1: 2008/04/03(木) 21:27:38.21ID:0Ap9d/mx0
神主「あーなんか楽して儲かる方法とかないかなぁ」
男「…そういうのは、心の中で思え」
男「…そういうのは、心の中で思え」
2: 2008/04/03(木) 21:30:26.77ID:0Ap9d/mx0
男「…半額セール中?」
神主「あ、男くん」
男「…なにを」
神主「絵馬とか破魔矢とか、今ならどれでも半額だよー」
男「あんたな…」
神主「あ、男くん」
男「…なにを」
神主「絵馬とか破魔矢とか、今ならどれでも半額だよー」
男「あんたな…」
4: 2008/04/03(木) 21:35:13.99ID:0Ap9d/mx0
男「…なぁ、昨日さ、隣町の神社にいったんだけど」
神主「ん?…あーあそこかぁ…儲かってるよねぇ」
男「たしかに参拝客は多かったけど」
神主「やっぱ学業の神様とかそういうのってウリだよねぇ…ウチもそういうの欲しいなぁ」
男「…あの上についてるしめ縄さ」
神主「うん?」
男「左と右間違ってね?」
神主「………そんな細かいとこよく見てるね」
男「いやなんとなく…直さなくていいのか?」
神主「いーのいーの!そんなに大した意味ないんだから」
神主「ん?…あーあそこかぁ…儲かってるよねぇ」
男「たしかに参拝客は多かったけど」
神主「やっぱ学業の神様とかそういうのってウリだよねぇ…ウチもそういうの欲しいなぁ」
男「…あの上についてるしめ縄さ」
神主「うん?」
男「左と右間違ってね?」
神主「………そんな細かいとこよく見てるね」
男「いやなんとなく…直さなくていいのか?」
神主「いーのいーの!そんなに大した意味ないんだから」
6: 2008/04/03(木) 21:39:57.19ID:0Ap9d/mx0
男「…おい」
神主「あ、やほー」
男「………なんだその格好」
神主「にあう?えへへー」
男「あんた巫女じゃないだろ…」
神主「うん。ほら、でもこっちの方がウケがいいかなーって」
男「ウケって…」
神主「男性客のハートをげっと!…みたいな?」
男「………」
神主「ね、ね、似合う?」
男「………」
神主「…似合わない?」
男「…知らん」
神主「…そっか」
神主「あ、やほー」
男「………なんだその格好」
神主「にあう?えへへー」
男「あんた巫女じゃないだろ…」
神主「うん。ほら、でもこっちの方がウケがいいかなーって」
男「ウケって…」
神主「男性客のハートをげっと!…みたいな?」
男「………」
神主「ね、ね、似合う?」
男「………」
神主「…似合わない?」
男「…知らん」
神主「…そっか」
7: 2008/04/03(木) 21:46:46.98ID:0Ap9d/mx0
男「…そんなカッコしてると巫女にしか見えない」
神主「そりゃ…巫女さんのカッコウだし」
男「ていうか、あんた本当に神主か?」
神主「うん。大学行ってちゃんと資格取ったし」
男「!?………」
神主「ちゃんと正階だよ?」
男「…大学、卒業?」
神主「うん」
男「年上?」
神主「うんうん」
男「見えない…」
神主「それは…努力してるから」
男「努力って…」
神主「ほら、お化粧とかちゃんとしてたほうがお客さん増えるし」
男「…」
神主「ゆくゆくは玉の輿とか」
男「………」
神主「そりゃ…巫女さんのカッコウだし」
男「ていうか、あんた本当に神主か?」
神主「うん。大学行ってちゃんと資格取ったし」
男「!?………」
神主「ちゃんと正階だよ?」
男「…大学、卒業?」
神主「うん」
男「年上?」
神主「うんうん」
男「見えない…」
神主「それは…努力してるから」
男「努力って…」
神主「ほら、お化粧とかちゃんとしてたほうがお客さん増えるし」
男「…」
神主「ゆくゆくは玉の輿とか」
男「………」
14: 2008/04/03(木) 21:54:44.94ID:0Ap9d/mx0
パンパンっ
参拝客「(…彼女ができますように…彼女ができますように…彼女ができますように)」
男「…なんか必氏に願い事してるな」
神主「ほんとだ…めずらしい」
男「…この神社ってどんなご利益があるんだ?」
神主「家内安全とか交通安全とか恋愛成就とか無事故無違反とか?」
男「…なんで疑問形」
神主「…いや、だって、幅広いニーズに応えてこそ」
男「そういうものなのか?こういうのって、この神社の由来とか」
神主「…そ、そこは、ほら企業努力?みたいな?」
男「きぎょうどりょく…」
神主「うん」
男「そもそも、この神社って何を祭ってるんだ?」
神主「…天照大神と大国主命」
男「…ウソをつくなウソを」
参拝客「(…彼女ができますように…彼女ができますように…彼女ができますように)」
男「…なんか必氏に願い事してるな」
神主「ほんとだ…めずらしい」
男「…この神社ってどんなご利益があるんだ?」
神主「家内安全とか交通安全とか恋愛成就とか無事故無違反とか?」
男「…なんで疑問形」
神主「…いや、だって、幅広いニーズに応えてこそ」
男「そういうものなのか?こういうのって、この神社の由来とか」
神主「…そ、そこは、ほら企業努力?みたいな?」
男「きぎょうどりょく…」
神主「うん」
男「そもそも、この神社って何を祭ってるんだ?」
神主「…天照大神と大国主命」
男「…ウソをつくなウソを」
16: 2008/04/03(木) 22:01:21.33ID:0Ap9d/mx0
神主「あ、男くんっ!」
男「…こんなところで珍しい。買い出しかなんかか?」
神主「ううん。あ、そうだ!一緒にお昼食べない?おごるよ~」
男「…めずらしいな。どうしたんだ?」
神主「じゃじゃーんっ!!ほらほら~」
男「…五千円札?」
神主「さっきお賽銭箱あけたら出てきたの~。これはもう焼肉しかないなって!」
男「…おい」
神主「食べ放題で美味しいところがあるんだ~。ふっふっふー」
男「なんかいろいろ言いたいことが…」
神主「あ、大丈夫だよ?お肉食べちゃいけないって決まりないし」
男「そうじゃなくて…」
神主「あ、もしかして他に用事とか?」
男「…ないけどさ」
神主「だったらいーじゃんっ!おっにく~おっにく~♪」
男「…こんなところで珍しい。買い出しかなんかか?」
神主「ううん。あ、そうだ!一緒にお昼食べない?おごるよ~」
男「…めずらしいな。どうしたんだ?」
神主「じゃじゃーんっ!!ほらほら~」
男「…五千円札?」
神主「さっきお賽銭箱あけたら出てきたの~。これはもう焼肉しかないなって!」
男「…おい」
神主「食べ放題で美味しいところがあるんだ~。ふっふっふー」
男「なんかいろいろ言いたいことが…」
神主「あ、大丈夫だよ?お肉食べちゃいけないって決まりないし」
男「そうじゃなくて…」
神主「あ、もしかして他に用事とか?」
男「…ないけどさ」
神主「だったらいーじゃんっ!おっにく~おっにく~♪」
19: 2008/04/03(木) 22:09:07.21ID:0Ap9d/mx0
パンパンっ
参拝客「(…彼女ができますように…彼女ができますように…彼女ができますように)」
男「…あの人も相当だな。もしかして身内が病気とか」
神主「ほんとねぇ…お願いをきいてくれる神様なんているわけないのにねぇ」
男「………」
神主「ん?どうしたの?」
男「あんたな、仮にも神職についてる人間が神を否定するなよ…」
神主「え?神様はいるよ?」
男「だって、さっき、いるわけないって」
神主「あーあれは“お願いをきいてくれる神様”がいないってこと」
男「あぁ…神様もそんなに暇じゃないと」
神主「は?なにそれ?」
男「え?いや、各個人の願いを聞いてくれるほど神様も暇じゃないってことじゃ…?」
神主「あはっあはははははっ!なにそれ?なんで科学万能の世の中で神様に人格与えてるの?」
男「な」
神主「あはははははははっ!!」
参拝客「(…彼女ができますように…彼女ができますように…彼女ができますように)」
男「…あの人も相当だな。もしかして身内が病気とか」
神主「ほんとねぇ…お願いをきいてくれる神様なんているわけないのにねぇ」
男「………」
神主「ん?どうしたの?」
