29: 2008/04/01(火) 01:06:34.37ID:TPAsJvyI0
男「―で、だな」
女「うんうん」
男「―というわけだ」
女「うんうん」
男「女?」
女「あうぇっ!? な、何かな?」
男「聞いてた?」
女「聞いてるよ~、男くんが地底帝国から生還した話だよね」
男「なんだそれ」
女「うんうん」
男「―というわけだ」
女「うんうん」
男「女?」
女「あうぇっ!? な、何かな?」
男「聞いてた?」
女「聞いてるよ~、男くんが地底帝国から生還した話だよね」
男「なんだそれ」
33: 2008/04/01(火) 01:15:37.58ID:TPAsJvyI0
男「というわけで、俺の活躍により」
女「ふむふむ」
男「地球が救われたわけだ」
女「ふむふむ」
男「女よ」
女「あ、うん。男くんはすごいね~、そんけ~しちゃうよ~」
男(少し良心が痛む……)
女「ふむふむ」
男「地球が救われたわけだ」
女「ふむふむ」
男「女よ」
女「あ、うん。男くんはすごいね~、そんけ~しちゃうよ~」
男(少し良心が痛む……)
37: 2008/04/01(火) 01:32:46.88ID:TPAsJvyI0
男「やべっ、手元が狂っちまった」
「おいおい、何やってんだよ」
ひゅーん
男「あの方向は……女!? 避けろ女あああっ!」
女「いい天気だな~」
ひゅーん
女「あ、男くんだ」
すっ
がしゃーん
男(紙一重で避けた……だと……?)
女「どうしたの~?」
「おいおい、何やってんだよ」
ひゅーん
男「あの方向は……女!? 避けろ女あああっ!」
女「いい天気だな~」
ひゅーん
女「あ、男くんだ」
すっ
がしゃーん
男(紙一重で避けた……だと……?)
女「どうしたの~?」
51: 2008/04/01(火) 03:49:10.69ID:TPAsJvyI0
男「名物に美味い物はなし、というがあそこのは別なんだ」
女「へー」
男「そもそも、集客効果を狙ったものは内容が薄い、と言ってだな」
女「へー」
男「なあ……そんなに食いたいか、たい焼き」
女「カスタードおいしそうだなあ……」
男「大判焼きの方か!」
女「へー」
男「そもそも、集客効果を狙ったものは内容が薄い、と言ってだな」
女「へー」
男「なあ……そんなに食いたいか、たい焼き」
女「カスタードおいしそうだなあ……」
男「大判焼きの方か!」
52: 2008/04/01(火) 03:55:55.81ID:TPAsJvyI0
男「ほれほれ」
女「む~」
男「お前が好きなシュークリームだぞ」
女「む~」
男「どうした、いらないのか?」
ばっ
もぐもぐ
女「む~」
男(別のことを考えていても食うんだ……)
女「む~」
男「お前が好きなシュークリームだぞ」
女「む~」
男「どうした、いらないのか?」
ばっ
もぐもぐ
女「む~」
男(別のことを考えていても食うんだ……)
53: 2008/04/01(火) 03:59:11.31ID:TPAsJvyI0
男「はやく食わないと、そば伸びるぞ」
女「ん~」
男「ん? 何か考え事か?」
女「そばってなんでそばって言うんだろう」
男「……いいから食え」
女「は~い」
女「ん~」
男「ん? 何か考え事か?」
女「そばってなんでそばって言うんだろう」
男「……いいから食え」
女「は~い」
55: 2008/04/01(火) 04:03:37.73ID:TPAsJvyI0
スレ主は別スレに御執心のようだし……乗っ取ろ
男「―で、そこで俺は言ってやったんだ」
女「へ~」
男「また何か気になってるのか」
女「あそこの捨て猫、可哀想」
男「……」
女「どうしたらいいと思う?」
男「どう、って……」
女「どうしよう」
男「はあ……飼い主探すのを手伝えばいいんだな?」
女「ありがと」
男「―で、そこで俺は言ってやったんだ」
女「へ~」
男「また何か気になってるのか」
女「あそこの捨て猫、可哀想」
男「……」
女「どうしたらいいと思う?」
男「どう、って……」
女「どうしよう」
男「はあ……飼い主探すのを手伝えばいいんだな?」
女「ありがと」
56: 2008/04/01(火) 04:06:48.72ID:TPAsJvyI0
男「子猫飼いませんか~」
女「う~ん」
男「そこのお姉さん、可愛い子猫飼いませんか?」
女「う~ん」
男「おい。少しは手伝ってくれても
