548: 2014/08/13(水) 12:08:06.25 ID:+upCE2Bjo


【6月1週】

劇場版 艦これ


村雨「……むぎゅー」

潮「………ん…」

提督「………」

我が家のリビング。

見知ったはずの場所であるそこが、おかしい。

何がおかしいって、村雨が潮を抱きしめている。

いつの間に百合ん百合ん空間になったのだうちのリビングは!?

提督「…何やってんだ、村雨」

村雨「…あらら?帰ってたの?」

提督「ついさっき…で、何やってんだよ」

村雨「えへー、潮ちゃんがいい匂いするからー」

潮「…よ、よくわからないのですけれど…」

提督「……マジか!?じゃあ俺も抱きしめていい!?」

潮「……!?そ、それはちょっと、あの…」

提督「…しゅん」




コミュ対象 直下


潮     153/500
村雨   *15/500
鳳翔   168/500
朧     *84/500
武蔵   132/500

554: 2014/08/13(水) 12:32:18.23 ID:62fC1Ytno


――部屋


提督「くあー………」

宿題終了。

時計を見る、23時30分ちょっと。

ふむ…少し早いかもしれんが、寝るかね。

起きててもやること無いしなぁ…。

提督「お、そうだ」

潮ちゃん、起きてるかな。

こんな時間に失礼かもしれないけど、何か話したいな。

…ま、もし起きてたら、お願いしてみようか。

なんてことを考えて、潮ちゃんの部屋の前まで歩いて行く。

2階は、潮ちゃんの部屋と俺の部屋、その2部屋を隔てるように物置と化した空き部屋がある。

その空き部屋を超えて、潮ちゃんの部屋の扉へ。

ノックをしようと手を伸ばした時――

『んっ……!』

提督「……?」

やたらと甘い声が聞こえた。

……?

伸ばした手を引っ込めて、代わりに耳を近づける。

提督「なんだ…?」

『…やっ……ふ…あっ!』

『おに……ん、だめっ…ですぅ…』

『……んんっ!』

提督「…………………」ダラー

あかん。

あかんてこれ。

なんやねんほんともう。

俺が悪いんでしょうか。

……………え、えと――――


>>+2


A.ノックしてみる。

B.……か、帰る。

C.呼び掛けてみる。





559: 2014/08/13(水) 12:41:39.84 ID:62fC1Ytno
B.……か、帰る。(*0.5)


…オーケー。

俺は何も聞いていない。

ずっと部屋にいた。そうだな?

提督「…すまん、潮ちゃん…」

今度からはこんな時間に部屋を訪れる事はしません。

そんな決意を胸に、俺は部屋の前を立ち去――

『……んっ…あっ…』

提督「………こほん」

立ち去ったのであった。

非常に心臓によろしくありませんでした。



潮→ 181/500

561: 2014/08/13(水) 12:45:22.84 ID:62fC1Ytno


【6月2週】


潮「あ、お兄さん、おはようございます」

提督「おおおおおはよう潮ちゃん!」

潮「……?どうしました?」

提督「何でもなかりけりだよ!」

潮「……お兄さん?」ススッ

提督「……」ササッ

潮「……?」ススッ

提督「……」ササッ

潮「…何で距離を取るんですか?」

提督「き、気のせいじゃない?」

潮「……?」




コミュ対象 >>+2


潮     181/500
村雨   *15/500
鳳翔   168/500
朧     *84/500
武蔵   132/500

587: 2014/08/14(木) 17:21:08.41 ID:USUmGYwlo

――私室


村雨「こーんにちはー!」

提督「うおっ!?」

休日、部屋でゆっくりと過ごしていた時。

急に扉が開かれる。

ベッドに寝転んだまま目をやると、脳天気そうなツインテールが立っていた。

村雨「や、提督!」

提督「……お前なー…ノックくらいしろよ!びっくりするだろ!」

村雨「むむ、まさかー…この村雨さんには言えないような事を致していたのかなっ?」

提督「ちげーよ!」

村雨「ホントかなー?ふふふー」

提督「…はぁ…で、何か用か?」

ニヤニヤ笑う村雨が非常にうざったい。

さっさと用件を言って帰ってくれ。俺の休日を邪魔するな。

村雨「…冷たいなー、そんなんじゃ女の子にモテないよ?」

提督「ほっとけ」

村雨「でもでも、私は提督を見捨てたりしないから、安心してね?」

提督「…用件」

村雨「…ぶー、もうちょっと反応してくれたっていいじゃない」

提督「……俺は休日を満喫したいの」

村雨「あ、それなら丁度良いと思うわよ!」

提督「…あん?」

村雨「暇だから、良かったら一緒に出かけましょー!って言いに来たから!」

提督「……」

…なるほど。

つまりこいつも暇だったのか。

……一緒に出かける、ねぇ――


>>+4


A.まあいいか。

B.否、断固として俺は引きこもる。

C.嫌だ。


601: 2014/08/14(木) 22:46:56.30 ID:ALn+gXBso
A.まあいいか。(*1.5)


