47: 2015/05/22(金) 15:29:46.31 ID:NW8ferApO


前回:提督「お姉ちゃん欲しい」

最初から:提督「お姉ちゃん欲しい」

提督「次は誰がいいかな…」

提督「あ、夕張!ちょうどよかった!」

夕張「提督?なんでしょうか!」

提督「俺のお姉ちゃんになってくれ」

夕張「え?…えぇ〜〜〜!?」

能代「まぁ当然の反応ですね」

夕張「提督のお、お姉ちゃんですか?」

提督「実験的な感じで、実験とか好きでしょ?」

夕張「ま、まぁ…」

提督「そこにいるのは雷か?ちょっとキミも脇役で出演してくれ」

雷「ん?よくわかんないけど私を頼ってくれるのね!」

能代「夕張さんはどういうお姉さんになるんでしょうか…」
「艦これ」ピクトリアルモデリングガイド 大和編: 『艦これ』提督のための艦船模型ガイドブック
48: 2015/05/22(金) 15:32:00.34 ID:NW8ferApO

ーーーーー

提督「ん〜…うまくいかねぇなぁ」

提督「やっぱ難しいなぁ、俺には向いてないかも」

夕張「なにをやってるの?」

提督「あぁ、夕張姉ぇ」

夕張「あら、プラモデル作っているの?意外ねぇ」

提督「チャレンジしようと思って」

夕張「初っ端から戦艦長門って…難易度高いの選んだわね…」

提督「え?ダメ?」

夕張「流石に初心者には厳しいかもなぁ」

提督「…oh…高かったのに」

夕張「…しょうがないなぁ、お姉さんが手伝ってあげる!」

提督「まじで!?」

49: 2015/05/22(金) 15:32:49.86 ID:NW8ferApO



提督「夕張姉ぇ、ホント器用だよな」

夕張「好きだからねぇこういうの」

提督「うわ、すご!今どうやったの?」

夕張「慣れよ慣れ、経験の積み重ねなのよ」

提督「…そういえば昔、夕張姉ぇが段ボールとかで庭に俺の秘密基地作ってくれたよな」

提督「ちゃんと寝れるスペースもあって二階もあって…」

夕張「あー、作ったわねそういうのも」

夕張「あなたが喜んでくれるからどんどん気合入っちゃってね、かなり増築したなぁ…懐かしい」

提督「そんときから器用だったよな」

夕張「私は運動オンチだけど、こういうのは大得意だからね!」

50: 2015/05/22(金) 15:34:03.84 ID:NW8ferApO



提督「ほとんど夕張姉ぇにやってもらっちゃったよ…」

夕張「私も戦艦のプラモは久しぶりだからね、気合入っちゃった!」

提督「すげぇ…長門…完成度高いな」

夕張「コレは中級者向けかもね、初心者は農家シリーズとかから始めたらいいかも」

提督「の、農家…?」

夕張「てかあなたのプラモ、私が完成させちゃってごめんね」

提督「いいよ別に、おかげで完成度高いのが出来たから堂々と部屋に飾れるよ」

夕張「そう?なら良かった!」

51: 2015/05/22(金) 15:36:12.33 ID:NW8ferApO

後日、学校

雷「今日は体育ね!男子は何をやるのかしら?」

提督「サッカーかな」

雷「サッカー!?いいなぁ、女子なんて卓球なのよ?地味ぃ〜」

提督「えー、卓球楽しいじゃん」

雷「私は体を思い切り動かすのが好きなの!」

提督「まぁ、俺もサッカー好きだけど」

雷「卓球ってどうも難しいのよね…」

提督「ア”ッ」

雷「ん?どうしたの」

提督「体操着、忘れた…」

雷「あちゃあ…、今日の体育、ウチのクラスだけだから他のクラスからは借りられないわよ?」

提督「マジカヨ」

雷「反省文書いて見学かもね…」

提督「…いや!大丈夫だ!」

雷「え?何が?」



提督「夕張姉えええええ!」

夕張「どうしたの?急に呼び出して」

提督「夕張姉ぇ、今日体育あるよな?」

夕張「あるけど」

提督「何時間目!?」

夕張「二時間目…」

提督「よかった!俺、四時間目に体育あるんだけど体操着忘れちゃって…」

夕張「え〜?家を出る前にちゃんと確認しなきゃだめじゃないのよ、もぉ〜」

提督「ゴメン!なんで四時間目に体操着貸してくれ!」

夕張「私の…?…しょぉがないなぁ〜」