女「この子、私たちが見つけるまでどうしてたんだろ」
男「そりゃずっとこの箱の中で
女「人間の都合で……可哀想に」
男「だから新しい飼い主を探してるんだろ?」
女「……うん」
女「う~ん」
男「そこのお姉さん、可愛い子猫飼いませんか?」
女「う~ん」
男「おい。少しは手伝ってくれても
女「この子、私たちが見つけるまでどうしてたんだろ」
男「そりゃずっとこの箱の中で
女「人間の都合で……可哀想に」
男「だから新しい飼い主を探してるんだろ?」
女「……うん」
57: 2008/04/01(火) 04:10:29.03ID:TPAsJvyI0
男「結局見つからなかったな」
女「ふむ~」
男「また明日があるさ」
女「ふむ~」
男「何かいい案でも考えていたのか?」
女「飼う」
男「え?」
女「男くんが飼う」
男「俺がかよ!」
女「ふむ~」
男「また明日があるさ」
女「ふむ~」
男「何かいい案でも考えていたのか?」
女「飼う」
男「え?」
女「男くんが飼う」
男「俺がかよ!」
59: 2008/04/01(火) 04:13:20.29ID:TPAsJvyI0
男「勝手に決めてくれるな」
女「何が必要かな」
男「待て待て、俺はまだ飼うとは
女「なにはなくとも餌が必要だよね。あとトイレとか」
男「どんどん話が進んでないか?」
女「そうだ。おもちゃも欲しいね」
男「……しょうがない。とりあえずペットショップに行こう」
女「何が必要かな」
男「待て待て、俺はまだ飼うとは
女「なにはなくとも餌が必要だよね。あとトイレとか」
男「どんどん話が進んでないか?」
女「そうだ。おもちゃも欲しいね」
男「……しょうがない。とりあえずペットショップに行こう」
60: 2008/04/01(火) 04:16:03.87ID:TPAsJvyI0
男「ここなら大抵のものは揃うだろう」
女「うわあ」
男「店員さんに必要なものを聞いてみる」
女「はああ」
男「行くぞ……おい」
女「へ? 別に魚の匂いがしたからお腹が空いたわけじゃないよ!?」
男「買い物が終わったら飯だな……」
女「うわあ」
男「店員さんに必要なものを聞いてみる」
女「はああ」
男「行くぞ……おい」
女「へ? 別に魚の匂いがしたからお腹が空いたわけじゃないよ!?」
男「買い物が終わったら飯だな……」
61: 2008/04/01(火) 04:19:36.97ID:TPAsJvyI0
男「なるほど。冷たいミルクはご法度、と」
「はい。お腹を壊すといけませんからね。
この時期はまだまだ寒いですから、毛布も用意しておいた方がいいですよ」
男「わかりました。じゃあ一通りお願いします」
「カウンターの方にお持ちしますので、お待ちください」
男「結構たくさん必要なんだな……女?」
女「……ごくり」
男「ペットフード見ながら唾を飲み込むのはやめい」
「はい。お腹を壊すといけませんからね。
この時期はまだまだ寒いですから、毛布も用意しておいた方がいいですよ」
男「わかりました。じゃあ一通りお願いします」
「カウンターの方にお持ちしますので、お待ちください」
男「結構たくさん必要なんだな……女?」
女「……ごくり」
男「ペットフード見ながら唾を飲み込むのはやめい」
62: 2008/04/01(火) 04:22:22.45ID:TPAsJvyI0
「ありがとうございました」
男「この量は一人じゃ運べねえな……手を貸してくれ」
女(ご飯、何にしようかなあ)
男「頼む、手伝ってくれ!」
女「あ、うん! こう見えても料理は得意なんだよ」
男「誰が料理の手伝いをしろと言った。運ぶのを手伝ってくれ」
女「ごめん。じゃあ子猫を持つよ」
男「この量は一人じゃ運べねえな……手を貸してくれ」
女(ご飯、何にしようかなあ)
男「頼む、手伝ってくれ!」
女「あ、うん! こう見えても料理は得意なんだよ」
男「誰が料理の手伝いをしろと言った。運ぶのを手伝ってくれ」
女「ごめん。じゃあ子猫を持つよ」
63: 2008/04/01(火) 04:24:50.73ID:TPAsJvyI0
男「ふう……揃えちまった以上はずっと飼うことになりそうだ」
女「ご飯ご飯~」
男「そうだった。ミルクをやらないとな、腹減ってるだろうし」
女「ご飯ご飯~」
男「人肌より高く温める、って言ってたっけ。温度計どこやったかなあ」
