250: 2012/11/25(日) 01:48:03.75 ID:dfhBUO680
白糸台メンバー+京太郎

京太郎が白糸台にいる設定になっていますので、苦手な方はご注意を

251: 2012/11/25(日) 01:48:47.63 ID:dfhBUO680
淡「……そろそろテストだけど、調子はどう?」

京太郎「ふっふっふ、この小テストを見て見ろ!」

淡「大きい丸が一つだけついてるね」

京太郎「どうだ!」

淡「ワーストランキングだったら優勝だったかもね」

京太郎「……と、まあ、大体そんな感じだ、助けてくれ」

淡「うんいいよ」

淡「テストの後ね」

京太郎「意味ねぇ!?」

淡「淡ちゃんは自分の勉強で忙しいのです!」

京太郎「……上位キープしてるくせに」

淡「いやいや、上位キープするのだって大変なんだよ?」

淡「それこそ、勉強しないと上位になんて入れないんだからさ」

京太郎「……まあ、そりゃそうかもしれないけど」

淡「まー、私は適当にやっていつも上位だけどね」

京太郎「この……っ」

淡「えへへっ、頭の構造の違いだね!」

京太郎「ぐ……否定出来ない自分が悔しいぜ」

京太郎「……でも、本当にどうしようかなぁ」

淡「何々、そんなに危ないの?」

京太郎「おっきい丸が一つつくんだぜ?」

淡「あー、それは危ないかもね」

京太郎「だから、割と本気で助けてください」

淡「助けてって言われてもなぁ……」

淡「覚えて書く、それだけでしょ?」

京太郎「それが出来たら頼まねぇよ」

淡「だから私に聞くなってことー」

淡「まあわからなかったら一応私が教えてあげるからさ」

京太郎「……そんな調子で間に合うかなぁ」

淡「間に合わせなきゃいけないんだと思うけどね」

淡「……どうしてもダメなら、先人の話を聞いてみればいいんじゃない?」
咲-Saki- 27巻 (デジタル版ヤングガンガンコミックス)
京太郎「先人?」

252: 2012/11/25(日) 01:49:24.25 ID:dfhBUO680
照「……テストの解き方?」

京太郎「助けてください」

照「……書けば、点がもらえる」

京太郎「いや、そういうことじゃないです」

照「?」

菫「……勉強法を聞いているんだろう」

菫「……こいつに聞いても意味は無いと思うけどな」

淡「何々、テルーも私と同じで感覚派ですかー?」

菫「いや、そうじゃなくてだな――」

照「勉強法……」

京太郎「何か、何かテストを解く秘訣を……っ!」

照「……」

照「……最初のテストは、低くたって仕方ない」

照「でも、やってけばやってくうちに点数が上がるから」

照「最終的には好成績」

京太郎「……」

京太郎「この人何言ってるんですか?」

菫「それが先輩に対する態度か」

淡「いや、今のは私もちょっと何言ってるかわからなかったんだけど」

菫「……まあ、そうだろうな」

菫「簡単に言ってしまえば……こいつは、麻雀の和了点と同じ要領でテストの点を上げてきたんだ」

京太郎「……は?」

照「1学期中間は5点ばっかりだけど、3学期期末は100点ばっかり」

菫「それで、年度が替われば点数も変わるんだと」

菫「……本当にふざけている人間だよな、こいつ」

照「人の事を悪く言ったらいけないってお母さんに習わなかったの?」

菫「……」イラッ

京太郎「……確かに参考にはならないですね」

淡「あてがひとつはずれちゃったねー」

253: 2012/11/25(日) 01:49:54.17 ID:dfhBUO680
京太郎「菫さんはどうなんですか?」

菫「私か?」

京太郎「ええ」

菫「ふむ……」

菫「……私の場合はまずSSPを探すな」

淡「えすえすぴー?」

菫「ああ、シャープシュートポイントだ」

京太郎「はぁ……」

京太郎(……正解するポイントかと思った)

淡(スミレスペシャルポイントだと思ったのに)

