1:2014/11/13(木) 13:44:29.38 ID:4+mwC1WW0.net
のび太「はい…これ…」

不良1「おう。まいどあり。」

不良2「来月も頼むよのび太ちゃーん笑」

のび太「うん…。」

テクテク...

のび太「うう。もう限界だよ。あいつらに
毎月お金取られてさ…。死にたいよ…
中学生になって知らない土地に引っ越して
友達も誰も居ないし。ドラえもんも未来に
帰っていった。うぅ泣」
4:2014/11/13(木) 13:54:27.17 ID:GMPgipmCa.net
のび太「はぁ。ただいま。」

母「お帰りなさい。のびちゃん。今日は
晩ごはんハンバーグよ。好きだったわよね

のび太「うん。ありがとうママ。」

父「のび太…こっちには馴染めてないのか

母「うん。もうドラちゃんも居ないし
仲よかった友達とは離れ離れになったし」

父「そうか。」

のび太部屋~

のび太「ふぅ。今日も疲れたよ。ん?
Skypeからメッセージきてるな」カタカタ
ギュ-イン,ポッ
5:2014/11/13(木) 13:55:42.37 ID:zuhlE9O30.net
Skype懐かしすぎわろた
7:2014/11/13(木) 14:01:08.69 ID:SVw2Xefj0.net
スカイプ立ち上げてないのにメッセ着たって分かるのか
8:2014/11/13(木) 14:03:29.74 ID:GMPgipmCa.net
???「こんにちは。僕と友達になりませんか?

のび太「はは。誰だよ。適当にメッセージ飛ばして…友達でも探してるのかな。カタカタ

のび太「いいですよ。友達になりましょう。僕の名前はノビです」っと。ギュオ-ン

???「ありがとう。よろしくね。」

のび太「愛想のない奴だなあ。まあ暇だしいっか。いつも1人だしね…。」

???「ノビ…よろしくね。」
9:2014/11/13(木) 14:11:17.22 ID:GMPgipmCa.net
~学校~

同級生1「なぁ。あいついつも1人でいるなおーい。一緒に昼飯でも」

同級生2「やめとけ。根暗で気持ち悪い奴だよ。この前転校してきたおとなしい奴だよ。誘っても来ないよあいつは」

同級生1「ふーん。そうなんだ。じゃあ俺達だけで行こうぜ」

のび太「…」

のび太「はぁ。転校してきてから全然
クラスに馴染めないや。」

♪ギュ-ンポッ

のび太「ん?スマホのSkypeからメッセージだ。」

???「のび太…もっと自分から友達を作りに行かなきゃ。

のび太「え?なんだよ!こいつ。気持ち悪いなぁ。変なメッセージ送るなよ…
無視しよ。無視」

♪ギュ-ンポッ

???「のび太…」
10:2014/11/13(木) 14:16:57.28 ID:GMPgipmCa.net
~その日を境に不思議か事が起こるようになった。誰だか知らないSkypeの友達がメッセージをくれる時、僕がいつも落ち込んでる時思えた。まるで側にいて…励ましてくれるように…。僕はなんてことはない
世間話なんかも、この誰だか知らない
Skypeの「友達」によく話すようになった
11:2014/11/13(木) 14:22:22.18 ID:GMPgipmCa.net
???「そうか。のび太は知らない街に
引っ越してきてまだ馴染めてないんだね

のび太「そうなんだよ。もうつらいよ。
前にいた街は友達もたくさんいた。裏山に
秘密基地作ったりさ…空き地に行けば友達も誰か居た。それにさ…」カタカタ

???「イジメ…にもあってるかい?」

のび太「え!?なんで分かったの?」カタカタ

???「のび太君…僕もう宿題やらなきゃ…またね。」

のび太「う、うん。分かった。また今度ね。」カタカタ

のび太「なんであの子…僕がいじめられてるって分かったんだろう…」

母「のびちゃーん。ご飯よー!」

のび太「はーい。ママ。すぐ行く。
タッタッタッ
12:2014/11/13(木) 14:23:43.91 ID:zuhlE9O30.net
こわい
なんでノビとしか名乗ってないのに本名知られてるん
16:2014/11/13(木) 14:31:43.95 ID:GMPgipmCa.net
そんなある日…僕は「夢」を見た…
薄暗い狭い部屋…窮屈ななにか「部屋」の中のような場所で1人で居た。
とても暗く…なんだが寂しい場所だ。