女「ご飯ご飯!」
男「うるせえ! 少しは手伝え!」
女「ご飯ご飯~」
男「そうだった。ミルクをやらないとな、腹減ってるだろうし」
女「ご飯ご飯~」
男「人肌より高く温める、って言ってたっけ。温度計どこやったかなあ」
女「ご飯ご飯!」
男「うるせえ! 少しは手伝え!」
64: 2008/04/01(火) 04:26:51.44ID:TPAsJvyI0
男「このくらいなのか? 猫舌って言うし、飲めるのか?」
ペロペロ
男「お、飲んだ」
女「小屋の用意はできたよ。それよりごは
男「古い毛布があったはずだな。取ってくる」
女「ご飯……」
ペロペロ
男「お、飲んだ」
女「小屋の用意はできたよ。それよりごは
男「古い毛布があったはずだな。取ってくる」
女「ご飯……」
65: 2008/04/01(火) 04:30:25.58ID:TPAsJvyI0
ずるずる
女「……」
ずるずる
男「しかたないだろ。子猫を見てなきゃならないんだから」
女「……」
男「お前に包丁を持たせるのも、面倒見てもらうのも危なそうだからやめたんだ。
我慢してくれ」
女「トンカツ……」
男「誰もトンカツを食うとは言ってねえ」
女「……」
ずるずる
男「しかたないだろ。子猫を見てなきゃならないんだから」
女「……」
男「お前に包丁を持たせるのも、面倒見てもらうのも危なそうだからやめたんだ。
我慢してくれ」
女「トンカツ……」
男「誰もトンカツを食うとは言ってねえ」
66: 2008/04/01(火) 04:34:21.68ID:TPAsJvyI0
男「おは
女「子猫は!?」
男「ああ、あいつなら
女「子猫は!?」
男「可愛いもんだ
女「子猫っ!?」
男「落ち着け! 心配するな、元気だ」
女「子猫は!?」
男「ああ、あいつなら
女「子猫は!?」
男「可愛いもんだ
女「子猫っ!?」
男「落ち着け! 心配するな、元気だ」
67: 2008/04/01(火) 04:36:46.09ID:TPAsJvyI0
「―であるからして」
女「……」
「じゃあここを、女」
女「ひゃい!?」
「? どうした?」
女「いえ、なんでもないです……」
男(猫のことが気になってしかたないんだろうな。俺もだが)
女「……」
「じゃあここを、女」
女「ひゃい!?」
「? どうした?」
女「いえ、なんでもないです……」
男(猫のことが気になってしかたないんだろうな。俺もだが)
68: 2008/04/01(火) 04:40:27.56ID:TPAsJvyI0
男「なあ」
女(子猫)
男「注意しないと
女(子猫)
ぼむっ
女「う、うわあ!!!」
「そこ! 何をやっている!」
男「やっちまったか……」
女(子猫)
男「注意しないと
女(子猫)
ぼむっ
女「う、うわあ!!!」
「そこ! 何をやっている!」
男「やっちまったか……」
69: 2008/04/01(火) 04:44:01.51ID:TPAsJvyI0
男「昼飯、何食う?」
女「猫」
男「は?」
女「猫」
男「わかった。適当に選んでおく」
女「猫」
男「とにかく黙ってろ」
女「猫」
男「は?」
女「猫」
男「わかった。適当に選んでおく」
女「猫」
男「とにかく黙ってろ」
70: 2008/04/01(火) 04:48:45.16ID:TPAsJvyI0
男「食わないのか?」
女「可愛い」
男「あのな……」
女「子猫可愛い」
男「どうでもいいが、七味入れすぎだぞ」
女「え? あ~っ!!!」
女「可愛い」
男「あのな……」
女「子猫可愛い」
男「どうでもいいが、七味入れすぎだぞ」
女「え? あ~っ!!!」
72: 2008/04/01(火) 04:51:32.04ID:TPAsJvyI0
女「Zzz……子猫……」
男(寝てても子猫か)
「女、起きろ。授業中だ」
女「!? す、すみませんっ!」
「廊下で眠気覚ませてこい。男もな」
男「俺も!?」
男(寝てても子猫か)
「女、起きろ。授業中だ」
女「!? す、すみませんっ!」
「廊下で眠気覚ませてこい。男もな」
男「俺も!?」
73: 2008/04/01(火) 04:54:31.89ID:TPAsJvyI0
男「今日のお前、いつも以上に落ち着きがないな」
女「だって」
男「気持ちはわかる、俺も同じだからな。いいから落ち着いて行動しろ」
女「でも」
ごいんっ
