695: 2013/07/05(金) 23:46:51.01 ID:IOm9nC8v0
佐天「ハァ……ハァ……」

スキルアウトA「グヘヘヘヘ。お嬢さん、お待ちなさいってか!」

スキルアウトB「どうせ、こんな路地裏じゃあ誰も助けにこねーよ!」

姫神「そんなことない。ズズゥー。……ちょっと薄味」

スキルアウトA(おいおい、なんだよあの女……)

スキルアウトB(こんな路地裏で、ラーメンすすってやがる……)

スキルアウトC(しかも、最近評判の店の味に対し辛口の評価だと……何者なんだよ)

佐天「えーっと、たすけてー(これでいいんだよね?)」

姫神「安心して。いま助けてあげる。ズズゥー……ぷはーッ」

スキルアウトA(おい、髪飾りの女。もっと心を込めて言わねぇと、あの巫女服の女は動かねえと思うぞ……)

佐天(そんなこと言われてもねー。あたしも、色々とこんがらってまして……)

とある魔術の禁書目録 33巻 (デジタル版ガンガンコミックス)
696: 2013/07/05(金) 23:47:23.60 ID:IOm9nC8v0

スキルアウトC「おい、この女って噂のアイツじゃねぇのか?」

姫神「ごちそうさま。じゃあ。今から助けてあげる」

佐天「背負ってたカバンから、カセットコンロにフライパン!?」

スキルアウトB「俺も聞いたことがある。様々な事件にフライパン一つで収めてしまう料理人」

佐天「それって、たった二人でやってる、いま噂の定食屋の店主……」

「ひと呼んで『料理使い(クッキングマスター)』姫神秋沙!!」

姫神「そんな紹介はいいから。冷めないうちに」

スキルアウトA「なんだと!?俺たちが紹介してる間に牛野菜炒めを作り終わっただとッ!!」

スキルアウトB「ハッ、何ビビってんだよ!こんな短時間で作って旨いはずが……」

697: 2013/07/05(金) 23:48:26.14 ID:IOm9nC8v0

スキルアウトC「うめー……。キャベツの芯まで、しっかりと火が通ってるのはもちろん」

スキルアウトA「味も濃くなく薄くなく。ご飯が欲しくならない絶妙な加減で」

スキルアウトB「牛肉も脂っこくない部位を使ってるにもかかわらず」

スキルアウトC「ちゃんと他の食材に合うように計算された、この一皿は……」

「「「まさに、噂に相応しい最高の一皿だ!!!」」」

佐天「えーっと、あたしはどうすれば……」

スキルアウトA「うっせー、俺たちの食事の邪魔すんじゃねえ!」

スキルアウトB「今の俺たちは、性欲よりも食欲なんだよ!」

スキルアウトC「ガキはさっさと帰りやがれ。あっ、もちろん姫神さんはいて下さいね」


698: 2013/07/05(金) 23:48:52.93 ID:IOm9nC8v0

姫神「気に入ってもらって。安心した……。改心した?」

「「「もちろん、もう悪いことなんかしません!!」」」

スキルアウトA「だからよ~」

スキルアウトB「もし、店に行った際は」

スキルアウトC「また同じものを食わせてもらっていいか?」

姫神「それは。彼女に許してもらってから考える」
佐天「えっ……、あたし!?」

「「「すんませんしった―――!」」」

佐天「ちょっ、中学生に対して土下座なんてやめて下さいよ!」


699: 2013/07/05(金) 23:49:21.29 ID:IOm9nC8v0

スキルアウトA「いや……、そんなわけにはいかねー」

スキルアウトB「オレたちは散々、悪さをしてきたけどよ……」

スキルアウトC「この料理を食って、ようやく俺たちがガキってことがわかったよ」

佐天「わかりました、わかりましたって!!もう気にしてませんから……」

姫神「これにて一件落着」

佐天(本当に料理一つで、事件を解決しちゃった……不思議な人だな)

この物語は、シリアス成分をちょちょいと手を加えてギャグへと料理してしまう少女

定食屋『姫神亭』の店主 姫神秋沙が様々な人たちと出会う物語である

700: 2013/07/05(金) 23:51:42.28 ID:IOm9nC8v0
以上です

姫神が料理をしながら、原作を進める物語です

駄レスすいませんでした

引用: ▽【禁書目録】「とあるシリーズSS総合スレ」-39冊目-【超電磁砲】