189: 2014/06/28(土) 02:51:16.20 ID:73MeP+jvo
【6月1週】
提督「………ふむ」
珍しく、家には誰も居ない。
広い家に一人きり、である。
騒がしく感じるあいつらも、いなければいないで寂しいものだ。
…しかし、そうだな。
せっかくなんだし、なんか一人でしか出来ないことをしよう。
提督「…………」
すっ、と背筋を伸ばして立ち上がる。
提督「………」バッ
提督「世に鬼あれば、鬼を断つ!」
提督「世に悪あれば、悪を断つ!」
提督「ツルギの理――」
長門「おい、うるさいぞ」ガチャ
提督「ここにあ…り…」
長門「何をやってるかは知らんが、静かにしてくれ、昼寝の邪魔だ」
提督「なが…と…」
長門「ふぁー…あー…眠い」バタン
提督「……………」
提督「……ああああああああ恥ずかしいいいいいいいい!」ゴロゴロゴロゴロ
『だから静かにしてくれ!』
初春 *27/500
響 238/500
山城 181/500
長門 **2/500
叢雲 **0/500
コミュ対象、一番コンマの高い娘
初春>>+1
響>>+2
山城>>+3
長門>>+4
叢雲>>+5
219: 2014/06/28(土) 22:12:10.23 ID:73MeP+jvo
――教室
響「や、提督くん」
提督「……んあ?」
沈んでいた意識が、優しい声で現実に戻される。
机に突っ伏していた顔を上げると、微笑む響が目の前にいた。
響「昼休みだよ、もう」
提督「……そんなに寝てたのか」
思い出せる限りの最後の記憶は、2時間目の終わり位である。
並べた教科書もそこから変わっていない所を見ると、ずっと寝ていたらしい。
響「うん、ぐっすりね」
提督「…ふぁぁ……サボりぐせが伝染っちまったなあ」
響「ん?サボりぐせ?」
提督「…あー…そんな奴がいるんだよ、知り合いに」
響「ふーん、そっか…と、ごめん、そこ、どけてもらっていいかな?」
提督「おお、すまん、教科書が邪魔だったか…て、あれ?」
響「…ん、ん…まあ、たまには…ね」
教科書をどけて作ったスペースに響が置いたのは、いつものパンではなく、弁当箱。
その中身は、お世辞にも綺麗に並べられているとは言えなかった。
提督「…作ったのか?」
響「う、うん…」
提督「へえー…」
響「よ、良かったら」
提督「ん?」
響「いや…良かったら、食べてみるかい?」
提督「おう、そうだな…せっかくだし、頂くよ」
少し行儀が悪いが、右手で焦げた卵焼きを掴む。
それをひょいと口に運んだ。
提督「………ふむ」
…見た目通り、というか、なんというか。
マズくはないが、……あまり美味しいと言い切れるものでもない。
響「ど……どうかな?」
さて、何と答えたものか――
>>+4
A.美味しいよ。
B.微妙だよ。
C.次に期待だな。
225: 2014/06/28(土) 22:28:55.81 ID:73MeP+jvo
C.次に期待だな。(*1.5)
提督「んー……微妙、かな」
響「……そうか、…すまない」
提督「いやいや、謝るなって」
提督「まだ慣れてないなら、こんなもんだよ」
響「…?よくわかったね、そんな事…」
提督「手」
響「手?」
言って、絆創膏を巻いた手を指差すと、響ははっとした顔を見せた。
響「…なるほどね、…うん、迂闊だったよ」
提督「別に恥ずかしがるもんじゃないだろ」
響「これでも一応女子だからね、料理が出来るってアピールしたいのさ」
提督「で、結果がアレと」
響「うっ」
ズバッと切り込んでみると、珍しく響の顔が陰る。
そんな響に、笑いを見せてから続ける。
提督「冗談だ、冗談」
提督「でも、そんな経験も無い内からこれなら十分だよ」
提督「つーことで、次に期待な」
響「次……そっか、次か」
提督「ん?」
響「ううん、ふふ、何でもない」
響「うん、そうだね、次に期待していてくれ、提督くん」
提督「ああ、勿論」
俺の頷きを見てから、響が自分の弁当を口に運ぶ。
それをゆっくり咀嚼し、飲み下し。
ややあって、確かに微妙だね、とばつが悪そうに笑った。
響→ 324/500
提督「んー……微妙、かな」
響「……そうか、…すまない」
提督「いやいや、謝るなって」
提督「まだ慣れてないなら、こんなもんだよ」