女「いてっ! ごめんなさいごめんなさいっ!」
男「言わんこっちゃない。それ看板だぞ」
女「だって」
男「気持ちはわかる、俺も同じだからな。いいから落ち着いて行動しろ」
女「でも」
ごいんっ
女「いてっ! ごめんなさいごめんなさいっ!」
男「言わんこっちゃない。それ看板だぞ」
74: 2008/04/01(火) 04:58:20.71ID:TPAsJvyI0
女「私は落ち着いてるよ!」
男「落ち着いているヤツは看板にヘッドバッド食らわせない」
女「嘘じゃないってば」
男「衝撃で目が覚めたろ」
女「むう……」
ばしゃっ
女「あ」
男「今度は水溜りかよ」
男「落ち着いているヤツは看板にヘッドバッド食らわせない」
女「嘘じゃないってば」
男「衝撃で目が覚めたろ」
女「むう……」
ばしゃっ
女「あ」
男「今度は水溜りかよ」
75: 2008/04/01(火) 05:03:40.47ID:TPAsJvyI0
女「靴びしょびしょ~」
男「どうせなら頭から被った方がよかったな」
女「ひどいよ」
男「言葉のあやだ」
むぎゅっ
犬「ぐるるるる……ばうわう!!!」
女「わああ!!! ごめんってば~!!!」
男「本当にやるヤツがいるとは思わなかった」
女「男くん助けて~っ!!!」
男「今度こそ頭を冷やせよ~」
女「た~す~け~て~」
男「どうせなら頭から被った方がよかったな」
女「ひどいよ」
男「言葉のあやだ」
むぎゅっ
犬「ぐるるるる……ばうわう!!!」
女「わああ!!! ごめんってば~!!!」
男「本当にやるヤツがいるとは思わなかった」
女「男くん助けて~っ!!!」
男「今度こそ頭を冷やせよ~」
女「た~す~け~て~」
76: 2008/04/01(火) 05:07:22.02ID:TPAsJvyI0
女「怖かった……」
男「自業自得だ」
女「でも追っ払ってくれてありがとね」
男「あれだ。義を見てせざるは勇なきなり」
女「違うと思う。それにしてはしばらく見てたみたいだけど?」
男「あんな場面、滅多に出くわすことないからな。じっくり観察させてもらった」
女「……」
男「いい運動できたからいいじゃないか」
女「よくないよ!」
男「自業自得だ」
女「でも追っ払ってくれてありがとね」
男「あれだ。義を見てせざるは勇なきなり」
女「違うと思う。それにしてはしばらく見てたみたいだけど?」
男「あんな場面、滅多に出くわすことないからな。じっくり観察させてもらった」
女「……」
男「いい運動できたからいいじゃないか」
女「よくないよ!」
78: 2008/04/01(火) 05:11:02.77ID:TPAsJvyI0
男「こういうのはどうだ? 走り回ったおかげで飯が美味く感じる」
女「ご飯……」
男「そうだ」
女「トンカツ……」
男「まだ言ってるのか」
女「子猫可愛い」
男「わかったわかった。アイツも待ってるだろうし、帰るぞ」
女「ご飯……」
男「そうだ」
女「トンカツ……」
男「まだ言ってるのか」
女「子猫可愛い」
男「わかったわかった。アイツも待ってるだろうし、帰るぞ」
79: 2008/04/01(火) 05:15:13.27ID:TPAsJvyI0
男「ただい
女「子猫~っ!!!」
ビクッ
男「怯えてるじゃねえか! ああもう、水浸しの靴のまま上がるな!」
女「だって」
男「風呂貸してやるから足洗ってこい。猫はそれまでおあずけだ」
女「むう……」
男「まったく」
女「子猫~っ!!!」
ビクッ
男「怯えてるじゃねえか! ああもう、水浸しの靴のまま上がるな!」
女「だって」
男「風呂貸してやるから足洗ってこい。猫はそれまでおあずけだ」
女「むう……」
男「まったく」
80: 2008/04/01(火) 05:19:35.40ID:TPAsJvyI0
女「洗ってきたよ」
男「おう」
女「だから子猫!」
男「足を拭け。タオルはそこにある」
女「は~い」
男「ちくしょう……部屋がびしょびしょだ」
男「おう」
女「だから子猫!」
男「足を拭け。タオルはそこにある」
女「は~い」
男「ちくしょう……部屋がびしょびしょだ」
81: 2008/04/01(火) 05:23:47.33ID:TPAsJvyI0
女「拭いてきたよ」
男「しっ」
女「子猫は?」
男「寝てるから静かにな」
女「寝顔可愛いね」
男「ああ」
そ~
男「睡眠妨害しようとするな」
