カ「よし任せろ」

171: 2010/12/30(木) 02:11:41.23ID:k67o08Nv0
カ「ほぅほぅ」

俺「どうですかね・・・?」

カ「ショートしてやがんな・・・歯車も所々折れてやがる」

俺「どの位掛かりそうですか・・・?」

カ「10分だ」

カ「10分で新品の状態に戻してやる」

俺「こいつ・・・やはり天才か・・・」

カ「新品の状態まで戻してやるんだ、報酬は高ぇぞ?」

俺「あの頃の輝きをもう1度体感できるのなら・・・構わん!」

カ「よし、じゃあ今からアタシが言う素材と工具を持って来やがれ!」

俺「了解した!」

173: 2010/12/30(木) 02:28:07.78ID:k67o08Nv0
―10分後―

俺「こ・・・これは・・・」

カ「ふぅ、思ったより簡単だったぜ」

俺「う・・・」

俺「うわあああああ!!!マグナァァァム!!!!」

カ「・・・・・・」

俺「で、電源を・・・」

 カチッ

 ウィィィィィン

 シャアアァァァァ

俺「うわああああぁぁぁ!!!俺のマグナムが復活したあぁぁあぁあ!!!」

カ「(きめぇ・・・)」

175: 2010/12/30(木) 02:30:00.21ID:k67o08Nv0
俺「あ、ありがとう!!マジありがとう!!」

カ「!  バ、誰が手に触っていいっつった!」

俺「だってうれしぃんだもん!」

カ「(うぜぇ・・・)」

 シャアアァァァァ

俺「走ってるぞ、ちゃんと走ってる、あの時みたいに・・・」

カ「・・・そんなん見てて何が楽しいんだよ、日向ぼっこしてる方がずっと有意義だぜ」

俺「お前には分かんねぇかも知れねぇけどなぁ、人間はどうでもいいような事に執念を尽くしたりする生物なんだよ!」

カ「理解できねぇ・・・」

177: 2010/12/30(木) 02:40:10.73ID:k67o08Nv0
俺「マグナムムゥゥウウウ!!! 俺のマグナムウゥウゥ!!!」キャッキャ

カ「・・・・・・」

俺「かっとべぇ!マグナァーム!!いっけぇ!マグナァーム!!」キャッキャ

カ「・・・マグナムって、ソレの名前かよ」

俺「ああ!最高にカッコいい名前だろ!」

カ「名前・・・か、羨ましいぜ」ボソッ

俺「お、そういやお前の名前を聞いてなかったな、なんて言うんだ?」

カ「名前なんてあるわけねーだろ」

俺「・・・そ、そうなのか・・・」

カ「カラスはカラスだ、アタシは一生嫌われ者のカラスのままでいいんだよ」

俺「・・・・・・・」

俺「よし、 お前に名前を付けてやる」

カ「あ゛ぁ゛!?」

180: 2010/12/30(木) 02:54:34.50ID:k67o08Nv0
俺「外に出た時、呼び名がカラスだったら変だしな」

カ「なんでテメェなんかに名づけられなきゃいけねぇんだよ!!氏ね!!」

俺「・・・そうか・・・お前がそう言うんだったら仕方ない・・・」

カ「・・・・・・」

俺「しかし困った、名前が無いと家から出て行けませんなぁ」ニヤニヤ

カ「・・・ぐ!」

俺「それでもいいのか?」

カ「・・・クソ・・・わぁったよ」

俺「そうだな・・・・うーん・・・・」

 チラリ

俺「・・・!・・・そうだ!」

俺「『 タミヤ 』なんてどうだ?」

カ「・・・・・!」

182: 2010/12/30(木) 03:06:17.65ID:k67o08Nv0
カ「たみや・・・」

俺「このミニ四駆のメーカーの名前なんだけどな」

俺「お前の名前だと思ったらなんかしっくり来た」

俺「タミヤ・・・タミヤ・・・良い感じゃないか!」

カ「そ、そうかよ」

俺「よし、決まりだな!タミヤ、そろそろ外行くか!」

カ「お、おぉ////」

俺「アレ?タミヤなんか顔赤くなってないか?大丈夫かタミヤ?」

カ「う、うっせぇ!!あんまタミヤタミヤ言うな!!!慣れてねぇから恥ずかしいんだよ!!////」

俺「そうかそうかわかった行こうぜタミヤちゃん」

カ「殴るぞ」

185: 2010/12/30(木) 03:19:18.53ID:k67o08Nv0
―外―

ガヤガヤ ワイワイ

俺「なんだ、やけに外が騒がしいな」

カ「どうした?」

俺「あれは・・・警察!?」

俺「タミヤ!ちょっと引っ込め!」グイ

カ「ってぇな!押すなよ!」

俺「それに警察の中に混じって・・・あの制服はなんだ?見た事ないな」

カ「早く飯食いに行こーぜ…」グギュルルル

警「君、ちょっと良いかな?」

俺「!?」

187: 2010/12/30(木) 03:28:23.52ID:k67o08Nv0
俺「(しまった見つかった!)」

警「昨日この辺りでちょっとした事件があってね」

警「少し協力お願いしたいんだが宜しいかな?」

俺「は、はい、自分でよければ」

警「コホン、では笑わないで聞いてくれたまえ」

俺「・・・・」ゴクリ

警「昨日の早朝に、空中から女の人が落ちて来たという目撃証言があったんだ」

俺「(やっぱりコイツじゃねーか!!!)」

カ「腹減った・・・」グギュルルル

188: 2010/12/30(木) 03:39:09.95ID:k67o08Nv0
俺「あ・・・あはははは、ラピュタじゃあるまいし・・・空中から女の子だなんて・・・」

