1: 2008/04/01(火) 22:45:49.77ID:axH+Gx1S0

男「あなたは何をしてるのですか?」

女「見てわかりませんか?」

男「……絵を、描いてるのでしょうが……」

女「はい、そうです」

男「キャンバスは真っ白ですよ……?」

女「これから絵を描くのです♪」
艦隊これくしょん -艦これ- 4コマコミック 吹雪、がんばります!(1) (ファミ通クリアコミックス)

2: 2008/04/01(火) 22:47:46.51ID:axH+Gx1S0

男「どうして絵を描くのですか?」

女「絵描きだからです」

男「そうですか……。では、頑張ってください」

女「はい! あなたもお元気で」

男「いずれまた会いましょう」




女「……さっそく今の人をキャンバスに描いてみますか」

4: 2008/04/01(火) 22:49:03.88ID:axH+Gx1S0

猫「にゃー」

女「あ、これはどうも」

猫「にゃー?」

女「絵を、描いてるのですよ」

猫「な~ご」

女「……猫に言ってもしかたないですね、くす」

5: 2008/04/01(火) 22:50:59.75ID:axH+Gx1S0

女「そうですね、君も描いてみましょうか」

猫「にゃん!」

女「あ、動かないでくださいよぉ」

猫「にゃーにゃー」

女「こらぁ、じっとしなさい!」

猫「にゃあ♪」

女「あたふた、あたふたっ」

6: 2008/04/01(火) 22:53:28.56ID:axH+Gx1S0

女「ふぅ……。とりあえず、君は描き終えれたよ」

猫「にゃー?」

女「私の苦労も知らないで……」

猫「にゃん、にゃー」

女「なるほど……、君はどこかに行く途中なのですね。
  では、またいつか会いましょう」

猫「にゃー!」

7: 2008/04/01(火) 22:55:37.66ID:axH+Gx1S0

女「次は背景に入りましょうか……」

女「でも、……まだ登場人物が寂しい感じがしますねぇ」

女「とりあえず移動して、新しい出会いを求めてみますか!」


~移動中~

8: 2008/04/01(火) 22:59:18.88ID:axH+Gx1S0

犬「わん!」

女「わっ! って、犬ですか……ふぅ、びっくりした」

犬「く~ん」

女「落ち込まないでくださいな?……おや、君は尻尾が途中でないですね」

犬「……わん?」

女「そうだ! 私がキャンバスに君の完全な姿を描いてあげます!」

犬「わん!」

女「楽しみにしててくださいね~」

11: 2008/04/01(火) 23:03:18.43ID:axH+Gx1S0

女「君の尻尾はきっと可愛らしかったのでしょうね」

犬「わん!」

女「それで少し長くて……、くりんっとしていて……」

犬「わんわん!!」

女「……できたぁ!! あの、これでどうでしょうか?」

犬「わんわんわん!!」

女「ふふ、喜んでくれて嬉しいです」

12: 2008/04/01(火) 23:05:45.81ID:axH+Gx1S0

犬「わん!」

女「きゃ! な、舐めないで~、くすぐったいですぅ……」

犬「わんわん!!」

女「も、もうやめてぇっ!! あははは~」

男「こらわんこ、何してるんです!」

犬「わん?」

女「あ、あなたは……。ふぅ、助かりました……ありがとうございます」

14: 2008/04/01(火) 23:09:45.59ID:axH+Gx1S0

男「いえいえ。で、絵のほうはどれくらいできましたか?」

女「あなたと猫とこの犬を描きました」

男「僕を描いたのですか!?」

女「はい♪」

男「あの、もしよろしければ見ても……」

女「どうぞ、構いませんよ?」

犬「く~ん……」

15: 2008/04/01(火) 23:11:39.58ID:axH+Gx1S0

女「どうですか?」

男「いやいや、僕はこんなにかっこよくなんか……」

女「絵は、絵師の見える世界を描くだけですので」

男「……それって、なんか照れます」

女「ふふ、改めて言われるとそうですね」

