644: 2016/06/02(木) 17:15:28.36 ID:FeJDxbnI0
前回:三日月「もっと……もっと頑張らないと……私は」電「……三日月ちゃん」【第十七夜】
最初から:三日月「もっと……もっと頑張らないと……私は」電「……三日月ちゃん」
~一週間後~
金剛「ウゥ……ウー!!」
三日月「こ、金剛さん……そろそろ機嫌治してください」
金剛「だ、だって……だって悔しいデース!!」
電「あとちょっとだったのです……」
金剛「うううううううう!! 負けたの本当に悔しいデース!!」
私達は、改めた形という事で、前は中止になった演習を行いました。
結果は、私達の負けだった。
夕立「神通さんがいなかったら夕立達の負けだったっぽいー」
菊月「あぁ、私達ももっと鍛えないとな」
神通「菊月ちゃんの作戦や、夕立ちゃんの援護が良かったんです。全員の勝利です」
金剛「……ちっきしょうめー!! 今度はギッタンギッタンにしてやるデース!!」
当然、悔しかった。けど、それ以上に、楽しかった。
電「……夕立ちゃんの手投げ魚雷っていうわけの分からない攻撃さえなければ……どうやったらあんな破天荒な事できるのですか……」
夕立「え? あれ、三日月ちゃんが先に夕立にやって来た技だよ?」
電「え?」
645: 2016/06/02(木) 17:16:12.79 ID:FeJDxbnI0
前提督「あれ? ボコボコにするんじゃなかったっけ?」
提督「うるっせぇ!! 次は……ま、負けねぇからな!!」
前提督「次……か」
提督「ん?」
前提督「少佐、次は多分……ないよ」
提督「……提督、辞めるのか」
前提督「……あぁ」
提督「やっぱ、その足が原因か……?」
前提督「まぁ、さすがにこれじゃあ不便だからね。仕方ないさ」
提督「……すまなかった」
前提督「いや、僕が勝手にやった事さ。君が気に病む事はないよ」
提督「…………」
前提督「それで、その事関して少し君に頼みたいことがあるんだ」
提督「へ?」
646: 2016/06/02(木) 17:17:47.43 ID:FeJDxbnI0
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
前提督「それじゃあ、短い間だったけど世話になったね」
提督「いや、こちらこそ世話になった。まっ、暇ができたら遊びに来いよ」
前提督「あぁ、暇ができたらね」
提督達が帰る日がついにやってきました。
夕立「み、三日月ちゃん……」
三日月「ゆ、夕立ちゃん……そんなに悲しまないで? 永遠の分かれってわけじゃないんだから」
夕立「そうだけどやっぱりしばらく会えなくなるのは寂しいっぽい~!!」
電「三日月ちゃんの名前を出すだけで不機嫌になっていた人の発言だとは思えないのです」
菊月「触れてやるな。こいつは犬みたいなもんなんだ」
菊月「……電、三日月、金剛さん。世話になった」
電「こちらこそお世話になったのです」 ペコリ
三日月「お、お手紙書くから!」
夕立「ぽ、ぽい~……」
神通「さぁ、皆さん。そろそろ乗りますよ? 運転手を待たせています」
前提督「ははは、そうだね。それじゃ、そろそろ行くよ」
提督「あぁ」
金剛「じ、神通!! あなた本当に艦娘辞めちゃうデース!?」
神通「はい。提督……先生のお世話をするためには、それが一番手っ取り早いですから、皆とも相談した結果です」
夕立「…………」
菊月「…………」
前提督「……すまないね、神通」
神通「いえ、お気になさらず」
金剛「うぅ……」
神通「もう、戦艦なんですからいつまでもダダをこねないでください」
神通「別に軍から離れるわけじゃないですし、戦闘に出なくなるだけです。だから、いつかきっと会えますから。元気出してください」
金剛「……了解デース」
神通「それじゃあ、そろそろ皆さん乗りますよ」
菊月、夕立ちゃんが車に乗っていく。本当に、しばらくお別れなんだなっと実感する。
647: 2016/06/02(木) 17:18:41.63 ID:FeJDxbnI0
前提督「…………」
三日月「あっ」
提督と目が合う。提督は、目を逸らさずじっと私を見つめていた。
前提督「……三日月」
三日月「はい、何ですか、提督」
前提督「僕は、君を色々と罵倒し続けてきた。ひどい態度を取ってきた」
前提督「僕は、君を憎んでいるから」
三日月「……はい」
電「…………」
前提督「……君が怒って僕を殴ったあの時、僕は君の姉妹まで馬鹿にした……君に最悪の気分を味わってほしかったから。最低な事を言ってしまった。その事に関しては……謝る。すまなかった」
菊月「…………」
三日月「……はい」
前提督「だけど、あの事件の事は……まだ恨んでいる。その気持ちは……変わらない。だから、今までの事は……謝らない」
三日月「いいんです、それで。当然ですから」 ニコ
前提督「……ちょっとこっちに寄ってくれ」
三日月「はい」 スタスタ
前提督「僕は謝らない」
三日月「……はい」
前提督「だけど」 スッ
三日月「え?」
648: 2016/06/02(木) 17:19:30.70 ID:FeJDxbnI0
ナデナデ
前提督「……新しいこの鎮守府の“一人”の艦娘として……頑張れ。応援している」 ナデナデ
三日月「…………」
前提督「……」 スッ
前提督「神通、押してくれ」
神通「はい。三日月ちゃん、お元気で」 スタスタ
バタン!