警「目撃者は新聞配達員でね、通報を貰って駆けつけた後には女性は消えていたんだ」

俺「へ、へー そうなんすかぁ」ドキドキ

警「我々はとりあえず拉致事件の容疑で捜査を進めているんだが・・・何か心当たりは無いかな?」

俺「ぜ、全ッ然ないです!!神に誓ってないです!!心当たりとか微塵もありません!!」

警「そ、そうかい・・・ご、ご協力感謝する・・・」

俺「(ふぅ、なんとか乗り切ったぜ)」

警「では次は彼女から話を伺いたいんだが?」

俺「/(^0^)\」

190: 2010/12/30(木) 03:54:11.92ID:k67o08Nv0
カ「・・・・・・」

俺「その、そいつは・・・!」

警「君、ちょっといいかな」

俺「(終わった・・・)」

カ「はぁい!なんですかぁ?」

俺「!?」

警「今の話を聞いていただろう?君にここr」
カ「わるいけどぉ、私今ダーリンとデートに行く所なのぉ」

 ムギュ

俺「ちょ!」

警「・・・・・・」ポカーン

カ「事件だかなんだか知らないけどぉ、私達の邪魔をしないで欲しいなぁ」

カ「ねっ♪」

俺「・・・・・・」

警「こ、これは大変失礼した!」

俺「・・・・・・」

191: 2010/12/30(木) 04:00:02.45ID:k67o08Nv0
カ「ハッ、ちょろいモンだぜ」

俺「・・・・・・」

カ「アレ?なんか顔赤くなってないか?大丈夫か?」ニヤニヤ

俺「お前があんなことするからだろうが」ドキドキ

カ「しゃーねーだろ、ああでもしねーとポリ公はしつこく聞いてくるぜ?」

俺「ポリ公って・・・お前警察の対処の仕方まで知ってるのかよ」

カ「アタシに不可能はないね」キリッ

俺「お前・・・何者なんだ」

カ「カラスだ」

193: 2010/12/30(木) 04:17:56.87ID:k67o08Nv0

  ピピピピ・・・

 「おい、このレーダーの反応は!」

 「あぁ、間違いない、彼女だ」

 「長官にご報告しろ」
 
 ピポパポ プルルルル ガチャ

長官『私だ』

  「長官、ご報告します」 

  「『モノリスの破片』による進化生物の姿を確認いたしました」

長官『ふむ、よくやった ターゲットの状況を説明しろ』

  「1人の人物と行動を共にしております」

長官『なんと・・・』

  「どうされます?動きますか?」

長官『・・・いや、いい・・・その人物の家のマークをしておけ』

  「了解しました」

長官『・・・・ふむ・・・ややこしい事になってきたぞ』

194: 2010/12/30(木) 04:29:23.01ID:k67o08Nv0
 チリン チリーン

カ「なぁなぁ」ワクワク

俺「・・・・・・」

カ「アタシにも運転させてくれよ、コレ」

俺「・・・そうしたら俺が荷台に乗る事になるだろ」

カ「そうなるな」

俺「 絶 対 に 嫌 だ 」

カ「あぁ!?なんでだよ!!」

俺「女の子に乗せてもらってる男なんて恥ずかし過ぎるからだよ!!」

カ「関係ねーだろ!!アタシが運転したいっつったらテメェは黙って従えばいいんだよ!!」

俺「(我慢だ我慢)」

カ「お? ヘッドロック掛けるのに丁度いい体勢だなコリャ」

俺「もう!!わかったよ!!変わればいいんだろ!!」

195: 2010/12/30(木) 04:44:50.79ID:k67o08Nv0
カ「へへー 1度乗ってみたかったんだよなー」

俺「・・・・・・」チラチラ

 ヒソヒソ… クスクス…

俺「(くそ・・・やっぱ恥ずかしぃ・・・)」

カ「あー 風を感じるぜー」ブワッ

俺「ちょ、おま髪の毛が」

     フンワリ

俺「(・・・・・いい臭いがする)」

俺「(・・・まて、よく考えてみろよ? コレってチャンスなんじゃね?)」

俺「(女の子に後ろから抱きつくのに結構憧れてたんだよな俺)」

カ「ちりんちりーん」チリンチリン

俺「(よし・・・事故を装えばイケる!)」

196: 2010/12/30(木) 04:47:03.06ID:k67o08Nv0
俺「 あっとぉ!? バランスを崩してしまいそうd 」

カ「もっと・・・もっと風を感じてぇ!!」

俺「・・・え?」

カ「行くぜ!!鳥類の本能のままに!!」クイッ

俺「ちょ ちょっと何構えてるんですか」

カ「しっかり捕まってろぉ!!」

俺「ちょ・・まt・・」

カ「うぉぉぉおぉぉおお!!かっとビングだぜえええぇぇぇぇえぇ!!!」

 ズドドドドドドドドドドドドドドド

俺「いやあぁぁあぁぁぁぁぁああぁああぁぁぁぁああぁあ!!!!」

198: 2010/12/30(木) 04:57:57.30ID:k67o08Nv0
カ「あー気持ちよかったぜー」

俺「・・・氏ぬかと思いました」

俺「ま、とにかく着いたぞ」

カ「おぉ!これが!!」

俺「そう、これがデパートって奴だ」

カ「って、飯屋じゃねぇのかよ!!」

俺「落ち着け、飯ならちゃんと食える むしろデパートのが飯屋よりメニューが多いんだぞ」

カ「へー そうなのか、中に入った事ねぇからわかんねぇぜ」

俺「中は広いからな、迷子にならないように俺について歩けよ」

カ「あぁ!? 逆だろぉが!? テメェがアタシに付いて歩くんだ!!」

俺「・・・お前とことん可愛くない奴だな」

カ「あ゛ぁ゛!?」

201: 2010/12/30(木) 05:20:52.39ID:k67o08Nv0
 ワイワイガヤガヤ

カ「うわ・・・人間がいっぱい居やがる」

俺「そういう所なんだ、だからくれぐれも変な行動はするなよ」

 グギュルルルル

カ「とりあえず飯食おーぜ、朝から何も食ってねーから氏にそうだ」

俺「そうだな・・・何が食えそうかな」

 クンクン

カ「あっちからいい臭いがするぜ!」ダッ

俺「お、おい!離れんなって!」

203: 2010/12/30(木) 05:31:35.79ID:k67o08Nv0
俺「中華料理か」

カ「こ、こんなでけぇ肉は初めて見るぜ・・・」

俺「さっきの臭いは豚の丸焼きの臭いだったのか」

カ「・・・・・・」ゴクリ

カ「ダラダラ」

俺「口から滝が出てるぞ」

カ「・・・・・・」ジュルリ

俺「(・・・そういやカラスって肉好きだっけか)」

俺「そうだな、値段も落ち着いてるしここにするか」

カ「やったぜ!!」

           「いらっしゃいませ」
 
  ゴチュウモンハ~
                    アレゼンブクレ!
     オイ!オレノブンマデクッテンジャネェヨ!
                   ガツガツ
         オカワリ!
                       オカワリ!
                オカワリ!
                

