1: 2014/12/29(月) 22:38:59.89 ID:77dyvdBT0
キャラ崩壊注意。
ヤンデレ注意。
2: 2014/12/29(月) 22:40:10.59 ID:77dyvdBT0
提督「『提督とその秘書艦が重体、凶行に及んだ艦娘は仲間からの攻撃を受け同じく重体……』」
提督「…………最近こういうニュースが増えたな」
時雨「そうだね。『ケッコンカッコカリ』の制度が出来てから劇的に増えた気がするよ」
提督「愛と憎しみは表裏一体とは言うけど、それが結果的に流血沙汰になるんだから恐ろしいな」
提督「……俺も気を付けないと」
時雨「ふふっ、提督は気にする必要無いと思うよ?」
時雨「僕達は『絶対』に、提督に危害を加えたりしないからね」
提督「………………」
3: 2014/12/29(月) 22:40:47.84 ID:77dyvdBT0
時雨「そもそも僕にはこういった事をする艦娘達の気持ちが全く分からないよ」
時雨「『自分が愛してるから相手にも愛してもらいたい』ってのは愛なんかじゃない」
時雨「だって『愛は無償』だろう? 他の子と結ばれたなら、提督がそれで幸せになるなら、祝福するのが当然じゃないか」
提督「……そ、そうだな」
提督「…………ちなみに時雨はその場合諦めるの?」
時雨「どうして諦めるのさ? 誰かを愛するのは自由なのに」
提督「……すまん、変な事聞いたな」
時雨「変な提督、ふふっ」
4: 2014/12/29(月) 22:41:20.91 ID:77dyvdBT0
時雨「────それじゃあ僕はそろそろ仕事に戻るよ」
時雨「また後でね、提督」
提督「ああ、また後でな」
提督「…………なぁ時雨」
時雨「んっ、何だい?」
提督「さっき『提督がそれで幸せになるなら』って言ってたけど、幸せになりそうもない場合はどうするんだ?」
時雨「………………」
提督「……その、何だ? 危険なことをしたりは……」
時雨「……ふふっ」
5: 2014/12/29(月) 22:41:53.69 ID:77dyvdBT0
時雨「大丈夫、提督は『絶対』に幸せになるから」
6: 2014/12/29(月) 22:42:26.08 ID:77dyvdBT0
提督「………………」
提督(……うちの艦娘は全部で六名)
提督(コツコツ貯めてきた指輪と書類は四組)
提督(不公平になったりしないよう全員分揃ってから渡そうと思ってたけど……)
提督(最近はこれが何かへのカウントダウンのように思えてならない)
提督(揃った瞬間、取り返しの付かないようなことになったり…………しないよな?)
提督(……………………)
提督「……気にしすぎか」
提督(何とかなるだろ、きっと。うん)
7: 2014/12/29(月) 22:42:56.94 ID:77dyvdBT0
時雨「────うん、四つに増えてたよ」
時雨「あと二つ……」
時雨「ふふっ、楽しみだね♪」
11: 2014/12/30(火) 00:46:51.12 ID:xVs5vGSe0
>>10
いいえ、違います。
今までに書いたのは
艦これショートショート
艦これショートショート改
艦娘との一年
艦娘との一年 改
提督「戦いが終わり……」
提督「甘えん坊」
艦これインプレッション!