頭がうまく働かなかった。神通さん達が車に乗り込む。お別れの時間だ。
けど、どうしていいか分からなかった。
提督「全員、敬礼ッ!」
バッ!!
敬礼することしかできなかった。
離れていく車。夕立ちゃんが窓から顔を出して何か言っているが、聞き取れなかった。
車が次第に見えなくなり、お別れは終わりを迎えた。
ポンッと司令官が私の頭に手を乗せた。電ちゃんが私の手を握ってくれた。金剛さんが後ろから私をギュッと抱きしめてくれた。
視界が、ぼやけていた。
提督「良かったな……三日月」 ナデナデ
三日月「ひっぐ……ひっぐ……っ……!!」
しばらく皆そのままの状態でいてくれた。
幸せな時間が、涙と共に流れていった――
649: 2016/06/02(木) 17:21:28.07 ID:FeJDxbnI0
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
あれからしばらくが経ちました。我が鎮守府も少しずつ艦娘が増えてきています。
三日月「え、えっと……! あの資料はどこだっけ……」
長門「…………」
三日月「あっ、あったわ! もう、誰ですか前の秘書官は……資料が元に戻ってないじゃないのぉ……!! あっ、北上さんって書いてある!! もう……!!」
長門「み、三日月?」
三日月「!! な、長門さん! お疲れさまです!」
長門「あ、あぁ。お疲れさまだ。大丈夫か……? 何か手伝おうか?」
三日月「いえ! 本日の秘書官はこの三日月です! 司令官は今別件で外されていますけど、私自身に任されたお仕事ですから!」
長門「……ふっ、そうか。あまり無理はするなよ」
三日月「はい! ところで長門さん、何かご用件があったのでは」
長門「あぁ、実はな――」
ガチャ
加賀「艦隊帰投しました」
三日月「あっ、加賀さんお疲れさまです! 他の皆さんは入渠中ですか?」
加賀「えぇ。私は無傷だったので、報告しにきました。作戦は無事終了です。これ、報告書よ」
三日月「わぁ! ありがとうございます!! ……はい、確認できました。わざわざ報告書まで書いていただいて……本当にありがとうございます!!」
加賀「いえ。ついでですから。それでは」 スタスタ
長門「…………」
三日月「あ! ご、ごめんなさい長門さん!! それで、ご用件は」
長門「あぁ、実は資材の件で――」
タッタッタッタッタッタ!!
バターン!!
明石「提督ー! 建造終わったので報告……ってあれ?」
三日月「明石さん、お疲れ様です。司令官なら今席を外しておりますよ? 建造終了したんですか?」
明石「あぁ、三日月ちゃん! うん、そうですよー」
三日月「ありがとうございます。とりあえず、司令官が戻って来た時にそちらへ向かいますねっ」
明石「了解です!」 タッタッタ
650: 2016/06/02(木) 17:22:21.89 ID:FeJDxbnI0
長門「…………」
三日月「ご、ごめんなさい長門さん」
長門「いや、大丈夫だ。……忙しそうだな」
三日月「し、仕方ないことですから」
長門「……えっと、だな。実は資材の計算が少し合わなくてな。それの確認について連絡に来たんだが」
三日月「え? ほ、本当ですか? しょ、少々お待ちを……今資材の確認書を……」 ドタバタ
タッタッタッタッタッタ!!