205: 2010/12/30(木) 05:40:09.74ID:k67o08Nv0
俺「・・・・・・」ゲッソリ

カ「美味かったぜー」

俺「財布の中ほとんど無くなっちまった・・・」

カ「人間はこんな美味いモンを毎日食ってんのか?」

俺「んなワケねぇだろ 外食するのはたまにだよ たまに」

カ「あぁ・・・この姿になれてよかったぜ・・・!」

俺「(石なんか投げるんじゃなかった・・・)」

カ「お、デザートにはあれがいいぜ!」

俺「今度はクレープかよ・・・」

206: 2010/12/30(木) 05:50:09.36ID:k67o08Nv0
俺「・・・・・・」パクパク

カ「♪」パクパク

俺「(他の人から見たら、俺達はカップルに見えたりするんだろうか?)」

カ「おぉう・・・クリームがこぼれるぜ・・・」

俺「(恋愛経験0、女の子とまともに話した事も無い俺がこんな・・・)」

カ「おい」

俺「え?あ、あっと どうした?」

カ「そっちのヤツちょっとよこせよ」

俺「え!?」

カ「そっちのヤツも食ってみたいんだ、だからよこせ」

俺「ななななな」

207: 2010/12/30(木) 05:59:49.64ID:k67o08Nv0
俺「お前、自分が何言ってるのか分かってるのか!?」

カ「全部は食わねぇよ、いいだろ!」

俺「そ、そうじゃなくてだな!」

カ「スキアリだぜっ!!」

  パクッ

カ「モグモグ」

俺「」

カ「んー」モグモグ

カ「うん、そっちのは味がくどい こっち選んで正解だったぜ」

俺「」

カ「ナニ固まってんだよ気持ち悪ィな」

250: 2010/12/30(木) 23:20:22.49ID:TVCWpO8P0
俺「」

カ「動かなくなりやがった 全部食ってやろっと」パクパク

俺「」

DQN「あぁっとぉ!? 誰かと思えば『金貸しのジョニー』こと俺君じゃないかぁ!」

俺「!?」

カ「あ?」

DQN2「ちょwwwww俺らの救世主様キターwwwww」

DQN3「救世主ぱねぇwwwwゲヒョwwwwゲヒョwwwww」

 ゾロゾロ

俺「・・・やっかいなのに出会っちまった」

カ「誰だよあの豚ども」

俺「高校ん時の同級生だ」

254: 2010/12/30(木) 23:37:28.15ID:TVCWpO8P0
DQN「マジ久しぶりじゃぁんw 何やってんだよこんな所でぇw」

DQN2「ちょwwwいっちょまえに彼女連れてやがるぜwwww」

DQN3「しかもテラカワイスwwwwwwwフヒーwwwwwフヒーwwwww」

カ「うげ・・・」

俺「・・・何の用だよ」

DQN「それなんだけどよぉ、さっきスロットで負けちゃってさぁ、金吸い取られちゃったんだわ」

俺「・・・金ならもうないぞ、十円ならくれてやるがな」

DQN「・・・・ぁ? テメェ俺に口答えするつもりかよ?」

 ガシッ

俺「・・・・くそ、痛ぇな・・・離せよ・・・」

255: 2010/12/30(木) 23:38:46.08ID:TVCWpO8P0
カ「・・・・・・」

俺「も、持ってねぇんだからしょうがねぇだろ」

DQN「じゃあ俺の前から消えろ んで氏ね」

DQN2「うっわwwwwアニキそりゃ厳しいッスよwwww泣いちゃいますってwww」

DQN3「ブヒヒwwwwwグゴゴグボロガァwwwwww」

カ「・・・・・・」

俺「・・・・・・」

258: 2010/12/30(木) 23:50:54.01ID:TVCWpO8P0
DQN「あーあ 金が無い時のお前ってマジ役立たずだな、何で生きてんの?」

俺「・・・・・・」

DQN2「お前が息するとかマジ迷惑なんだけどwwww」

DQN3「ゲヒョヒョwwwwwオボロエンゲルグアァwwwww」

俺「わかった・・・消えればいいんだろ」

俺「行くぞタミヤ」

カ「・・・・・・」

DQN「おっと待った」

俺「・・・・?」

DQN「その女は置いていけ」

カ「・・・・ぁ?」

俺「気にすんなタミヤ、さぁ行くぞ」

DQN「彼女wwwwまぁ待てってwwww」パシッ

カ「・・・テメェ」ビキビキ

260: 2010/12/31(金) 00:05:18.00ID:5jeZVjIm0
カ「汚ぇ手でアタシの手に・・・」ブワッ

カ「触んじゃねぇよ!!!」

 ダァアァン!

DQN「ぶぐふぅ!?」

DQN2「じゅ、柔道一級のアニキが」

DQN3「背負い投げされた・・・だと・・・!?」

俺「ば、オイ!!」

カ「てめぇら、さっきから黙って聞いてると思っていい気になってんじゃねーぞ!!」

DQN「・・・・・・」ポカーン

カ「金ぐらいテメェで稼ぎやがれ!!テメェは自分のケツも自分で拭けねぇのか!?あ゛ぁ゛!?」

DQN「・・・・・・」

カ「何とか言ってみろよ!! オラオラオラ!!」ゴスゴスゴス

DQN「ふぐぅ!ひぎぃ!!ふごぉ!!!」

DQN2「うわわわアニキの頭をををを」

DQN3「・・・グヒヒw」

266: 2010/12/31(金) 00:22:21.40ID:5jeZVjIm0
カ「シシシ、ヘッドロックだぜ!」ガチガチ

DQN「」ブクブク

  ザワザワ…

俺「(やば、人が集って来た!)」

俺「た、タミヤ! その辺にしとけ! 帰るぞ!」

カ「・・・あ゛ぁ゛?」ギロリ

俺「・・・・・・」ゴクリ

カ「大体テメェがだらしねぇのがいけねぇんじゃねぇか!!」

 ズドム!!

俺「ピぎィ!!」

カ「テメェがウジウジしてるからこんな事になったんだろうがよ!あぁ!?」ガスガス

俺「痛っ!痛い!!ちょ、やめ・・・ごめんなさい! ごめんなさい!!」

DQN2「い、今だ! アニキを担いで逃げるぞ!」ダッ

カ「あ、テメェ!待ちやがれ!」

俺「いたた・・・何で俺まで・・・・」

269: 2010/12/31(金) 00:34:12.91ID:5jeZVjIm0
タッタッタッタ

DQN2「ハァ・・・ハァ・・・」

DQN2「アニキ!アニキ!!」

DQN「う・・・ぐ・・・ゲッホゲッホ!!」

DQN2「くそ、女なら手を出さないと思って調子に乗りやがって!」

DQN2「今度会った時はタダじゃ済まさねぇッス!!」

DQN「・・・・・・」

DQN2「大丈夫ッスか・・・?さっき凄い顔蹴られてましたけど・・・」

DQN「くそ・・・いてぇ・・・」

272: 2010/12/31(金) 00:38:49.79ID:5jeZVjIm0
DQN2「あ! 顔真っ赤じゃないすか!早く手当てしないと!」

DQN「・・・そうじゃねぇ」

DQN2「え?だってアニキ顔の色が・・・!」

DQN「そうじゃねぇんだよ・・・・////」

DQN2「アレ?頬が・・・」

DQN「////」

DQN2「・・・アニキ、まさか」

DQN「んだよ!!悪ィかよ!!////」

DQN2「えぇえぇぇぇぇぇぇぇえぇぇええ!!??」

DQN3「ホギャァァアアァァアァアアァァァァァアァ!!!!!!!!」

276: 2010/12/31(金) 00:54:27.72ID:5jeZVjIm0
チリンチリーン

カ「デパートって楽しい所なんだな、スカッとしたぜ」

俺「・・・・・・」シクシク

カ「いつまで泣いてんだよ、オスだろぉが」

俺「だって・・・だってよぉ・・・」シクシク

カ「ん? オイ、人間のチビどもが公園でなんかやってやがるぜ?」

俺「・・・あぁ、最近子供の間で外国クワガタで相撲とらせる遊びが流行ってんだとよ」

カ「へー」

俺「俺も昔よくやったもんだ、あぁ・・・昔が蘇るぜ・・・って」

 「」

俺「いねぇし!」

277: 2010/12/31(金) 01:07:32.75ID:5jeZVjIm0
カ「ヲイ、チビ!なにやってんだ?」

子「くわがたをたたかわせてるんだよ!」

  パキッパキッ  メキメキ

子2「だれだこのねーちゃん? しりあいか?」

子3「ううんしらない」

カ「おお!美味そぉじゃねぇか!アタシにも1匹くれよ!」

子「うま・・・そう・・・?」

279: 2010/12/31(金) 01:13:13.76ID:5jeZVjIm0
子2「・・・ちょっとこのねーちゃんやばいんじゃねーの?」ヒソヒソ

子3「てきとうになにかあげてはやくどっかいってもらおっか」ヒソヒソ

カ「なぁ!聞いてるか?」

子1「め、めすならいいよ!はんしょくとかさせないからいらないし!」

子2「めすはたたかわせてもよえーからつまんねーもんな、はい」

クワ「」ウゴウゴ

カ「やったぜ! コイツは今日のオヤツにするぜ!ありがとな!」

俺「オーイ、何やってんだ! 早く帰るぞー!」

カ「今行くから待ってろー!」タタタッ

子2「・・・へんなねーちゃんだったな」

子3「うん・・・」

282: 2010/12/31(金) 01:30:48.53ID:5jeZVjIm0
俺「ただいまー」

俺「さてと、風呂でも入るか」

カ「♪」ニコニコ

俺「・・・なんだお前、随分ご機嫌じゃねぇか」

カ「チビどもからクワガタを貰ったんだぜ!」

クワ「」ウゴウゴ

俺「そんなの貰ってどうするんだよ」

カ「あ? 食うに決まってんだろ?」

俺「はぁ!?」

カ「カラスの時にだってよく食ってたぜ?」

俺「(き、きめぇ・・・)」

俺「と、とりあえず俺は風呂に入ってくる」

俺「く れ ぐ れ も 汚い事はするなよ?」タッタッタ

カ「・・・・・・」

カ「ニシシ」ニヤニヤ

283: 2010/12/31(金) 01:40:53.63ID:5jeZVjIm0
カ「ひてててて!! なんだコイツ!! 口に入れると痛ぇ!!」

クワ「ピキー」ウゴウゴ

カ「そ、そうか 口ばしがないから口に入れる前に砕けねぇんだ」

クワ「キーキー」ウゴウゴ

カ「まずなんかでブッ潰してから食うしかねぇな・・・」

クワ「ギー!ギー!」ウゴウゴ

カ「えーっと・・・ぶっ潰すモノ・・・ぶっ潰すモノ・・・」キョロキョロ

クワ「・・・」ドキドキ

カ「ねぇな・・・石なんて部屋にある訳もねぇし・・・」

クワ「ホッ」

カ「・・・石?」

クワ「!?」

カ「石ならココに丁度イイヤツがあるじゃねぇか!」サッ

クワ「ピギィィィ!!」

289: 2010/12/31(金) 01:50:27.64ID:5jeZVjIm0
クワ「ピ、ピギィィ!!ピギィィイ!!」

カ「氏ねオラァ!!」ブン

クワ「ピg」ブチッ

        カッ

     
俺「あー、やっぱ風呂はいいなぁ」

俺「今日の疲れを全部抜き取ってくれるぜ・・・」

 ドタドタ バタバタ

俺「・・・なんだか部屋の方が騒がしいな」

俺「おーい!タミヤ! 1人で何やってんだよ!」

 ドタドタ バタバタ

俺「返事がない」

俺「・・・まさかDQN達が後をつけて来て」

290: 2010/12/31(金) 01:59:16.85ID:5jeZVjIm0
DQN『邪魔するぜぇ!!』

  バァン!!

