1: 2010/10/29(金) 20:03:54.56ID:q40Qg8p7O
男「あ~今日も疲れた。ちょっと早いけど、電気消して寝るか」
(カチッカチッ)

豆電球「…やっと会えたね、男君。」

豆電球「昼間は出番ないけど、これから朝までは私の時間。
男君の寝顔独り占めタイムよ!テンション上がるわ!」

男「…なんか今日は豆電球がまぶしくて眠れない」

豆電球「え?ちょちょっと待っ」

(カチッ)
葬送のフリーレン(15) (少年サンデーコミックス)
2: 2010/10/29(金) 20:15:23.91ID:q40Qg8p7O
豆電球「昨日は興奮し過ぎて失敗しちゃったけど、
今夜こそは…」

男「そろそろ寝るぞ~」

友「わかった」

豆電球「あれ、今日は友達もお泊りか
まあ、おまけがいても少しくらいなら良いか」

友「あ、悪いけど、俺真っ暗じゃないと眠れないんだ」

男「そうなの?まあ俺も特に豆電球必要じゃないから消しとくな」

豆電球「…え?え?必要ない?」

(カチ)

3: 2010/10/29(金) 20:37:11.73ID:q40Qg8p7O
豆電球「私は男君にとってあってもなくても良い。いわばどうでも良い存在…」

豆電球「薄々気づいてはいたけど、口に出して言われるとね…」

豆電球「あーあ、私がかわいい人間の女の子だったらなあ…
とか言ってみたり」

「あなた人間になりたいの?」

豆電球「なりたいに決まってるじゃん!」

「じゃあ人間にしてあげる」

豆電球「え、嘘!?っていうか今気づいたけど、誰?」

8: 2010/10/29(金) 21:03:49.39ID:q40Qg8p7O
爪楊枝「私は割り箸の袋の中に入ってる爪楊枝の精です」

豆電球「なんだかすごくどうでもいい感じの精ね…」
爪楊枝「その言葉そのままお返しするわ。
話を進めましょう。

まず、あなたはこの度私達『あったら便利だけど、なくてもあまり困らない物』の仲間として認定されました
おめでとうございます」

豆電球「そ、そんな認定されてもうれしくないよ!
私はそんな仲間になんか入らないよ!」

10: 2010/10/29(金) 21:50:51.75ID:q40Qg8p7O
爪楊枝「まあまあ。とりあえず最後まで聞いてください
私達は、人間達に我々の存在の必要性を再確認させたいと考えています」

豆電球「…それがどうしたって言うのよ。そんなことしたって、男君にとって私なんか…」

爪楊枝「私達には仲間の見た目を人間にする力があります」

豆電球「そういえばさっきそんなことを言ってたような…」

爪楊枝「そして人間となった我等が仲間に頑張ってもらい、
本物の人間と何かしらの深い関係になってもらいます」

11: 2010/10/29(金) 21:57:03.55ID:q40Qg8p7O
豆電球「ふ、深い関係…。ゴクリ」

爪楊枝「そしてその人間にとって大事な存在となった所で正体をカミングアウト!
感謝を忘れた人間達へのささやかな復讐と、
我々への認識の向上に成功する、というわけです」

爪楊枝「いかがです?仲間になりませんか?」

豆電球「なります!私人間になります!」

爪楊枝(…本当に話を聞いてたのか不安です)

13: 2010/10/29(金) 22:22:37.03ID:q40Qg8p7O
豆電球(男君と深い関係!男君と深い関係!!)

爪楊枝「本当に良いんですね?」

豆電球「良いから早く!私人間になりたい!」(そして深い関係にも!)

爪楊枝「…わかりました。ただしあなたはあくまで豆電球。
活動できるのは基本的に夜だけです。気をつけてください」

豆電球「わかったから早く!」

爪楊枝「…。
完了しました。効果は明日から出て来ます。
では頑張ってくださいね」
豆電球「うん!ありがとう!私頑張るからね!」

15: 2010/10/29(金) 23:21:45.93ID:q40Qg8p7O
男「うーん、今日しなくちゃいけないことも終わったし、そろそろ寝るかな…」
男「おやすみ~」

(カチカチッ)

豆電球「はい、おやすみなさい、男さん!」

男「んー布団気持ちいいな…」

豆電球「んっ、もう…。いきなり抱きしめるなんて、積極的ですね…
でも、男さんなら…。なんちゃって」


男「ちょっと何!?君何?!」

17: 2010/10/29(金) 23:35:40.52ID:q40Qg8p7O
豆電球(いきなり豆電球とか言っても信じてもらえないよね
でもなんて言えば自然だろう?)