電「み、三日月ちゃん!! た、大変なのです!!」
三日月「い、電ちゃん? どうしたの?」
電「じ、実は訓練中だったのですが……天龍さんと龍田さんが大喧嘩を始めてしまって……今必氏に金剛さんがなだめているんです……が……み、三日月ちゃん?」
三日月「…………」
ブチッ
電「!?」
三日月「この忙しい時に……あの二人は……何してるんですか」 ブツブツ
長門「み、三日月……?」
三日月「……すみません、長門さん。ちょっと、止めてきます」
長門「は、はい」
三日月「ごめんね電ちゃん……案内してもらえる?」
電「う、うん。こっちなのです」
651: 2016/06/02(木) 17:24:03.58 ID:FeJDxbnI0
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
天龍「す、ずみまぜんでした……」 ドゲザー
龍田「ごめんね~三日月ちゃん~」
三日月「いえ、今回は確実に天龍さんが原因ですから。龍田さんは次から気を付けて頂ければ結構です」 ニコ
三日月「んで、天龍さん?」
三日月「なぁに訓練中に喧嘩なんかしてるんですか?」
天龍「いや、だ、だってよぉ……」
三日月「だって、何ですか?」
三日月「何か言いたいことでも?」
天龍「……な」
三日月「な?」
天龍「な、ないです!!」
三日月「……私、色々と秘書官の作業してたんです」
天龍「……お、おう」
三日月「けど、あなたが喧嘩してるって電ちゃんが飛んできたから急いで止めに来たんです。……そしたら喧嘩の理由が……くっっっだらないことで? ……龍田さんに喧嘩を吹っ掛け? んで龍田さんもちょっとピキッと来ちゃって大喧嘩? 私それを作業中断して止めに来た?」
三日月「……これ、時間の無駄じゃないですか? ねぇ、どう思います? 天龍さん」
天龍「じ、時間の無駄……だな」
三日月「わかってるんだったら喧嘩なんか吹っ掛けずに訓練してくださいッ!!!!」
天龍「わ、わかった!! 俺が悪かったから!! 本当にごめん!!」
龍田「あらあら~」
金剛「ワーオ……天龍が近接戦闘でボッコボコにされましたネー。さすが我が鎮守府最高練度デース」
北上「駆逐艦って怖いね」
加賀「……いや、あの子が怒ると怖いだけなのでは……」
赤城「真面目でいい子ほど怒らせちゃまずいタイプですからねー」 ポリポリ
加賀「赤城さん、それは?」
赤城「おやつです」 ボーキポリポリ
652: 2016/06/02(木) 17:24:43.50 ID:FeJDxbnI0
スタスタスタスタ
提督「なんか騒がしいな……どうしたんだ?」
三日月「し、司令官!? お、おかえりなさいです!!」
提督「あぁ、ただいま。司令室に電話したけど長門が出てびっくりしたよ。何かあったのか?」
三日月「えと、まぁ、色々とありまして……あっ、あと……ごめんなさい。まだ秘書官の作業が途中で……」
提督「ん? あぁ、別に大丈夫だよ」
提督「とりあえず三日月、ちょうど君に用があったんだ。ちょっとついて来てくれ」 ギュ
三日月「ふぇ? あ、あの!! 司令官!?///」
提督「よし、行くぞー」 スタスタ
三日月「は、はい……って、自分で歩けますから!!///」
653: 2016/06/02(木) 17:25:57.56 ID:FeJDxbnI0
スタスタスタスタ
三日月「し、司令官? いったい何が……」
提督「……お前には真っ先に会ってほしい艦娘達が来ているんだ」
三日月「え?」
提督「実はな、大佐が引退するという事で、頼まれていたことがあったんだ」
提督「ある艦娘達を俺達の鎮守府に置いてくれってな」
三日月「は、はぁ」
提督「……今日はその子達の迎えに行っていたんだ。ほら、着いたぞ」
三日月「し、執務室?」
提督「開けてみるんだ。きっと、喜んでくれると思う」
三日月「は、はい」
ガチャ
三日月「え?」
「…………普通、ノックはするものだぞ?」
「まぁ、細かいことは良いじゃない~」
三日月「菊月……? あと、如月!?」
菊月「久しぶりだな」
如月「はぁい、如月ですよ~」
提督「三日月、いつか約束したこと、覚えているか?」