男「あんたな、仮にも神職についてる人間が神を否定するなよ…」
神主「え?神様はいるよ?」
男「だって、さっき、いるわけないって」
神主「あーあれは“お願いをきいてくれる神様”がいないってこと」
男「あぁ…神様もそんなに暇じゃないと」
神主「は?なにそれ?」
男「え?いや、各個人の願いを聞いてくれるほど神様も暇じゃないってことじゃ…?」
神主「あはっあはははははっ!なにそれ?なんで科学万能の世の中で神様に人格与えてるの?」
男「な」
神主「あはははははははっ!!」
21: 2008/04/03(木) 22:23:10.94ID:0Ap9d/mx0
男「じゃ、あんたのいう神様ってなんだよっ」
神主「あはははっ…へ?」
男「神様はいるんだろ?」
神主「あぁ…あのね、神ってなんだと思う?」
男「?」
神主「本当に人格のある存在が雲の上で生活してるーとか思うほど子どもじゃないでしょ?」
男「…まぁ、そりゃ」
神主「実際に存在する神様っていうのには3種類あると思うの」
男「種類?」
神主「なんでお日様はいつも東から昇るんだろうとかカミナリが落ちてくるのは何故?とか」
神主「そういう不可解な…あるいは昔の人にとっては理解できなかった現象に対する答え」
神主「解明できないことへの仮説としての神様」
男「…仮説」
神主「伝説なんかに残るモノね。次に事象・状況をあらわすものとしての神様、貧乏神とかそういうの」
男「…事象」
神主「最後に、人の心にしかいない神様。信じることによって存在するモノ」
神主「罰が当たったーとか考えちゃう根拠。良心とか道徳とかそういうのを支えてくれるもの」
男「………」
神主「こういうのをごちゃ混ぜにしちゃうから、全能の神様とかが信じられちゃうのよねぇ」
男「…あんた、実はいろいろ考えてる?」
神主「…失礼な。こうみえても高校まではバリバリの理系だったのよー」
男「そ、そうか…」
神主「あはははっ…へ?」
男「神様はいるんだろ?」
神主「あぁ…あのね、神ってなんだと思う?」
男「?」
神主「本当に人格のある存在が雲の上で生活してるーとか思うほど子どもじゃないでしょ?」
男「…まぁ、そりゃ」
神主「実際に存在する神様っていうのには3種類あると思うの」
男「種類?」
神主「なんでお日様はいつも東から昇るんだろうとかカミナリが落ちてくるのは何故?とか」
神主「そういう不可解な…あるいは昔の人にとっては理解できなかった現象に対する答え」
神主「解明できないことへの仮説としての神様」
男「…仮説」
神主「伝説なんかに残るモノね。次に事象・状況をあらわすものとしての神様、貧乏神とかそういうの」
男「…事象」
神主「最後に、人の心にしかいない神様。信じることによって存在するモノ」
神主「罰が当たったーとか考えちゃう根拠。良心とか道徳とかそういうのを支えてくれるもの」
男「………」
神主「こういうのをごちゃ混ぜにしちゃうから、全能の神様とかが信じられちゃうのよねぇ」
男「…あんた、実はいろいろ考えてる?」
神主「…失礼な。こうみえても高校まではバリバリの理系だったのよー」
男「そ、そうか…」
27: 2008/04/03(木) 22:31:41.08ID:0Ap9d/mx0
ガランガラン
ロリ「えっとえとえと」
神主「どうしたの?」
ロリ「あ、あのその」
神主「ん?」
ロリ「えっとね、かみさまにおねがいするの」
神主「うんうん」
ロリ「でもね、やりかたがわかんなくて」
神主「…なるほど。ちなみにどんなお願いなのかな?」
ロリ「………しょたくんと、なかなおりしたいの」
神主「けんかしちゃったの?」
ロリ「うん…だから、かみさまに」
神主「なるほど。よっし!おねーさんが教えてあげよう!」
ロリ「ほんと?」
神主「まずは2回おじぎをします」
ロリ「うん………」
神主「よし。これできっと仲直りできるよ」
ロリ「よかった…」
神主「うんうん。ちゃんとゴメンねって言ってくるんだよ」
ロリ「うん!わかったー!ありがとーみこのおねーちゃんっ!!」
ロリ「えっとえとえと」
神主「どうしたの?」
ロリ「あ、あのその」
神主「ん?」
ロリ「えっとね、かみさまにおねがいするの」
神主「うんうん」
ロリ「でもね、やりかたがわかんなくて」
神主「…なるほど。ちなみにどんなお願いなのかな?」
ロリ「………しょたくんと、なかなおりしたいの」
神主「けんかしちゃったの?」
ロリ「うん…だから、かみさまに」
神主「なるほど。よっし!おねーさんが教えてあげよう!」
ロリ「ほんと?」
神主「まずは2回おじぎをします」
ロリ「うん………」
神主「よし。これできっと仲直りできるよ」
ロリ「よかった…」
神主「うんうん。ちゃんとゴメンねって言ってくるんだよ」
ロリ「うん!わかったー!ありがとーみこのおねーちゃんっ!!」
29: 2008/04/03(木) 22:43:24.26ID:0Ap9d/mx0
男「…神様はいないんじゃないのか?」
神主「わ…いたんだ」
男「ああ」
神主「だから、ひとの心の中にはいるんだって」
男「ん?」
神主「あの子の心の中にも神様はいるの。だから、こんなところまで来てるんだし」
男「まぁ…そうだろうけど」
神主「でね、心の中の神様っていうのは変わっていくの」
男「変わる?」
神主「そう、嫌なことがあったりすると神様のせいにしちゃったりする」
男「…自分に嫌なことをする神様になる?」
神主「そういう場合もあるってこと」
男「…そうかもな」
神主「だからね、子どものときくらい、無邪気でいていいときくらい優しい神様がいてもいいんじゃないかなって」
男「…やさしい神様」
神主「信じさせてあげたいなって思うの。願い事をかなえてくれる神様」
男「…子どもには優しいんだな」
神主「そうね。私の中の神様は子どもにはやさしいの」
男「…そうか」
神主「わ…いたんだ」
男「ああ」
神主「だから、ひとの心の中にはいるんだって」
男「ん?」
神主「あの子の心の中にも神様はいるの。だから、こんなところまで来てるんだし」
男「まぁ…そうだろうけど」
神主「でね、心の中の神様っていうのは変わっていくの」
男「変わる?」
神主「そう、嫌なことがあったりすると神様のせいにしちゃったりする」
男「…自分に嫌なことをする神様になる?」
神主「そういう場合もあるってこと」
男「…そうかもな」
神主「だからね、子どものときくらい、無邪気でいていいときくらい優しい神様がいてもいいんじゃないかなって」
男「…やさしい神様」
神主「信じさせてあげたいなって思うの。願い事をかなえてくれる神様」
男「…子どもには優しいんだな」
神主「そうね。私の中の神様は子どもにはやさしいの」
男「…そうか」
30: 2008/04/03(木) 22:54:01.49ID:0Ap9d/mx0
ロリ「みこのおねーちゃんっ!」
神主「あ、こないだの…」
ショタ「こんにちは」
神主「おー仲直りできたんだぁ」
ロリ「うんっ!かみさまとおねーちゃんのおかげなの!」
神主「うんうん、よかったね~。あ、そだ、ふたりともジュースでも飲んでいかない?」
ロリ「いいの?」
神主「うん。社務所の自販機のやつだから、あんまり種類はないけどね~」
ロリ「わぁい」
ショタ「ありがとー」
ロリ「ねぇねぇ、かみさまにね、おとーさんのびょーきなおしてっておねがいしたらなおるかなぁ?」
神主「…病気って?」
ロリ「えっとね、つりかんばんへーな?」
神主「…釣り看板?」
ショタ「ついかんばんへるにあ、だよ」
神主「あぁ」
ロリ「なおるかなぁ?」
神主「うーん、ここの神様は病気を治してくれる神様じゃないからねぇ」
ショタ「そうなんだ…」
神主「うん」
ロリ「…なかなおりのかみさま?」
神主「…そう、だね。仲直りの神様だね。…あ、そうだ。じゃあここにいる神様のおはなしをしてあげよう」
神主「あ、こないだの…」
ショタ「こんにちは」
神主「おー仲直りできたんだぁ」
ロリ「うんっ!かみさまとおねーちゃんのおかげなの!」
神主「うんうん、よかったね~。あ、そだ、ふたりともジュースでも飲んでいかない?」
ロリ「いいの?」