響「…?よくわかったね、そんな事…」
提督「手」
響「手?」
言って、絆創膏を巻いた手を指差すと、響ははっとした顔を見せた。
響「…なるほどね、…うん、迂闊だったよ」
提督「別に恥ずかしがるもんじゃないだろ」
響「これでも一応女子だからね、料理が出来るってアピールしたいのさ」
提督「で、結果がアレと」
響「うっ」
ズバッと切り込んでみると、珍しく響の顔が陰る。
そんな響に、笑いを見せてから続ける。
提督「冗談だ、冗談」
提督「でも、そんな経験も無い内からこれなら十分だよ」
提督「つーことで、次に期待な」
響「次……そっか、次か」
提督「ん?」
響「ううん、ふふ、何でもない」
響「うん、そうだね、次に期待していてくれ、提督くん」
提督「ああ、勿論」
俺の頷きを見てから、響が自分の弁当を口に運ぶ。
それをゆっくり咀嚼し、飲み下し。
ややあって、確かに微妙だね、とばつが悪そうに笑った。
響→ 324/500
229: 2014/06/28(土) 22:46:41.38 ID:73MeP+jvo
【響―その2】
ただ、宇宙へ向かうことだけを目指した男。
そこから見える景色を、ひたすらに求めた男。
狂気と言えるまでに、純粋にそれだけを目指した男。
その過程で彼は人類の歴史に残るような発明を幾度も残した。
だが、彼にとってそんな物は些事に過ぎなかった。
宇宙を、その先にいる物だけを目指した彼にとっては。
富も名声も権力も、煩わしく纏わり付く物でしかなく。
そんな物は邪魔でしか無かった。
そして何よりも彼は、宇宙を独り占めしたかった。
その為に行った行動は、単純にして明快。
独り占め出来るようにした。邪魔されないようにした。
―排除、という形で。
「…………」
「……彼を変えてしまう原因は、一体何なのだろう」
気になった。
それが何よりも気になった。
そして…。
変わって欲しくないと、思った。
このまま、歴史が進んだら。
私は、彼を。
……。
「…私情を、挟むな」
歴史を変える。
その為に私は、彼を頃す。
それだけだ。
232: 2014/06/28(土) 22:53:07.79 ID:73MeP+jvo
【6月2週】
うん、この前の一件では反省した。
つまり、だ。
家に人がいない(と思った)からといって俺まで厨二に染まってはならんのだ。
だから、もうあんな事は二度としない。
しない。
しないから。
提督「やめてくださいしんでしまいます」
長門「わーっはっはっはっはっは!」
初春「ふは、いやいや、うむうむ、お主もなあ」
叢雲「…バッカじゃないの、アンタ?」
ビデオ<世に鬼あれば…
提督「何で録画してんだよ!」
長門「…うむ」
提督「うむじゃねぇ!止めろ!」
初春「…うっわー…恥ずかしいポーズじゃのう」
叢雲「氏にたくなるわねー」
提督「あああああああああああああ!」
初春 *27/500
響 324/500
山城 181/500
長門 **2/500
叢雲 **0/500
コミュ対象、一番コンマの高い娘
初春>>+1
響>>+2
山城>>+3
長門>>+4
叢雲>>+5
243: 2014/06/28(土) 23:07:26.11 ID:73MeP+jvo
――リビング
提督「おい厨二ニート」
長門「…………」ボリボリ
提督「てめえだよ!」
長門「…ん、私か?」
提督「お前以外に誰が居るんだ…」
かりんとうをひたすらに頬張る長門に呆れながら、その隣に座る。
長門「…なんだ、やらんぞ、かりんとう」
提督「お前心せっまいなあ…」
誰の金で買ったと思ってるんだそれ。
まあ別にそんな理由でやって来た訳ではないので構わないのだけれども。
提督「…あのな、前から言おうと思っていたんだが」
長門「うむ」
提督「働け」
長門「やだ」
提督「………」
長門「…いや、以前にも言っただろう?ほら、歴史にな、どんな行動が影響を及ぼすか…」
提督「…ああ、うん、わかったわかった、じゃあ別に叢雲みたいにバイトしろとは言わん」
提督「でも家事なら問題無いんじゃないか?初春の手伝いくらいなら出来るだろ?」
長門「………家事」
この糞ニートは本当に質が悪い。
外で働けと言っても歴史に影響の一点張りである。
だが、家事なら出来るだろう?…出来るよな?流石にやってくれるよな?
