19: 2012/06/27(水) 20:04:25.87 ID:UDPLqUP30
20: 2012/06/27(水) 20:05:16.91 ID:QmAnqrty0
ユッケ「・・・・・・」
観客「ワーワーワーワー!!」ざわざわ
ハンバーグ「さすがこの大会だけある。リザーバーも豪華だ」
牛スジ「さぁ、どの肉が出てくるやら」
「だが、どの品が出てきたとしても――――――」
レバ刺し「ユッケの勝ちだろうね」
レバ刺し「誰が出る事になっても、おそらくそれは揺るがない」クイッ
ハンバーグ「レバ刺し」
21: 2012/06/27(水) 20:11:01.40 ID:QmAnqrty0
唐揚げ「一回戦を余裕で突破した奴じゃん」
牛スジ「ユッケが勝つか・・・なぜそう言い切れる?何か計算でもあるのか?」
レバ刺し「奴もまた、生半可な肉料理ではないという事だ」
ハンバーグ「奴“も”・・・? まさか・・・」
レバ刺し「昔・・・ちょっとね」
牛スジ「・・・まさかおまえら、立ち会ってるのかよッッ!?」
唐揚げ「へえ・・・」
レバ刺し「・・・」クイッ
唐揚げ(なんかいけ好かねーーーー)
22: 2012/06/27(水) 20:15:20.67 ID:QmAnqrty0
牛スジ「で、どっちが勝ったんだ?」
レバ刺し「・・・」
レバ刺し「あの頃から、私もユッケもまたさらに研鑽を積んでいる」
レバ刺し「昔とは比較にならない力をつけた」
レバ刺し「生食系としてのユッケの実力は私も良く知っている。彼が負けるとは到底思えないな」
ハンバーグ「なるほど・・・一回戦を悠々とクリアしたお前が言うと説得力があるな」
牛スジ「どっちが勝ったんだよおい」
からあげ「いけすかねえ」
24: 2012/06/27(水) 20:20:46.80 ID:QmAnqrty0
餃子「・・・そして、リザーバーの起用・・・というカタチになる訳ですが・・・」
餃子「なんと・・・リザーバーの選手、全てが・・・!」
餃子「何者かによって再起不能にされているという報告がありましたッッ!」
北京ダック「・・・なんじゃとォッッ!?」ガタッ
ユッケ「!」
観客「!?!??」ザワザワザワザワ
ハンバーグ「何・・・!?」
牛スジ「何だと・・・ッ!?」
レバ刺し「馬鹿な・・・」
唐揚げ「ま、まさかケバブをやった奴と同じ奴に・・・!?」
ハンバーグ(・・・・・・)
25: 2012/06/27(水) 20:25:02.91 ID:QmAnqrty0
餃子「現在進行の審議中ですが・・・もしこのままいけばユッケ選手の不戦勝という事になりそうです」
ザワザワザワザワ
牛スジ「これは・・・偉い事になったな」
唐揚げ「まさか、リザーバーすべての選手までもやられるなんて・・・」
牛スジ「“犯人”の目的は・・・なんなんだ?」
ハンバーグ「・・・」
「まてええッッ!!」
ハンバーグ「!!」
27: 2012/06/27(水) 20:30:16.65 ID:QmAnqrty0
???「クカカカ・・・欠場が出たようだな・・・」
???「何なら、俺が代わりに出場してやってもいいぞ!」
北京ダック「な、なんじゃ・・・!?」
餃子「おお~~~~ッッとぉ!ここで、一つの肉料理が場内に乱入してきた模様です!!」
牛スジ「あれは・・・あいつは何もんだ!?」
レバ刺し(この肉圧・・・ただものじゃない・・・)
ハンバーグ
餃子「ッッこの香り・・・これはァ~~~!!?」
28: 2012/06/27(水) 20:34:27.10 ID:QmAnqrty0
猪鍋「クカカカ・・・!」
餃子「これは、猪鍋だァ~~~~ッッ!!」
牛スジ「猪鍋だと・・・!?」
ハンバーグ
ステーキ(・・・・・・)
猪鍋「ククク・・・選手が足りねえんだろ・・・俺が出て華を持たせてやってもいいぜ」
北京ダック「・・・君は・・・」
30: 2012/06/27(水) 20:41:00.95 ID:QmAnqrty0
北京ダック「・・・まさか、他の選手達を襲撃したのは、君かね?」
猪鍋「クカカ、知らねえなそんな事は・・・」
猪鍋「仮にそうだとしても、負け犬どもは文句をつけられねえな」
猪鍋「ここは、“最美味”を決める場所・・・そうだろ?」
北京ダック「・・・・・・」
北京ダック「確かに、ここは一番うまい肉料理を決める場所」
北京ダック「自信があるというのかね」
猪鍋
北京ダック「何よりも美味い・・・この土俵に立つ資格があると自負するのならば・・・」
北京ダック「――――――試合場に入りたまえッッ!!」
猪鍋「クカカカカ!!」