神主「うん。社務所の自販機のやつだから、あんまり種類はないけどね~」
ロリ「わぁい」
ショタ「ありがとー」
ロリ「ねぇねぇ、かみさまにね、おとーさんのびょーきなおしてっておねがいしたらなおるかなぁ?」
神主「…病気って?」
ロリ「えっとね、つりかんばんへーな?」
神主「…釣り看板?」
ショタ「ついかんばんへるにあ、だよ」
神主「あぁ」
ロリ「なおるかなぁ?」
神主「うーん、ここの神様は病気を治してくれる神様じゃないからねぇ」
ショタ「そうなんだ…」
神主「うん」
ロリ「…なかなおりのかみさま?」
神主「…そう、だね。仲直りの神様だね。…あ、そうだ。じゃあここにいる神様のおはなしをしてあげよう」
32: 2008/04/03(木) 23:02:08.44ID:0Ap9d/mx0
神主「…というわけで、赤鬼さんも青鬼さんも村人も仲良く暮らしました」
神主「で、その赤鬼さんと青鬼さんが、この神社の神様なの」
ロリ「そうなんだ~」
ショタ「へぇ~」
神主「さて、少年少女!もう遅いから帰りなさい~」
ロリ「はーい、またねーおねーちゃん」
ショタ「またねー」
神主「おしょーがつにはお年玉持って来るのよー」
神主「…ふぅ」
男「よ、おつかれ」
神主「あ、男くん」
男「…お年玉狙いだったとは」
神主「そりゃ、商売だもん」
男「ていうか、さっきの話」
神主「盗み聞き?」
男「…泣いた赤鬼だっけ?」
神主「あーうん、よく似てるわよねぇ…」
男「…パクリだろ…最後のほう違ったけど」
神主「似てるだけだって~…それに最後のほうは子ども用だし」
男「子ども用?」
神主「うん、ほんとの話はね…」
神主「で、その赤鬼さんと青鬼さんが、この神社の神様なの」
ロリ「そうなんだ~」
ショタ「へぇ~」
神主「さて、少年少女!もう遅いから帰りなさい~」
ロリ「はーい、またねーおねーちゃん」
ショタ「またねー」
神主「おしょーがつにはお年玉持って来るのよー」
神主「…ふぅ」
男「よ、おつかれ」
神主「あ、男くん」
男「…お年玉狙いだったとは」
神主「そりゃ、商売だもん」
男「ていうか、さっきの話」
神主「盗み聞き?」
男「…泣いた赤鬼だっけ?」
神主「あーうん、よく似てるわよねぇ…」
男「…パクリだろ…最後のほう違ったけど」
神主「似てるだけだって~…それに最後のほうは子ども用だし」
男「子ども用?」
神主「うん、ほんとの話はね…」
34: 2008/04/03(木) 23:19:23.35ID:0Ap9d/mx0
――むかし、この山の上には二人の神様が暮らしていたの。
二人はとっても仲良く暮らしてたんだけど、
片方の神様がふもとに住んでた人間に興味を持ったの。
片方の神様が「人間に関わりたい」と言いました。
もう片方の神様は「関わりたくない、ずっと二人で暮らしていこう」って言いました。
あ、で、ここでは便宜上人間好きな神様を赤鬼さん、もう片方を青鬼さんってするわね。
赤鬼さんは青鬼さんに説得されて人間に関わるのをあきらめました。
ある日、お供え物を持ってきた村人が山道でケガをして動けなくなりました。
それを見た人間好きの赤鬼さんはその村人を村まで背負って行きます。
村人達は赤鬼さんに感謝して、赤鬼さんを宴に招きます。
で、赤鬼さんも嬉しくて、それから毎日のようにふもとまでおりて村人と一緒に働いたり、遊んだりしちゃうわけ。
二人はとっても仲良く暮らしてたんだけど、
片方の神様がふもとに住んでた人間に興味を持ったの。
片方の神様が「人間に関わりたい」と言いました。
もう片方の神様は「関わりたくない、ずっと二人で暮らしていこう」って言いました。
あ、で、ここでは便宜上人間好きな神様を赤鬼さん、もう片方を青鬼さんってするわね。
赤鬼さんは青鬼さんに説得されて人間に関わるのをあきらめました。
ある日、お供え物を持ってきた村人が山道でケガをして動けなくなりました。
それを見た人間好きの赤鬼さんはその村人を村まで背負って行きます。
村人達は赤鬼さんに感謝して、赤鬼さんを宴に招きます。
で、赤鬼さんも嬉しくて、それから毎日のようにふもとまでおりて村人と一緒に働いたり、遊んだりしちゃうわけ。
36: 2008/04/03(木) 23:33:35.66ID:0Ap9d/mx0
昼間ずっとひとりぼっちにされていた青鬼さんは言いました。
「もう人間と関わることはやめて、また二人で暮らそう」
赤鬼さんは
「青鬼さんも一緒にふもとに下りて人間と暮らそう」
と言って、そのひの村人との出来事を語ります。
誰と遊んだ…とか、誰が今度結婚するらしいとかそんな話。
青鬼さんは、赤鬼さんが人間にとられたと思いました。
次の日、青鬼さんは赤鬼さんに黙ってふもとに下りて村人を頃しました。
何人も何人も何人も。
村人が半分になったところで、いつものように赤鬼さんが下りてきました。
怒った赤鬼さんは青鬼さんを頃しました。
青鬼さんのいなくなった赤鬼さんも氏んでしまいました。
「もう人間と関わることはやめて、また二人で暮らそう」
赤鬼さんは
「青鬼さんも一緒にふもとに下りて人間と暮らそう」
と言って、そのひの村人との出来事を語ります。
誰と遊んだ…とか、誰が今度結婚するらしいとかそんな話。
青鬼さんは、赤鬼さんが人間にとられたと思いました。
次の日、青鬼さんは赤鬼さんに黙ってふもとに下りて村人を頃しました。
何人も何人も何人も。
村人が半分になったところで、いつものように赤鬼さんが下りてきました。
怒った赤鬼さんは青鬼さんを頃しました。
青鬼さんのいなくなった赤鬼さんも氏んでしまいました。
40: 2008/04/03(木) 23:41:03.34ID:0Ap9d/mx0
神主「そして、残った村人は二人を慰めるために、ここに社をつくりましたとさ。めでたしめでたし」
男「…いや、めでたくないだろ」
神主「そうかなぁ…」
男「なにその本当は怖かった日本書紀みたいなお話…」
神主「いや、もう私が小さかったころとか、この話が看板にでかでかと書いてあってね」
男「…それはまた」
神主「…それを読んだ参拝客が二度とここを訪れることがなくなったという」
男「ま、まぁ」
神主「だから、あんまり、この話はしたくないなぁと」
男「そりゃな…」
神主「でもね…私はさ、赤鬼さんはこうして人間の近くにいられて、
青鬼さんは赤鬼さんの近くに居られて…ハッピーエンドじゃないかなって思うの」
男「…はっぴー?」
神主「はっぴー」
男「…いや、めでたくないだろ」
神主「そうかなぁ…」
男「なにその本当は怖かった日本書紀みたいなお話…」
神主「いや、もう私が小さかったころとか、この話が看板にでかでかと書いてあってね」
男「…それはまた」
神主「…それを読んだ参拝客が二度とここを訪れることがなくなったという」
男「ま、まぁ」
神主「だから、あんまり、この話はしたくないなぁと」
男「そりゃな…」
神主「でもね…私はさ、赤鬼さんはこうして人間の近くにいられて、
青鬼さんは赤鬼さんの近くに居られて…ハッピーエンドじゃないかなって思うの」
男「…はっぴー?」
神主「はっぴー」
42: 2008/04/03(木) 23:49:42.86ID:0Ap9d/mx0
パンパンっ
参拝客「(…彼女ができますように…彼女ができますように…彼女ができますように)」
男「………」
神主「あ、またあの人だね」
男「…由来聞くとさ」
神主「うん」
男「………あの人がどんな願い事してても滑稽な感じがするな」
神主「いや、でもほら大事なお客様だし」
男「…お客様って」
神主「たぶん、五千円札入れてるのあの人だし。あの人が来た日は入ってるし」
男「…いったいなんの願いを」
神主「こっちが拝んだ方がいいかも」
男「…は?」
神主「お客様は神様」
男「あぁ」
神主「…今日は焼肉………じゅるりっ」
参拝客「(…彼女ができますように…彼女ができますように…彼女ができますように)」
男「………」
神主「あ、またあの人だね」
男「…由来聞くとさ」
神主「うん」
男「………あの人がどんな願い事してても滑稽な感じがするな」
神主「いや、でもほら大事なお客様だし」
男「…お客様って」