菫「授業中にそのポイントを見つけて、そこをマーカーでチェックする」

菫「後はそこを読み返せば言いだけだ」

京太郎「それ単にヤマ張ってるだけじゃないですか」

菫「ふふん、百発百中だ」

淡「おう、それはすごいね、スミレー!」

菫「そうだろうそうだろう」

菫「だが敬語を使え、淡」

淡「ふむ……それはまことにすばらしいことでございまする、菫殿」

菫「やめてくれ」

淡「んー」

京太郎「……ともかく、先生の話からテストに出るなってところをマークするんですね」

菫「ああ」

菫「……といっても、それだけじゃ足りないから普通に勉強もするけどな」

京太郎「そりゃそうでしょうね」

京太郎「……というか、そっちの話の方が聞きたいです」

菫「ふむ……」

菫「……まあ、やはり、先生が強調していたところを集中して復習するのが一番効率がいいんじゃないか?」

京太郎「SSPとどこが違うんですか?」

菫「SSPは先生の癖を見抜き、そこから判断する技だからな」

菫「ふふ、君にも伝授してやろうか」

京太郎「結構です」

照「SSP……シュガースイートポテト」

淡「なんかすっごい甘そうですねー」

照「つまり、菫は甘いものを持ってる……」

照「ちょーだい」

菫「……ほら、チョコだ」

照「さすが菫、話がわかる」

菫「……はぁ」

菫「……っと、教えられるのはそれくらいかな」

京太郎「ああ、はい、えっと、ありがとうございました」

254: 2012/11/25(日) 01:50:25.04 ID:dfhBUO680
尭深「……勉強法?」

京太郎「はい」

京太郎「テスト目前からなんとか脱出できるような勉強法を教えてください」

誠子「もっと前から勉強すればよかったんだよ」

京太郎「いや、それもそうなんですけどね」

京太郎「でも、やっぱりこう……誘惑に飲まれちゃうじゃないですか」

誠子「まあなー」

淡「だから私みたいにやらないでも出来るようになればいいんだってばー」

京太郎「それが出来れば苦労しねぇっつの」

尭深「えっと、京太郎君」

京太郎「教えてくれるんですか?」

尭深「……ん」

尭深「これは、テスト当日のこと……だけどね」

京太郎「ふむふむ」

尭深「まず、一日目のテストを捨てるの」

京太郎「……は?」

尭深「赤点を逃れるくらいは点数を取っておいて……」

尭深「それで、二日目は、普通にがんばって」

尭深「すると、三日目のテストの内容がするりと頭に入ってくるの……」

尭深「前日、前々日に間違えた分だけいっぱいいっぱい頭に入ってくるから」

尭深「その調子で――」

京太郎「――もういいです」

尭深「ええっ!?」

誠子「尭深……そんな解き方してたんだ」

尭深「えっ、えっ?」オロオロ

淡「えっと……流石に、擁護できないかなぁ、あはは」

誠子「とりあえず、助け舟はどこにもないよ」

尭深「……私がおかしいの?」

京太郎「……ええ」

淡「うん」

誠子「……だな」

尭深「……くすん」

255: 2012/11/25(日) 01:51:08.68 ID:dfhBUO680
京太郎「誠子さんは何かありますか?」

誠子「私か?」

京太郎「ええ」

誠子「……ふむ」

誠子「……そうだな……」

誠子「……ぐぬぬ」

京太郎「なんでそんなに考え込むんですか」

誠子「なんていうんだろうな……」

誠子「どのテストにも大門がいくつかあるだろ?」

京太郎「ありますね」

誠子「その順番に従って、正解をポンポンポンって出してくと……不思議なことに、脳内にその大門内の最後の問題の答えが浮かぶんだ」

京太郎「……は?」

誠子「国語とかだとその記号が、数学とかだと答えが」

誠子「だからあってることを確認するだけなんだけど……」

尭深「……私と変わらない」

誠子「いや、私はちゃんと解いてるから!」

誠子「最後のテストにかけて最初の方をおろそかにする尭深とは違うから!」

尭深「……お茶おいし」

誠子「無視しないでほしいんだけど!?」

京太郎「……というか、どっちも似たり寄ったりです、外野から見れば」

誠子「尭深と私が同じ!?」

誠子「この変人解決法を示した尭深と!?」

尭深「だから……割と人のこといえないってば」

淡「結局どっちも浮かんだ答えをそのまま書いてるだけだしねー」

誠子「ぐぅ……確かにそうだけど……」

誠子「このまま尭深と一緒にされるのは癪に障る……っ」

尭深「ひどくない!?」

誠子「よし、京太郎君、普通の勉強法を教えてあげる!」

京太郎「はぁ……」

誠子「公式を覚えて、当てはめるんだ!」

京太郎「ありがとうございましたー」

淡「また後でー」

誠子「え、ちょ、ちょっと!」

尭深「……」ポン

誠子「……私っておかしいのかなぁ」

尭深「うん」

誠子「でも、尭深だけにはいわれたくない」

256: 2012/11/25(日) 01:51:37.31 ID:dfhBUO680
淡「で、どうだった、今日のまとめ?」

京太郎「……」

京太郎「……」

京太郎「……よし」

淡「ん?」

京太郎「勉強教えてください」

京太郎「テスト終った後に」

淡「……うん、いいよ」

京太郎「……もう、今回のテストは諦めるよ」

淡「わー、なんだか途方にくれちゃってるー」

京太郎「だってさ、教えてくれた人たちのほとんどがわけのわからない勘だぜ?」

淡「唯一アドバイスくれたスミレのも今からじゃ遅いしねー」

京太郎「……まさか、尭深さんや誠子さんのを実施するわけにも行かないだろ?」

淡「してもしなくても変わらないと思うけどねー」

京太郎「言うな」

京太郎「……はぁ」

京太郎「……普通にがんばるか」

淡「あ、一応頑張るんだ」

京太郎「赤点を逃れるようにな」

淡「……あはは」

淡「ん、それじゃ、淡ちゃんの知識を少し京太郎君にわけてあげよう!」

淡「ん~~~~~っ」

淡「はっ!」

淡「よっし、注入完了っ!」

京太郎「……それで、本当にわたったらすごいんだけどな」

淡「もしかしたらわたってるかもよ?」

京太郎「……まあ、頑張ってみるよ」

淡「んじゃ、私はここで見ていてあげる」

京太郎「勉強しなくていいのか?」

淡「しなくても出来るしー」

京太郎「……」

淡「あ、ここ間違ってるよ」

京太郎「……くそう」

257: 2012/11/25(日) 01:52:14.33 ID:dfhBUO680
おしまい。

もしもテストの解き方が麻雀の能力とつながってたのかな、って、ふ、と思ったので。

269: 2012/11/25(日) 02:48:13.51 ID:dfhBUO680
すばらっ!

引用: 咲SS総合スレ