17: 2008/04/01(火) 23:14:54.78ID:axH+Gx1S0

男「おや、この犬とこの絵の犬……」

女「どうも尻尾がないんで、私が描き足しましたけど」

男「そうだったのですか」

女「はい♪」

男「……このわんこ、捨て犬でしょうか?」

女「きっと、そうでしょうね……」

18: 2008/04/01(火) 23:18:08.64ID:axH+Gx1S0

男「じゃあ、僕がかいます」

犬「わん?」

女「それは本当ですか!?」

男「なんかほっとけなくて……」

女「そうですか!」

男「……で、あなたはどうするのですか?」

女「これからまた移動して、絵を描こうかと……」

男「そうですか! では、僕はこれで……」 

女「はい、私が危ない時はまた助けてくださいね? では、さようなら」

19: 2008/04/01(火) 23:20:21.82ID:axH+Gx1S0
~移動~

女「ここは……」

女「綺麗な湖ですね!」

女「……そろそろキャンバスに背景も足していきますか」

20: 2008/04/01(火) 23:22:46.86ID:axH+Gx1S0

他女「あなたも絵描きさん?」

女「え? あ、こんにちわ」

他女「はい、こんにちわ。……ところで、お願いがあるんだけど」

女「なんでしょうか?」

他女「緑の絵の具を少し貰えないかしら? あとちょっとのところで足りなくて……」

女「そうでしたか!……では、少しほどさしあげますね」

他女「ありがとう! 本当にありがとう!!」

女「いえいえ♪」

22: 2008/04/01(火) 23:26:23.38ID:axH+Gx1S0

女「さてと、作業に帰るとしますか」

女「しかし……本当に綺麗な景色ですね」

女「……描くのを忘れてしまいそうになります」

23: 2008/04/01(火) 23:29:22.03ID:axH+Gx1S0

女「あれは、蝶々さん?」 

蝶「…」

女「あの、クレパスの上で休まれると絵が描けないのですが……」

蝶「…」

女「あ、あはは……」

蝶「…」

女「……はぁ」

24: 2008/04/01(火) 23:33:19.08ID:axH+Gx1S0

子供「あ、蝶だ!」

女「あの」

子供「どうしたの、お姉ちゃん?」

女「この蝶々さんを休ませてあげてくださいね?」

子供「なんでなんで?」

女「だってこの蝶々さんは私の友達なので」

子供「ふ~ん、変なのー。わかったぁ、ばいばい~!」

女「ええ、気をつけてね」



女「あ、蝶々さんもさようなら。……でも、綺麗だったなぁ。
  そだ、蝶々さんもキャンバスに描いてあげましょう!」

25: 2008/04/01(火) 23:35:42.03ID:axH+Gx1S0

女「あ~あ、結局湖の絵は描けずじまいでした……」

女「でも登場人物がいっぱい増えてにぎやかです」

女「たまにはこういうのもあり、……でしょうかね♪」

26: 2008/04/01(火) 23:38:58.77ID:axH+Gx1S0

猫「にゃー」

女「あ、いつかの君?」

猫「な~ご」

女「四葉のクローバー……もしかして、私に?」

猫「にゃん!」

女「そうですか♪……そうですねぇ、クローバーがたくさん萌えている場所に行きますか!」

猫「にゃーにゃー!」

27: 2008/04/01(火) 23:42:34.28ID:axH+Gx1S0
~移動~

女「君はどこから来たのかなぁ?」

猫「にゃー」

女「……猫が日本語を理解できるはずないですよねぇ」

29: 2008/04/01(火) 23:49:53.62ID:axH+Gx1S0

女「あれは……」
子供「お姉ちゃん!!」
女「こんにちわ」
猫「にゃー」
子供「こんにちわ~。猫さん可愛いね~」
女「ところで、この辺りにクローバーがある場所知りませんか?」
子供「それならこの突き当たりを右だよ!」
女「そうですか、ありがとうございます! では、私はこれで」
猫「にゃー」
子供「ばいば~い!」