長門「…いや、歴史に影響が」
提督「あるかっ!」
やってくれなかった。
家事手伝いすら名乗れぬ真のニート・ながもんである。
提督「というか!お前は何もせずにいつまで家に居座るつもりだ!」
長門「歴史の分岐点まで」
提督「叩きだすぞアホ!」
提督「………あー…もう……はぁ……」
頭が痛い。凄く頭が痛い。
もうやだこいつと思っていると、唐突に長門は何かを思いついたらしく。
寝転がった状態で、少しスカートの裾を捲った。
長門「ふふ…しょうがない、ならば、…うむ、この長門の躰を貪るといい」
長門「どうだ、これなら対価として成り立つだろう?」
>>+4
A.「アホかあッ!」ゲシィ
B.…ふざけた冗談が言えなくなるように、ノッたふりをして、脅かしてやる。
C.「チェンジで」
252: 2014/06/28(土) 23:22:50.07 ID:73MeP+jvo
B.…ふざけた冗談が言えなくなるように、ノッたふりをして、脅かしてやる。(*1.5)
………。
ほーん。
いやはや、この糞ニートそういう手に出るか。
そういう態度を見せれば俺がビビってどっかに行っちゃうと思ったんだろうなあ。
……よかろう――
長門「ふふ……ひゃんっ!?」
提督「…へえ、だらしないかと思ってたが、案外引き締まってるのな」
長門「な、なな、何をする!?」
提督「落ち着けよ、腹撫でただけだろ」
提督「だいたい、これからもっと凄い事するんだから、こんなんで一々声あげてんじゃねーぞ、長門」
長門「え…?も、もっと凄い事?」
提督「さあ、なんだろうなぁ?」
長門「…ひあっ!?」
短いスカートの裾から伸びる、惜しげも無く晒した太ももに手を這わせる。
提督「つーかよ、何だお前のこの格好、誘ってんのか?」
長門「ち、違う…これは…あっ、これは、未来の…んんっ!」
提督「ははっ、素直になれって」
這わせた手を、足の付根に近づけていく。
長門の顔が朱を帯びて、少しばかり抵抗の力が強くなる。
提督「…誘ってんだろ、オイ」
長門「にゃ、ち、違う――」
初春「不潔じゃああああああああああ!」ドガッ
提督「おごっ」
さあそろそろネタばらしかなーなどと思っていた所を襲う、強力な蹴り。
…壁まで吹っ飛ばされた俺が、無様に床に転がる。
………。
調子、乗りすぎた。
長門→ *32/500
………。
ほーん。
いやはや、この糞ニートそういう手に出るか。
そういう態度を見せれば俺がビビってどっかに行っちゃうと思ったんだろうなあ。
……よかろう――
長門「ふふ……ひゃんっ!?」
提督「…へえ、だらしないかと思ってたが、案外引き締まってるのな」
長門「な、なな、何をする!?」
提督「落ち着けよ、腹撫でただけだろ」
提督「だいたい、これからもっと凄い事するんだから、こんなんで一々声あげてんじゃねーぞ、長門」
長門「え…?も、もっと凄い事?」
提督「さあ、なんだろうなぁ?」
長門「…ひあっ!?」
短いスカートの裾から伸びる、惜しげも無く晒した太ももに手を這わせる。
提督「つーかよ、何だお前のこの格好、誘ってんのか?」
長門「ち、違う…これは…あっ、これは、未来の…んんっ!」
提督「ははっ、素直になれって」
這わせた手を、足の付根に近づけていく。
長門の顔が朱を帯びて、少しばかり抵抗の力が強くなる。
提督「…誘ってんだろ、オイ」
長門「にゃ、ち、違う――」
初春「不潔じゃああああああああああ!」ドガッ
提督「おごっ」
さあそろそろネタばらしかなーなどと思っていた所を襲う、強力な蹴り。
…壁まで吹っ飛ばされた俺が、無様に床に転がる。
………。
調子、乗りすぎた。
長門→ *32/500
254: 2014/06/28(土) 23:29:28.54 ID:73MeP+jvo
【6月3週】
雨が降り続く季節。
まあ、そりゃどうしても仕方ない。
俺達は雨が降れば困るが、雨が降らなきゃ困る人もいる。
それに、傘に落ちる雨の音を聞いているのも、案外嫌いじゃない。
と、昇降口に置いていた傘を取ると―そこに立つ、一つの影、…いや、もはや陰。
山城「……………」
提督「…山城?」
山城「……傘、盗まれたわ…」
提督「…………」
山城「……ああ、不幸だわ…」