カ『な・・・テメェはさっきの!』

DQN『さっきはよくもやってくれやがったなぁ!痛かったぜ!!』

カ『ハッ またボコられに来たのかよ!』

DQN『調子に乗ってられんのも今の内だぜぇ?』

カ『あぁ!?』

DQN2『今ッス!』プスッ

カ『ッ・・・何だこりゃ、体がうごかねぇ・・・』バタリ

DQN『へっへっへ、こう見るといい体してんじゃねぇか』スッ

カ『!! テメェ!! 何処触ってやがんだっ!! あっ・・・』

DQN 『へへへ・・・お楽しみはこれからだぜ』ペロリ

カ『いや・・・俺!たすけてぇ!』

俺「こんな事になっているのではないかぁあぁぁ!!?」ハァハァ

俺「タミヤぁぁぁあ!!待ってろ!!今助ける!!」バタバタ

293: 2010/12/31(金) 02:09:58.50ID:5jeZVjIm0
俺「タミヤぁぁああぁぁ!!!って・・・アレ?」

カ「なんなんだよ!テメェはよ!」

クワ「それは私のセリフだ!危うく氏ぬ所だったんだぞ!」

カ「いいじゃねぇか!もともと食うつもりだったんだしよぉ!」

クワ「私を食うだと!? 面白い!どちらが食われる側かハッキリさせようじゃないか!」

カ「んだとぉ!?」

クワ「やるかぁ!?」

俺「・・・あのー」

カ「なんだよ!」 クワ「なんだ!」

俺「・・・誰・・・?」

298: 2010/12/31(金) 02:26:12.39ID:5jeZVjIm0
俺「・・・ふむ」

俺「で、あの石でさっきのクワガタを潰したらコイツが出来上がったと?」

カ「あぁ・・・クソッ、一思いに噛み砕いてやりゃよかったぜ」

クワ「貴様・・・」

俺「・・・・・・」ジロジロ

クワ「・・・・・・」

俺「(頭から下に向かって角が生えてやがる・・・)」

クワ「・・・・・・」

俺「ん?タミヤに会ったのも俺がこの石をぶつけてからだよな」

カ「お、そういやそうだな」

俺「お前らの姿が変わった秘密はこの石にあるんじゃないか?」

カ「そーかもな」

俺「そんな他人事でいいのかよオイ」

300: 2010/12/31(金) 02:39:13.13ID:5jeZVjIm0
俺「・・・・・・」ジーッ

クワ「・・・・・・」モジモジ

カ「・・・・・・」イライラ

俺「すげぇな その角、何で出来てんだ?」

クワ「そ、その、あまりこっちを見ないでくれるか?そんなに見られると・・・」

俺「あ! すまん!服だったな! すぐ用意する!」

カ「・・・・・・」イライラ

俺「羞恥心があるのか、誰かさんとは違って常識人なんだな」

カ「しばくぞ」

302: 2010/12/31(金) 03:20:17.77ID:KZFp1/uU0
クワ「・・・着てみたぞ」

俺「おぉ! いいじゃないか!下げパンもカッコイイし、腰に巻いたYシャツもイカすね!」

クワ「そ、そうか・・・?」

カ「・・・・・・」ムッスー

俺「あとは上だけだな! んーっと・・・包帯は切らしてたな」

カ「ハン! 隠すトコも無ぇようなまな板野郎なんかには必要ねぇぜ!」

クワ「な、何だと!?」

カ「まぁアタシはスタイルいいし?オスの目線だってアタシに・・・」チラ

俺「さ、この黒い布でも巻いててくれ」

カ「こっち向きやがれよ!!」ズコォ!

俺「あちゃパむ!!」

俺「ってーな!何すんだテメェ!!」

カ「テメェがアタシをシカトするからだろぉが!!」

  わいのわいの

クワ「・・・・・・」

303: 2010/12/31(金) 03:59:18.78ID:KZFp1/uU0
俺「さて、家族が1人増えちゃったな」

カ「あぁ!?家族だと!?」

俺「この部屋の主は俺だ、俺が家族と認めれば皆家族だ」

俺「勿論お前も例外じゃなく、な」

カ「・・・・・・」

クワ「・・・家族・・・か」

カ「・・・シッシッシ、それもそうだな!」

カ「なにがともあれこうなっちまったもんは仕方ねぇ!」

カ「お前次第だが、これから仲良くしてやってもいいんだぜ?クワ子!」

クワ「だ、誰がクワ子だ!」

俺「おっと、わいわいやってる間にもうこんな時間だ」

俺「布団を敷いてやるから今日はそこで寝るといいぞ、クワ子」

クワ「貴様もか!」

305: 2010/12/31(金) 04:15:30.64ID:KZFp1/uU0
―深夜―

俺「スピー・・・スピー・・・」

カ「すぅ・・・すぅ・・・」

クワ「・・・・・・」ヒタヒタ

 ガラガラ

 ソー・・・

カ「おい」

クワ「!」

カ「何処行くんだよ」

306: 2010/12/31(金) 04:16:40.56ID:KZFp1/uU0
クワ「起きてたのか・・・」

クワ「・・・私が居ると貴様が嫉妬するんじゃないか、と思ってな」

カ「な、だ・・・誰が!」

クワ「隠しても無駄だ、見ていれば分かる」

カ「・・・・・・」ポリポリ

クワ「なんだその顔は」クスクス

クワ「・・・あの人間と以前何かあったのか?」

カ「・・・まーな、アイツが覚えてるかどうか分かんねーけど」

307: 2010/12/31(金) 04:29:09.53ID:KZFp1/uU0
―1年前―

 『イエーイwwwwカラスサッカー超楽しいwww』ドカドカ

カ『グェエ!グエェ!』

 『パスパスwwwドリブルドリブルwwww』ドカドカ

カ『グッ! ギッ! グッ!』

 『シュートwwwww』

   ダァン!