子供「あとで友達つれて猫さんを撫でに行こうーっと!」

30: 2008/04/01(火) 23:52:34.25ID:axH+Gx1S0

女「すごい、見渡す限りのクローバー……」

猫「にゃー……」

女「……では、さっそく作業に取り掛かりますか!」

猫「にゃん!」

31: 2008/04/01(火) 23:54:57.33ID:axH+Gx1S0

子供「おねえちゃ~ん!」

女「あ、子供さん。……と、誰ですか?」

子供「友達だよ~! 猫さんを撫でにきたのぉ!!」

友「「「わ~い!!」」」

猫「びくびく」

女「いいでしょう、どうぞ」

猫「にゃ!?」

皆「「「「やったぁ、撫で撫で~」」」」

猫「……にゃぁ」

32: 2008/04/01(火) 23:58:31.94ID:axH+Gx1S0

女「よかったですね、猫さん。どうやら皆は君に飽きて遊んでるよ」

猫「……にゃ」

女「あれ、少し寂しくなったのですか? なんてね、ふふ」

猫「にゃー!」

女「それにしても微笑ましい光景です」

猫「にゃぁ」

女「そうだ! この光景をキャンバスに描き付けましょう!」

猫「にゃー!!」

33: 2008/04/02(水) 00:04:40.67ID:AhBgsJ9k0

女「そろそろ日も暮れて来ましたね」

猫「にゃー」

女「あ、猫さんもお帰りですか? では、さようなら」

猫「にゃん!」

女「……いつのまにか子供も帰ってますね。少し寂しいです」




女「さて、今日一日で絵の7割が完成しましたね♪
  しかし我ながら、絵を描くペースが速い気がします……」

35: 2008/04/02(水) 00:08:09.22ID:AhBgsJ9k0
~家~

女「さて、微調整をしますか……。
  ここはもう少し影をつけるべきですね。
  ……でもここをこうすると、絵の全体的なバランスが」


女「さて、続きはまた明日に描きますか!」

38: 2008/04/02(水) 00:12:27.74ID:AhBgsJ9k0

女「さて、今日は昨日の続きを描きますか」



女「あ、おはようございます」

男「おはよう。今日も頑張ってるんですね!」

犬「わん!」

女「ビクっ! は、はいそうです」

男「ああ、こいつが怖いのですね。じゃ、僕はこの辺で」

女「はい、さようなら」

犬「わん!」

女「びくぅ!!」

39: 2008/04/02(水) 00:20:57.22ID:AhBgsJ9k0

女「でも、この絵には何かが足りません……」
  何が足りないのでしょうか?
  ……仕方ないです、色んな人にお話を聞きましょう!」

52: 2008/04/02(水) 01:05:32.58ID:AhBgsJ9k0

女「あ、あれは子供さん!」

子供「あー、お姉ちゃんだぁー!!」

女「ちょうどいいところに来てくれました」

子供「な~に~?」

女「この絵、何が足りないと思いますか?」

子供「んー、わかんない!!」

女「……ですよねぇ」

53: 2008/04/02(水) 01:07:08.86ID:AhBgsJ9k0

子供「でもー」

女「でも……、何ですか?」

子供「この絵の中で遊んでも楽しくなさそう!!」

女「え?」

子供「じゃあね~!!」

女「ちょ、ちょっと待ってっ!!」



女「……今の発言はどう捕らえれば」

55: 2008/04/02(水) 01:15:02.61ID:AhBgsJ9k0

女「でも、楽しくなさそうと言われたならば、何か楽しそうな物を描けば!!
  ……だからと言って、遊具は描けない。描いたらバランスが崩れる。
  じゃあどうすれば……んー」

56: 2008/04/02(水) 01:15:59.32ID:AhBgsJ9k0
>>47
豆の人じゃないけど、なんですかそれ

59: 2008/04/02(水) 01:26:51.32ID:AhBgsJ9k0

女「はぁ、どうしましょう……」

他女「あら、どうしたの? 元気なさそうね」

女「え? あ、あなたは……」

他女「他女よ。このあいだはありがとう!」

女「いえいえ……」

他女「……で、どうしたの? 元気なさそうね」

女「実は……」

60: 2008/04/02(水) 01:35:28.81ID:AhBgsJ9k0
他女「なるほど、絵の中で遊んでもつまらなそうと……」

女「……はい」

他女「じゃあさ、悪いけど絵を見せてくれるかな?」

女「あ、どうぞっ!」

他女「ではさっそく拝見!……って、これは」

女「な、なんですかっ!? 教えてください!!」

他女「こればっかりは自分で気付きなさい」

女「……そんな」

他女「ところであなた、性格が暗いとか言われない?」

女「そんなことはっ……!」

他女「図星ね? じゃあ、私はもう行くから……がんばりなさいね~!」

女「…………」

62: 2008/04/02(水) 01:47:28.66ID:AhBgsJ9k0

女「はぁ……、私の絵ってつまらないのかなぁ……」

猫「にゃー」

女「あ、君。……ねぇ、君も私の絵をつまらないと思う?」

猫「……にゃん!」

女「あ、どこに行くのですか!?……君にも愛想つかされちゃったかぁ、はぁ」

63: 2008/04/02(水) 01:49:03.39ID:AhBgsJ9k0

女「もうお昼ですね。
  私はここから動けないまま、絵を描けずにいます。
  ……絵を描きたいけど、何が足りないの?
  それが解らないから、絵をかけない……うぅ。
  ひっく、ひっく……絵、描きたいよぉ……」