提督「…入ってく?」
山城「…貴方、方角が全然違うじゃない」
提督「……実は、買い物に行く予定だったから」
山城「……」
提督「だから、な?」
山城「……ありがとう」
提督「…良いよ、相合傘なんて、中々出来るもんじゃない」
山城「……そう」
提督「…もうちょいつめないと、濡れるぞ」
山城「………うん」
肩が触れる。
山城の体温が、伝わってくる。
…ああ。
…やはり、雨も中々悪くない。
初春 *27/500
響 324/500
山城 181/500
長門 *32/500
叢雲 **0/500
コミュ対象、一番コンマの高い娘
初春>>+1
響>>+2
山城>>+3
長門>>+4
叢雲>>+5
274: 2014/06/29(日) 00:33:23.43 ID:swAyY4hLo
全般 正直もうちょい普通にした方が良かったかな、と
――リビング
………。
長門が家事を手伝ってくれた。
ああ、素晴らしいことだ。
…何と素晴らしい…。
提督「素晴らしくねーやい!」
長門「だから言っただろう!」
長門に、俺は掃除をしてくれ、と頼んだ。
なのに、何故か頼む前よりも散らかっている。
これはもはやセンスとかそれ以前の問題だろう。
長門「私には、家事など出来ん!」
提督「…威張って言う事じゃねーっての」
…しかしどうしようこの穀潰し。
その辺に捨ててもまた戻ってきそうだし。
呪いの装備か何かかよ。
長門「…うむ、というわけで私は再び何もしない生活に戻るからな」
提督「自分で言ってて悲しくならんのか」
長門「ならん!」
提督「………」
ダメだこいつ…。
長門「……というか、だな」
提督「あん?」
長門「私の生まれ育った未来は、生きるのに精一杯で」
長門「知らんのだ、糧を得、ただ生きていく以外の生き方を」
提督「へー」
長門「…だから私は、この何もしないでも生きていけるという生活がとても好きなのだ」
提督「俺の都合はガン無視かい」
長門「……うむ」
何がうむだこの似非未来人。
本当に未来人だというのならさっさとバックトゥザフューチャーしてしまえ。
あーもう、本当にこのまま何もせずに居座る気かこいつは――
>>+4
A.…ま、いいか、どうせ何も出来ないのだし放っておこう。
B.それでも無理矢理何かをやらせる。
C.よし、じゃあ身体を差し出せ。
――リビング
………。
長門が家事を手伝ってくれた。
ああ、素晴らしいことだ。
…何と素晴らしい…。
提督「素晴らしくねーやい!」
長門「だから言っただろう!」
長門に、俺は掃除をしてくれ、と頼んだ。
なのに、何故か頼む前よりも散らかっている。
これはもはやセンスとかそれ以前の問題だろう。
長門「私には、家事など出来ん!」
提督「…威張って言う事じゃねーっての」
…しかしどうしようこの穀潰し。
その辺に捨ててもまた戻ってきそうだし。
呪いの装備か何かかよ。
長門「…うむ、というわけで私は再び何もしない生活に戻るからな」
提督「自分で言ってて悲しくならんのか」
長門「ならん!」
提督「………」
ダメだこいつ…。
長門「……というか、だな」
提督「あん?」
長門「私の生まれ育った未来は、生きるのに精一杯で」
長門「知らんのだ、糧を得、ただ生きていく以外の生き方を」
提督「へー」
長門「…だから私は、この何もしないでも生きていけるという生活がとても好きなのだ」
提督「俺の都合はガン無視かい」
長門「……うむ」
何がうむだこの似非未来人。
本当に未来人だというのならさっさとバックトゥザフューチャーしてしまえ。
あーもう、本当にこのまま何もせずに居座る気かこいつは――
>>+4
A.…ま、いいか、どうせ何も出来ないのだし放っておこう。
B.それでも無理矢理何かをやらせる。
C.よし、じゃあ身体を差し出せ。
286: 2014/06/29(日) 00:45:48.03 ID:swAyY4hLo
B.それでも無理矢理何かをやらせる。(*1.5)
提督「…ダメだ」
長門「……むぅ」
提督「なんかやれ、じゃないと家から叩き出す」
長門「…しかし」
提督「…教えてやるから」
長門「え?」
提督「…お前の話の真偽は置いといて、知らないのは本当らしいから」
