321: 2014/06/29(日) 01:40:36.69 ID:swAyY4hLo


【7月1週】

劇場版 艦これ
暑い。

雨が止んだと思ったら、途端に暑い。

氏ぬほど暑い。氏ね夏。

響「暑いね…」

提督「……全くだ」

提督「ロシアは涼しかったんじゃないか?」

響「…夏は、それなりに暑いさ」

響「…ただ、こんなに湿気は無かったけどね」

提督「そうか…」

響「…うん、そうだよ」

提督「……暑いと」

響「うん?」

提督「暑いと、意味のない会話しちゃうよなぁ…」

響「……わからないでもないけど」


初春  *27/500
響    324/500
山城  181/500
長門  233/500
叢雲  **0/500


コミュ対象、一番コンマの高い娘


初春>>+1
響>>+2
山城>>+3
長門>>+4
叢雲>>+5

336: 2014/06/29(日) 02:00:17.18 ID:swAyY4hLo
そんときゃどっちも書く 

――スーパー


提督「はぐれるなよ」

長門「…お前、私の事を何だと思ってる」

提督「面白そうな物があったら釣られちゃう子ども」

長門「何だと!?」

例の如く、荷物持ちとして今回も長門を呼び寄せた。

米やら重い物を買おうとすると、どうしても1人で行くのは面倒臭いのだ。

提督「しかし…家族連れが多いな」

長門「そうだな…休日だからか?」

提督「かもな」

子どもを連れた親達が、その子らとカートを一緒に押したりする光景などは中々に平和の極みである。

うむ、世界は今日も平和です。

長門「……しかし、こうも子どもをが多いと、歩きにく――」

「わあっ!?」ドンッ

長門「…お、っと…君、大丈夫か?」

「は、はい…ごめんなさい」

長門「ああ、気にしなくていい…えーと…お母さんかお父さんは…」

「こら、――!ダメでしょ、勝手に走って行ったら!」

「…ごめんなさい」

「……申し訳ありません、もしかして、何かご迷惑を」

長門「いえ、大丈夫ですよ、お気になさらず」

「…そうですか、ありがとうございます」

「ほら、――、行くよ」

「…はーい」

母親に手を引かれて、子どもが去っていく。

それを、後ろから長門がずっと眺めている。

提督「長門?」

長門「…っ、あ、ああ…」

声を掛けると、ぴくんと背中が跳ねる。

提督「何見てんだ、行くぞー」

長門「…提督」

提督「ん?」

長門「……私と、手を繋いでくれないか?」

提督「…は?」


>>+4


A.…何言ってんだ、お前?

B.別にいいけど…。

C.……やだ、恥ずかしいっつーの。

344: 2014/06/29(日) 02:08:21.71 ID:swAyY4hLo
C.……やだ、恥ずかしいっつーの。(*0.5)


