414: 2014/08/09(土) 01:08:33.54 ID:HVc06xLfo


【5月1週】

劇場版 艦これ


ゴールデンウィークだ!

レジャーにスポーツ、楽しいことがいっぱいあるぞ!

提督「…だというのに」

朧「…どうしました、先輩?」

提督「なぜ俺はゴールデンウィークに文芸部の活動なんかをしているんだ!」

朧「……暇ですからね」

そう。

暇なのだ。

両親、日頃の疲れを癒やすという名目のごろ寝。

村雨、家族で旅行。

潮ちゃん、部活。

…だから、此処に来るくらいしかなかった。

提督「…というか、お前だってもれなく暇人じゃないか朧!」

朧「……先輩が一人だと寂しいかなと思ったまでです」

朧「…邪魔なら帰りますよ?」

提督「あ、待ってごめん、ほら、ここにボッキーがあるから機嫌を…」

朧「…そんな名前でしたっけ、そのお菓子…」



コミュ対象>>+4


潮     *38/500
村雨   **0/500
鳳翔   *99/500
朧     *84/500
武蔵   **0/500

454: 2014/08/10(日) 00:35:03.41 ID:5LPgFM7So


――文芸部部室


提督「…ふぁ…」

安っぽいパイプ椅子に座り、背伸びをする。

…暇だ。

時計を見ると既に4時。

いつもならこの時間には来ているはずの朧が来ない。

提督「……ふーむ」

椅子の背もたれに体重をかけて、ぐでんと天井を見る。

ギッ、とパイプ椅子が鳴った。

武蔵「何だ、暇そうだな」

提督「どひゃああ!?」

武蔵「…おい?」

どんがらがっしゃん。

声に驚き、思わず椅子から転がり落ちる。

提督「…む、武蔵さんじゃないすか!」

武蔵「…そうだが…」

窓から顔を此方に出していたのは武蔵さん。

長い丈の学ランを羽織った、男らしい格好をしていた。

提督「いやーどもっす…な、何か御用っすかね」

武蔵「ん、用という程でもないが…まだ応援団の奴らが集まっていなくてな」

暇なんだ、とグラウンドを指さして笑う。

指した先には、確かにまだいつもの荒くれ者どもの姿は見えない。

提督「そーなんすか、でも、えー…何故ここに」

武蔵「暇潰しだよ、暇潰し」

どうだ、少しくらい付き合ってくれないか―と俺に尋ねる武蔵さん。

えー………――――



>>+4

A.丁重にお断りする。

B.嫌そうにお断りする。

C.俺も暇だしいいか。

466: 2014/08/10(日) 00:52:45.93 ID:5LPgFM7So
C.俺も暇だしいいか。(*1.5)


朧は―来ない。

……うーむ。

提督「…はい、いいっすよ、俺も暇ですから」

武蔵「…そうか、うん、それは良かった」

窓にもたれた武蔵さんの表情が緩む。

武蔵「よし、それならまず…その言葉、何とかしてくれないか?」

提督「言葉…っすか?」

武蔵「それだよ…同い年だ、敬語など不要さ」

提督「…あー…えっと…」

武蔵「だいたいお前は男じゃないか、それなのに何だその卑屈な態度は」

提督「…わかり―あー…わかったよ、武蔵さ…武蔵」

武蔵「うむ」

よし、とサムズアップをした武蔵は、俺より余程男らしい。

武蔵「では…そうだな、お前は文芸部なのだろう?」

提督「うん、見ての通りな」

武蔵「おすすめの本なんかはないか?」

提督「…本、か…」

……しばらく考えて、本棚から一冊の本を抜き出す。

武蔵「………む?」

武蔵の怪訝な顔。

提督「ブラックジャッ○だ」

武蔵「……」

半眼で向けられた瞳。

お前ホントに文芸部か?

そんな言葉の篭められた視線だった。



武蔵→  132/500

467: 2014/08/10(日) 00:59:49.72 ID:5LPgFM7So


【5月2週】


村雨「おはよー!」

提督「おはよ…朝から元気だなぁ、お前」

村雨「提督が元気なさすぎるだけだってー!」バッシバッシ

提督「痛い痛い」

村雨「朝から元気良くいきましょーう!」

提督「うーい…」



コミュ対象>>+4


潮     *38/500
村雨   **0/500
鳳翔   *99/500
朧     *84/500
武蔵   132/500

478: 2014/08/10(日) 01:15:05.13 ID:5LPgFM7So


――教室


村雨「…じー」

俺の机を囲んで村雨との昼食。

その中、村雨の視線がひたすらに俺の弁当を捉える。

提督「もご……何だよお前」

村雨「…おばさんの料理、相変わらず美味しそー」

提督「……ぬ、やらんぞ」

自慢じゃないが、うちの母親の料理は美味い。

そして、こいつはそれを知っている。

…だが、食べ盛りの男子高校生の昼食。

ただでさえ全て食べても足りるかどうかというレベルなのに、人にやる分など残っていようはずもない。

村雨「えー!けちー!」

村雨「いいでしょ?私の分もちょっとあげるからさ、ね?」

提督「んー…」

ほらほら、と村雨が自分の弁当箱を差し出す。

…確か、自分で作っているんだっけか?