男「しっ」
女「子猫は?」
男「寝てるから静かにな」
女「寝顔可愛いね」
男「ああ」
そ~
男「睡眠妨害しようとするな」
82: 2008/04/01(火) 05:28:02.33ID:TPAsJvyI0
女「でも」
男「捨てられたショックで臆病になってるかもしれないだろ」
女「あ……」
男「そのうち機会が来るはずだ。今は待て」
女「そうだね」
男「だから今は寝顔で我慢しておけ」
女「わかった」
男「よし、いい子だ」
女「む」
男「捨てられたショックで臆病になってるかもしれないだろ」
女「あ……」
男「そのうち機会が来るはずだ。今は待て」
女「そうだね」
男「だから今は寝顔で我慢しておけ」
女「わかった」
男「よし、いい子だ」
女「む」
83: 2008/04/01(火) 05:33:42.02ID:TPAsJvyI0
女「ところでご飯は?」
男「二日続けて他人の家で食うってどうなのよ」
女「お腹空いたよ」
男「親御さんは心配してないのか?」
女「困った時には誰かに
男「おっとそれ以上言うなよ」
女「ご飯……」
男「はあ……しょうがない。作るよ作ればいいんだろ」
女「わ~い」
男「二日続けて他人の家で食うってどうなのよ」
女「お腹空いたよ」
男「親御さんは心配してないのか?」
女「困った時には誰かに
男「おっとそれ以上言うなよ」
女「ご飯……」
男「はあ……しょうがない。作るよ作ればいいんだろ」
女「わ~い」
84: 2008/04/01(火) 05:38:56.15ID:TPAsJvyI0
女「トンカツまだ~?」
男「だが断る」
女「トンカツ~」
男「うちの冷蔵庫には肉はありません」
女「トンカツ食べたいよね?」
男「寝てる子猫に同意を求めるんじゃない」
男「だが断る」
女「トンカツ~」
男「うちの冷蔵庫には肉はありません」
女「トンカツ食べたいよね?」
男「寝てる子猫に同意を求めるんじゃない」
85: 2008/04/01(火) 05:43:29.39ID:TPAsJvyI0
女「ご飯まだかなっ」
男「待ってる間に後始末をしてもらおうか」
女「へ?」
男「とぼけるな。お前が水浸しにした玄関だ」
女「知らないよ」
男「一宿一飯の恩義って知ってるか?」
女「知らないよ」
男「そっちがその気なら飯はおあずけだ」
女「か、片付けしてくるよっ!」
男「待ってる間に後始末をしてもらおうか」
女「へ?」
男「とぼけるな。お前が水浸しにした玄関だ」
女「知らないよ」
男「一宿一飯の恩義って知ってるか?」
女「知らないよ」
男「そっちがその気なら飯はおあずけだ」
女「か、片付けしてくるよっ!」
86: 2008/04/01(火) 05:49:21.93ID:TPAsJvyI0
男「できたぞー」
女「待ってました!」
男「玄関……仕上げは自分でやっておくか」
女「冷めないうちに食べよう!」
男「そうだな」
女「あれ? トンカツがないよ?」
男「肉はないって言ったはずだ」
女「約束が違うじゃない! トンカツ食べさせてくれる条件で玄関を
男「そんな約束はした覚えがない」
女「待ってました!」
男「玄関……仕上げは自分でやっておくか」
女「冷めないうちに食べよう!」
男「そうだな」
女「あれ? トンカツがないよ?」
男「肉はないって言ったはずだ」
女「約束が違うじゃない! トンカツ食べさせてくれる条件で玄関を
男「そんな約束はした覚えがない」
88: 2008/04/01(火) 06:00:49.98ID:TPAsJvyI0
もぐもぐ
女「おいし~」
男「そうかい」
女「可愛いよ子猫可愛いよ」
男「……」
ずずー
女「味噌汁おいし~」
男「少し自信があるんだ」
女「子猫食べちゃいたいくらい可愛い」
男「見るか食うかどっちかにしろ」
女「おいし~」
男「そうかい」
女「可愛いよ子猫可愛いよ」
男「……」
ずずー
女「味噌汁おいし~」
男「少し自信があるんだ」
女「子猫食べちゃいたいくらい可愛い」
男「見るか食うかどっちかにしろ」
89: 2008/04/01(火) 06:10:50.90ID:TPAsJvyI0
女「どっちか?」
男「ああ」
女「ご飯食べてるうちは子猫見られないんだよね?」
男「ああ」
女「子猫見ているうちはご飯食べられないんだよね?」
男「ああ」
女「どっちも捨てがたい……むう」