提督「…嫌です」

長門「…む」

提督「流石にそれは恥ずかしい」

長門「……良いじゃないか、手くらい」

提督「…あのなぁ」

ほら、と少しだけ食料品の入ったカゴを手渡す。

提督「…手握ってる余裕があるなら、荷物持て」

長門「……わかった」

提督「…後でプリンくらいなら入れても良いから」

長門「…!?ほ、本当か!?」

提督「ああ、そのくらいは別に」

長門「……ふふ、良いな、胸が熱くなる…」

提督「…お前の中でのプリンの立ち位置すげえな」

長門「ふふふ…3個入りプッチンだな…」

……。

どうでもいいんだけど。

多分それ買ったら同居人に食われると思うぞ。

…ま、言ってやらんが。



長門→ 249/500

366: 2014/06/29(日) 21:55:50.47 ID:swAyY4hLo
遅ればせながらまとめありがとう テンプレに入れといたほうがいいのかね


【7月2週】


提督「……………」

叢雲「……何よ?」

提督「…いや、今日は瞑想しないのかなーって」

叢雲「…何で?」

提督「瞑想中に叢雲を触りたい」

叢雲「…………」

提督「…ごめん、嘘です」

提督「…単に気になっただけ」

叢雲「……ま、たまにはサボりたいのよ」

提督「ふーん……」

提督「…まさか、ついに厨二病卒業?」

叢雲「だから厨二病じゃないっていつも…」



初春  *27/500
響    324/500
山城  181/500
長門  249/500
叢雲  **0/500


コミュ対象、一番コンマの高い娘


初春>>+1
響>>+2
山城>>+3
長門>>+4
叢雲>>+5

378: 2014/06/29(日) 22:23:19.88 ID:swAyY4hLo

――屋上

提督「………ぐう」

夏の日差しが容赦なく降り注ぐ屋上。

日を遮る物が何もないそこは、想像よりもずっと暑かった。

これでは昼寝は無理か…。

そう思い、校舎へ向かう扉へ踵を返そうとすると、その扉が開く。

そこから現れたのは、山城だった。

提督「…山城?」

山城「…提督くん?……って、あっつ…」

外に出るなり飛び込んできた強い光と熱気に、山城が手で顔を覆う。

提督「お前も昼寝か?」

山城「…違うわよ、少し気分転換」

提督「屋上でか?」

山城「…景色、見たかったのよ」

提督「ふーん…」

山城「でも…流石にここまで暑いとは思わなかったわ」

提督「…んだな」

中、入るか?と扉を指すと、ええ、と山城が頷く。

扉を潜り、多少は涼しさを感じることの出来る階段の踊り場に座り込む。

提督「…あー…うん、ここで寝るか」

山城「……結局寝るのね」

服、汚れるわよ?と呆れた様子で山城が溜息を吐いた。

提督「ほっとけ」

そんな彼女を無視して、ゴロン、と踊り場に寝転がる。

ひんやりとした床が心地良い。

制服に付いた埃は、払わねばならんだろうが。

山城「…はぁ、人の言う事、ホントに聞いてくれないんだから」

提督「……いいじゃねーか…って、おおっ…?」

山城「……?」

寝転がる俺、そして立っている山城。

そして山城はスカート。

そこから導き出される結論は、白。

山城「………っ!?」

俺の視線の意図に気付いた山城が、スカートの裾を押さえて、真っ赤な顔で座り込む。

やべえ、めっちゃ睨んでる。


>>+4

A.…悪気は無かった。

B.…素晴らしいな。

C.…すまん、もう一回立って貰っていいか?

385: 2014/06/29(日) 22:35:14.58 ID:swAyY4hLo
C.…すまん、もう一回立って貰っていいか?(*0.5)