提督「わからんことは俺が教えてやる」
長門「…教える?」
提督「ああ、それなら良いだろ?」
長門「……」
提督「ほら、いいかまずは洗濯だ、洗濯マスターを目指せ」
長門「……ふふっ」
提督「…何笑ってんだ」
長門「いや…」
長門「…そんな物を教えられるのは初めてだ、と思っただけだ」
長門「よし、この長門がしっかり洗濯をしてみせようじゃあないか!」
提督「そんな決意するもんでもねーと思うがね」
長門「さあ、どこからでもかかってくるがいい!」
提督「…とりあえず、洗濯機の電源入れてみようか」
長門「ほう、奥深いのだな」
提督「…凄く浅いと思うぞ?」
全くもって。
よくわからない奴であった。
長門→ 179/500
提督「…ダメだ」
長門「……むぅ」
提督「なんかやれ、じゃないと家から叩き出す」
長門「…しかし」
提督「…教えてやるから」
長門「え?」
提督「…お前の話の真偽は置いといて、知らないのは本当らしいから」
提督「わからんことは俺が教えてやる」
長門「…教える?」
提督「ああ、それなら良いだろ?」
長門「……」
提督「ほら、いいかまずは洗濯だ、洗濯マスターを目指せ」
長門「……ふふっ」
提督「…何笑ってんだ」
長門「いや…」
長門「…そんな物を教えられるのは初めてだ、と思っただけだ」
長門「よし、この長門がしっかり洗濯をしてみせようじゃあないか!」
提督「そんな決意するもんでもねーと思うがね」
長門「さあ、どこからでもかかってくるがいい!」
提督「…とりあえず、洗濯機の電源入れてみようか」
長門「ほう、奥深いのだな」
提督「…凄く浅いと思うぞ?」
全くもって。
よくわからない奴であった。
長門→ 179/500
292: 2014/06/29(日) 00:52:17.15 ID:swAyY4hLo
【6月4週】
雨が降り続いている。
止む気配はない。
そして、俺は今昇降口に立ち尽くしている。
提督「……傘、盗まれた…」
傘が、どこにも無かった。
そんな時、肩を叩かれる。
提督「…山城?」
山城「どうも、提督くん」
提督「…ああ、どうした?」
山城の手には、2本の傘。
その内一つは、何か見覚えのある――つーか、俺の傘だった。
山城「提督くんの傘、盗んでしまったわ」
提督「……あのなぁ」
山城「ぜひともこのお詫びをしたいのだけれど…」
山城「駅前のトトールなんか、如何かしら?」
提督「…回りくどいことすんなよ」
山城「ふふっ、ごめんなさい」
提督「ホットドッグとコーヒーな」
山城「ええ、わかったわ」
初春 *27/500
響 324/500
山城 181/500
長門 179/500
叢雲 **0/500
コミュ対象、一番コンマの高い娘
初春>>+1
響>>+2
山城>>+3
長門>>+4
叢雲>>+5
305: 2014/06/29(日) 01:13:11.42 ID:swAyY4hLo
やっぱ全編那珂ちゃんの時のような感じで行くべきなのだろうか
――リビング
提督「……」
長門「……ど、どうだ?」
あれから。
色々と教えて、長門は少しは成長したようだ。
再び命じたリビングの片付けは―あくまで前に比べればであるが―概ね満足の行く出来だった。
カドにゴミが残っているとか、ソファーの下を掃除した様子がなかったとか。
そういう細かい事をあげればキリがないが。
それでも、前より確実に良くなった。
長門「…言われたことを…うむ、やってみたつもりだ、ちゃんと」
提督「……ふむ」
長門「………」
判決を言い渡される前の被告人のように、長門はただ俺の言葉を待っている。
…こうして見ると、とても年上には見えないな。
提督「そうだな」
長門「………」
ぴく、と微かに体が震える。
提督「まず、カドにゴミが残ってる」
長門「…うっ」
提督「それからソファーとか机のした、お前ちゃんと掃除機掛けてないだろ」
長門「……うぅ」
提督「細かいことが全く出来てないな」
長門「………そ、そうか…」
………――
>>+4
A.「…まぁでも…良くやったな、ありがとう、長門」
B.「つーことで、やり直し」
C.「…次からは気を付けろよ」
――リビング
提督「……」
長門「……ど、どうだ?」
あれから。