神主「たぶん、五千円札入れてるのあの人だし。あの人が来た日は入ってるし」
男「…いったいなんの願いを」
神主「こっちが拝んだ方がいいかも」
男「…は?」
神主「お客様は神様」
男「あぁ」
神主「…今日は焼肉………じゅるりっ」
43: 2008/04/03(木) 23:59:09.56ID:0Ap9d/mx0
男「…なに書いてるんだ?」
神主「あ、うん。企画書」
男「え?なになに…お神酒販売?」
神主「そう周辺住民の皆様の健康と長寿を願ってお神酒を販売します」
男「…無料配布じゃなくて?」
神主「当日は、アルバイト巫女を雇って、来て下さった参拝者の方にお神酒を振舞います。有料で」
男「………」
神主「もちろん巫女がお酌します。一杯300円。おさわりは基本的にNG」
男「…」
神主「朝刊の折り込みチラシによる宣伝もおこないます」
男「…いろいろダメなんじゃないか?」
神主「あ、うん。企画書」
男「え?なになに…お神酒販売?」
神主「そう周辺住民の皆様の健康と長寿を願ってお神酒を販売します」
男「…無料配布じゃなくて?」
神主「当日は、アルバイト巫女を雇って、来て下さった参拝者の方にお神酒を振舞います。有料で」
男「………」
神主「もちろん巫女がお酌します。一杯300円。おさわりは基本的にNG」
男「…」
神主「朝刊の折り込みチラシによる宣伝もおこないます」
男「…いろいろダメなんじゃないか?」
45: 2008/04/04(金) 00:08:44.27ID:pDVF/XMX0
男「よ」
神主「…男くんってさ、大学生?」
男「まぁ」
神主「ひまなの?」
男「…それほど」
神主「ひまだったらさ、境内の掃除手伝わない?」
男「…バイト?」
神主「…ボランティア」
男「…アルバイト?」
神主「…わかったわかった、払ってあげるから」
男「おお」
神主「…誰かの願いがつまったお賽銭で」
男「………やっぱりいい」
神主「遠慮しなくてもいいって」
男「…ボランティアでお願いします…すいません…」
神主「…男くんってさ、大学生?」
男「まぁ」
神主「ひまなの?」
男「…それほど」
神主「ひまだったらさ、境内の掃除手伝わない?」
男「…バイト?」
神主「…ボランティア」
男「…アルバイト?」
神主「…わかったわかった、払ってあげるから」
男「おお」
神主「…誰かの願いがつまったお賽銭で」
男「………やっぱりいい」
神主「遠慮しなくてもいいって」
男「…ボランティアでお願いします…すいません…」
48: 2008/04/04(金) 00:18:07.70ID:pDVF/XMX0
男「おわったぞー」
神主「あ、ごくろーさま」
ロリ「あ、おにーちゃん、こんにちわー」
ショタ「ちわー」
男「あ、ああ、こんにちわ」
神主「よし。ごほうびにおねーさんがジュースをおごってあげよう」
男「…おねーさんって」
神主「はい、お金。自販機で買ってきて。私、緑茶」
ロリ「おれんじじゅーす」
ショタ「みかんじゅーす」
男「パシリですか…」
神主「だって、今手が離せないもん…ねー?」
ロリ「ねー」
ショタ「ねー」
男「………あの、この千円札」
神主「なに?」
男「なんか【☆彼氏が欲しいです><】って、すみの方に書いてある…」
神主「あー…よくあること」
男「つかいにくい…」
神主「お金に貴賎はない…って早く買ってきてよー」
男「…はい」
神主「あ、ごくろーさま」
ロリ「あ、おにーちゃん、こんにちわー」
ショタ「ちわー」
男「あ、ああ、こんにちわ」
神主「よし。ごほうびにおねーさんがジュースをおごってあげよう」
男「…おねーさんって」
神主「はい、お金。自販機で買ってきて。私、緑茶」
ロリ「おれんじじゅーす」
ショタ「みかんじゅーす」
男「パシリですか…」
神主「だって、今手が離せないもん…ねー?」
ロリ「ねー」
ショタ「ねー」
男「………あの、この千円札」
神主「なに?」
男「なんか【☆彼氏が欲しいです><】って、すみの方に書いてある…」
神主「あー…よくあること」
男「つかいにくい…」
神主「お金に貴賎はない…って早く買ってきてよー」
男「…はい」
49: 2008/04/04(金) 00:24:38.46ID:pDVF/XMX0
男「ほれ」
ロリ「わーいありがとー」
ショタ「ありがとー」
神主「さんきゅー。あ、おつりはお駄賃でいいよ」
男「…そんなはじめてのおつかいみたいな扱いはイヤだ」
ロリ「ねーねー、おにーちゃんっておねーちゃんのかれし?」
神主「ぶはっ!」
男「…きたないな」
ロリ「?」
神主「…彼氏、じゃないよね?」
男「なんで俺に聞く…違うだろ」
神主「………だよね。んー…お客…っていうほど、お賽銭落としてってくれないから…冷やかしかな?」
ロリ「ひやかし?」
男「…らしい」
ロリ「ふーん、しょたくんはねーわたしのかれしなんだよー」
ショタ「うん!ろりちゃんもぼくのかれしー」
ロリ「ねー?」
ショタ「ねー」
神主「仲がいいわねー」
男「………」
ロリ「わーいありがとー」
ショタ「ありがとー」
神主「さんきゅー。あ、おつりはお駄賃でいいよ」
男「…そんなはじめてのおつかいみたいな扱いはイヤだ」
ロリ「ねーねー、おにーちゃんっておねーちゃんのかれし?」
神主「ぶはっ!」
男「…きたないな」
ロリ「?」
神主「…彼氏、じゃないよね?」
男「なんで俺に聞く…違うだろ」
神主「………だよね。んー…お客…っていうほど、お賽銭落としてってくれないから…冷やかしかな?」
ロリ「ひやかし?」
男「…らしい」
ロリ「ふーん、しょたくんはねーわたしのかれしなんだよー」
ショタ「うん!ろりちゃんもぼくのかれしー」
ロリ「ねー?」
ショタ「ねー」
神主「仲がいいわねー」
男「………」
51: 2008/04/04(金) 00:30:01.97ID:pDVF/XMX0
神主「はぁ…」
男「?」
神主「どっかの誰かがさーウチの神社を舞台にしてマンガとか描いてくれないかなー」
男「は?」
神主「…アニメになったりしたら、お客さん増えて大儲け」
男「…いや、その作品と現実の舞台は違うだろ」
神主「かくなる上は…私がマンガを描いて…」
男「やめとけ」
男「?」
神主「どっかの誰かがさーウチの神社を舞台にしてマンガとか描いてくれないかなー」
男「は?」
神主「…アニメになったりしたら、お客さん増えて大儲け」
男「…いや、その作品と現実の舞台は違うだろ」
神主「かくなる上は…私がマンガを描いて…」
男「やめとけ」
54: 2008/04/04(金) 00:34:08.15ID:pDVF/XMX0
パンパンっ
参拝客「(…彼女ができますように…彼女ができますように…彼女ができますように)」
神主(あ…五千円札の人だ…今日はおにく~)
神主「♪~♪~おっにく~…あれ?男くんだ」
神主(そだ。男くんも誘って………ただ誘うのもつまんないし)
神主(後ろから…『わっ!』ておどかしたり…)
神主「ふふふふふ…」
参拝客「(…彼女ができますように…彼女ができますように…彼女ができますように)」
神主(あ…五千円札の人だ…今日はおにく~)
神主「♪~♪~おっにく~…あれ?男くんだ」
神主(そだ。男くんも誘って………ただ誘うのもつまんないし)
神主(後ろから…『わっ!』ておどかしたり…)
神主「ふふふふふ…」
58: 2008/04/04(金) 00:42:51.09ID:pDVF/XMX0
男「わ!」
女「きゃ!」
ゴツン
男「…痛ってててて」
女「いたたた」
男「…あれ?女?」
女「……男くん?奇遇ですね。こんなところで」
男「ああ…立てるか?」
女「ええ………痛っ!」
男「だ、大丈夫か?どこか…」
女「ちょっと…足挫いちゃったみたいです」
男「…悪い」
女「いえ、私も不注意でしたし…っ!」
男「お、おい…」
女「あ、今から帰るところですし、お気遣いなく」
男「…送っていく」
女「でも、ご迷惑…」
男「いいから…ほら、つかまれ」
女「で、でも…」
男「…イヤならおぶっていく」
女「…すいません」
男「いや、俺も悪い」
神主(………男くん?………あれ?………あれれ?)