女の子らしい、彩りに良く気を使われた見目美しい弁当だった。

……ちなみに俺のは茶色。こっちの方が美味いんだよ。

…さて――――


>>+4


A.やらぬ。

B.弁当箱の蓋の上におかずを置く。

C.開いた口に、箸でおかずを突っ込む。

484: 2014/08/10(日) 01:29:41.50 ID:5LPgFM7So
C.開いた口に、箸でおかずを突っ込む。(*1.5)


村雨「ねーねー、ちょーだいって…むぐ―っ!?」

半開きの口に、唐揚げを突っ込む。

驚きに目を見開いて、村雨が此方に抗議の視線を向けた。

村雨「むぐ…な、何するのよ!」

提督「はっは、おかずが欲しいというから…」

村雨「そ、そーゆー事じゃなくてね!…えと、あの…間接……ス」

ぼそぼそと、だんだん小さくなっていく声。

最後の方は殆ど聞こえない。

提督「…?何だ、なんて?」

村雨「…うー…!す、少しは気にしなさいよー…」

提督「……んー…?まあいい、お前の弁当も貰うぞ」

一番目立つハンバーグを箸で半分に割って、遠慮なく頂く。

村雨「あー!ちょ、ちょっとー!」

提督「もご…うん、美味い美味い」

村雨「私のおかずー…」

提督「はっは」

そんなこんなで。

益あるおかず交換会であった。



村雨→  *15/500

487: 2014/08/10(日) 01:36:03.14 ID:5LPgFM7So


【5月3週】


武蔵「…暇そうだな」

提督「違いない、暇だよ」

武蔵「…私らからするとよくわからんのだが、文化部というものは普段いつもそうやってのんべんだらりとしているのか?」

提督「んー…俺が一年の頃は、もうちょい真面目に活動してたかな」

武蔵「というと?」

提督「文集とか、定期的に発行する図書館の新刊の一言感想書いたり」

武蔵「…なぜ、今はしていない?」

提督「先輩いなくなって、俺が一番偉くなったから」

武蔵「…はぁ…いやはや、なんというか…」

武蔵「呆れて何も言えないな」

提督「…仕方ないだろ、本読むの好きじゃないんだよ」

武蔵「…?では何故文芸部に?」

提督「……三年の先輩がめっちゃ可愛かった」

武蔵「……はぁ」

提督「しゃーねーだろー!そういう時期なんだよー!」



コミュ対象>>+4


潮     *38/500
村雨   *15/500
鳳翔   *99/500
朧     *84/500
武蔵   132/500

496: 2014/08/10(日) 02:01:12.53 ID:5LPgFM7So


――資料室


提督「先生、資料…まとめ終わりました」

鳳翔「ありがとうございます、提督くん」

埃っぽい空気の資料室。

普段立ち入ることの無いその場所を見回す。

提督「…資料、多いですねー」

鳳翔「ええ…」

あまり整理されていませんから―と、鳳翔先生が嘆息をする。

鳳翔「ですから、きっと一人でやっていたら大変でした、ごめんなさいね、提督くんにも都合があるのに」

提督「いえいえ!いーんですよ!お気になさらず!」

そう、現在時刻は放課後。

本来ならば部活もない今日は俺はとっくに帰っているはずの時間だ。

だが昇降口に向かう途中、資料を抱えた先生に会い。

それを持ってあげるついでに事情を聞き、ならば手伝いますと申し出たのである。

提督「いやー…でもホント、ここは掃除くらいした方がいいですよね」

鳳翔「そうなのです…でも、ここの掃除を生徒にさせるわけにもいかなくて…」

中々難しい扱いになっているようだ、鳳翔先生が嘆息する。

言われてもう一度資料室を見渡してみる。

…あ。

提督「あの…先生」

鳳翔「あら」

すっかり棚に戻し終えたと思っていた資料が、一部だけ机に残っていた。

俺の指の先、それを鳳翔先生が拾い上げる。

提督「ああ、俺が戻しますよ」

鳳翔「いえいえ、提督くんにずっと任せてましたから、このくらいは」

まあ、何もしてないも同然ですけど―と些か申し訳無さそうに笑い、棚へと手を伸ばす。

しかし、不幸にもその資料を収める場所は最上段で、微妙に先生の手が届かない。

提督「大丈夫ですか?」

鳳翔「…ええ、えっと…あったあった、ここに脚立が…」

と言って、奥から引きずって来た小さな脚立。

それに足を掛け――

鳳翔「きゃっ!?」

提督「先生!?」

壊れていたのか、脚立の足が揺らぎ、先生がバランスを崩す。

俺は先生を助けようと――

>>+4

A.飛び込んで、勢い余ってそのまま先生を床に倒してしまった。

B.先生を背後から抱きすくめた。

C.うまく先生の下敷きになる形で助けることが出来た。

506: 2014/08/10(日) 02:18:09.04 ID:5LPgFM7So
C.うまく先生の下敷きになる形で助けることが出来た。(*1.0)