カ『ギィイィ!!』

 『はぁーあ そろそろ飽きてきたな』

 『キメェな、血まみれじゃねぇか』

カ『グウゥ・・・』ブルブル

 『なぁ、コレ線路の上においてみねーか?』ニヤニヤ

カ『・・・!』ブルブル

308: 2010/12/31(金) 04:30:48.00ID:KZFp1/uU0
 『ちょwwwお前天才かwwwww』

 『早く行こーぜwwwwww』

 『待て、誰がコレ持ってくんだよ?』

 『ドリブルしながら運べばいいだろwww』

 『それもそうだなwwwww』

   ドカドカ

カ『ぐ、グギィ! ギィ!』

310: 2010/12/31(金) 04:41:29.05ID:KZFp1/uU0
 『セッティングおkwwww』

 『・・・ギィ・・・』プルプル

   プアァァアァァー

 『電車来たwwwwわくてかwwww』

 『グ・・・』バッサバッサ

 『無駄無駄wwww羽折れてるから飛べねぇっつのwww』

 『グ、クエェ・・・』バッサバッサ

   プアァァアァァー

 『いっけえぇぇwwwwww』


   ダダダダダダ


 『・・・? 何だあのおっさん、線路に向かって走ってくぞ』

   プアァァアァァー

 『ちょ、電車が・・・やべぇって! あのおっさん氏ぬぞ!!』

311: 2010/12/31(金) 04:50:40.69ID:KZFp1/uU0
 『・・・・・・・』

 『・・・・・・・』

 『・・・・・・・』

俺『・・・ふぅ、何とか間に合ったぜ』

カ『・・・!?』

 『・・・・あのおっさん・・・・正気かよ・・・』

カ『・・・・・・』

 スタスタスタ

 『ヤベ、こっち来るぞ!』ササッ

俺『・・・お前らだろ、コレやったの』

 『は、はぁ?』

 『俺らじゃねぇし!!』

俺『じゃあ今なんで隠れた』

 『・・・・・・』

俺『てめぇら・・・いい加減にしろよ・・・』

314: 2010/12/31(金) 05:01:21.33ID:KZFp1/uU0
俺『俺はなァ!!この世でグロイものが1番苦手なんだよ!!』

 『!!』ビクッ

俺『ねずみの氏骸を見ただけで瞬時に吐いて3日は寝れない俺だぞ!?』

俺『目の前で肉が乱舞してる所なんて見たら一生寝れねぇだろぉが!!』

 『な・・・なんだよこのおっさん・・・』

俺『次こんな事してたらぶっ飛ばすぞ!!』

 『に、逃げろ!』

俺『・・・クソガキが』

カ『・・・・・・』

316: 2010/12/31(金) 05:08:53.69ID:KZFp1/uU0
カ『グ・・・グエェ!!』ガブガブ

俺『いたたっ・・・お前、俺は命の恩人だぞ!』

カ『グエェ!グエェ!』バッサバッサ

俺『そう怖がんなって・・・俺は何もしねぇよ』

カ『グゥ・・・』

俺『ほら、こうしてやりゃ怖くないだろ?』

 ぎゅっ

カ『・・・・・!』

俺『あーあ、血まみれじゃねぇか・・・骨も少し折れてるみたいだし・・・』

俺『こりゃ直るまで俺が世話をするしかねぇか』

カ『・・・・・・』

317: 2010/12/31(金) 05:18:10.80ID:KZFp1/uU0
クワ「そんな事があったのか・・・」

カ「傷が治ってからも、気付いたらここを覗くようになっちまってよ」

カ「アタシがアピールしすぎたせいか、いつの間にか敵対関係になっちまって」

クワ「・・・・・・」

カ「あの石を投げつけられちまったってワケだ」

クワ「なんだそれは」

318: 2010/12/31(金) 05:43:51.57ID:KZFp1/uU0
クワ「そんな話を聞かされたら、なお更ここに居る訳には行かないな」スッ

カ「・・・こっから出てって、どこか行くあてでもあるのかよ」

クワ「折角自由になれたんだ、何処にでも行くさ」

カ「なんだそりゃ」

クワ「助けが欲しい時は泣いて呼べば飛んで来てやるぞ」ニヤニヤ

カ「ハッ 一生ないだろうから安心しやがれ!」

クワ「・・・最後まで可愛くない奴だ」

クワ「じゃ、さらばだ」

  バッ

カ「・・・行っちまいやがった」

320: 2010/12/31(金) 05:52:44.78ID:KZFp1/uU0
その頃

学者「・・・なんですと!!本当ですか!!本当に進化生物は実在したのですか!!」

長官「ああ、その件で1番詳しい君に話を伺おうと思ってね」

学者「ほらみろ・・・!私は正しかった・・・!私の研究は間違ってはいなかった・・・!!」

長官「・・・?」

学者「今に見てろ・・・私をコケにした奴らめ・・・あの時の屈辱を100倍にして返してやる・・・」

長官「どうかなされたかな?」

学者「!」

学者「な、なんでもありません・・・では」

学者「その進化生物の資料を頂けますかな・・・?」

334: 2010/12/31(金) 14:37:51.55ID:AGSTLD3/0
―朝―

俺「ふぁーあ・・・何やってんだよこんな朝っぱらから」

カ「あ?起きやがったのか」

俺「あれ? クワ子は何処だよ」

カ「出てったぜ」

俺「!? まさか追い出したんじゃないだろうな?」

カ「アタシがンな事するわけねぇだろが!」

俺「・・・で、オマエはオマエで何してんだよ」

カ「ちょっと気になったからあの石の事調べてんだよ」

俺「へぇ、お前も一応気になってはいるんだな」

カ「うげ、なんだこの画像フォルダ」

俺「おっとそれ以上は見るな」

337: 2010/12/31(金) 15:09:09.06ID:AGSTLD3/0
カ「アッハッハ! そういやそうだったな!」

カ「なるほど、コレがテメェの慰めだったってワケか」ニヤニヤ

俺「う、うるせぇ!仕方ねぇだろ!俺も男なんだよ!」

俺「女が居ねぇとな、色々と溜まって来るんだよ!」

カ「へへ、アタシだってメスなんだぜ」

俺「は?」

カ「テメェは覚えてねぇかも知れねぇがな、こっちはテメェに色々と感謝してんだよ」

338: 2010/12/31(金) 15:10:52.38ID:AGSTLD3/0
俺「な、何の事だよ」

カ「オラッ!」ドンッ

俺「うをっ!?」
  
  ドサッ

カ「・・・・・・」

俺「な、何すんだよ・・・」

カ「・・・テメェはさ、今のアタシの事どう思ってんだよ」

俺「きゅ、急になんなんだよ・・・」

  キシ・・・

カ「・・・アタシだったらさ、好きにしてもいいんだぜ」

俺「!?」

342: 2010/12/31(金) 15:26:14.89ID:AGSTLD3/0
 キシ・・・ キシ・・・

カ「どうしたんだ?ずっとこうしたかったんだろ?」スルスル

俺「・・・やめろよ・・・」

カ「・・・ホラ、こっち向けよ」スルスル

俺「・・・脱ぐな・・・」

カ「・・・・・・」スルスル

  キシ・・・

俺「やめろっつってんだろ!!」

  ドォン!

カ「いてっ!」

俺「ハァ・・・ハァ・・・」

カ「ってーな!何すんだよ!」

俺「俺は・・・お前とこんな事をするつもりはない」

カ「あ、あぁ!? テメェ、こういう事がしたかったんじゃねぇのかよ!?」

俺「うるさい!!知ったような口を叩くな!!」

344: 2010/12/31(金) 15:47:03.73ID:AGSTLD3/0
カ「くそ!なんだよ!」

俺「こんなのお前らしくない」

カ「・・・・・・」

俺「突き飛ばしたりして悪かったな、立てるか?」スッ

 パシンッ!