女「きゃ!」
ゴツン
男「…痛ってててて」
女「いたたた」
男「…あれ?女?」
女「……男くん?奇遇ですね。こんなところで」
男「ああ…立てるか?」
女「ええ………痛っ!」
男「だ、大丈夫か?どこか…」
女「ちょっと…足挫いちゃったみたいです」
男「…悪い」
女「いえ、私も不注意でしたし…っ!」
男「お、おい…」
女「あ、今から帰るところですし、お気遣いなく」
男「…送っていく」
女「でも、ご迷惑…」
男「いいから…ほら、つかまれ」
女「で、でも…」
男「…イヤならおぶっていく」
女「…すいません」
男「いや、俺も悪い」
神主(………男くん?………あれ?………あれれ?)
60: 2008/04/04(金) 00:50:39.29ID:pDVF/XMX0
神主(こないなぁ…男くん)
爺「おー!嬢ちゃん」
神主「あ、どうも」
爺「孫がのう、今度受験するらしいんじゃ。それでお守りをのう」
神主「はい…学業の御守りですね」
爺「…いくらだい?」
神主「500円です。…良い道に進まれるといいですね」
爺「ありがとうよ…そうじゃ、嬢ちゃんもいっつもがんばっとるし小遣いでも」
神主「ありがとうございます。そのお心だけで嬉しいです」
爺「まぁ、そう言わず」
神主「…じゃあ、お賽銭にして下さい。おじいさんの健康のお願いにもなるし
私のお小遣いにもなるし一石二鳥です」
爺「ふぉふぉふぉ…じゃあ、そうさせてもらうかの」
神主「はい。ありがとうございます」
神主「…今日、来なかったなぁ」
爺「おー!嬢ちゃん」
神主「あ、どうも」
爺「孫がのう、今度受験するらしいんじゃ。それでお守りをのう」
神主「はい…学業の御守りですね」
爺「…いくらだい?」
神主「500円です。…良い道に進まれるといいですね」
爺「ありがとうよ…そうじゃ、嬢ちゃんもいっつもがんばっとるし小遣いでも」
神主「ありがとうございます。そのお心だけで嬉しいです」
爺「まぁ、そう言わず」
神主「…じゃあ、お賽銭にして下さい。おじいさんの健康のお願いにもなるし
私のお小遣いにもなるし一石二鳥です」
爺「ふぉふぉふぉ…じゃあ、そうさせてもらうかの」
神主「はい。ありがとうございます」
神主「…今日、来なかったなぁ」
62: 2008/04/04(金) 00:55:52.66ID:pDVF/XMX0
神主「…ふぅ」
ロリ「おねーちゃんっ!」
神主「わわっ…今日はひとり?」
ロリ「うん!しょたくんはおでかけなのー」
神主「そっかー。じゃあ、二人で遊ぼうか」
ロリ「うんっ!」
神主「………」
ロリ「おねーちゃん?」
神主「え?なに?」
ロリ「げんきない?」
神主「そ、そんなことないよぅ」
ロリ「………ちょっといってくるの」
神主「へ?どこに?」
ロリ「かみさまに。おねーちゃん、げんきになってくれますようにって」
神主「あ…」
神主(…今日も、か)
ロリ「おねーちゃんっ!」
神主「わわっ…今日はひとり?」
ロリ「うん!しょたくんはおでかけなのー」
神主「そっかー。じゃあ、二人で遊ぼうか」
ロリ「うんっ!」
神主「………」
ロリ「おねーちゃん?」
神主「え?なに?」
ロリ「げんきない?」
神主「そ、そんなことないよぅ」
ロリ「………ちょっといってくるの」
神主「へ?どこに?」
ロリ「かみさまに。おねーちゃん、げんきになってくれますようにって」
神主「あ…」
神主(…今日も、か)
64: 2008/04/04(金) 00:57:54.30ID:pDVF/XMX0
パンパンっ
参拝客「(…彼女ができますように…彼女ができますように…彼女ができますように)」
神主(あ…五千円札の人だ…)
神主「…ふぅ」
神主(そういえば…ここのところお賽銭、回収してないや)
神主(………もう来ないのかな)
参拝客「(…彼女ができますように…彼女ができますように…彼女ができますように)」
神主(あ…五千円札の人だ…)
神主「…ふぅ」
神主(そういえば…ここのところお賽銭、回収してないや)
神主(………もう来ないのかな)
66: 2008/04/04(金) 01:04:14.62ID:pDVF/XMX0
神主(…私って、こんなだっけ…)
神主(…お掃除、しないと。お客様と…神様たちにわるい)
神主「よっし!」
男「よ」
神主「………」
男「?」
神主「お、男く」
女「こんにちわ」
神主「え――」
神主(…お掃除、しないと。お客様と…神様たちにわるい)
神主「よっし!」
男「よ」
神主「………」
男「?」
神主「お、男く」
女「こんにちわ」
神主「え――」
71: 2008/04/04(金) 01:15:00.66ID:pDVF/XMX0
男「あ、同じ学科の女」
女「はじめまして」
神主「ハジメマシテ…ここの神主です」
男「話したら、来てみたいって言い出してさ」
女「すいません、急に。ここの神社の由来を聞いて」
神主「…はなしたんだ」
男「え…悪かったのか」
神主「う、ううん…ただ、ほら、広まるとお客さんが来なくなるかもって」
男「ああ…大丈夫。こいつにしか話してないから」
女「あ、私も誰にも話してません」
神主「…そ、そう、ならだいじょぶ。ぜんぜん、だいじょぶ」
女「あの、それで、神主さんに由来のこと直接聞きたいなって、男くんにお願いして」
男「なんか俺の話だと理解できないとこがあるらしくてさ」
神主「…ま、まかせて!おねーさんがやさしく解説しちゃう!!」
男「は?」
神主「あ…えっと、じゃ、じゃあ男くんに話したときに省略した部分とかも全部話したらいいんだよね」
男「あ、ああ」
女「お願いします」
神主「で、では…むかし、この山の上に…」
女「はじめまして」
神主「ハジメマシテ…ここの神主です」
男「話したら、来てみたいって言い出してさ」
女「すいません、急に。ここの神社の由来を聞いて」
神主「…はなしたんだ」
男「え…悪かったのか」
神主「う、ううん…ただ、ほら、広まるとお客さんが来なくなるかもって」
男「ああ…大丈夫。こいつにしか話してないから」
女「あ、私も誰にも話してません」
神主「…そ、そう、ならだいじょぶ。ぜんぜん、だいじょぶ」
女「あの、それで、神主さんに由来のこと直接聞きたいなって、男くんにお願いして」
男「なんか俺の話だと理解できないとこがあるらしくてさ」
神主「…ま、まかせて!おねーさんがやさしく解説しちゃう!!」
男「は?」
神主「あ…えっと、じゃ、じゃあ男くんに話したときに省略した部分とかも全部話したらいいんだよね」
男「あ、ああ」
女「お願いします」
神主「で、では…むかし、この山の上に…」
72: 2008/04/04(金) 01:20:21.22ID:pDVF/XMX0
女「ありがとうございました。興味深いお話を聞かせていただいて」
神主「い、いえいえ、こちらこそ」
男「さて、暗くなってきたし帰るか」
女「あ、はい」
男「送るよ」
女「いつもすいません」
神主「~~っ!!…あ、あのっ…男くんっ」
男「なんだ?」
神主「そ、その…さいきん学校いそがしかったりするのかな?」
男「…ああ、まあ」
神主「…そっか」
男「それで?」
神主「う、ううん。なんでもない…なんでも、ない。…じゃあ、またね!」
男「…ああ」
女「では、失礼します」
神主「…『いつもすいません』か…いつも…いっしょにかえってるのかな」
神主「…きれいな子だったな」
神主「い、いえいえ、こちらこそ」
男「さて、暗くなってきたし帰るか」
女「あ、はい」
男「送るよ」
