534: 2012/12/28(金) 01:53:34.73 ID:Zi0UoTyU0
淡「にゃー」

京太郎「……」

淡「にゃー」

京太郎「……何やってるんだ、お前」

京太郎「そんな、猫みたいな耳と尻尾をつけて」

淡「ふっふっふー」

淡「今日一日、淡ちゃんはにゃわいちゃんへと進化するのだ!」

淡「あっ、違う、するのにゃ!」

京太郎「……」

京太郎「……熱でもあるのか?」

淡「にゃい!」

淡「京太郎がいにゃくて寂しかった淡ちゃんはにゃわいちゃんへと進化しちゃったんだよ?」

京太郎「そこは兎じゃね、普通」

淡「ふっふっふ……高校百年生に常識は通用しにゃい!」

京太郎「……はぁ」

淡「むむっ、もっとリアクションして欲しいにゃ!」

京太郎「……」

京太郎「んじゃ、今から言う言葉を復唱してくれ」

淡「にゃ!」

京太郎「斜め七十七度の並びで泣く泣く嘶くナナハン七台難なく並べて長眺め」

淡「にゃにゃめにゃにゃじゅうにゃにゃどのにゃらびでにゃくにゃくいにゃにゃにゃにゃ――」

京太郎「噛んでる噛んでる」

淡「むぅ……んじゃ、京太郎は言えるの?」

京太郎「はっはっは、言えるわけないだろう」

京太郎「俺高校一年生だし」

淡「私と同級生の京太郎も漏れにゃく高校百年生だよ?」

京太郎「わー、嬉しいなー」

淡「すっごい棒読み!?」

京太郎「実際俺は高校百年生ほどの実力ないしさ」

淡「でも、この場所にいるよね?」

京太郎「そりゃあ、淡がいるからな」

淡「にゃにゃっ!」

淡「嬉しいことを言ってくれるにゃ!」

菫「……」
咲-Saki- 27巻 (デジタル版ヤングガンガンコミックス)
535: 2012/12/28(金) 01:54:57.13 ID:Zi0UoTyU0
淡「ところで、京太郎」

淡「私、にゃわいちゃんにやってもらいたいこととかある?」

淡「今の私は猫、猫がすることならにゃんだってできるよ!」

京太郎「……ふむ」

京太郎「んじゃ、その右手についてるはずの肉球をふわふわさせてくれ」

淡「おまかせにゃれ!」

淡「はい、どーぞ」

京太郎「わぁ、肉球がどこにもない!」

淡「でも、ふわふわだよ?」

京太郎「ほんとだ、ぷにぷにだな」

淡「ぷにぷになのは菫のおにゃかだけだよ!」

淡「にゃわいちゃんのはぷにぷにじゃなくて、ふにふに! もしくはふわふわ!」

菫「……」イラッ

京太郎「ふにふに」

淡「……んー」

淡「……ぺろっ」

京太郎「!?」

淡「にゃはは、猫は気まぐれだから、たまに無防備にゃおでことかにゃめちゃうのにゃ!」

京太郎「……すっげー、びっくりした」

淡「嫌だった?」

京太郎「嬉しすぎて心臓が止まりそうだよ」

淡「そりゃよかったにゃ!」

淡「お礼に、その指も綺麗にしてあげる!」

京太郎「おぉ、甘噛み……」

淡「~♪」

菫「……なあ」

淡「?」

京太郎「どうしました?」

菫「君はこんなところに入れるほど麻雀上手くなったのか?」

京太郎「言ったじゃないですか、淡がいるからここに来たんですって」

淡「……ちゅぱ……っと」

淡「今日一日中はにゃわいだってば、京太郎!」

京太郎「ああ、悪い悪い」

京太郎「……で、にゃわいがいるから俺もいるんだけど、何か問題でも?」

菫「大有りだ、馬鹿」

536: 2012/12/28(金) 01:56:01.55 ID:Zi0UoTyU0
菫「見ろお前らのオーラにあてられて……」

誠子「……///」

照「……おかしおいしい」

尭深「……ずず」

京太郎「見たところ、当てられてるのは独りしかいないんですが」

菫「……」

淡「それとも、すみれ先輩もあてられちゃった?」

淡「にゃはは、一緒に猫ににゃる?」

菫「……」

菫「一つ聞こう、今の淡は猫なんだよな?」

淡「にゃわいちゃんです!」

菫「そうか」

菫「それならそこの薄汚い溝鼠を捨てて来い」

京太郎「ひでぇ!?」

淡「おまかせにゃれ!」

京太郎「おまかせしやがった!?」

淡「にゃはは、目の届かにゃいほど遠くまで捨ててくるから、待っててね、すみれ先輩っ!」

京太郎「あ、ちょっと、おいっ!」

菫「……」

菫「……っああ、しまった!」

菫「くっそ、私としたことが……」

照「……どうしたの?」

菫「いや……あいつらにハメられてまんまと淡を逃がしてしまった……」

照「ああ、なんだ……そっち?」

菫「そっち……ってなぁ、照」

菫「淡が逃げたんだぞ?」

照「……別に、いいと思う」

照「むしろ、頭ごなしに否定する菫の方がどうかと思うよ?」

菫「……まあ、そうだけどなぁ」

菫「永らく守られてきた、虎姫専用の部屋に麻雀が出来もしない男を連れてくるのもどうかと思うだろう?」

照「……うん」

照「その規則がどうかと思う」

菫「……そうか」

照「うん」

照「……ところで菫」

菫「ん?」

照「あそこの体重計の目盛りが3目盛りくらいずれて――」

菫「――ずれてない、大丈夫だ、ずれてない、絶対にずれてない、ああ、ずれてないとも、ああ、ああ!」

照(……)

537: 2012/12/28(金) 01:56:56.69 ID:Zi0UoTyU0
淡「にゃははっ! うまく抜け出せたね、京太郎」

京太郎「……大丈夫なのか?」

淡「大丈夫大丈夫」

淡「なんてったって、高校百年生の私はすこしくらい打たなくてもたかが高校一桁年生の人間には負けないから!」

京太郎「……流石だな」

淡「もっと褒めてー」

京太郎「流石だなっ!」

淡「えへへ~」

京太郎「……それにしてもまさか成功するとは思わなかったけどな」

淡「成功しなくても、イチャイチャできたしいいんじゃない?」

淡「……あっ違う違う……えっと、成功しにゃくても、イチャイチャできたしいいんじゃにゃい?」

京太郎「まだ続けるのか?」

淡「うんっ!」

淡「だって、可愛いでしょ?」

京太郎「……」

淡「おおっと、そこで無言が来ると淡ちゃんがにゃいちゃうよ!」

淡「にゃーっ!」

京太郎「そっちの鳴くかよ」

淡「で、可愛い?」

京太郎「……可愛いよ」

淡「ほら!」

淡「京太郎が可愛いっていうんだから、今日はこのまま!」

京太郎「いつもの淡も可愛いけどな」

淡「だから、明日はいつもの淡ちゃんです!」

淡「今日一日だけの得点にゃんだよ、にゃわいちゃんは」

京太郎「そうなのか」

淡「そうなのにゃ!」

淡「それで、今度はにゃにしてほしいかにゃ?」

京太郎「……んー」

京太郎「散歩がてら牛乳でも買いに行くか」

淡「にゃ!」

538: 2012/12/28(金) 01:57:39.12 ID:Zi0UoTyU0
おしまい

淡ちゃんは猫耳が似合いそうだとふ、と思いついたので。

引用: 咲SS総合スレ