提督「……山城」

山城「…………」

真っ赤な顔で俺を睨み続ける山城を刺激しないように、なるべく優しい声で言う。

提督「…すまんが、もう一回立って貰っていいか?」

ぺし。

間髪入れず、山城の白い手が転がる俺の頭に飛ぶ。

…あんまり痛くない。

提督「…いや、山城、だから」

ぺし。

ぺしぺし。

何度も無言で飛んでくる殴打。

…からかいすぎたか。

提督「……わかった、すまん、ちょっと調子に乗りすぎた」

提督「…謝るから、な?」

山城「……ばか」

山城「…提督くんのばか」

提督「……うん、もう馬鹿でいいけど」

提督「でも、ほら、見えたこと自体は不可抗力というか」

ぺし。

ぺしぺし。

ぺしぺしぺし。

ふむ。

どうにも、お冠らしい。



山城→ 211/500

394: 2014/06/29(日) 22:53:04.96 ID:swAyY4hLo


【山城―その1】


『……』

『…おお、良い陽気』

『……』

『…って、何だ、先客が居たのか』

『……』

『いやぁ、今日は昼寝日和ですね』

『……』

『…無視ですか』

『……』

『……というか、随分汚れてんな、あんた』

『……』ピクッ

『その思い詰めた顔と良い、まるで今にも飛び降りそうだなー…なんて、あっはっはー…』

『……』

『…なんか言ってくれよ、かるーい冗談なのに』

『……放っといてくれないかしら』

『…………』

『…関係無いでしょう』

『………はぁ』

『…ほれ』

『………?』

『顔くらい拭け』

『…いらないわよ』

『良いから持っとけって』

『…そんで…それ、ちゃんと返しにこい』

『え?』

『良いか、ちゃんと自分で俺の所に持ってくるんだぞ』

『………意味がわからないのだけれど』

『…いや』

『顔が好みだったもんでな、そんだけだよ』

『……はぁ?』

『じゃ、そういう事で』

『…ちょっと、貴方…!』

『………行っちゃった』

『……ハンカチ……返さないと、ダメでしょうね……』

『……不幸だわ』

398: 2014/06/29(日) 23:04:30.92 ID:swAyY4hLo


【山城―?】


「…うむ、いやいや、私としたことが予習不足だったな」

「人間関係に関しては色々と勉強して来たんだがなぁ」

「……しかし義父さんの学生時代の知り合いはこう…」

「…見事に女ばかりだな」

「……まあ良い、今はとにかくあの山城とやらを調べなければ」

「…データベースデータベース…、よし、検索だ」

※提督に関する人間やら出来事やらをまとめたタブレット型のデータベース。未来っぽい道具。

「………おお、あったあった」

「いやはや、こういう失念は避けねばな」

「何がミスに繋がるか……」

「………ん?」

「…………」

「………おいおい…」

「…そりゃ、私も覚えてないわけだ」

『山城』

『中学時代、いじめを苦にして自殺』

『―享年14歳』

408: 2014/06/29(日) 23:12:28.22 ID:swAyY4hLo


【7月3週】


提督「夏休みだ!」

長門「……ふ、私は毎日が休みだがな」

提督「………」

長門「……軽いジョークじゃないか、睨まないでくれよ」

提督「……まあ」

提督「お前も前に比べたら働くようになったしな」

長門「…ああ、そうだろう?」

提督「うん、偉い偉い」

長門「よし、ほら、疲れた私の肩を揉め」

提督「………」ゲシッ

長門「あうっ」



初春  *27/500
響    324/500
山城  211/500
長門  249/500
叢雲  **0/500


コミュ対象、一番コンマの高い娘


初春>>+1
響>>+2
山城>>+3
長門>>+4
叢雲>>+5

425: 2014/06/29(日) 23:58:44.73 ID:swAyY4hLo


――リビング


提督「…あー…疲れた」

叢雲「あら、おかえり」

提督「…叢雲か、あれ、バイトは?」

叢雲「今日は休み、よ」

珍しく、リビングのソファーに転がっているのは叢雲だった。

本来いつもそこにいる人間は、言うまでもなく長門である。

提督「アレは?」

叢雲「んー、蹴り出したわ」

提督「…手厳しいことで」

叢雲「そうでもないわよ、…座る?」

寝ていた身体を起こして座り、ソファーに俺の座れるだけのスペースを作る。

提督「んじゃ、失礼して」

叢雲「…何か飲むかしら?」

提督「そうだな、言われてみれば、喉乾いたかも」

叢雲「そ、じゃ、はい」

言って、飲みかけのペットボトルを差し出す。

叢雲「残り、全部飲んで良いわよ」

提督「…お、おう」

…こいつは、間接キス的なアレを気にせんのじゃろうか。

しかしここであまり躊躇っているのも何なので、半分より少ないくらいの量が残っているペットボトルを一気に飲み下した。

叢雲「いい飲みっぷりね」

提督「……思ったよりも喉が乾いてたみたいだ」

あら、なら丁度よかったわね、と叢雲が笑う。

…やはり、この叢雲。

他の2人と違って、こう…普通に美少女である。

長門はアレだし、初春も結構アレだし。

だが叢雲だけは、超能力者とか言い出すのに違和感を感じる。

提督「なあ、叢雲」

叢雲「何よ?」

提督「お前、超能力使えるの?」

叢雲「ええ、使えるわ」

………うーむ。

これなんだよなぁ。


>>+4

A.そういうの、お前だけでもやめたらどうだ?

B.…いい加減、飽きないか?