女「いつもすいません」
神主「~~っ!!…あ、あのっ…男くんっ」
男「なんだ?」
神主「そ、その…さいきん学校いそがしかったりするのかな?」
男「…ああ、まあ」
神主「…そっか」
男「それで?」
神主「う、ううん。なんでもない…なんでも、ない。…じゃあ、またね!」
男「…ああ」
女「では、失礼します」
神主「…『いつもすいません』か…いつも…いっしょにかえってるのかな」
神主「…きれいな子だったな」
73: 2008/04/04(金) 01:32:06.44ID:pDVF/XMX0
パンパンっ
参拝客「(…彼女ができますように…彼女ができますように…彼女ができますように)」
神主(…もう夕方か…さあて、お賽銭、回収するかな…五千円…五千円…)
神主「…こ、これはっ!!」
男「よ」
神主「お、男くん!?」
男「…なんでそんなに慌てる」
神主「だ、だって…今日は女さんは?」
男「…いないけど?」
神主「あ、そ、そう…そうなんだ」
男「………あ、あのさ」
参拝客「(…彼女ができますように…彼女ができますように…彼女ができますように)」
神主(…もう夕方か…さあて、お賽銭、回収するかな…五千円…五千円…)
神主「…こ、これはっ!!」
男「よ」
神主「お、男くん!?」
男「…なんでそんなに慌てる」
神主「だ、だって…今日は女さんは?」
男「…いないけど?」
神主「あ、そ、そう…そうなんだ」
男「………あ、あのさ」
74: 2008/04/04(金) 01:32:35.02ID:pDVF/XMX0
神主「あ!で、でね!あの五千円札の人!!」
男「あ、ああ」
神主「ほ、ほらっ」
男「…いちまんえん?」
神主「すごいよね!」
男「まぁ…」
神主「そうだ!男くん…今日…はもう遅いし…明日さ、お昼、食べ放題じゃない焼肉屋さんに」
男「悪い…明日無理」
神主「え?」
男「…明日は………講義がある。特別講義。朝から晩まで」
神主「そ、そうなんだ…じゃ…じゃあ、あさっ」
男「…あ」
神主「え?」
男「悪い、ちょっと用事があるから」
神主「え?」
神主(………しかた、ないか…学生は勉強しないとだし………明日はちょっと高めの焼肉屋さんに…)
神主「…ひとりで、かぁ」
76: 2008/04/04(金) 01:35:40.15ID:pDVF/XMX0
神主(…そろそろお昼か)
神主(…焼肉屋さん………美味しいもの食べれば…きっと)
神主(…こういうときに限って定休日だったり)
神主(あ、よかった…開いてる)
神主「………う、そ」
神主(…焼肉屋さん………美味しいもの食べれば…きっと)
神主(…こういうときに限って定休日だったり)
神主(あ、よかった…開いてる)
神主「………う、そ」
77: 2008/04/04(金) 01:36:23.22ID:pDVF/XMX0
男「――」
女「――」
男「――!!」
女「――♪」
女「――」
男「――!!」
女「――♪」
78: 2008/04/04(金) 01:38:33.29ID:pDVF/XMX0
神主「…デート、だったんだ今日」
神主「………そりゃ、私なんかと焼肉ってわけにはいかないか」
神主「いたいなぁ…」
神主「…そっか…私、好きだったんだ…男くんのこと」
神主「………そりゃ、私なんかと焼肉ってわけにはいかないか」
神主「いたいなぁ…」
神主「…そっか…私、好きだったんだ…男くんのこと」
82: 2008/04/04(金) 01:43:59.17ID:pDVF/XMX0
さみしい…
青鬼さんみたい…ひとり
ちがう青鬼さんとは違う
私はひとりじゃない
参拝に来てくれるお客さんだっているし
第一、男くんと元々いっしょにいたわけじゃないし
ただ、なんとなく…さいきんずっといっしょにいただけだし…
『次の日、青鬼さんは赤鬼さんに黙ってふもとに下りて村人を頃しました』
彼女が…
あの子がいなかったら…男くんは…
いてくれるかな…そばに…
青鬼さんみたい…ひとり
ちがう青鬼さんとは違う
私はひとりじゃない
参拝に来てくれるお客さんだっているし
第一、男くんと元々いっしょにいたわけじゃないし
ただ、なんとなく…さいきんずっといっしょにいただけだし…
『次の日、青鬼さんは赤鬼さんに黙ってふもとに下りて村人を頃しました』
彼女が…
あの子がいなかったら…男くんは…
いてくれるかな…そばに…
85: 2008/04/04(金) 01:48:15.76ID:pDVF/XMX0
女「あ、神主さん」
神主「――」
女「こんにちわ。大学になにか御用ですか?」
神主「――」
女「あ、もしかして、男くんに?」
神主「――」
女「え?」
神主「――」
女「あ、それなら
神主「――」
女「こんにちわ。大学になにか御用ですか?」
神主「――」
女「あ、もしかして、男くんに?」
神主「――」
女「え?」
神主「――」
女「あ、それなら
91: 2008/04/04(金) 01:55:50.76ID:pDVF/XMX0
女「図書館は、あの建物です」
神主「………」
女「神主さん?」
神主「え?」
女「としょかん…」
神主「あ、ああ、あの建物ね。ありがとう」
女「いいえ。お勉強ですか?」
神主「…ええ。ちょっと久しぶりに北欧神話とか読みたくなって」
女「あぁ、わかります。いっつも古事記とか読んでるとたまに西洋の神話が読みたくなりますよねぇ」
神主「ええ、そう」
女「あ、男くんなら」
神主「あ、いいのっ」
女「え?だって…」
神主「あと、ここに来たこと彼にはナイショにしてて」
女「でも」
神主「おねがい」
女「…わかりました」
神主「…せっかく、ホームセンターで出刃包丁買ったのになぁ…はぁ…ダメな私…」
神主「………」
女「神主さん?」
神主「え?」
女「としょかん…」
神主「あ、ああ、あの建物ね。ありがとう」
女「いいえ。お勉強ですか?」
神主「…ええ。ちょっと久しぶりに北欧神話とか読みたくなって」
女「あぁ、わかります。いっつも古事記とか読んでるとたまに西洋の神話が読みたくなりますよねぇ」
神主「ええ、そう」
女「あ、男くんなら」
神主「あ、いいのっ」
女「え?だって…」
神主「あと、ここに来たこと彼にはナイショにしてて」
女「でも」
神主「おねがい」
女「…わかりました」
神主「…せっかく、ホームセンターで出刃包丁買ったのになぁ…はぁ…ダメな私…」
95: 2008/04/04(金) 02:03:57.30ID:pDVF/XMX0
男「おーい…いたいた。あんた今までどこに」
神主「!?」
男「?」
神主「~っ!!」
男「あ、あのさ」
神主「…もう、こないで」
男「…なんで」
神主「だって、男くん…」
男「わかるように説明し」
神主「もうっ!…っく…もう来ないでよぅっ…」
男「…なんで泣いて」
神主「ごめんっ!!」
男「は?…って、おいどこに………」
神主(…だめ…だめ…好きじゃない…彼に会っても嬉しくない…嬉しくないんだから…)
神主(………こんな黒い…汚い私…いや………嫌われる…)
神主(やだ…嫌われたくない………きらわれたくないよぅ…)
神主「!?」
男「?」
神主「~っ!!」
男「あ、あのさ」
神主「…もう、こないで」
男「…なんで」
神主「だって、男くん…」
男「わかるように説明し」
神主「もうっ!…っく…もう来ないでよぅっ…」
男「…なんで泣いて」
神主「ごめんっ!!」
男「は?…って、おいどこに………」
神主(…だめ…だめ…好きじゃない…彼に会っても嬉しくない…嬉しくないんだから…)