提督「いっ…!」

鳳翔「提督くん!?」

ドスンと大きな音がして、床に溜まった大量の埃が舞う。

ヘッスラのような形で突っ込んだ俺の背中に、上手く鳳翔先生が腰掛けていた。

鳳翔「だ、大丈夫ですか!?」

提督「…へ、へーきっす…のーぷろぶれむ」

鳳翔「でも…って、あ、い、今どきますね!」

背中に乗っかった鳳翔先生の柔らかい尻が遠ざかっていく。

…違う、疚しいことなんて考えていない。

鳳翔「……本当に大丈夫ですか?」

立ち上がり、二人、服についた埃を払う。

提督「ええ、平気です」

鳳翔「…ごめんなさい、迷惑を掛けてしまって」

提督「いいんですよ、まさか脚立が壊れてるなんて思いませんよ」

全くこの不良品め、と脚立を蹴り飛ばす。

からん、と金属音と共に、床に転がった。

鳳翔「ダメですよ、そんな事をしては」

提督「…あ…いえ、すいません、この脚立の野郎が先生をこんな目に合わせたんだと思うとつい腹が…」

鳳翔「あら、ふふ…」

そんな言葉に、鳳翔先生の表情が綻んで。

同時に向けられた視線にどこか恥ずかしくなって。

俺はもう一度、脚立を蹴ってみたのだった。


鳳翔→  168/500







507: 2014/08/10(日) 02:25:27.98 ID:5LPgFM7So


【5月4週】


潮「…んしょ…っと、あの、お兄さん」

提督「ん、どした、潮ちゃん?」

潮「はい、えと……お、お菓子、作ってみたんですけど…その」

提督「おお、クッキーじゃないか」

潮「は、はい!それで、良かったら…」

提督「あぐっ」

潮「食べて―って、もう食べちゃってる!?」

提督「うむ…」

潮「あの、味、おかしくないですか…?」

提督「美味い!」テーレッテレー

潮「…ほっ」



コミュ対象>>+4


潮     *38/500
村雨   *15/500
鳳翔   168/500
朧     *84/500
武蔵   132/500

541: 2014/08/13(水) 11:45:22.34 ID:+upCE2Bjo
――リビング

提督「ぐが……あぐー……」

潮「…だ、大丈夫ですか?」

提督「…痛い…」

女の子である潮ちゃんが筋トレをしている。

ならば男である俺も負けるわけにはいかない。

そんな訳で俺も筋トレを始めた。

……こういう場合。

ちょうどいい回数というのがわからない。

やれるだけやろうと無駄に張り切ってやってしまう。

その結果。

提督「腕めっちゃぷるぷるする…」

潮「お兄さん…」

あー頑張った!と思って立ち上がろうとしたらコケて立ち上がれない。

全身の筋肉が痛い。

…俺のような奴を馬鹿というのだろう。言われなくても自覚しているが。

提督「……ぐ…」

しかしこのまま潮ちゃんの前でみっともない姿を晒し続ける訳にはいかない。

男の意地である。

もう一度立ち上がろうと腕に力を込める。

提督「……」ベチャッ

…無理でした。

再び床に転がる俺。

潮「む、無理しちゃダメですよ!」

…うむ、みっともない。

しょうがない、しばらくじっとしていよう。

…そんな事を考えた時だった。

うつ伏せに寝転んだ俺の背に、潮ちゃんが跨る。

提督「う、潮ちゃん!?」

柔らかいぞ!?…じゃなくて、何を!?

潮「あ、えっと…その、マッサージでも…と」

潮「ぶ、部活で慣れてますから…」

豊満な身体を感じる。

上を見たらきっとたわわなアレが俺の頭の上くらいにあるはずだ、ちくしょう首180°くらい回転してみろよちくしょう!

…じゃねえ、いや、マッサージ、うん、やって欲しいけどさ。

うーん…――――


>>+4

A.…お願いするよ。

B.…いや、あの、身体が…。

C.……大丈夫、放っといて。

546: 2014/08/13(水) 11:59:04.95 ID:+upCE2Bjo
A.…お願いするよ。(*1.5)


…言っておくが不純なアレは全くない。

俺はただ潮ちゃんの好意に甘えたいだけなのだ。

そう、不純なアレはない!

提督「じゃあ…お願いするよ」

潮「はい!えっと…失礼しますね」

潮ちゃんの手が俺の背中に触れる。

ああ、気持ち――

提督「痛ぁっ!?」

潮「ご、ごめんなさい、でも、強くしないと…」

提督「あ、あはは…そうだよね、マッサージだしね痛ァ!?」

潮「…ごめんなさい」

謝りながらも、潮ちゃんの力は緩むことがなった。

悲鳴をあげながら、年下の女の子に揉まれるという姿を晒した俺。

…恥ずかしい。

確かにマッサージは上手いのだろう、終わったら身体が嘘みたいに軽くなっていた。

すげー痛かったけど。




潮→  153/500

艦娘達と過ごすちょっとした学園もの【9週目6月】


547: 2014/08/13(水) 12:01:26.90 ID:meOFnQUEo
この提督は本当に残念だな!

引用: 【艦これ】艦娘達と過ごすちょっとした学園もの★7【安価】