C.……ま、これも個性かね。

431: 2014/06/30(月) 00:11:55.85 ID:sZJVN0h4o
A.そういうの、お前だけでもやめたらどうだ?(*1.0)


提督「なあ」

叢雲「?」

提督「…そういうの、お前だけでもやめたらどうだ?」

叢雲「…ふふっ」

至極真面目に言ったつもりなのだが、何故か叢雲はその言葉に吹き出した。

提督「…」

叢雲「…やめられないわ、本当の事だもの」

提督「本当の事、ねぇ」

叢雲「ええ、本当よ」

提督「……」

叢雲「そう変な顔をしないで」

叢雲「きっと、じきにわかるから」

提督「……はぁ」

提督「お前らが言うのは結局それだけだなぁ」

叢雲「しょうがないじゃない、こう言うしか無いの」

提督「…まーいいや」

提督「ちゃんと卒業するんだぞ」

叢雲「…貴方も貴方で、頑なよねぇ」

どうしてこう。

変な奴しか居ないんだ、うちには。



叢雲→ *13/500

448: 2014/06/30(月) 19:56:45.55 ID:sZJVN0h4o


【7月4週】


朝。

叢雲「行ってくるわね」

提督「おう」

バイトへ向かう叢雲を見送る。

昼。

初春「今日は冷やし中華じゃ」

提督「お、良いねぇ」

長門「私の分にきゅうりしか載ってないぞ!?」

飯を食って、少し勉強。

夜。

叢雲「ただいま」

提督「おかえり」

長門「遅い!腹が減ったぞ!」

叢雲「……」ゲシッ

長門「あうっ」

叢雲が帰ってきて、4人で飯。

そんな夏休み。平和です。


初春  *27/500
響    324/500
山城  211/500
長門  249/500
叢雲  *13/500


コミュ対象、一番コンマの高い娘


初春>>+1
響>>+2
山城>>+3
長門>>+4
叢雲>>+5

455: 2014/06/30(月) 20:20:40.96 ID:sZJVN0h4o


――喫茶店


ぶくぶくぶくぶく。

提督「………」

ぶくぶくぶくぶくぶく。

提督「………」

どうしたものか。

先程よりひたすらストローからアイスコーヒーに向かって息を送っているのは山城。

『私は不満です』という言葉を顔全体に貼り付けて此方を睨んでいる。

ぶくぶくぶく。

…しかし、怒り方が子供っぽい。

そうやってぶくぶくさせるのは行儀が悪いからやめなさい。

…さて、いや。

何故こんなに怒っているか、というと――

『よ、山城』

『はあっ…はぁっ…ご、ごめんなさい、提督くん、待たせた…わよね?』

『ん、ちょっとな』

『…余裕を持って出たのだけれど…向かう先向かう先、信号に引っかかって…』

『ああ、気にすんなって、別にデートってわけでもないし』

『……え?』

『いや、昨日も言ったけど買い物に付き合って欲しいってのはな、初春に贈るプレゼントをさ――』

――――……

この会話の後に機嫌を損ねてしまったのである。

…流石になんでだろう?と思う程に鈍感ではないけどな。

でも、ちゃんと誘う時に伝えたはずだ。

……嬉しくて聞いてなかったとか?まさかな。

さてもさても。こうして山城の機嫌は悪いままである。

ぶくぶく。

うむ、なんとかして機嫌を直して欲しいが。

どうするか――


>>+4


A.本当はデートのつもり、ちょっと恥ずかしくて理由が欲しかった。

B.まあ、そんなに怒るなよ。

C.…ちゃんと伝わってなかったみたいで、ごめんな。

461: 2014/06/30(月) 20:37:47.76 ID:sZJVN0h4o
B.まあ、そんなに怒るなよ。(*0.5)



提督「まあ、そんなに怒るなよ」

山城「…………」

しかし無言。

返ってきたのはぶくぶくだけ。

提督「山城ー」

山城「…………ケーキ」

提督「お?」

山城「……ケーキ、奢ってくれたら良いわよ」

提督「………」

…理不尽であろう。

正直、俺は何もしていないというのに。

なぜケーキをわざわざ奢って機嫌を直さねばならんのだ。

提督「…はぁ、わかった」

…ま、そんくらいはいいか。

折角休日に呼んだんだ、そのくらいは。

提督「すんません、このケーキ…カップルセットで」

「はいー」

山城「……!??」ガタッ

提督「良いじゃないか、俺も食いたいし、こっちのほうが安い」

提督「ま、そんかわりフォークが1本しか無いが」

山城「な、なな、何をっ…!?」

提督「はっはっはー」

…よし。

山城がやっと反応してくれた。

俺の勝ちである。

…しかし、頼んだはいいがどうやって食おう、カップルセット。


山城→ 250/500

引用: 【艦これ】艦娘達と過ごすちょっとした学園もの★4【安価】