神主(………こんな黒い…汚い私…いや………嫌われる…)
神主(やだ…嫌われたくない………きらわれたくないよぅ…)
98: 2008/04/04(金) 02:11:25.76ID:pDVF/XMX0
ロリ「あれ?おにーちゃん」
男「…おう」
ロリ「おー。おねーちゃんは?」
男「…どっか行った」
ロリ「………けんか、したの?」
男「え?」
ロリ「…さいきん、おねーちゃん、げんきなかったの。けんか、したの?」
男「…あ、ああ、そうなのかもな。…もう来るなって言われた」
ロリ「だったら、かみさまにおねがいっ」
男「神様に?」
ロリ「うんっ!わたしもねーしょたくんとすぐなかなおりできたよ」
男「…そう、だな」
ロリ「おしえてあげるー。まずは2かい、おじぎをするの」
ロリ「…おさいせん?」
男「ああ」
ロリ「おとなだねー」
男「…小心で俗物なだけだ」
ロリ「ぞくぶつー?」
男「ああ」
男「…おう」
ロリ「おー。おねーちゃんは?」
男「…どっか行った」
ロリ「………けんか、したの?」
男「え?」
ロリ「…さいきん、おねーちゃん、げんきなかったの。けんか、したの?」
男「…あ、ああ、そうなのかもな。…もう来るなって言われた」
ロリ「だったら、かみさまにおねがいっ」
男「神様に?」
ロリ「うんっ!わたしもねーしょたくんとすぐなかなおりできたよ」
男「…そう、だな」
ロリ「おしえてあげるー。まずは2かい、おじぎをするの」
ロリ「…おさいせん?」
男「ああ」
ロリ「おとなだねー」
男「…小心で俗物なだけだ」
ロリ「ぞくぶつー?」
男「ああ」
102: 2008/04/04(金) 02:29:11.05ID:pDVF/XMX0
神主「…日、暮れちゃったなぁ。掃除もしてないし…はぁっ………」
神主(とりあえず、社務所の片付けとか…お賽銭箱も放置してるし…)
神主「おさいせん…おさいせんっと………あれ?おさつ?」
神主「…五千円のひとはこの前来たばっかりだし………ってまた、いちまんえん!?」
神主「………なんか書いてある………………え?」
神主(とりあえず、社務所の片付けとか…お賽銭箱も放置してるし…)
神主「おさいせん…おさいせんっと………あれ?おさつ?」
神主「…五千円のひとはこの前来たばっかりだし………ってまた、いちまんえん!?」
神主「………なんか書いてある………………え?」
104: 2008/04/04(金) 02:42:29.89ID:pDVF/XMX0
男「よ」
神主「…おとこ、くん?」
男「ああ」
神主「もう、こないでって、言った」
男「…ああ、出て行ってないからな」
神主「なっ」
男「…おかげでバイト休んだ」
神主「…バイトしてたの?」
男「そりゃ…あんたが今、手に持ってるのがその証拠」
神主「…え?………うそ」
男「ウソじゃないって」
神主「だって、これ【仲直りしてください】って書いてあるよ?」
男「だろう?…さすがに神様にお願いして安心できるほど子どもじゃなかったって」
神主「そ、それに」
男「…続き。そのあとにまだ書いてある」
神主「【彼女が欲しいです】?」
男「…そういうこと」
神主「…おとこ、くん?」
男「ああ」
神主「もう、こないでって、言った」
男「…ああ、出て行ってないからな」
神主「なっ」
男「…おかげでバイト休んだ」
神主「…バイトしてたの?」
男「そりゃ…あんたが今、手に持ってるのがその証拠」
神主「…え?………うそ」
男「ウソじゃないって」
神主「だって、これ【仲直りしてください】って書いてあるよ?」
男「だろう?…さすがに神様にお願いして安心できるほど子どもじゃなかったって」
神主「そ、それに」
男「…続き。そのあとにまだ書いてある」
神主「【彼女が欲しいです】?」
男「…そういうこと」
105: 2008/04/04(金) 02:43:15.81ID:pDVF/XMX0
神主「…え?ちょっと待って、彼女は?女ちゃんは?」
男「…そこでなんで女が出てくる」
神主「だ、だって、こんなとこに連れてくるし」
男「そりゃ、来たいって言うから」
神主「で、デートしてたし」
男「はぁ?いつ?」
神主「一昨日!焼肉屋さんに誘った日!」
男「………ああ、バイトだった」
神主「………え?」
男「バイト紹介してもらってさ、短期で」
神主「…いつも送って帰ってるって」
男「バイト帰り。暗いからな」
神主「………つきあってたんじゃないの?」
男「なんでそうなる」
神主「だ、だって、最近ずっとココに来ない」
男「そりゃバイト、してたから」
男「…そこでなんで女が出てくる」
神主「だ、だって、こんなとこに連れてくるし」
男「そりゃ、来たいって言うから」
神主「で、デートしてたし」
男「はぁ?いつ?」
神主「一昨日!焼肉屋さんに誘った日!」
男「………ああ、バイトだった」
神主「………え?」
男「バイト紹介してもらってさ、短期で」
神主「…いつも送って帰ってるって」
男「バイト帰り。暗いからな」
神主「………つきあってたんじゃないの?」
男「なんでそうなる」
神主「だ、だって、最近ずっとココに来ない」
男「そりゃバイト、してたから」
109: 2008/04/04(金) 02:46:04.70ID:pDVF/XMX0
神主「な、なんでバイトなんかしてんのよ!!」
男「…あんたが、冷やかしだとか言うから」
神主「え?」
男「賽銭、払ってないし、冷やかしだって」
神主「………え?」
男「…親の金じゃなくて、自分の金で、出したかった」
神主「………そんなに信心深かったけ?」
男「それ、本気で言ってるのか?」
神主「え、でも」
男「…賽銭箱に入れたら、あんたに届くだろうが」
神主「いや、あのね…お賽銭って言うのは神様に」
男「うるさい!俗物のくせに!!」
神主「で、でも、話をまとめると、私のためにバイトして自分のお金を私にあげたかったってことになるよ?」
男「………彼氏がダメだったら、せめて客くらいになりたかったんだよ」
神主「………ちょ、ちょっと待って、それって私のこと」
男「好きだよっ!悪いかっ!」
男「…あんたが、冷やかしだとか言うから」
神主「え?」
男「賽銭、払ってないし、冷やかしだって」
神主「………え?」
男「…親の金じゃなくて、自分の金で、出したかった」
神主「………そんなに信心深かったけ?」
男「それ、本気で言ってるのか?」
神主「え、でも」
男「…賽銭箱に入れたら、あんたに届くだろうが」
神主「いや、あのね…お賽銭って言うのは神様に」
男「うるさい!俗物のくせに!!」
神主「で、でも、話をまとめると、私のためにバイトして自分のお金を私にあげたかったってことになるよ?」
男「………彼氏がダメだったら、せめて客くらいになりたかったんだよ」
神主「………ちょ、ちょっと待って、それって私のこと」
男「好きだよっ!悪いかっ!」
113: 2008/04/04(金) 02:56:31.28ID:pDVF/XMX0
神主「………おかしいよ?だって、こんな」
男「金が好きで、神主のくせに神様なんて信じてなくて、全然、神職らしくなくて」
神主「う、うん」
男「誰かの願いのつまった金で焼肉食うし、儲かんないからって神社の由来隠すし」
神主「…うぅ」
男「人をこきつかうし…そのくせ子どもとか爺婆には優しくて、妙なこと物知りで」
神主「………え?」
男「…そんなヤツの境内掃いてる姿に見とれて、話すだけでどきどきして…さっきから脚が震えてて」