64: 2008/04/02(水) 01:59:56.21ID:AhBgsJ9k0

猫「にゃー!」

女「ひっく、ひっく……え? あ、君……」

猫「にゃ?」

女「ご、ごめんね……変なとこ、見せちゃいましたね……」

猫「な~ご」

女「……え? これって、タンポポですか?」

女「にゃ!!」

女「ありがとう。……ふふ、君に慰められちゃいましたね」 

65: 2008/04/02(水) 02:02:41.85ID:AhBgsJ9k0

女「確かに、クローバーだけでお花が一つもなかったですね」

猫「…………」

女「本当にありがとう、君」

猫「シャーっ!!」

女「え!? どうして怒ってるのですか!?」

猫「フーフー」

女「あっ!!……どこかへ行ってしまった」



女「……どうして、……なんで?」

66: 2008/04/02(水) 02:05:50.24ID:AhBgsJ9k0

女「……もう、星が輝いてます。
  あはは、あは……また泣きそうです……」

犬「わん!!」

女「へ? きゃあ!」

男「おいわんこ、待ちなさい!!……って、いつかの絵描きさん?」

女「な、な、なんでもいいから犬さんを離してくださいぃーっ!!」

犬「わんわん!!」

67: 2008/04/02(水) 02:08:37.24ID:AhBgsJ9k0

女「……ふぅ」

男「このわんこ、すっかりあなたに懐いてしまって」

女「もう、くすぐったいんですからねっ!」

男「いや、普段は大人しいこいつが突然走りだして……びっくりしました」

女「……もしかして君、私の匂いを嗅ぎつけたのですか?」

犬「わん!」

男「そうなんだよ、こいつを追いかけたらあなたが居たんですよ」

女「ふふ、すごいですね」

68: 2008/04/02(水) 02:11:49.19ID:AhBgsJ9k0

男「それはそうと、すっかり日が暮れてるのにどうしたのです?」

女「実は……、とりあえず絵を見て下さい」

男「は、はい。……へぇ、これは!」

女「つまらないでしょ?」

男「そ、そんな事無いですよっ!!」

女「そんな慰め……」

男「全然! も、モデルの僕が言うのもなんですが……、神秘的です」

女「……神秘的?」

男「はい!!」

69: 2008/04/02(水) 02:14:05.98ID:AhBgsJ9k0

男「でも……」

女「でも?」

男「どこか切ないと言うか、寂しいです……」

女「……どうしてでしょうね」

男「あ、でも! もう夜だしそのせいもあるかもしれませんよ!?」

女「そうね、太陽も……太陽?」

男「どうしました?」

猫「にゃー、にゃー!」

女「あ、君!!」

70: 2008/04/02(水) 02:17:19.83ID:AhBgsJ9k0

男「この猫は?」

女「私の友達です……。って、ひまわり……」

猫「にゃん!」

女「……そっか、君の言いたいこと……やっと解ったよ」

子供「あ、お姉ちゃ~ん」

他女「こら、待ちなさい坊や!!って、あなたまだここにいたの……?」

子供「この人が前に言ってた人だよぉ、ママと同じ絵を描いてる人!!」

女「あなたたち、……親子だったのですね」

71: 2008/04/02(水) 02:20:04.15ID:AhBgsJ9k0

女「子供さん、君がどうして楽しくなさそうって言ったのか解りましたよ」

子供「ほんとー!?」

他女「へぇ、じゃあそれを見せてもらえる?」

女「はい!……それはすなわち、こういうことですっ!!」

男「……すごい、さらさらと描くんだぁ」

犬「わん!」

猫「にゃー!」

72: 2008/04/02(水) 02:22:18.26ID:AhBgsJ9k0

女「これが……私の答えです」

他女「うん、正解よ! そう、あなたには明かりが全然足りなかったのよ」

男「すごい。たった一つで一気に明るくなった……」

猫「にゃんにゃん!」

犬「わんわん!!」




子供「わぁ、でっかい太陽の絵だぁ!!」

73: 2008/04/02(水) 02:25:48.11ID:AhBgsJ9k0