男(二兎を追うものはなんとやら、だな)
男「ああ」
女「ご飯食べてるうちは子猫見られないんだよね?」
男「ああ」
女「子猫見ているうちはご飯食べられないんだよね?」
男「ああ」
女「どっちも捨てがたい……むう」
男(二兎を追うものはなんとやら、だな)
90: 2008/04/01(火) 06:21:03.09ID:TPAsJvyI0
男「考えているうちに冷めちまうぞ。いいのか?」
女「あああ!!! 待って!」
もぐもぐ
がつがつ
ごっくん
女「食べたよ!」
男「なんという……」
女「これでいいよね!?」
男「行儀的にはアウトだが、いいということにしよう」
女「よっしゃ!」
女「あああ!!! 待って!」
もぐもぐ
がつがつ
ごっくん
女「食べたよ!」
男「なんという……」
女「これでいいよね!?」
男「行儀的にはアウトだが、いいということにしよう」
女「よっしゃ!」
91: 2008/04/01(火) 06:30:45.63ID:TPAsJvyI0
女「子猫、子猫、子猫」
男「鼻息荒いな……」
女「子猫はね、正義なんだよ!」
男「何に影響されたか知らんが、寝てるんだぞ」
女「寝顔も可愛いよ」
男「そうじゃなくて、起こすなとさっきも言ったはずだ」
女「いいよね~」
男「寝てるから返事はしない」
男「鼻息荒いな……」
女「子猫はね、正義なんだよ!」
男「何に影響されたか知らんが、寝てるんだぞ」
女「寝顔も可愛いよ」
男「そうじゃなくて、起こすなとさっきも言ったはずだ」
女「いいよね~」
男「寝てるから返事はしない」
92: 2008/04/01(火) 06:41:39.56ID:TPAsJvyI0
男「飯食ったんならとっとと帰れ。送ってやるから」
女「眠くなってきたよ」
男「それはいい……いや、まずいぞ」
女「どうして?」
男「それを俺の口から言わせる気か? いいかお前は……説明するのも馬鹿馬鹿しい」
女「はっ! えOち!」
男「わかっただろ? とにかく帰れ」
女「あ~、子猫~」
男「また今度にしろ」
女「眠くなってきたよ」
男「それはいい……いや、まずいぞ」
女「どうして?」
男「それを俺の口から言わせる気か? いいかお前は……説明するのも馬鹿馬鹿しい」
女「はっ! えOち!」
男「わかっただろ? とにかく帰れ」
女「あ~、子猫~」
男「また今度にしろ」
94: 2008/04/01(火) 06:58:40.51ID:TPAsJvyI0
女「子猫一人にして大丈夫?」
男「寝てるから大丈夫だろ。暖房もつけっ放しにしてきたし」
女「そうじゃなくて、一人っきりで寂しくないかな」
男「……」
女「やっぱりつきっきりで
男「お前が一緒にいたいだけだろ、子猫と」
女「む……」
男「寝てるから大丈夫だろ。暖房もつけっ放しにしてきたし」
女「そうじゃなくて、一人っきりで寂しくないかな」
男「……」
女「やっぱりつきっきりで
男「お前が一緒にいたいだけだろ、子猫と」
女「む……」
95: 2008/04/01(火) 07:12:36.30ID:TPAsJvyI0
女「あ、この辺でいいよ」
男「そうか」
女「うん。送ってくれてありがとね」
男「気をつけろよ、春先は変なのが出るから」
女「あはは、大丈夫だよ。じゃね~」
男「おう」
女「あ、子猫によろしくね~」
男「最近のアイツは子猫に御執心、か。何を言ってるんだ俺は」
男「そうか」
女「うん。送ってくれてありがとね」
男「気をつけろよ、春先は変なのが出るから」
女「あはは、大丈夫だよ。じゃね~」
男「おう」
女「あ、子猫によろしくね~」
男「最近のアイツは子猫に御執心、か。何を言ってるんだ俺は」
96: 2008/04/01(火) 07:31:21.50ID:TPAsJvyI0
男「おはよう」
女「子猫は!?」
男「予想してはいたが、また来るとは……」
女「子ね
男「開口一番、それはどうかと思うぞ」
女「ね~ね~」
男「もしかして毎朝聞いてくるつもりじゃないだろうな?」
女「どうなの?」
男「元気だよ、このっ!」
女「?」
女「子猫は!?」
男「予想してはいたが、また来るとは……」
女「子ね
男「開口一番、それはどうかと思うぞ」
女「ね~ね~」
男「もしかして毎朝聞いてくるつもりじゃないだろうな?」
女「どうなの?」
男「元気だよ、このっ!」
女「?」