提督「お前の姉妹は皆ウチの鎮守府に集めるって言う約束」
提督「その約束達成に一歩近づいたな」
菊月「…………ふっ」
如月「ふふ、夕立ちゃんダダこねてたわねぇ。夕立も連れていってぇ~って」
三日月「……ふふ、あの子らしいですね」 ニッコリ
三日月(……提督、ありがとうございます)
菊月「これから、よろしく頼む」
如月「如月と菊月、本日着任致しました」 ニッコリ
姉妹が、ウチの鎮守府にやってきました。
654: 2016/06/02(木) 17:26:38.39 ID:FeJDxbnI0
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
それからまたまたしばらくが経ちました。
本当に、色々な事がありました。辛いこと、楽しいこと、色々ありました。もう、たくさんありました。
強くもなりました。練度で言うと99。これ以上はもう強くなれないみたいです。
そして、仲間が増えました。友達もたくさんできました。
昨日はバレンタインデーでしたけど、その日も色々とドンチャン騒ぎでした。だけど、また新しい友達ができました。
本日は月課の私が秘書官の日です。
司令官は、本当に優しい。昨日、色々と怪我をした私の心配をしてくれる。私は大丈夫だと答えるけれど、心配そうだ。
本当に……優しい。
最初から、本当に優しかった。
提督「それにしても昨日は久しぶりに泣いた三日月を見たなぁ~。懐かしい気分になったよ」
三日月「なっ!! お、思い出さないでください……恥ずかしいです」
提督「ははは、何を言ってるんだ……昔あれほど見たんだ。今さら気になんてしないさ」
三日月「……もうっ、司令官はいじわるです!」 プンスカ!
少しいじわるな所もありますけれど
提督「ははは」 ナデナデ
三日月「……///」
私は、この人が好き。大好き。
提督「…………ところで三日月」
三日月「はい、なんでしょう」
提督「今、自分の練度がどれだけ高いか知っているよな」
三日月「当たり前じゃないですか。もうこれ以上成長しないくらいですよ」
でも、私はこの思いを沈める。だって、司令官に比べて私はまだまだ小さい。こんな小さな私と司令官が結ばれることなんてないと思うし、それで構わないと思うしかなかった。仕方のないことだから。
だけど、司令官は顔を赤面させている。珍しいことだ。
提督「……じ、実はな……そのことで少し話があってな……」
三日月「?」
提督「……渡したいものがあるんだ」
655: 2016/06/02(木) 17:28:07.24 ID:FeJDxbnI0
三日月「え?」
司令官が、スッと小さな箱を差し出してきた。
三日月「これは……?」
提督「指輪だ」
三日月「へ!?」
提督「これを付けた艦娘は、最高練度の限界が上がるらしい」
三日月「そ、そんなのいただけませんよ! 他の人が付けた方が」
提督「三日月」
提督「お前に貰ってほしいんだ。この鎮守府で練度99なのは三日月だけだし……俺は……」
提督「お前の事が好きなんだ」
三日月「……うそ……です」
提督「嘘じゃない」
提督「俺はお前の事が……好きなんだ」
三日月「……っ!!」
三日月「嘘ですよ……だって、私、こんなに小さいんですよ? それに、性格もめんどくさいですし、変なクセっ毛です。他の子達と比べたら可愛くも……ない」
提督「お前は可愛いよ」
三日月「!!///////」 カァァァァァァ
三日月「だ、ダメですよ!! こんな小さな私とあなたじゃ、釣り合いが取れません!!」
提督「小さいとか、そんなの関係ない!!」
提督「俺は三日月だから好きなんだ。小さいとかそういうの……関係ないんだ」
三日月「…………司令官は周りから冷たい目をされてもいいんですか?」
提督「いい。世間体なんか関係ない」
三日月「……口リコンって言われますよ?」
提督「好きなだけ言わせとけばいいよ。実際、お前が好きって時点で……口リコンなんだろうしな。構わない」
提督「俺は、三日月の全部が好きなんだ。見かけも、性格も、全部大好きなんだ」
三日月「…………」
提督「……受け取ってくれるか? 三日月」
三日月「…………」
656: 2016/06/02(木) 17:29:02.10 ID:FeJDxbnI0