女「……これでこの絵は完成です」

男「おめでとう!!」

他女「よくやったわね」

子供「すごい綺麗~」

女「それでその……」

男「どうしました?」

女「こ、この絵を貰ってくれませんかっ!?」

男「……え、ええ!? いいのですか、せっかく苦労して描いたのに」

女「いいのです!! だって、君がいなかったら完成してなかったし……」

男「し?」

女「な、なんでもありませんっ!」

他女「にやにや」

74: 2008/04/02(水) 02:28:41.66ID:AhBgsJ9k0

女「では、私はこれで帰りますね」

他女「そうね、私も坊やをつれて帰るわ」

子供「ばいばい、お姉ちゃん!」

男「……で、あなたはこれからどうするのですか?」

女「私も帰りますよ。……さすがに疲れちゃいました、ふふ」

男「そっか、……じゃあ僕も帰りますね。おやすみなさい」

女「ええ、さようなら」

犬「わん!!」

75: 2008/04/02(水) 02:32:27.16ID:AhBgsJ9k0
女「ところで君はどうするのですか?」

猫「にゃ?」

女「その、もし君がいいのなら……いっしょに暮らしませんか?」

猫「にゃん!!」

女「そうですか! じゃあ、いっしょに家に帰りましょう♪」

猫「にゃーにゃー」

女「また、私を助けてくださね?」

猫「にゃん!!」

女「ふふ。……さてと、家に帰って眠りますか!
  そして、明日からも良い絵が描けることを神様に祈りましょうか」

猫「にゃん」




新ジャンル「絵描き」
fin


76: 2008/04/02(水) 02:33:23.09ID:AhBgsJ9k0
誰もいないだろうけど、もしいたら言わせてもらう

読んでくれた人、ありがとう

185: 2008/04/02(水) 21:43:40.22ID:AhBgsJ9k0
ただいま

186: 2008/04/02(水) 22:02:25.24ID:AhBgsJ9k0
ho

188: 2008/04/02(水) 22:06:09.36ID:AhBgsJ9k0
>>187
やっと誰かを発見したからかける
がんばるー

189: 2008/04/02(水) 22:09:17.20ID:AhBgsJ9k0

女「さてと……やっと完成!」

猫「……にゃ?」

女「どうしました?」

猫「にゃーにゃー!」

女「……この絵ですか? まぁ、最近は男さんばかり描いてる気がしますけど……」

猫「にゃぁ?」

女「そ、そうですね……、ちゃんと色んな絵を描かないとだめですよね!」

猫「にゃあ!」



新ジャンル「絵描き」
~第3部「絵描きの恋心」~

190: 2008/04/02(水) 22:18:18.99ID:AhBgsJ9k0

女「では、さっそくこのお花の絵を描きますか!」

猫「にゃん!」

女「……でも」

猫「にゃ?」

女「お花が一つってのも、寂しい気がしませんか?」

猫「にゃあ……」

女「……仕方ないですね

猫「にゃん?」

女「男さんも加えて描きますか!」

猫「……にゃー、にゃー!!」

192: 2008/04/02(水) 22:28:21.57ID:AhBgsJ9k0

女「ふぅ……って、結局男さんが中心になってる気が……」

猫「にゃぁ……」

女「でも、どうしてでしょう?」

猫「にゃ?」

?「おお。これは久しいのぉ、女よ」

女「え?……あ、師匠!!」

師匠「ほっほっほ、久しぶりじゃの」

猫「にゃー?」

193: 2008/04/02(水) 22:36:32.12ID:AhBgsJ9k0

女「お久しぶりです、師匠!」

師「いやぁ、本当にそうじゃのぉ」

女「そうだ、私の絵を見てください。……どうですか?」

師「んー……」

女「…………」

師「ずばり! お前さんは恋をしておるな!」

女「へ? またまたぁ、師匠もお上手ですねぇ……くす」

師「…………」

猫「にゃー」

194: 2008/04/02(水) 22:43:07.49ID:AhBgsJ9k0