観客「ワアアアアアアアアアアアアアア!!」ドドドドド
33: 2012/06/27(水) 20:49:02.51 ID:QmAnqrty0
餃子「何とッッ!異例中の異例!! 急遽大会に乱入の一品が加わる事になりましたァ!」
餃子「乱入するは、猪鍋! 別名“ぼたん鍋”!」
餃子「しかしッ、この展開に観客達も騒然、熱狂としております!!」
餃子「そっそれでは!兎にも角にも第12試合!」
餃子「ユッケ選手対猪鍋選手の勝負ですッッ!!」
観客「ワアアアアアアアアアア」ドドドドド
猪鍋「クカカカ!!」
ユッケ「・・・」
牛スジ「あいつが、ケバブを・・・控え選手を全員倒したやつ・・・!」
唐揚げ「主催者の采配に、観客はみんな喜んでるようだが・・・」
35: 2012/06/27(水) 20:55:18.09 ID:QmAnqrty0
牛スジ「しかし、とうとうアイツの実力が知れるという訳だな」
ハンバーグ「そのようだな」
レバ刺し
餃子「それでは、審査員の方々、試食をお願いします!」
審1「ふむ。ではまず、ユッケから頂くとしようじゃないか」
ユッケ「はい。生の牛肉に、タレをまぶし、卵黄を添えております。崩してかき混ぜてお召し上がり下さい」
審2「それじゃあ、頂きます・・・モグ」
審2「まぁ・・・!」
36: 2012/06/27(水) 21:03:15.53 ID:QmAnqrty0
審3「この香り・・・なんて爽やかな香りなんだ!」
審4「芳醇なタレの香りと・・・大葉やネギや胡麻などの薬味の香りがとり合わさって・・・」
審5「それに卵のまろやかさが解け合い、口当たりがいい。なんと心地いい食感だ」
審4「なんという清新な味わいだろうか・・・
このタレは、今までに食べてきたものと一線を画す!これは・・・!?」
ユッケ「それは、肉醤です」
審1「肉醤・・・?」
ユッケ「私が開発した、独自のタレです。魚醤と同じほとんど製法です。魚介の代わりに、肉を用います」
ユッケ「肉の旨味を発酵させれば、魚醤よりも肉料理にあう素晴らしいタレになります」
審3「ほう、独自開発のタレか!」
38: 2012/06/27(水) 21:09:06.31 ID:QmAnqrty0
審4「これはなんと画期的で独創的な味わい・・・」
審5「肉質も最高のものだ!いやこれは驚愕の一品だ」
ユッケ「フッ」
猪鍋「・・・・・・」
餃子「審査員一同大絶賛だ!!なんという高評価でしょうか!」
牛スジ「まったく独自のソースを完成させるなんて・・・なんて奴だ」
唐揚げ「すげえ・・・天才だ」
ハンバーグ「ああ。一つの形態を1からつくりあげる発想・・・」
ハンバーグ「肉醤は、生肉にあう最高のタレになるだろう。これは勉強になるな」
39: 2012/06/27(水) 21:15:54.11 ID:QmAnqrty0
餃子「続いてチャレンジャー、猪鍋の試食です!」
猪鍋「クカカカ、これだ。食え!」ドン
審2「これは・・・味噌仕立てね」
審4「具材は猪肉にせり、ごぼう、舞茸、豆腐だけか」
審3「鍋物としては、具材の種類は少なめのようだが・・・」
審5「しかし、この香り・・・」
審1「では頂こう・・・モグ」
審1「・・・うおおお!!?」
40: 2012/06/27(水) 21:23:42.57 ID:QmAnqrty0
審1「う・・・うまい!なんというコク、なんという風味!」
審2「猪肉の強烈な香りを、セリやごぼうがしっかりと受け止めているわ!」」
審4「そしてこの厚切り肉の豪快な旨味・・・脂の上質な甘さ!それが味噌仕立てと究極にマッチしている!」
審3「野菜は肉の旨味を!肉は野菜の香気を吸って、素晴らしい味わいになっている!」
審5「う、うあああ!美味過ぎる・・・!」ガツガツ
餃子「こ、これも大絶賛~~~~ッッ!!」
餃子「審査員が猪鍋を貪るようにありついているーーーーッ!!」
牛スジ「猪鍋のいい匂いが、ここまで漂ってきやがる・・・!これが猪鍋の力・・・!」
唐揚げ「すげえ美味そうだ!」
レバ刺し「・・・」
43: 2012/06/27(水) 21:30:52.42 ID:QmAnqrty0
猪鍋「クックック、まだ終わりじゃねえぜ」
審3「!?」
猪鍋「これを鍋に落としな」
審4「これは・・・米!!まさか・・・!?」
審5「サラサラ・・・ぐうううッッ」
審2「〆の雑炊・・・なんて満足感・・・!」
ハンバーグ「〆の用意まで・・・」
牛スジ「完璧じゃねえか・・・つけいる隙がねえ・・・!」
餃子「さぁ、それでは得点を発表して頂きましょう、オープン!!」
ジャジャン!!
