315: 2012/06/21(木) 13:33:04.77 ID:cpPz947R0
324: 2012/06/21(木) 13:45:15.26 ID:cpPz947R0
観客 ザワザワ……
餃子「さぁ、一旦の休憩を終わりまして試合の方が再開となります・・・!」
餃子「次の対戦カードはッッ」
餃子「 プルコギ 対 焼肉 !! 」
餃子「ともすればそのルーツはどちらも韓国発祥ともいえるでしょう、
これは肉汁ほとばしる同門の熱き戦いとなるか!」
餃子「さぁ盛り上がって参りましょう、両選手、入場です!」
観客「ワアアアアアアアアアアア!!」ドドドドド
327: 2012/06/21(木) 13:53:17.43 ID:cpPz947R0
牛スジ「なるほど、こいつらが当たったか。これもおもしろいカードだ」
牛スジ「しかしそろそろ俺も出たいもんだな。疼いてきやがるぜ」ジワァ
ハンバーグ「クク・・・」
牛スジ「知名度的には焼肉が有利だな」
ハンバーグ「焼肉もまた、丸焼きやステーキに通じる魅力がある」
ハンバーグ「それは、焼きたての肉の“根源的な旨さ”をそのままストレートに味わえるというもの」
ハンバーグ「しかし対するプルコギも、舐めてかかれる存在ではない」
ハンバーグ「甘辛で攻撃力のあるタレの味付けは、決して素材の悪さを打ち消すだけのものじゃない」
唐揚げ「辛みは肉汁と相性がいいからな」
牛スジ「唐揚げ・・・」
328: 2012/06/21(木) 13:58:31.05 ID:cpPz947R0
唐揚げ「おれも一緒に観戦させてくれよ」
ハンバーグ「ああ、構わないが・・・」
牛スジ「おまえは焼き鳥とかのセコンドについてやったらどうなんだ?」
唐揚げ「鳥わさがついてるから大丈夫さ」
唐揚げ「それより、試合がはじまるようだぜ」
餃子「さァそれでは、試食タイムです!」
プルコギ「なぁ焼肉」
プルコギ「しょっぱなからアンタと戦えるとはな。これは嬉しいぜ」
焼肉「ほう」
329: 2012/06/21(木) 14:05:15.39 ID:cpPz947R0
プルコギ「いつもアンタの背中をみてた・・・」
プルコギ「だが今日、アンタを超えて俺が一番になる」
プルコギ「この日の為に、修行を積んできたんだからな」
焼肉「はっ・・・楽しみだ」
審4「じゃあ、まずはプルコギから・・・」
審2「モグ・・・これは・・・」
審3「辛みのきいたパンチのある味わいが素晴らしい・・・!」
審5「この器の底にたまる脂・・・透き通っている。丁寧に肉を炒めると、
脂が濁らず透き通って見えるが・・・」
審1「いや、これはご飯がほしくなる味ですな!」
331: 2012/06/21(木) 14:11:40.76 ID:cpPz947R0
プルコギ「牛ロースの薄切りを、タレに一晩漬け込んだものと、
漬け時間の浅いものと2種類用意しています」
プルコギ「あわせて、サンチュを巻くなどしてお楽しみください」
審4「おお、味わいの違うこれらは漬け込みの時間の差か!」
審2「またこの野菜でまくと、さっぱりして・・・どんどん入っちゃうわ」
牛スジ「なるほど。一歩間違えればミスに繋がる“辛み”を、
サンチュでまいてさっぱりさせ、その後口を爽やかにしてきたか。やるな」
ハンバーグ「奴もそうそう歴史の浅い食い物ではないという事だ」
餃子「プルコギ選手、素晴らしい戦略でポイントを稼いでいます!」
餃子「さぁ、そして次は焼肉選手の試食です!」
332: 2012/06/21(木) 14:16:45.31 ID:cpPz947R0
焼肉「・・・・・・」
審1「さて、焼肉君か・・・これは?」
焼肉「今回は3種用意しています。ロース、タン、そしてハラミ」
焼肉「付け合わせのタレは、醤油ダレと味噌ダレで」
焼肉「お好みの焼き加減で召し上がりください。ですが、どれも焼き時間は通常より短くて結構です」
審3「ほう・・・それでは・・・」ジュウ
審5「おう、肉の焼けゆく香ばしい香りが立ちのぼって・・・」
審3「これぞ焼肉の醍醐味ですなぁ!」
プルコギ(・・・・・・)
335: 2012/06/21(木) 14:21:52.38 ID:cpPz947R0
審1「どれどれ・・・パクっ」
審1「!!」
審2「これは・・・!?」
審4「おお・・・!」
ザワザワ・・・
牛スジ「おい、どうしたんだ。審査員の奴ら、みんな黙っちまったぞ」
ハンバーグ「おそらく、“焼き”に集中しているのさ」
ハンバーグ「肉の旨い時を逃したくない。その一瞬を掴む為に皆張りつめていやがる」
唐揚げ「黙らせるほどウマいってことか・・・」
336: 2012/06/21(木) 14:26:11.35 ID:cpPz947R0
餃子「さぁ、結果が出たようです!それでは、オープンッッ!!」
【プルコギ】 0:5 【焼肉】 ドドン!!
プルコギ「ううっ・・・なんだと・・・!?」
焼肉「っしゃあ!」
牛スジ「これまた点差が開いたな」
ハンバーグ「ふむ・・・」
プルコギ「ぐ・・・審査員・・・説明を求める!ここまでれっきとした差があるのか!」
プルコギ「焼肉というブランドに釣られているだけじゃないのか!」
審1「ふむ、説明しようか」
337: 2012/06/21(木) 14:33:41.59 ID:cpPz947R0
審5「確かに君の味付けも素晴らしかった。だが・・・」
審5「君と焼肉には大きな隔たりがあったのだ」
審5「それは、肉の“質”だ」
プルコギ「肉質・・・」
プルコギ「俺だって、上級のものを用意した!」
審3「それはわかる。だが、焼肉のほうのそれは、君とは一線を画すレベルのものだったのだ」
焼肉「ロース肉は、ウェットエイジングで熟成させた、和牛の上質なロースを」
プルコギ「うぇ、ウェット・・・?」
焼肉「タンとハラミは今日牛を潰したばかりの、極上に新鮮なものを選びました」
340: 2012/06/21(木) 14:39:14.58 ID:cpPz947R0
焼肉「俺は、ただ焼くだけしかできない」
焼肉「タレの幅も限界がある。だが・・・だからこそ」
焼肉「俺がこだわれるところは、肉の質を究極に高めることだけだった」
焼肉「自分の“武器”にただ一点、賭ける想い」
焼肉「それが、俺とお前の明暗をわけたのさ」
プルコギ「く・・・」
餃子「焼肉、勝利です!!」
餃子「いや、とんでもない肉を用意して来ましたね、焼肉は」
餃子「これは、1回戦のレバ刺し選手の勝利に通じるものがあると感じますッッ!」
餃子「やはり強い、焼肉つよいッッ!!」
牛スジ「大番狂わせは、起こらなかったな」
ハンバーグ「ああ・・・」
342: 2012/06/21(木) 14:43:12.80 ID:cpPz947R0
ハンバーグ(焼肉・・・か・・・こいつもまた最強の一角)
ハンバーグ(こいつは気合いを入れてかからないといけないな――――――)
牛スジ「・・・こわい顔してんな」
ハンバーグ「あ?ああ・・・」
牛スジ「またひとつ強敵が現れたが・・・」
牛スジ「武者震いがするな・・・へへ」
ハンバーグ「・・・フッ」
第6試合



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