師「じゃ、じゃあわしはこれで……」

女「はい、またいつかお会いしましょうね!」

猫「にゃー」



女「ふふ、この私が恋ですか……」

猫「にゃ?」

196: 2008/04/02(水) 22:54:03.52ID:AhBgsJ9k0

他女「あ、女! 最近は調子どう?」

女「はい、順調ですよ」

他女「そうだ、いつかの絵の具のお礼をしてなかったね!」

女「いえいえ、お気になさらずに」

他女「そうはいかないわよ!って、……今は何も持ってないんだったわ」

女「ふふふ、だから気にしなくていいのに」

他女「でもねぇ、それだと私の気が済まないって言うか……」

猫「にゃんにゃん♪」

198: 2008/04/02(水) 23:00:47.74ID:AhBgsJ9k0

女「そうだ、一つ聞いていいですか?」

他女「なに? 何でも答えてあげるわ!」

女「旦那さんのこと、好きですか?」

他女「ぶっ!! い、いきなり何を聞くのよあなたっ!!」

女「いえ、……ただ気になって」

他女「はぁ、突拍子もないわねこの子……。す、好きに決まってるじゃない……」

女「あー、顔が真っ赤ですよぉ~。くすくす」

他女「う、う、うるさ~いっ!!」

猫「……にゃあ?」

199: 2008/04/02(水) 23:05:19.33ID:AhBgsJ9k0

他女「もうそれだけよね、質問はそれだけよねっ!?」

女「……緑の絵の具、はぁ」

他女「わ、わかったわよぉ……、その代わりこの質問でチャラにしてよね?」

女「くすくす、わかりました♪」

他女「……で、質問はなによ?」

女「馴れ初めなどを……ね?」

他女「…………っ!!?」

女「可愛いですね、お顔が真っ赤っか~」

猫「にゃー」

他女「……うぅ、絵の具なんて借りるんじゃなかったぁー……」

201: 2008/04/02(水) 23:14:12.94ID:AhBgsJ9k0

他女「……初めて会ったのは、私が絵を描いてるときよ」

女「へぇ~」

猫「にゃー」

他女「そ、それからいつのまにかあいつの絵ばかり描くようになって……」

女「うんうん」

猫「にゃーにゃー」

他女「……そして、私は言ったのよ。あなたが好きですって……って、どこまで言わせるのよっ!!」

女「ふふ、青春ですね~」

猫「みゃあ!」

他女「……うぅ、最悪よぉー」

202: 2008/04/02(水) 23:20:34.04ID:AhBgsJ9k0

他女「いい!? 私はもう帰るからね!!」

女「は~い、ありがとうございました♪」

猫「にゃん!」

他女「うぅ……、じゃあねっ!!」




女「……もしかして私も」

猫「にゃあ?」

女「……って、そんな訳ないですよね!」

猫「みゃあ……?」

204: 2008/04/02(水) 23:26:07.82ID:AhBgsJ9k0

女「ふぅ、ただいまです」

猫「にゃん!」

女「窓から見えるお月様が綺麗ですねぇ~」

猫「みゃー」

女「今頃、男さんも……あれ?」

猫「にゃん?」

女「私、いま無意識のうちに男さんの名前を……どうして?」

猫「みゃあ」

女「……やめましょう、よこしまな思考は絵を悪くします」

猫「にゃん!」

205: 2008/04/02(水) 23:33:38.97ID:AhBgsJ9k0

女「今日は絶対に男さんを描きません!」

猫「にゃん!」

女「テーマはずばり、クローバーと蝶々です!!」

猫「にゃんにゃん!!」

女「張り切っていきましょー!!」

猫「にゃー!!」

206: 2008/04/02(水) 23:42:49.94ID:AhBgsJ9k0

女「…………」

猫「にゃー」

女「ああもう、男さん邪魔!! 頭から消えてください!!」

猫「にゃっ!?」

女「あ、ごめんなさい!……君を驚かせちゃいましたね」

猫「……みゃあ」

女「ごめんね?」

猫「にゃ!」

女「……はぁ、仕方ない。こうなれば、無理やりでも描きますか!」

猫「……にゃぁ?」

引用: 新ジャンル「絵描き」