夢の中でなんだか声が聞こえる…

???「のび太くん…君は1人でも大丈夫
僕がいつも側にいる…」

のび太「え?君は誰?どうして僕のことを?」

???「のび太くん…頑張れ…」

囁くような声とともに僕は目が覚めた…

のび太「んっ…。なんだ夢か。なんか変な
夢だったな…。」
21:2014/11/13(木) 14:39:39.57 ID:TseBv/uT0.net
ジャイアンの救助はまだか
27:2014/11/13(木) 14:48:53.05 ID:GMPgipmCa.net
僕はふと思い出した…。そう。
「ドラえもん」の事を。ドラえもんはいつも僕が泣いてる時困ってる時ジャイアンやスネ夫にいじめられた時、いつも助けて
くれた。でももうドラえもんは居ない…
未来に帰って行った。一生会うことはないだろう。

チュンチュン…

のび太「あぁ。それにしても気持ちの良い
朝だ。なんだかスッキリした。

♪ギュ-インポ

???「のび太くん。おはよう♪よく寝れたみたいだね。」

のび太「あ。Skypeの「友達」だ。」

カタカタ

のび太「おはよう。いまから学校に行ってくるよ。」

???「うん!いってらっしゃい!」
28:2014/11/13(木) 14:51:27.57 ID:GMPgipmCa.net
そういえば夢の続きだけど…薄暗い…

狭い場所だけどなんだか「懐かしい」感じ

もした…。そしてなんだが懐かしい「声」
33:2014/11/13(木) 14:54:29.24 ID:GMPgipmCa.net
そして僕はSkypeの「友達」と話している時、変に思ったことがある。

僕はSkypeのHMしか話してないのに
僕のことを「のび太くん」って名前で呼ぶ

HMだけで本名を言った覚えはない。
そしていつも側にいるような感じ。不思議
に思った。

ある日…僕はSkypeの「友達」にその謎を
聞いてみた。
37:2014/11/13(木) 14:58:22.23 ID:GMPgipmCa.net
のび太「ねぇ。」カタカタ

???「なんだいのび太くん?」

のび太「ぼく、君にさ。名前…言ってなかったよね?HMの「ノビ」しか。
なんで僕の名前を知っているの?」

のび太「僕は君の名前すら教えてもらってないよ。」

???「僕は君を知っているよ…。そう。
あの薄暗い窮屈な「部屋」の中でも
会ってるんだけどね。」

のび太は思い出した。いつか見た「夢」の
事を。
40:2014/11/13(木) 15:04:15.49 ID:GMPgipmCa.net
???「僕は君の事をよく知っている。
君の良いところ。弱いところ。なんでもね

のび太「え?ちょ、ちょっと待って!どういう事?」カタカタ

???「のび太くん…君は1人でも大丈夫
いじめられているならジャイアンみたいに
強気な態度で対応すればいい。
友達ができないならスネ夫みたいに
いっぱい自分から喋りに行くといい。

君は大丈夫だよ…のび太くん…」

のび太「え!?な、なんでジャイアンや、
スネ夫のこと知ってるの!?君はだれ??