俺「!」

カ「じゃあテメェは何をすれば喜んでくれるんだよ!!」

俺「・・・・・・」

カ「分かんねぇよ!! テメェはずっと女が欲しかったんじゃねぇのか!?」

俺「・・・・・・」

俺「お前は分かってない、ああいう事はお互いが愛し合ってからするもんだ」

カ「・・・・・そうかよ」

カ「じゃあテメェはアタシの事をなんとも思ってないんだな」

俺「そ、そう言う事じゃ」

346: 2010/12/31(金) 16:12:08.67ID:AGSTLD3/0
 ピンポーン

俺「・・・ちょっと待ってろ、すぐ戻る」

カ「・・・・・・」

 トタトタ

俺「はーい、今開けまーす」ガチャ

DQN「・・・よ、よう」

俺「げ!?」

俺「(や、やべぇ! つけて来やがったのか!)」

DQN「・・・お、おい!」

俺「は、はい!」

DQN「き、昨日の人!!名前はなんて言うんだよ!?」

347: 2010/12/31(金) 16:12:53.86ID:AGSTLD3/0
俺「え・・・た、タミヤだけど」

DQN「タミヤさん・・・なんて素敵な名前だ・・・」

俺「・・・・・・」

DQN「た、タミヤさんとどんな関係なんだ!?付き合ってんのか!?」

俺「・・・別に付き合ってはいないけど」

DQN「あ、あのよ・・・これ!渡しといてくれ!」バッ

俺「・・・花束・・・」

371: 2010/12/31(金) 23:01:56.41ID:QaiRu2I/0
俺「自分で渡せよ、タミヤならここに居るし」

DQN「ちょ、直接渡すのは恥ずかしいンだよ!」

DQN「っておま、タミヤさんと一緒に生活してやがるとは何様だゴルァ!!」

カ「・・・アタシになんか用か」スタスタ

DQN「た、たたたたタミヤさん」

俺「・・・・・・」

DQN「コホン、よければ今度、俺の自慢のハーレーで食事にでも行きませんか?」

俺「は!?」

カ「今度じゃなくて今連れてってくれよ」

俺「はぁ!!?」

372: 2010/12/31(金) 23:10:58.66ID:QaiRu2I/0
カ「ここに居る誰かさんはアタシの事が嫌いみたいだしな」

俺「ちょ、んな事いってねぇだろ!」

カ「うるせぇ!!要するにそういうことだろぉが!!」

俺「てめぇ・・・!ワガママ言うのも大概にしとけよ!!」

カ「黙ってろ!!」ドスッ

俺「ふぐっ!」

カ「アタシの気持ちなんか知らねぇ癖に!!」

カ「全部分かったような態度してるのはテメェの方じゃねぇか!!」

俺「・・・・・・」

373: 2010/12/31(金) 23:25:10.18ID:QaiRu2I/0
カ「さ、行こーぜ」

俺「・・・・・・」

DQN「ほ、ホントですか!? タミヤさんがよければすぐにでも!!」

カ「・・・・・・」スタスタ

俺「お、おい!!」

カ「・・・・・・」スタスタ

俺「・・・そうかよ・・・!勝手にしろ!!」

374: 2010/12/31(金) 23:27:10.48ID:QaiRu2I/0
俺「もうお前の事なんて知った事か!!」

カ「・・・・・・」

俺「せいせいするぜ!!2 度 と 戻 っ て く る な !!」

カ「・・・・・・ッッ!」

 ダッ

DQN「あ、タミヤさん!」

DQN「て、てめぇ!言い過ぎだぞ!!」

 ダッ

俺「・・・フン」

376: 2010/12/31(金) 23:56:00.26ID:QaiRu2I/0
 タッタッタッタッタ

タ「ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・」

DQN「ちょ、タミヤさん!!待ってください!!」

タ「(畜生!畜生!やっぱ嫌いなんじゃねぇかよ!)」

DQN「足速すぎますって! くそ、うをぉぉぉお!」

  パシッ

DQN「捕まえた!」

タ「・・・畜生・・・」ホロリ

DQN「・・・・・!」

DQN「・・・・タミヤさん」

DQN「もしかして・・・アイツの事・・・」

377: 2011/01/01(土) 00:07:10.44ID:OWu/uduc0
学者「・・・ふぅ、やっと見つけましたよ」

カ「!?」

DQN「あぁん?誰だテメェは?」

学者「・・・簡単に言おう、『ソレ』を捕獲しに来た」

DQN「捕獲だと!? 何様のつもりだ!?」

学者「あまり抵抗しない方が身の為だぞ?」

  ゾロゾロ

DQN「や、やるっつうのか!?」

学者「・・・やれやれ、これだから最近の若い者は」

学者「やってしまいなさい」

380: 2011/01/01(土) 00:14:59.90ID:OWu/uduc0
俺「・・・ちょっと言い過ぎたかな」

俺「まさか本当に帰ってこなかったりして・・・」

俺「・・・フン、どうだっていいぜ」

   ピンポーン

俺「!!」

俺「(か、帰ってきたのか!?)」

 ドタドタ ガチャ

DQN「ハァ・・・ハァ・・・」

俺「なんだお前かよ・・・どうしたんだその傷、タミヤにやられたのか?」

DQN「お前は喋るな!!俺の質問に答えやがれ!!」

DQN「タミヤさんって何者なんだよ!!」

俺「・・・!?」

DQN「捕獲するってどういう事だよ!!説明しやがれ!!」

俺「な、何があった!?」

383: 2011/01/01(土) 00:35:47.43ID:OWu/uduc0
DQN「それがさっき・・・」

 「そこをどきたまえ」ドンッ

DQN「うをっ!」

  ゾロゾロ

俺「だ、誰だよあんた達」
 
 「NASAの秘密調査部隊だ」

俺「NASA?秘密調査部隊ってなんだよ?」

 「手短に言おう、例の石を渡して貰おうか」

俺「・・・石ってまさか」

 「要求を飲まなければ強行手段に入るぞ」チャキ

DQN「け、拳銃!?」

俺「まてまてまて!落ち着け!!」

388: 2011/01/01(土) 01:13:02.23ID:OWu/uduc0
俺「石ならくれてやる!だからそんな物騒なものはおろしてくれ!」スッ

 「ふむ・・・これが『モノリスの破片』か」

俺「・・・モノリス?」

 「火星にあるとされている、生物の劇的な進化を促す謎の石版の事だ」

 「生物の体内に接触させて初めて効果を出す」

 「この物体の存在は国家機密だ、一般庶民が持っていい代物ではない」

俺「何でそんな物が家のベランダにあるんだよ!」

 「私の知った事か、そんな事より例の進化生物は何処に居る」

DQN「・・・連れ去られちまったよ」

俺「連れ去られた・・・?」

 「なんだと!!」

DQN「テメェもあいつ等の仲間なんだろぉが!!」

 「そ、そんなハズは・・・捕獲したという連絡はない!」

 「我々以外に進化生物の情報を知っている人間なんて・・・」

 「・・・まさか・・・!」

393: 2011/01/01(土) 02:00:10.90ID:OWu/uduc0
カ「・・・うぅ・・・ここは・・・」パチリ

学者「目が覚めたかな?」

カ「てめぇ・・・さっきの・・・」ジャラジャラ

カ「!」

学者「暴れてもらっちゃ困るからね、ある程度自由を効かなくして置いた」

カ「クソ、解きやがれ!何が目的だ!!」

学者「簡単に言おう、私の為に氏んでくれ」

カ「あぁ!?」

394: 2011/01/01(土) 02:02:44.85ID:OWu/uduc0
学者「他の学者が君を見つけてしまったら困るからね」

学者「私は君達が存在したという事実さえ分かればいい」

学者「私の研究の為に、君の存在は誰も知っててはならないんだ」

カ「何ワケの分かんねぇ事をほざいてやがんだ!」

学者「後はあの石を手に入れるだけ・・・」

カ「石って・・・テメェ! アイツに何かしやがったらぶっ飛ばすぞ!!」

学者「面白い事を言うじゃないか その時はもう君は氏んでるのに、どうやぶっ飛ばすつもりかな?」

 チッ チッ チッ

カ「!?」

学者「ククク、あと10分と言った所かな」

学者「私は石を取りに行く、さらばだ」

カ「(こ、こりゃ冗談抜きでヤベェぞ・・・!)」

407: 2011/01/01(土) 02:21:11.91ID:OWu/uduc0
 「シートベルトをしっかり締めていろ!」

 ブルルルン ブオォォォォ

DQN「んだよクソが!結局奴らの一味じゃねぇのかよ!」

 「・・・盲点だった」

俺「何か思い当たる節があるのか?」

 「1つだけ心当たりがある、我々以外でこの件を知っている人物は1人しか居ない」

俺「タミヤ・・・アイツは無事なのか!?」

 「分からない、最悪の場合を予想して置いた方がいいかもしれないな」

DQN「・・・オイ」

俺「・・・・・・」

DQN「ここまで来たら詳しく教えてもらおうじゃねーか」

414: 2011/01/01(土) 02:37:23.74ID:OWu/uduc0
カ「ハァ・・・ハァ・・・くそ・・・!」

 チッ チッ チッ 

カ「焦るなアタシ!落ち着け!爆弾ぐらいがなんだよ!」

カ「こんなんミニ四駆とやらと一緒だろ!」

カ「バラしちまえばただの鉄屑だ・・・ハァハァ」

 チッ チッ チッ

カ「・・・解体作業開始だぜ」

420: 2011/01/01(土) 03:04:02.85ID:OWu/uduc0
 ブロロロ・・・

 「着いたぞ!ここだ!」

DQN「・・・この車・・・間違いねぇ、さっきの奴が乗ってやがった車だ」

 「我々だけで入るのは危険だ、君、警察を手配してくれ!」

DQN「あぁ!? 携帯なんて忘れてきちまったよ!」

 「なら公衆電話を探せばいいだろう!!」

DQN「・・・くそ!わぁったよ!!」ダッ

俺「・・・俺は行く」

 「な!? 」

俺「警察が来るまでなんて待ってられるか!!」ダッ

 「君!!」

423: 2011/01/01(土) 03:33:30.59ID:OWu/uduc0
カ「ハァ・・・ハァ・・・」カチャカチャ

カ「クソ・・・自由がきかない分難しいぜ・・・」カチャカチャ

 タッタッタ

カ「・・・この間抜けな足跡は・」

俺「タミヤぁ!」

カ「やっぱり! テメェ!!今更何しに来やがった!!」ジャラ

俺「おま、なんだよその鎖!」

カ「あぁ!?見りゃ分かんだろが!!」

425: 2011/01/01(土) 03:37:53.99ID:OWu/uduc0
 チッ チッ チッ

俺「オイオイ、そのカチカチ鳴ってるのってもしかして・・・」

 ウー ウー ウー

俺「警察・・・!待ってろ! 爆弾処理班を呼んでくる!」

カ「馬鹿かテメェ!今から間に合うわk」

 タッタッタ

カ「行っちまいやがった・・・」

カ「まぁいい、こんなのアタシ1人で十分だぜ」

カ「それにもう作業は終わりかけてんだ」

カ「あとはこの赤い線をブッちぎれば・・・」

カ「・・・ん?赤と白どっちだ・・・?」

 チッ チッ チッ

カ「ち、畜生!もうどうにでもなりやがれ!」


   プチッ

430: 2011/01/01(土) 03:50:08.86ID:OWu/uduc0
カ「・・・・・・ッ」

カ「・・・止まっ・・・た・・・?」

カ「・・・アッハッハッハッハ!!」

カ「どうだ!ざまぁみやがれ!アタシに出来ない事なんてねぇんだよ!」

カ「・・・あーあ・・・無駄に緊張したぜ・・・」ガクン



      ・・・チッ チッ チッ


カ「あ・・・?」


カ「・・・おい、これは何処から鳴ってやがる・・・」

       チッ チッ



         カチッ

432: 2011/01/01(土) 04:14:37.02ID:OWu/uduc0
    バァアァアアァァァアァン!!!