提督「ありがとう!恩にきる!それじゃまた後で!」

夕張「まったく…」

夕張「私、あの子に甘やかしすぎかな?」

※女子体操服はブルマではなく、男子と同じズボンです

55: 2015/05/22(金) 19:46:18.90 ID:dmBGGyQOO

提督「さぁどうだ」

能代「…あの、提督は何歳なんですか?」

提督「え?もうすぐ三十路だなぁ」

能代「…で、夕張さんの弟の提督は何歳なんですか?」

提督「俺も夕張姉ぇも中学生の設定」

能代「中学生!?流石に無理がありすぎるんじゃあ…」

提督「色んなお姉ちゃんがいれば弟もそれに合わせなければいけないのだよ!」

提督「あくまでも設定!俺の理想!!」

提督「俺の夢!!!妄想の世界!!!!」

能代「わ、わかりましたから!!わかりましたから!!」

提督「てか俺のことはどうでもいい!夕張姉ぇに注目しなさい!」

能代「は、はい!」

夕張「て、提督…私どうでしたか?」

提督「最・高」

雷「優しいお姉さんね!」

提督「そう!さっきの瑞鶴と違って最初から優しいお姉さん!」

提督「甘えたくなっちゃうよねぇ」

能代「ただ単純に優しいお姉さんって感じですけど」

提督「ただのお姉さんじゃない!夕張姉ぇだぞ!」

夕張「どゆことですか?」

雷「夕張さんならではの良さがあるってことじゃない?」

提督「そう!ここからが姉萌えの真骨頂!」

能代「出ました、真骨頂」

61: 2015/05/23(土) 11:05:48.55 ID:ZWrTz9sHO

四時間目前

提督「夕張姉ぇ!体操着貸して!」

夕張「う、うん…」

提督「…」

提督「…あの、貸して?」

夕張「やっぱダメ!!!」

提督「ええ!?なんで!」

夕張「思ったより体育で汗かいちゃって…体操着すごく湿ってて…臭いの…」

提督「いや別に関係ないけど、どうせ俺も汗かくし」

夕張「関係なくないの!貸したくない!」

提督「夕張姉ぇ困るよー!大丈夫、気にしないから!」

夕張「やだもぉ!友達とかにも臭いって言われちゃうよ!?」

提督「大丈夫だよ、誰も気にしないって!」

夕張「私が気にするの!」

提督「貸してくれるって約束してくれたじゃん!体育に遅刻しちゃうよ!」

夕張「そ、そうだけど…」

提督「オリャア」バッ

夕張「あっ!ちょっとお!」

提督「借りてくぜー!」シュタタタ

夕張「あー…、やだぁーもぉ〜…」

夕張「絶対臭いって…」



提督「確かに結構濡れてんな…」

提督「…」くんくん

提督「ウボァ!くっせえ!…まぁ、いい匂いのする汗なんてないか…」

提督「これで体育できるし、とりあえず夕張姉ぇには感謝だな…」


62: 2015/05/23(土) 20:41:16.96 ID:oR8XjHGB0

体育終了後

雷「まさかお姉さんの体操着を借りるとはね…」

提督「おかげで助かったわぁ」

雷「もし私に弟がいたとしても、自分の汗まみれの服は貸せないなぁ…」

提督「なんで?」

雷「いや…普通に恥ずかしいわよ…自分の汗まみれの服を貸すなんて」

提督「女の子って大変ね」

雷「お姉さんにしっかり感謝しなさいよ?」

提督「ういうい」

65: 2015/05/23(土) 22:42:58.16 ID:oR8XjHGB0

給食準備中

ダダダダダダダダダダダダダダダ

ガラッ!

夕張「提督!!!」

雷「うわあびっくりした!!…司令官、お姉さんが来たわよ?」

提督「夕張姉ぇ、なに?」

夕張「ちょっと来て!」

提督「引っ張るなって」



夕張「臭くなかった!?ねぇ!臭くなかった!?」

提督「…」

提督「臭くなかったよ」

夕張「なんでちょっと間があったの!?臭かったんでしょ!」

夕張「やだもぉ最悪ー!!」

夕張「ちょっと!こっち寄って!」

提督「え?なに?」

夕張「…」くんくんくん

提督「おい!俺の臭い嗅ぐなって!」

夕張「やっぱり私の臭いがする…」

提督「んなのわかるわけないだろ!」

夕張「臭い消し使ってよ!!」

提督「俺シーブリーズ持ってないもん」

夕張「私のエイトフォー貸すから!」プシュー!!