こんなに幸せなことがあっていいんだろうか。不安になる。
三日月「司令官、私」
けど、自分の気持ちに嘘は付けないや。
三日月「もっともっと強くなって、みんなを助けたいんです」
三日月「でも」
三日月「一番助けたいのは……司令官」
提督「……うん」
三日月「っあ、いえなんでもないです……はい……っ……///」
提督「……俺も、お前の事一番に助けたいと思ってるよ」
三日月「!! ……は、はい……」
提督「受け取って、くれるか?」
三日月「……その前に司令官、ちょっといいですか?」
提督「ん?」
三日月「少し、しゃがんでください」
提督「……あぁ」 スッ
三日月「司令官」
三日月「ずっと、お慕いしています」 スッ
――――――チュ
657: 2016/06/02(木) 17:29:52.26 ID:FeJDxbnI0
白い世界の中に、私はいた。どこまでも続く白い世界に、私はいた。
三日月「……」
三日月『……』
目の前にいるのは、黒い世界にいた私。景色は、もう黒くならないけど、そこに私はいる。
三日月『ねぇ、あなたはそんなに幸せになっていいの? 多くの人が氏んだんだよ? 私が原因で』
三日月「うん。分かっているよ」
三日月「私だって、すごく困惑してる。良いのかなって思っちゃう」
三日月『だったら』
三日月「だけど、色々な人が私を幸せにしてくれる。一緒にいてくれる」
三日月『…………』
三日月「だから私は、幸せを感じるよ。受け取るよ」
三日月『……不幸になった人がいるのに?』
三日月「うん」
三日月「多くの人を不幸な目にあわせてしまった分、私は……色々な人を幸せにしてあげたい。受け取った幸せの分も、しっかりと……」
三日月『……そっか』
三日月『私はもう……一人じゃないんだね』
三日月「……うん」 ニッコリ
三日月「私はもう一人じゃないよ」
ピピピ――カチ
三日月「……朝、ですね……」
三日月「……新しい朝の始まりですっ」 ノビー
658: 2016/06/02(木) 17:30:32.74 ID:FeJDxbnI0
三日月「よいしょ……朝練の前にポストの確認っと」 パカ
三日月「あ、夕立ちゃんからだ」 ペラ
夕立『ぽい! 三日月ちゃんげんきっぽい!? 夕立もあいかわらずげんきっぽい! 菊月ちゃん達もげんきしてるかな? ちょっとだけ、さびしいっぽい~』
三日月「…………」 ペラ
夕立『それでね、おどろいてほしいんだけれど、新しい提督さんが来たの! 前の提督さんが辞めた後しばらくは色々な人が来てくれてたんだけど、本格的な提督さんが着任するのはひさしぶりっぽい!』
三日月「!? え、えぇ!?」 ペラ
夕立『前の提督さんが補佐として戻ってきて、新しい提督さんがまさかのじ――』
「――ん!」
三日月「?」
電「三日月ちゃーん!」 ヒラヒラ
三日月「あ、電ちゃん! おはようございます!」
電「はい、おはようなのですっ。電もお久しぶりに朝練付き合うのですっ。お手紙なのですか?」
三日月「うん、夕立ちゃんから」
電「あぁ、夕立ちゃんからですか! 電の事も何か書いてありましたか?」
三日月「うん、書いてあるよ。あと――」 スタスタ
電「――――!?」 スタスタ
色々な事がある日々だけれど――
今日も一日、頑張らないと、ですね。
~おしまい~
659: 2016/06/02(木) 17:33:53.45 ID:FeJDxbnI0
大量更新失礼しました。最後だったので一気に書きました。
完結にするのにすさまじい時間がかかったのと、色々と不快に思ってしまう事もあったと思います。矛盾点もありますが、お付き合いいただき本当にありがとうございました。
三日月「もっともっと頑張らないと、ですね!」電「おまけなのです」【その1】
完結にするのにすさまじい時間がかかったのと、色々と不快に思ってしまう事もあったと思います。矛盾点もありますが、お付き合いいただき本当にありがとうございました。
三日月「もっともっと頑張らないと、ですね!」電「おまけなのです」【その1】



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