???「なにかあれば僕はあの暗くて
狭い「部屋」にいるよ。いつでも…
じゃあ…またね。」

ギュワン

のび太「あ!ちょっと待って!」
41:2014/11/13(木) 15:05:17.41 ID:gUYDLURih.net
ストーカー疑惑
42:2014/11/13(木) 15:08:33.66 ID:UyOx4thy0.net
押し入れかな
44:2014/11/13(木) 15:10:29.46 ID:GMPgipmCa.net
僕は不思議とこの時「恐怖」は無かった
なぜジャイアンやスネ夫の事知ってて
僕がいじめられてる事や「夢」の内容まで
知らないSkypeの「友達」が知っているなんて。

でも「のび太くん…君は1人でも大丈夫」

その言葉が深く心に残った。

僕は今までドラえもんやジャイアン、スネ夫、出木杉くん、しずちゃんに甘えて
いたかもしれない。1人でなにもやってこなかった。

ママやパパに心配ばっかりかけて
僕は一体なにをやっているんだ。

そしてこの日を境にSkypeの「友達」から
メッセージは無くなった。と同時に僕は
変わったかもしれない
45:2014/11/13(木) 15:15:41.36 ID:GMPgipmCa.net
ある日~

不良1「のび太くーん!今月分は持ってきた?集金に来たよ」

不良2「早く金だせよ!オラ」

のび太「…」

不良「ああーん!なに黙ってんだよ!オラ


のび太「僕はもう君達にお金を渡さない!!これからは対等に君達と付き合う!

不良1不良2「「はぁ!てめー!のび太!
今なんて言ったんだ!」

のび太「もう君達に屈しない!そう言ったんだ!!!」

不良1「てめー!」ドカ!バキ!グジ ャ

のび太「うぅ…」

不良2「ハァハァ…次生意気事いったら
またぶん殴るぞ!ハァハァ…」

~僕はこの日…こっぴどくやられた。
だけど…なんだが気分がいい。
46:2014/11/13(木) 15:20:57.18 ID:GMPgipmCa.net
僕の思いもよらぬ態度に不良達はビックリしてその日以来いじめはなくなった。

ジャイアンの強気な態度を真似てみて
結果。功を成したのだ。

そして学校ではスネ夫のあのお喋りな
キャラを真似てみた。転校して来た時とは
ウソみたいに友達も出来た。今じゃ
クラス1番の人気ものだ笑

僕はSkypeの「友達」に感謝した。
あの時「友達」が僕の事を理解して
いてくれて応援してくれたから今の僕が
あるかもしれない。
ところであの「友達」はなんで僕のことを知っていたんだろう…
47:2014/11/13(木) 15:21:26.82 ID:/6FXY/vT0.net
>>46
スネ夫そんな凄いのか
48:2014/11/13(木) 15:29:24.64 ID:GMPgipmCa.net
僕は「ドラえもん」の事を思い出した。
いや。1人になって今までドラえもんの事を忘れようとしていたのかもしれない。

どこか甘えがあって自分から逃げてた
んだろう。ドラえもんの事は思い出さないようにしてた。だってまた…甘えてしまうから。

もうあのSkypeの「友達」から連絡はなくなった。でもなんとなく分かるんだ。
僕がママとパパに心配かけて…1人で
なにも出来ない毎日を心配してくれて
「ドラえもん」が僕のところにきて
くれたんだって。

今思えばあの暗くて窮屈な「部屋」もなんだか懐かしい場所だったかもしれない。
ドラえもんが居たあの「押入れ」だったのかな。

ありがとう。ドラえもん。いやSkypeの
「友達」
僕はもう1人でも大丈夫だよ。

ギュ-ンポ♪
のび太「ん?」

???「のび太くん!宿題はやったかい?




~おしまい~
49:2014/11/13(木) 15:29:45.22 ID:ruFC5am1d.net
なんか宗教の広告みたい
50:2014/11/13(木) 15:34:20.96 ID:P+CsGA2E0.net
面白かった
51:2014/11/13(木) 15:56:04.73 ID:waEb0tFM0.net
おつんこ
56:2014/11/13(木) 16:52:26.39 ID:brEmFkgY0.net
スネ夫の真似して友達増えるわけねえだろ
ジャイアンの態度だってのび太がまねしてもいじめられるだけ
のび太(14)「これ…今月分…」
引用元:http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1415853869