などです。
15: 2014/12/30(火) 20:28:10.38 ID:xVs5vGSe0
──────────────────
────────────────
──────────────
『────状況を報告しろ』
「……小破2、中破3────」
「────大破……1、です」
『……そうか』
『それならば直ちに撤退しろ』
「……了解しました」
「…………だってさ。皆、戻ろう」
「ア、アンタ……どうして嘘を……」
「……仕方ないよ」
「このまま進撃しても勝てる可能性は限りなく低い。でも誰かが沈む可能性は大いにある」
「ここに居る誰一人として、こんなところで氏ぬべきじゃないからね」
「……戻ったって、待ってるのは氏ぬのと同じくらいの地獄だけよ」
「ははっ、それでも生きていればきっとどうにかなるさ」
「……バレるわ、絶対」
「バレないさ」
「────僕は嘘は吐いていないからね」
「────────っ!?」
16: 2014/12/30(火) 20:28:56.21 ID:xVs5vGSe0
(────戦艦・空母などの主戦力となる艦娘はともかく、僕達駆逐艦娘の扱いは大抵が酷い)
(大破進撃は当たり前だし、補給を一切せずに壁役に徹せられることもある)
(もちろんドック入りもさせてもらえないから身体はボロボロで、装備なんて壊れてしまいそうなほどに傷んでいる)
(そんな状況に、心まで病んでしまう艦娘も少なくないらしい)
(……その子達に比べれば、僕達の提督の対応はずっとマシだ)
(大破していれば撤退させてもらえる)
(燃料や弾薬が空なら補給させてもらえる)
(たまにドックにも入れてもらえるし、この前なんて頑張ったご褒美として装備を新調してくれた)
(……ここは安全だ)
(ここに居る限り、沈むことはない)
(ここに居れば生きていられる)
(そして生きていればきっと────)
17: 2014/12/30(火) 20:29:38.30 ID:xVs5vGSe0
「駆逐艦時雨、君に異動を命じる」
「………………えっ……?」
18: 2014/12/30(火) 20:30:27.51 ID:xVs5vGSe0
「君は今までよく働いてくれたが、ここ最近の大破率は流石に目に余る」
「少し前から艦娘一名を寄越して欲しいという通達が本部から来ていた。新人の初期艦に当てるつもりなのだろう」
「急な話で済まないが納得してくれ。これは命令だ」
「…………いつ、ですか?」
「……私もギリギリまで迷っていたからな。期限は明日までの話になっている」
「ドック入りさせている時間は無い。車は手配しているからこのまま本部に向かってくれ」
「なに、大破しているとはいえすぐさま出撃させられるということは無いだろう。ドック入りは新しい提督に頼めばいい」
「………………」
(──────大丈夫)
(今ここで、氏ぬわけじゃない)
(まだ生きれるはずだ。諦めなければきっと……)
「────返事は?」
「────分かり、ました」
「聞き分けが良くて助かる」
「………………提督」
「何だ?」
「……今まで、お世話になりました」
「ああ、君の健闘を祈るよ」
19: 2014/12/30(火) 20:31:08.12 ID:xVs5vGSe0
(────こんなところで氏にたくない)
(どんな手を使ってでも生き残るんだ)
(────じゃないと)
(じゃないと僕は────)
20: 2014/12/30(火) 20:32:21.67 ID:xVs5vGSe0
「提督、初めまし────」
「────け、怪我っ?! え、ちょ、何でっ?!」
「……あ、あの────」
「と、とにかくドックに! 話それから!」
──────────────
────────────────
──────────────────
21: 2014/12/30(火) 20:33:29.70 ID:xVs5vGSe0
提督「……んっ」
時雨「おはよう提督」
時雨「よく眠れたかい?」
提督「…………また潜り込んだのか」
時雨「昨日は僕一人だったから……ごめんね?」
提督「……そういえば夕立は遠征だったな」
時雨「……迷惑だったかな」
提督「……いや、別に構わない」
提督「このくらいなら可愛いもんだ」
時雨「……えへへっ♪」
22: 2014/12/30(火) 20:37:07.40 ID:xVs5vGSe0
提督(こんなに引っ付いてきて……時雨は可愛い奴だなー)
提督「今日はやけに上機嫌だがどうかしたか?」
時雨「ふふっ。実はね、懐かしい夢を見たんだ」
時雨(辛くて、悲しくて、苦しい夢)
時雨(……でもそのおかげで、今の幸せがより実感できる)
提督「ふーん……」
提督(最近夢なんか見てないな……)
提督「……時間もまだだし、二度寝でもするか? もしかしたら夢の続きが見れるかもしれないぞ?」
時雨「うーん……。良い案だけど、僕は起きるよ」
時雨「今日の朝ご飯の当番は僕だからね」
提督「そうか……」
提督「朝食、楽しみにしてるからな」
時雨「うん、腕によりをかけて作るから楽しみにしててね♪」
27: 2015/01/01(木) 01:31:29.54 ID:TLIrKldY0
──────────────────
──────────────────
提督「────いただきます」
提督(…………さて、と)
提督(珍しいことに今日は暇だな)
提督(出撃も遠征も演習も無いなんて、いつ以来だ? ここ数ヶ月は一度も無かったぞ?)
提督(うーん……)
提督(少し休む時間が欲しいとは常々思っていたけど、いざ暇になるとやることがない)
提督(……指輪を貰うための戦果でも稼ぐか?)
提督(それとも艦隊内部での模擬演習を組むか?)
提督(………………)
提督(結局考えるのは仕事のことばっかり……か)
提督「まったく……どうしたもんかなぁ……?」
提督(ん……この煮物美味いな……)
提督(時雨の奴、また腕を上げたな?)
23: 2014/12/30(火) 20:37:50.81 ID:xVs5vGSe0
投下終了。
それではまた。
引用: 提督「怜悧盲目」


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