俺「うをっ!!!」

    メラメラ

俺「・・・・・・」

俺「・・・嘘だろ・・・・」ガクン

俺「・・・・・・・タミヤ・・・タミヤァ・・・」ホロリ

俺「おまえ・・・勝手に氏んでんじゃねーよ・・・・」

俺「俺が全部悪かったから・・・戻ってきてくれよ・・・」

俺「・・・・誰の許可取って氏んでんだよぉおぉおぉお・・・・・!」ポロポロ




カ「何処見てんだよ」




俺「!?」

435: 2011/01/01(土) 04:26:54.57ID:OWu/uduc0
俺「・・・・・・」

カ「・・・よぉ」

俺「・・・あ・・・」

俺「おまえ・・・おまえ・・・」

俺「生きて・・・生きて・・・」ポロポロ

カ「・・・テメェ、アタシの為に泣いてやがるのかよ」

俺「当たり前だろぉ・・・心配かけさせやがって・・・・」ポロポロ

カ「・・・・・・」

437: 2011/01/01(土) 04:33:00.86ID:OWu/uduc0
DQN「タミヤさん!! 無事ですか!?」タッタッタ

カ「あぁ・・・なんとかな・・・」

 「これが例の進化生物・・・」

俺「よかった・・・本当によかった・・・」

カ「・・・ぐ?・・・やべぇ・・・頭がフラついて・・・」フラッ

   バタリ

俺「お、オイ!」

 「・・・酷い怪我だ、至急本部に搬送しよう」

 「君達も一緒に来るんだ、これからの事について話そう」

440: 2011/01/01(土) 04:57:26.15ID:OWu/uduc0
学者「奴の部屋は・・・ここか」

学者「留守だな、今の内に石を頂く事にしよう」スッ

  キィ・・・   ソロリソロリ

学者「・・・ククク、爆弾が2つある事なんて想像してなかっただろうな」

学者「今頃は奴は木っ端微塵になっているハズだ・・・ククク」

DQN3「・・・残念でしたね」

学者「だ、誰だ!」

DQN3「おっと紹介が遅れました、VIP警察警部のDQN3と申します」

学者「貴様、そのナリで警部だと!?」

DQN3「マイブラザーから通報がありましてね、貴方の事を伺いました」

DQN3「貴方がここに来る事なんて予想の反中でしたよ」

学者「な・・・」

DQN3「テロ容疑及び殺人未遂で貴方を逮捕します」

 ガチャッ

学者「くそぉぉおおぉぉおぉ!!!!」

443: 2011/01/01(土) 05:12:11.01ID:OWu/uduc0
―本部―

長官「・・・やぁ、君が例の人物だね?」

俺「・・・誰だよアンタ」

 「言葉を慎め!NASAの長官の前だぞ!」

長官「まぁよい、そんな事より彼と2人だけで話をしたいんだが?」

 「ハッ!」

DQN「・・・・・・」

444: 2011/01/01(土) 05:21:37.16ID:OWu/uduc0
俺「・・・・・・」

長官「『モノリスの破片』についての話は彼から聞いたかな?」

俺「はい」

長官「彼女が何者なのかも理解できたかね?」

俺「・・・はい」

俺「アイツは・・・大丈夫なんですか?」

長官「具合なら大丈夫だ 命に別状はない」

長官「――ただ、」

俺「ただ・・・?」

長官「君は彼女とはもう会えなくなる」

俺「!?」

長官「いや・・・」

長官「あの姿の彼女にはもう会えない、と言った方が正しいのかな」

446: 2011/01/01(土) 05:31:00.75ID:OWu/uduc0
俺「そんな・・・」

長官「預かったあの破片で逆依存の放射能を作るんだ」

長官「その放射能を浴びせれば彼女は元通りになるだろう」

長官「一般市民が彼女のような存在と共に居る事は、この機関の規則で許されていないんだ」

俺「・・・・・・」

長官「分かってくれるかな?」

俺「・・・・・・」

長官「・・・・・・・」

長官「1日だ」

447: 2011/01/01(土) 05:37:25.04ID:OWu/uduc0
長官「その放射能を作るまでに1日掛かる」

長官「その間、君に別れを言う有余を与えよう」

俺「別れ・・・」

長官「明日の朝に、部下に車を送らせよう」

長官「それまでに自分の中でケジメを付けなさい」

俺「・・・・・・」

長官「・・・災難な事に巻き込んで悪かったね」

長官「今日は彼女を連れて家に帰りなさい」

449: 2011/01/01(土) 05:50:06.38ID:OWu/uduc0
―帰路―

俺「・・・・・・」

カ「ふぃー・・・今日は散々だったぜ」

俺「・・・元気だな」

カ「ったりめぇだろ、アタシを誰だと思ってやがる」

俺「・・・あんま強がるなよ、傷に障るぞ」

カ「・・・なんだよ?テメェは元気ねーじゃねぇか」

カ「もしかして今日の事まだ引きずってやがんのか?」

俺「・・・・・・」

カ「このままだったら気まずくなる一方だ、今日の事はさっぱり水に流そうぜ!」

俺「・・・・・・」

カ「お、オイ・・・なんで何も喋らねーんだよ」

俺「・・・・・・」

カ「何かあったのか?」

俺「・・・・・・」

450: 2011/01/01(土) 06:00:11.55ID:OWu/uduc0
俺「・・・・・・」

カ「へへ、ただいまだぜ!」

俺「・・・・・・」

カ「いい加減何か喋りやがれよ! アタシだけ喋ってて気持ち悪いじゃねーか!」

俺「・・・・・・」

カ「・・・・・・」

俺「タミヤ」

カ「な、なんだよ?」

俺「もうお前とは居られない」

カ「・・・ぁ?」

俺「明日の朝に、今日世話になった機関の奴がお前を迎えに来る」

カ「・・・・・・」

俺「そこでお前は元の姿に戻される」

俺「お前と1日を過ごすのは今日で最後だ」

カ「・・・・・・」

452: 2011/01/01(土) 06:09:21.97ID:OWu/uduc0
カ「・・・へへ、そんな事だろうと思ったぜ」

俺「・・・え?」

カ「あーあ! 折角この姿になれたのに残念だぜ!」

カ「もっとやりたい事もいっぱいあったのなぁ!」

俺「タミヤ・・・」

カ「で、テメェはそんな事で落ち込んでやがんのか?」

カ「バッカじゃねぇのか!? それでもオスかよテメェは!アッハッハッハッハ!」

俺「おまえ・・・辛くないのか?」

カ「ハハハ・・・ハハ・・・」

カ「・・・辛くないように見えるかよ・・・」

俺「・・・・・・」