神主「………」
男「悪いかよ」
神主「………わるくない…むしろ、うれしい」
男「…そ、そうか」
神主「…さっきね、女ちゃんに会いに行ったの。男くんの大学に」
男「は?」
神主「…包丁もって」
男「なっ!?」
神主「…男くん、とられたって思って、青鬼さんみたいに…女ちゃんを」
男「…お前な」
神主「…こんな、こんな嫉妬深い青鬼でも、いいんですか?…赤鬼さん」
男「…むしろ、うれしい。………女には悪いけど」
男「金が好きで、神主のくせに神様なんて信じてなくて、全然、神職らしくなくて」
神主「う、うん」
男「誰かの願いのつまった金で焼肉食うし、儲かんないからって神社の由来隠すし」
神主「…うぅ」
男「人をこきつかうし…そのくせ子どもとか爺婆には優しくて、妙なこと物知りで」
神主「………え?」
男「…そんなヤツの境内掃いてる姿に見とれて、話すだけでどきどきして…さっきから脚が震えてて」
神主「………」
男「悪いかよ」
神主「………わるくない…むしろ、うれしい」
男「…そ、そうか」
神主「…さっきね、女ちゃんに会いに行ったの。男くんの大学に」
男「は?」
神主「…包丁もって」
男「なっ!?」
神主「…男くん、とられたって思って、青鬼さんみたいに…女ちゃんを」
男「…お前な」
神主「…こんな、こんな嫉妬深い青鬼でも、いいんですか?…赤鬼さん」
男「…むしろ、うれしい。………女には悪いけど」
114: 2008/04/04(金) 02:57:04.95ID:pDVF/XMX0
神主「………毎日じゃなくてもいいの。会いに来て」
男「…青鬼って、さみしがりやだったのか」
神主「…うん、きっとそう」
男「…あの話さ」
神主「うん…」
男「赤鬼も青鬼がいなくなったら氏んじゃうんだろ」
神主「うん…」
男「…赤鬼も、きっと青鬼にそばにいて欲しかったんだと思う」
神主「………かもね」
男「ああ」
神主「…これからも、来てくれる?」
男「バイト減らす。…来るなって言われても毎日来る」
神主「あ、あのね」
男「うん」
神主「…すき」
男「…青鬼って、さみしがりやだったのか」
神主「…うん、きっとそう」
男「…あの話さ」
神主「うん…」
男「赤鬼も青鬼がいなくなったら氏んじゃうんだろ」
神主「うん…」
男「…赤鬼も、きっと青鬼にそばにいて欲しかったんだと思う」
神主「………かもね」
男「ああ」
神主「…これからも、来てくれる?」
男「バイト減らす。…来るなって言われても毎日来る」
神主「あ、あのね」
男「うん」
神主「…すき」
121: 2008/04/04(金) 03:09:55.62ID:pDVF/XMX0
パンパンっ
参拝客「(…彼女ができますように…彼女ができますように…彼女ができますように)」
神主「あ、男くんっ!」
男「…また巫女服…って、なんだ、そのハカマ」
神主「えへへーミニスカート風?似合う?」
男「…神聖さのカケラもなくなったな」
神主「にあう?」
爺「にあっとるぞう!」
ロリ「かわいいー」
ショタ「うんうん」
ロリ「…しょたくん?うわき?」
ショタ「えとあのそうじゃなくて」
女「いいなぁ…お正月とかバイト募集ないんですか?」
神主「あるよー」
女「じゃ、じゃあ私」
男「…冬は寒いだろ」
参拝客「(…彼女ができますように…彼女ができますように…彼女ができますように)」
神主「あ、男くんっ!」
男「…また巫女服…って、なんだ、そのハカマ」
神主「えへへーミニスカート風?似合う?」
男「…神聖さのカケラもなくなったな」
神主「にあう?」
爺「にあっとるぞう!」
ロリ「かわいいー」
ショタ「うんうん」
ロリ「…しょたくん?うわき?」
ショタ「えとあのそうじゃなくて」
女「いいなぁ…お正月とかバイト募集ないんですか?」
神主「あるよー」
女「じゃ、じゃあ私」
男「…冬は寒いだろ」
124: 2008/04/04(金) 03:10:58.70ID:pDVF/XMX0
神主「でさ、どう?…にあう?」
男「………あの、だな」
神主「…かわいくない?」
男「…か、かわ」
爺「ガツンといわんかガツンと」
ロリ「そうだそうだー」
ショタ「そうだー」
参拝客「そうだー」
男「いや、あんたな」
女「あー、その脚は俺だけに見せてくれ…ですか?」
男「………」
女「否定しないのって肯定ですよ?」
男「…だからな」
神主「…こんな私は嫌い?」
男「好きだよっ!!………って…~~~っ!!」
神主「へへへっ」
女「ごちそうさまです」
ロリ「ごちそうさまー」
ショタ「ごちそうさまー」
参拝客「…彼女ほしいなぁ」
爺「まぁ…がんばれ」
参拝客「…はい」
男「………あの、だな」
神主「…かわいくない?」
男「…か、かわ」
爺「ガツンといわんかガツンと」
ロリ「そうだそうだー」
ショタ「そうだー」
参拝客「そうだー」
男「いや、あんたな」
女「あー、その脚は俺だけに見せてくれ…ですか?」
男「………」
女「否定しないのって肯定ですよ?」
男「…だからな」
神主「…こんな私は嫌い?」
男「好きだよっ!!………って…~~~っ!!」
神主「へへへっ」
女「ごちそうさまです」
ロリ「ごちそうさまー」
ショタ「ごちそうさまー」
参拝客「…彼女ほしいなぁ」
爺「まぁ…がんばれ」
参拝客「…はい」
125: 2008/04/04(金) 03:11:15.59ID:pDVF/XMX0
男「………」
神主「…というわけで、赤鬼さんも青鬼さんも村人も仲良く暮らしました」
男「…む」
神主「ハッピーエンド、だよ」
男「…はっぴー?」
女「はっぴー」
126: 2008/04/04(金) 03:11:28.18ID:pDVF/XMX0
おしまい
139: 2008/04/04(金) 03:20:57.22ID:pDVF/XMX0
おわりです。
神主さんでしたー。もうちょっと巫女さんと差別化したかったですねぇ…まぁ、いっか
ageブラザーズさんお久しぶりです。
神主さん女の子です。
あーちなみにしめ縄が逆なのにも理由あります。俗説っぽいですけど。出雲大社のパクリです。
>>23ナイス絵です。でも、俺の中の神主さんはタバコ吸わない…
青鬼さんがヤンデレになって俺もびっくり!
なかなかキャラが氏にませんねぇ…情がうつるとダメです。
ちなみに男と女の学科は文学科です。いいなぁ…文系…ヒマそうで…。←偏見
ポテチ食べたい…
おまいらのノリの良さは素敵ww
では、最後に保守してくれた方、読んでくれた方
ありがとうございます。
今夜が皆様にとって素敵な夜でありますように。
神主さんでしたー。もうちょっと巫女さんと差別化したかったですねぇ…まぁ、いっか
ageブラザーズさんお久しぶりです。
神主さん女の子です。
あーちなみにしめ縄が逆なのにも理由あります。俗説っぽいですけど。出雲大社のパクリです。
>>23ナイス絵です。でも、俺の中の神主さんはタバコ吸わない…
青鬼さんがヤンデレになって俺もびっくり!
なかなかキャラが氏にませんねぇ…情がうつるとダメです。
ちなみに男と女の学科は文学科です。いいなぁ…文系…ヒマそうで…。←偏見
ポテチ食べたい…
おまいらのノリの良さは素敵ww
では、最後に保守してくれた方、読んでくれた方
ありがとうございます。
今夜が皆様にとって素敵な夜でありますように。
引用: 新?ジャンル「俗物な神主」



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