97: 2008/04/01(火) 07:45:50.52ID:TPAsJvyI0
男「そういえば、あの後大丈夫だったか?」
女「え? 子猫と離れて寂しくなかったかって?」
男「違う」
女「変質者? 大丈夫だったよ」
男「それもあるが」
女「心配してくれたんだ。ありがとね」
男「そういうわけじゃ……まあいいか」
女「え? 子猫と離れて寂しくなかったかって?」
男「違う」
女「変質者? 大丈夫だったよ」
男「それもあるが」
女「心配してくれたんだ。ありがとね」
男「そういうわけじゃ……まあいいか」
98: 2008/04/01(火) 07:57:42.34ID:TPAsJvyI0
女「今日も子猫見に行っていい?」
男「まだ朝だぞ……別に構わないけどさ」
女「やった~」
男「その調子で浮かれるんじゃないぞ」
女「わかってるって」
男「本当にわかってるのやら……」
男「まだ朝だぞ……別に構わないけどさ」
女「やった~」
男「その調子で浮かれるんじゃないぞ」
女「わかってるって」
男「本当にわかってるのやら……」
99: 2008/04/01(火) 08:11:24.98ID:TPAsJvyI0
「では、始めっ!」
女(子猫いいなあ……私も飼おうかな)
・
・
・
「やめっ! 後ろから回収しろ」
女「え? え?」
「どうした女」
女「い、いえ……なんでもありません」
男(テスト中も心ここにあらず、だったわけか)
女(子猫いいなあ……私も飼おうかな)
・
・
・
「やめっ! 後ろから回収しろ」
女「え? え?」
「どうした女」
女「い、いえ……なんでもありません」
男(テスト中も心ここにあらず、だったわけか)
100: 2008/04/01(火) 08:27:58.12ID:TPAsJvyI0
「集まったな。ん? 女、あとで職員室まで来い」
女「へ? わかりました」
・
・
・
男「お前、何か悪いことでもしたか?」
女「ううん。さっきのテストのことで」
男「テスト?」
女「解答欄の『子猫可愛い』ってなんだ、と小一時間問いただされたよ。
あと絵のことでも……我ながら上手くかけたと思うんだけど、どう?」
男「……」
女「へ? わかりました」
・
・
・
男「お前、何か悪いことでもしたか?」
女「ううん。さっきのテストのことで」
男「テスト?」
女「解答欄の『子猫可愛い』ってなんだ、と小一時間問いただされたよ。
あと絵のことでも……我ながら上手くかけたと思うんだけど、どう?」
男「……」
102: 2008/04/01(火) 08:58:22.71ID:TPAsJvyI0
男「それ程までに猫が好きか」
女「絵の評価はスルー!?」
男「今度写真撮ってきてやろうか?」
女「是非とも!」
男「わ、わかった……だから顔を近づけるんじゃない!」
女「約束だからね」
男「ああ」
女「絵の評価はスルー!?」
男「今度写真撮ってきてやろうか?」
女「是非とも!」
男「わ、わかった……だから顔を近づけるんじゃない!」
女「約束だからね」
男「ああ」
103: 2008/04/01(火) 09:21:19.71ID:TPAsJvyI0
「次の問題を……女、解いてみろ」
女「……」
「女?」
女「子猫!」
ざわ…ざわ…
女「あ……し、失礼しました! 廊下で立ってますっ!」
「あ~うん、ついでに男も立ってろ」
男「俺はついで!? 関係ないでしょ?」
「じゃあ寝てたからってことで」
男「捏造しないでくださいよ」
「立つのか立たないのかどっちなんだ」
男「く……立ってればいいんでしょ立ってれば!」
女「……」
「女?」
女「子猫!」
ざわ…ざわ…
女「あ……し、失礼しました! 廊下で立ってますっ!」
「あ~うん、ついでに男も立ってろ」
男「俺はついで!? 関係ないでしょ?」
「じゃあ寝てたからってことで」
男「捏造しないでくださいよ」
「立つのか立たないのかどっちなんだ」
男「く……立ってればいいんでしょ立ってれば!」
104: 2008/04/01(火) 09:41:36.97ID:TPAsJvyI0
男「俺が立たされた理由が正直わからないんだが」
女「ん、連帯責任? 子猫の」
男「御免被る」
女「なら、運命共同体? 子猫の」
男「嫌な運命だなおい。結局子猫って言いたいだけじゃねえか」
女「そういうこと言う?」
男「何度でも言ってやる。嫌な運命、嫌な運命、嫌な運命!」