色々と教えて、長門は少しは成長したようだ。
再び命じたリビングの片付けは―あくまで前に比べればであるが―概ね満足の行く出来だった。
カドにゴミが残っているとか、ソファーの下を掃除した様子がなかったとか。
そういう細かい事をあげればキリがないが。
それでも、前より確実に良くなった。
長門「…言われたことを…うむ、やってみたつもりだ、ちゃんと」
提督「……ふむ」
長門「………」
判決を言い渡される前の被告人のように、長門はただ俺の言葉を待っている。
…こうして見ると、とても年上には見えないな。
提督「そうだな」
長門「………」
ぴく、と微かに体が震える。
提督「まず、カドにゴミが残ってる」
長門「…うっ」
提督「それからソファーとか机のした、お前ちゃんと掃除機掛けてないだろ」
長門「……うぅ」
提督「細かいことが全く出来てないな」
長門「………そ、そうか…」
………――
>>+4
A.「…まぁでも…良くやったな、ありがとう、長門」
B.「つーことで、やり直し」
C.「…次からは気を付けろよ」
317: 2014/06/29(日) 01:24:18.99 ID:swAyY4hLo
A.「…まぁでも…良くやったな、ありがとう、長門」(*1.5)
縮こまった長門の、その頭の上に手を置く。
不思議そうに、彼女は俺を見た。
長門「……提督?」
提督「ま、でも…良くやったな」
提督「ちゃんと進歩してるじゃないか、長門」
長門「あ…」
提督「ありがとな、次からも頼む」
提督「…でも、ちゃんと言ったことには気を付けろよ?」
長門「……」
長門「…ああ!任された!」
提督「おう、それじゃ――」
長門「ま、待て、提督よ」
提督「ん?」
長門「…もう少し…その、撫でていてくれ」
提督「……子供かよ」
長門「…う、うるさいな…良いじゃないか」
提督「はぁ…」
本当に。
心は子どものまま、身体だけ大きくなったような奴だな、こいつは。
長門→ 233/500
縮こまった長門の、その頭の上に手を置く。
不思議そうに、彼女は俺を見た。
長門「……提督?」
提督「ま、でも…良くやったな」
提督「ちゃんと進歩してるじゃないか、長門」
長門「あ…」
提督「ありがとな、次からも頼む」
提督「…でも、ちゃんと言ったことには気を付けろよ?」
長門「……」
長門「…ああ!任された!」
提督「おう、それじゃ――」
長門「ま、待て、提督よ」
提督「ん?」
長門「…もう少し…その、撫でていてくれ」
提督「……子供かよ」
長門「…う、うるさいな…良いじゃないか」
提督「はぁ…」
本当に。
心は子どものまま、身体だけ大きくなったような奴だな、こいつは。
長門→ 233/500
318: 2014/06/29(日) 01:36:13.51 ID:swAyY4hLo
【長門―その1】
『…長門』
『……お前に、頼みたい事が…ある』
『…拾ったお前を、今まで育ててきたのは…その為だ』
『……すまないな…こんな人間で』
『…もっと早く、気付けていれば良かったんだが…な』
『……世界を犠牲にしたとて、初春には届かなかった』
『…私は…』
『………そうか、優しいな、お前は』
『…歴史を変えるために必要な知識と、最低限の戦闘知識』
『……拾ったお前に教えられたのは、これだけなのに』
『…こんな私を、父と呼ぶか』
『………地下室に、タイムマシンがある』
『…ん?…そうだ、過去へと跳べる機械だ』
『……それで…それで、私を止めて欲しい』
『…必要ならば、頃してでも』
『……過去の私は…きっと、気付かないだろうから』
『……そうか』
『…ありがとう、長門』
――――――――
夢を見た。
いつも見る夢。
未来での、最後の記憶。
「……義父よ」
「…やはり、貴方は優しかった」
昼に撫でられた場所を、手で触る。
そこだけ、なぜだかぽかぽかしているような、不思議な感覚があった。
艦娘達と過ごすちょっとした学園もの【5周目7月】
319: 2014/06/29(日) 01:37:52.47 ID:V7xLutNeo
浜風よりはセーフだからセーフ(震え声)



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