提督「ぶふぇ、顔に噴射すんなって!!」

提督「でも…」

夕張「ん?」

提督「ありがとな」

夕張「うっ…」

夕張「…どいたしまして」ボソッ

雷「仲良いわね~、あの姉妹」

66: 2015/05/23(土) 23:41:48.94 ID:oR8XjHGB0

提督「どうだ」

能代「夕張さん」

夕張「は、はい!?」

能代「かぁいいですねぇ」にへら

夕張「え!?」

提督「おお能代!わかるのか!」

能代「これが…姉萌えですか…」

雷「こういう女の子がモテるの?」

提督「モテるとは違うのだよ」

雷「ふぅ~ん」

提督「さぁ、まとめにはいろう」

能代「解説お願いします!」

提督「まずプラモデルが得意なお姉ちゃんって魅力的だよね」

能代「確かに、プラモデルは男の子の趣味って感じがしますもんね!」

提督「しかも弟が小さいときに秘密基地作ってくれるっていいお姉ちゃんじゃないか…」

能代「自慢のお姉ちゃんですね!」

提督「手先が器用な分、運動オンチというアクセントもなかなかなの萌えポイントだよな」

雷「何言ってるかわからない…」

夕張「私も…」

71: 2015/05/24(日) 07:42:21.33 ID:qABNLNnfO

提督「弟のために尽くす姉って普通に憧れるんだよね、どういう形であれね」

能代「愛されてるって感じしますもんね、それは弟も妹も同じですけど」

提督「こういうことをしてくれるお姉ちゃんにはいつか恩返ししたくなるんだよな」

提督「そして恩返しした後にありがとうなんて言われて、さらに嬉しい気持ちになるんだよなぁ」

提督「一人っ子には絶対に味わえない気持ちだ」

能代「姉妹がいて本当に良かったです」

夕張「私には絶対に味わえない気持ちかぁ…、私も一人っ子だから提督のお姉ちゃん役やれて楽しかったです」

雷「私にとって姉妹っていて当たり前だけど、幸せなことだったのね」

提督「そうだぞ、兄弟姉妹がいるなんて羨ましいよまったく!」

提督「…さぁ、夕張姉ぇの最大の萌えポイント、汗まみれの体操着だ!」

夕張「てか臭い嗅いでましたよね、めっちゃ恥ずかしいんですけど!」

提督「姉弟間での物の貸し借り!これも憧れる!」

能代「体操着の貸し借りまでしますかね…」

提督「小学校では見たけど中学では見なかったな…まあいい!」

提督「ポイントは運動オンチな夕張姉ぇの汗まみれ体操着!」

提督「最初は『しょうがないなぁ、貸してあげるか』みたいな流れだったけど」

提督「思った以上に汗をかいてしまった夕張姉ぇ!これを弟に貸さなくてはならないからさぁ大変!!」

能代「でもしょうがなくとりあえず弟のところに行く夕張姉ぇ」

雷「能代さんもノリノリね」

提督「そして夕張姉ぇはこう言い放つ、『やっぱり貸せない』と!」

提督「弟のために何でもしてあげた夕張姉ぇだが、これだけはできないと!」

提督「愛する弟の希望に応えられない夕張姉ぇの心情…そこに優しいお姉さんならではの姉萌えを感じないか!?」

能代「わかります!わかってきました!」

夕張「そういうものなの?」

雷「いや…私に聞かれても…」

72: 2015/05/24(日) 07:52:47.82 ID:qABNLNnfO

提督「しかし体操着を奪われてしまう夕張姉ぇ、貸してあげると約束した以上取り返せない」

提督「走り去る弟、貸したことを後悔する夕張姉ぇ」

提督「やだもぉ〜…とか言って立ち尽くしてしまう…」

提督「…」

提督「ええなぁ」ご満悦

雷「なにその緩みきった顔!!」

能代「姉萌えを全身で感じているんですね!」

夕張「私は今どういう感情を持てばいいかわからないです…」

提督「夕張姉ぇ最高」

能代「喜んでいいんですよ!」

夕張「はぁ…」

雷「褒められてるのかわからないわよねコレ」

79: 2015/05/24(日) 11:29:32.18 ID:blpn0GGCO

提督「そして最後のやり取りよ!」

能代「夕張姉ぇさんが自分の臭いを弟さんに問い詰めるところですね!」

提督「てかまずお姉ちゃんが自分のクラスに尋ねに来るなんて…羨ましいことこの上ない!!」

提督「『あれお前の姉ちゃん?可愛いじゃん』なんて言われてみたい!」

雷「へー」

提督「そして『臭い』、『大丈夫』の言い合い!ケンカとはまた違ったエキサイトが良かったなぁ」

提督「なにを混乱したのか突然弟の身体のにおいを嗅ぎ出す夕張姉ぇ!そしてエイトフォーの噴射!」

提督「戯れが最高なんじゃ〜」

夕張「…私は恥ずかしいだけでしたけど」

提督「極め付けは」

提督「弟が何気なく言った感謝の言葉」

提督「それを聞いた夕張姉ぇ、戸惑いながらも」

能代「『…どいたしまして』」声マネ

提督「可愛いなぁ夕張姉ぇええええええええ」

能代「私も!私もあの『どいたしまして』にやられました!」

提督「しかも遠目で見る雷が『仲いいな』って!そう言われるのも憧れる!!」

提督「いやぁ…最高のひとときだったよ」

夕張「よ、よろこんでいただけたなら…幸いですけど」

提督「結果!…夕張は俺のお姉ちゃんになって欲しい!!」ドーン

雷「…なにそれ」

能代「決めゼリフみたいですね」

提督「協力ありがとう、夕張、雷」

提督「夕張、ナイスお姉ちゃん!」

夕張「は、はぁ…」

提督「さーって、次は誰にお姉ちゃんになってもらおうかな!」

能代「なんだか能代も楽しくなってきました!」

雷「なんだったのかしら…」

提督「お姉ちゃん欲しい」摩耶編

引用: 提督「お姉ちゃん欲しい」