「お前らうるさい……もう中に入れ」
女「ん、連帯責任? 子猫の」
男「御免被る」
女「なら、運命共同体? 子猫の」
男「嫌な運命だなおい。結局子猫って言いたいだけじゃねえか」
女「そういうこと言う?」
男「何度でも言ってやる。嫌な運命、嫌な運命、嫌な運命!」
「お前らうるさい……もう中に入れ」
105: 2008/04/01(火) 10:04:17.34ID:TPAsJvyI0
男「ったく……さっきの采配には納得いかん」
女「過ぎたことはしょうがないよ」
男「お前が言うな」
女「それよりも子猫に会いに行こうよ」
男「まだ放課後じゃない」
女「今会いたいすぐ会いた~い」
男「……」
女「だめ?」
男「だめだ」
女「過ぎたことはしょうがないよ」
男「お前が言うな」
女「それよりも子猫に会いに行こうよ」
男「まだ放課後じゃない」
女「今会いたいすぐ会いた~い」
男「……」
女「だめ?」
男「だめだ」
106: 2008/04/01(火) 10:22:26.87ID:TPAsJvyI0
女「せっかくの昼休みなんだし子ね
男「飯だな」
女「……寝よう」
男「飯は?」
女「おやすみ」
男「不貞寝か」
男「飯だな」
女「……寝よう」
男「飯は?」
女「おやすみ」
男「不貞寝か」
107: 2008/04/01(火) 10:44:29.10ID:TPAsJvyI0
女「す~す~」
男「俺も寝るか」
・
・
・
女「起きてってば!」
男「あ~、ん~?」
女「子猫がいなくなったの!」
男「夢だろ」
女「……うん」
男「なら気にすることない」
女「でも」
男「もう一眠りしようぜ……ふああ」
男「俺も寝るか」
・
・
・
女「起きてってば!」
男「あ~、ん~?」
女「子猫がいなくなったの!」
男「夢だろ」
女「……うん」
男「なら気にすることない」
女「でも」
男「もう一眠りしようぜ……ふああ」
108: 2008/04/01(火) 11:05:55.09ID:TPAsJvyI0
男「ふああ……寝過ぎちまったかな」
女「す~す~」
男「まだ寝てるのか」
女「す~す~……子猫~」
男「さっきは子猫がいなくなった夢を見たとか言ってたな」
女「ふふ……可愛いね~」
男「今度はいい夢みたいだ」
女「す~す~」
男「まだ寝てるのか」
女「す~す~……子猫~」
男「さっきは子猫がいなくなった夢を見たとか言ってたな」
女「ふふ……可愛いね~」
男「今度はいい夢みたいだ」
134: 2008/04/01(火) 15:08:21.83ID:TPAsJvyI0
残ってた
がんばれスレ主
がんばれスレ主
139: 2008/04/01(火) 15:52:13.34ID:TPAsJvyI0
女「ん……」
男「起きたか」
女「おはよ、子猫」
男「誰が子猫だ。おはようにしては暗すぎる」
女「あ……本当だ」
男「午後の授業も全部サボっちまったし、帰るか」
女「だね」
男「起きたか」
女「おはよ、子猫」
男「誰が子猫だ。おはようにしては暗すぎる」
女「あ……本当だ」
男「午後の授業も全部サボっちまったし、帰るか」
女「だね」
144: 2008/04/01(火) 16:38:10.63ID:TPAsJvyI0
男「寝すぎだ」
女「うん」
男「しかし誰も来なかったんだな、あんなに堂々と寝てたのに」
女「うん」
男「ん?」
女「大判焼きとたい焼き、どっちがいいかな」
男「……両方食っちまえ」
女「うん」
男「しかし誰も来なかったんだな、あんなに堂々と寝てたのに」
女「うん」
男「ん?」
女「大判焼きとたい焼き、どっちがいいかな」
男「……両方食っちまえ」
148: 2008/04/01(火) 17:03:25.74ID:TPAsJvyI0
男「さて、明日どう言い訳するか」
女「うんうん」
男「腹が痛いから休んでました、なんて在り来たりだからなあ」
女「うんうん」
男「あのな」
女「大判焼き食べる?」
男「あんこ口の周りについてるぞ」
女「うんうん」
男「腹が痛いから休んでました、なんて在り来たりだからなあ」
女「うんうん」
男「あのな」
女「大判焼き食べる?」
男「あんこ口の周りについてるぞ」
引用: 新ジャンル「上の空」



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