豆電球「…!あなたの恋人だよ!いつも一緒に寝てたじゃない!」

豆電球(恋人ってこと以外は嘘じゃない…よね
そこだってそのうち…)

男「俺にいつの間に彼女が…
ってそんなわけないだろ!」

(カチッ)

男「…あれ?電気付けても誰もいない」

19: 2010/10/30(土) 00:30:15.56ID:L/FOVlbdO
男「あ~、もう限界だ。
昨日は結局あれから眠れなかったからな…」

男「いくら部屋の中を探しても何も出て来なかったし、昨日のあれは夢でも見てたんだろうきっとそうだ」

(カチカチッ)

男「…」

男「…ほーら、何も起こらない。ま、別に怖がってわけじゃなかったしな!」

豆電球「…何が恐かったの?」

男「」

豆電球「あれ?男君、もう寝ちゃったの?白目剥いて寝るなんて器用だね」

豆電球「うふふ、今日は一緒だね。おやすみなさい、男君」

24: 2010/10/30(土) 09:14:28.28ID:L/FOVlbdO
男「…昨日のあれは一体何だったんだ?朝起きたら誰もいなかったし…
だが、明らかに俺のものではない長さの茶髪が落ちてた。
ということは幻でも幽霊でもない…」

男「つまり、ストーカー?」

男「…まま、まさかな~。俺にストーカーだなんてありえないし。
多分ファーの毛が落ちたかどうかしたにちがいない」

男「…いろいろ考えてたら眠くなってきた。ちょっと怖いが、寝るか」

(カチカチッ)

豆電球「こんばんは、男君。昨日はよく眠れたかな?」

男「…おかげさまで」

25: 2010/10/30(土) 10:16:29.10ID:L/FOVlbdO
男「あ、あんた誰だ!
驚きのあまり普通に返事しちゃったけど、何で俺の布団の中に?!」

豆電球「あなたの潜在的欲求の現れですよ」

男「俺そんなに溜まってるのか…?
…いやいや!そんなわけないだろ!本当のことを言え!
ストーカーか?そ、それとも幽霊なのか?」

豆電球「かわいい反応だね。
んー、正直に言うとね、私は豆電球です。
あなたへの熱い愛のおかげで、この度めでたく人間になることができました!」

男(やばい、意味がわからない。本気で危ない人きちゃった。どうしよう)

26: 2010/10/30(土) 10:42:39.07ID:L/FOVlbdO
豆電球「あ~、信じてないな?じゃあ試しに電気点けて見てよ
私消えちゃうから」

男「わ、わかりました。」(できるだけ刺激しないようにしないと…)

豆電球「爪楊枝の話だと夜の間は人間でいられるってことだったんだけどね
全く、妙な所に制約つけるんだから。もう…」

男「はは、そ、そうなんですか…。じゃあ電気点けますよ」

豆電球「ん、ばっちこいだ!」

(カチカチッ)

男「…」

男「本当に誰もいない」

男「…今日は電気点けたまま寝よう」

30: 2010/10/30(土) 13:31:53.90ID:L/FOVlbdO
友「なあ、俺からするとめちゃくちゃうらやましい悩みなんだけど」

男「俺だって普通の女の子なら大喜びだよ
でもいくらなんでも怪奇現象過ぎるだろ」

友「まあたしかにな。それで昨晩から電気は点けっぱなしなんだな」

男「一瞬でも豆電球の状態を経由するのが恐ろしくて…」

友「ん、わかった。じゃあ今日は俺も一緒にその豆電球ちゃんに会ってやるよ」
男「本当に助かるよ」

友達「…ところでその豆電球ちゃんはかわいいのか?」

男「薄暗い中だったからはっきりとは見てないけど、
ショートカットで小柄な感じだったと思う」

友達「…俺ん家にも来てくれれば良いのに」

31: 2010/10/30(土) 13:38:44.24ID:L/FOVlbdO
男「よし、じゃあ豆電球にするぞ…」

友「おう、早くしろ」

男「何期待してるんだか」
(カチカチッ)

男「…」

友「…」

男「…出ないな」

友「…おう」

男「おかしいな。昨日はたしかに…」


豆電球「…わっ!!!!!!」

32: 2010/10/30(土) 14:00:27.25ID:L/FOVlbdO
豆電球「ふふ、びっくりした?昨日あれからずっと放置されちゃったから、その仕返しだよ」

友「」

豆電球「あれ?今日は友君もお泊り?
…もしかして私を紹介してくれるの?
キャーうれしい!な、何て紹介してくれるの?ひょっとして、男君の彼女とか?
…ど、どうしよう。まだ愛してるどころか、好きとさえも言われてないのに。
あ!でも男君と私は以心伝心だから、そんな言葉無くても問題無いよね!
うんうん!きっと大丈夫!二人なら絶対うまくやっていけるよ!
さあ男君!私を友君に紹介してください!」

男「」

豆電球「男君?どうかした…」

豆電球「氏んでる…」

9: 2010/10/29(金) 21:31:37.02ID:Rddd8YeWO
なんかスレタイから魔物の匂いを感じた

18: 2010/10/30(土) 00:07:28.29ID:R/NnQtTJ0
え?終わり?

引用: 新ジャンル「豆電球」