44: 2012/06/27(水) 21:35:20.76 ID:QmAnqrty0
【ユッケ】 0:5 【猪鍋】 ドドーーーーン!!
ユッケ「な・・・ッッ」
猪鍋「クカカカカカカ!!!!」
餃子「大差ァーーーーッッ!!」
餃子「大差の決着!乱入猪鍋選手が、ユッケ選手を相手に完勝しましたァーーっ」
レバ刺し「・・・馬鹿なッ!!?」ガタッ
牛スジ「パーフェクト勝ちだと・・・」
ハンバーグ「・・・・・・」
からあげ「ひえええええ」
45: 2012/06/27(水) 21:44:25.78 ID:QmAnqrty0
審1「ユッケもまた素晴らしい味わいだった・・・だが」
審5「猪鍋のあの野性的な味わいに魅了されてしまった。まさか猪肉があんなにうまいものだとは・・・」
ユッケ「う・・・」
猪鍋「クカカカ!!そうよ、俺はそれを知らしめにきた!」
ハンバーグ「・・・・・・」
猪鍋「肉といえば牛、豚、鳥・・・それの肉料理ばかりだ」
猪鍋「それ以外にも、美味い肉は存在する!いやそれ以上の美味さのものがなァ!」
猪鍋「だがいつも脚光を浴びるのは、牛豚鳥ばかり・・・」
審「しかし・・・それは生産性の問題で・・・」
47: 2012/06/27(水) 21:53:22.39 ID:QmAnqrty0
猪鍋「それはわかっている。だが俺は・・・俺達は許せなかった」
猪鍋「牛豚鳥ばかりが肉の主役のような顔をして調子にのっているのがナぁ!」
観客 ざわざわざわざわ
ハンバーグ「・・・・・・」
ステーキ「フン」
猪鍋「一番うまい肉は断じて牛豚鳥ではないということだ」
猪鍋「それを知らしめる為に、俺はここにきた」
猪鍋「不遇な扱いを受けている肉達からの・・・反撃の狼煙だ!クカカカ・・・」
猪鍋「それを証明するため、俺はこの大会で覇者になってみせる!!」
51: 2012/06/27(水) 22:01:52.12 ID:QmAnqrty0
餃子「なんと猪鍋選手・・・メジャー肉に対しての宣戦布告!」
餃子「その意気込み、魂!どこまで通用するのか!果たして優勝にまで届くのかァ!」
餃子「乱入、猪鍋選手!堂々と勝利をもぎとり、2回戦へ進出ですッッ!!」
観客「オオオオオオオオオオオ」ドドドドド
牛スジ「なるほどな・・・そういう魂胆だったのか」
ハンバーグ「フランス料理でジビエなどは高い評価を得ている」
ハンバーグ「確かに牛豚鳥だけが肉ではない・・・だが」
ハンバーグ「奴らの威信を、全世界の食卓にまで持ち込もうとしているのか」
唐揚げ「・・・できるのか、そんなことが」
54: 2012/06/27(水) 22:09:35.35 ID:QmAnqrty0
ハンバーグ「とにかく、相当の実力者が台頭してきた事は間違いないが・・・」
ハンバーグ「俺等に出来る事は、相手は何であれ、どんな考えをもっていようと」
ハンバーグ「此処は史上最美味を決める場所」
ハンバーグ「――――――全力で、叩き潰す事だけだ」
牛スジ「・・・そうだな」
第13試合



コメントは節度を持った内容でお願いします、 荒らし行為や過度な暴言、NG避けを行った場合はBAN 悪質な場合はIPホストの開示、さらにプロバイダに通報する事もあります