454: 2011/01/01(土) 06:26:41.51ID:OWu/uduc0
―朝―

 ピンポーン
 ガチャ

 「私だ、約束通り迎えに来たぞ」

俺「・・・・・・」

 「もう決心は付いたのか?」

俺「・・・はい」

 「そうか、じゃあ連れて行くぞ」

カ「・・・行って来るぜ?」

俺「・・・・・・」

カ「おっと、最後にこれだけ聞かせてくれ」

455: 2011/01/01(土) 06:28:47.76ID:OWu/uduc0
カ「アタシの事、やっぱ嫌いなのか?」

俺「・・・そんな訳ねぇだろ・・・」

カ「・・・・シシシ」

カ「それが聞けただけで満足だぜ・・・」

カ「世話になったな、楽しかったぜ」

カ「じゃあな」

 バタン

俺「・・・・・・」

457: 2011/01/01(土) 06:37:02.59ID:OWu/uduc0
俺「行っちまった・・・」

クワ「おい」

俺「!?」

クワ「貴様はそれでいいのか?」

俺「クワ子!お前いつから!」

クワ「貴様の気持ちはどうなんだ」

俺「気持ちって・・・」

クワ「アイツは貴様とずっと一緒に居たいみたいだぞ」

俺「・・・・・・」

クワ「・・・行け、今ならまだ間に合う」

俺「・・・ッ!」ダッ

クワ「やれやれ、世話の焼ける人間だ」

458: 2011/01/01(土) 06:46:00.67ID:OWu/uduc0
  ブロロロロ

 「長官、予定通り彼女を保護しました」

 「本部に到着次第連絡します」

カ「・・・・・・・」

 「・・・出来れば我々もこんな事はしたくはないのだ」

 「これは規則なんだ・・・許してくれ・・・」



  タッタッタッタッタ



 「た、隊長!後ろを見てください!変な男が追いかけてきます!!」

カ「え・・・?」

 「なんだと? まさか!?」

    タッタッタッタッタ

俺「待てよ!! 待ってくれよ!!」

479: 2011/01/01(土) 14:30:34.30ID:knnsPvRN0
    タッタッタッタッタ

俺「くそぉおおおぉ!!待ちやがれってんだ!!」ハァハァ

カ「・・・な、何やってんだよ・・・アイツ・・・」

俺「タミヤァ!!聞こえてるかぁ!!」

俺「たっぷりと迷惑掛けておいて今更サヨナラなんて許さねーぞ!!」ハァハァ

 「・・・あの男・・・」

俺「お前の事が嫌いだと?何ほざいてやがんだ!!」ハァハァ

俺「大好きに決まってんじゃねーか!!バカヤヤロウがぁ!!」

 タッタッタッタ

カ「・・・・!」

俺「くそぉぉ!!止まりやがれえぇぇ!!」

482: 2011/01/01(土) 14:38:47.38ID:knnsPvRN0
 「隊長、どうしますか? 速度を上げますか?」

 「・・・あぁ、頼む」

 ブロロロロ!

俺「クソッ!!うをぉぉおぉぉ!!」ダダダダダ

カ「来んんじゃねぇよ・・・もういいんだよ・・・これで・・・」

俺「うわっ!」

 ズテンッ

カ「あ!」

 「・・・・・・」

 「ん・・・アレはなんだ・・・?」

 ブロロロ

 「どうした?」

 「前からバイクが・・・ハーレーがこっちに向かって走ってきます!」

483: 2011/01/01(土) 14:42:55.15ID:knnsPvRN0
 「た、隊長!!このままじゃ衝突します!!」

 「馬鹿な!!運転手は何を考えているんだ!!」

 ブロロロロ

 「くそ!!正気か!? なんとしても避けるんだ!!」

 「避け切れません!!う、うわぁぁあぁぁ!!!」


   ガシャァァアァアァァン!!!

484: 2011/01/01(土) 14:47:07.90ID:knnsPvRN0
 シュー・・・

 「く・・ゲホゲホ!!」

DQN「オイオイ、何処にメェつけて走ってやがんだ、俺の自慢の愛車がスクラップじゃねーか」

 「き、君は・・・!!」

カ「お前・・・」

DQN「おや? いけないな、いい大人がこんな可愛い女性を誘拐するとは」

 「誘拐だと!?人聞きの悪い!!我々を誰だと」

DQN「カモンブラザー」

DQN3「イエス、ボス」

 「!?」

DQN3「詳しくは署で聞こうか」

 「なんだとぉぉぉおぉぉ!?」

487: 2011/01/01(土) 14:56:00.15ID:knnsPvRN0
俺「・・・・・・・」ポカーン

DQN「タミヤさん、全ては貴方の為です どうか自分と一緒に・・・」

カ「悪ィ!!今度にしてくれ!!またな!!」

 タタタタ

DQN「・・・・・・」

DQN2「・・・アニキ、ドンマイッす」

DQN「ハッ!良いんだよ! タミヤさんがこの世に居る限り俺は諦めねぇからな!」

 「貴様!!こんな事が許されるとでも思っているのか!?」

DQN「あぁ?黙れよ」

DQN「規則だかなんだか知らねーが、俺からタミヤさんを奪うんじゃねぇ」

 「くそ・・・いつか後悔するぞ!」

DQN「どっちにしろ後悔する形になンだ、ならハッピーエンドの方がいいだろ」ニヤニヤ

488: 2011/01/01(土) 15:03:04.15ID:knnsPvRN0
タミヤ「お、おい!!」

 タタタタタ

俺「タミヤ!!」

カ「テメェ!ゴルァ!!今更どの面下げて来やがったんだ!!」

 ズドム!

俺「ふぐピぃ!?」メシャァ

俺「ぐ・・・ゲホゲホ!お前、何すんだよ!」

カ「・・・・・・」

俺「・・・どうしたんだ」

カ「るせぇ!目にゴミが入ったんだよ!」

俺「ホラ、顔上げてみろよ」

カ「・・・・?」

 ギュッ

491: 2011/01/01(土) 15:11:47.79ID:knnsPvRN0
カ「・・・・・!」

俺「もう離さねぇぞ、頼んでも離してやらねぇ」

カ「な・・・な・・・」プルプル

俺「確かにテメェは口悪いし、暴力癖あるし、すげぇめんどくせぇ奴だけどな」

俺「・・・お前が居ないと寂しいだろぉが」

カ「・・・へへ・・・ずっとこうして貰いたかったんだぜ」

俺「また俺と暮らしてくれるか・・・?」

カ「ケッ! テメェの頼みなら仕方ねぇな!しょうがねぇから暮らしてやるよ」

俺「最後まで素直じゃない奴だな」

カ「ニシシシ、ちょっと顔貸せよ」グィッ

俺「?」

  チュッ

俺「・・・・!」

カ「アタシだって大好きだぜ!クソ野郎が!」


新ジャンル「カラス」     おしまい

引用: 新ジャンル「カラス」