まあいいか。

うん。俺も暇だし。

提督「良いぞ、それじゃ行こうか」

ベッドから起き上がりそう言うと、村雨が少し驚いた表情でこちらを見た。

提督「……なんだ」

村雨「…もうちょっとゴネるかと思ってた」

提督「お前な…行かねーぞ」

村雨「あーうそうそっ!うそだから!」

いこいこ、と手を引っ張る村雨。

それを手で制す。

提督「いや、行くけどさ…流石にジャージのままじゃあな」

村雨「あ、そっか…着替えないとね!」

手に掛かった力がなくなる。

それはいいんだが、一向に出て行く気配がない。

村雨「お出かけお出かけー♪」

身体を揺らして待っている。

提督「…着替えられないんだけど」

村雨「……?なんで?」

提督「……お前、俺の着替えずっとそこで見てる気か?」

村雨「へ?……~~っ!?」

やっと言いたいことに気付いてくれたらしい。

顔が耳まで一気に紅くなる。

提督「さって脱ぐかなー」

村雨「ま、まったまったー!」

どたどた。

そんな擬音がぴったり当てはまるような慌てた様子で、村雨は部屋の扉の向こうに消えていった。

…勝った。

はて、何の勝負だろうか。



村雨→ 153/500

603: 2014/08/14(木) 22:57:11.16 ID:ALn+gXBso


【6月3週】


鳳翔「…提督くん」

提督「はい」

鳳翔「……」スッ

鳳翔先生が、無言で机に紙を置く。

職員室の机を汚くしている先生が多いのに、鳳翔先生の机は綺麗だな。

そんな事を思った。

鳳翔「…提督くん」

提督「…はい」

意識を飛ばしていた俺を諌めるように、もう一度先生が呼ぶ。

続けて、とんとんと紙の上を指で叩いた。

紙の内容が目に入る。

『古典小テスト――0点』

ゼロ。

インド発祥の、最も美しいとされる数字。

この一文字で彩られた答案は、まるで古代の芸術に通づる物があるな。

提督「…美しい、ですね」

鳳翔「今日の放課後、再試です」

提督「……はい」

ごまかせなかった。


コミュ対象 >>+4


潮     181/500
村雨   153/500
鳳翔   168/500
朧     *84/500
武蔵   132/500

617: 2014/08/14(木) 23:16:22.80 ID:ALn+gXBso


――文芸部室


武蔵「…ふむ、となると本土編では自生してる日本刀の扱いはどうなるんだろうな」

提督「わからないな…しかし、丸太はきっと活躍すると思うぜ?」

朧が中々来ない日は、いつしかこうして武蔵と暇潰しで話をすることが多くなった。

話題は…色々だ。

漫画だったり、ドラマだったり、音楽だったり。

提督「…こうしてみると」

武蔵「うん?」

提督「…いや…武蔵も普通の人なんだな、って思ってさ」

武蔵「…何だ、その言い方は」

酷いな、と武蔵が眉をしかめた。

提督「なんつーか…なんだろうな、武蔵ってもっと人間離れしてるのかと」

武蔵「……おい」

提督「気を悪くするなよ…えー…ほら、女子なのに応援団長とかやっててさ」

提督「んー…めっちゃ凄い人で、俺とは考え方とか全然違うんだろうなって思ってた」

武蔵「…考え方、ね」

提督「ああ…だけど実際は同じドラマ見てたりさ、結構普通の人だったな、武蔵も」

武蔵「当たり前だろう」

失礼だな――表情を変えずに武蔵が続ける。

武蔵「私だって流行りのドラマや音楽には興味があるさ、女子高生だぞ?」

提督「ぷっ…」

武蔵「…おい」

提督「あ、ああいやすまん、今の発言が余りにも…その、武蔵のイメージとかけ離れてたもんで」

武蔵「………うーむ…」

流石にへこむぞ、と腕を組んで、窓に身体を被せるように寄りかかった。

武蔵「…全く、…何だってそんな事を言うんだ」

武蔵「だいたい、私にだって女子高生らしいところくらいある」

提督「…ってーと?」

武蔵「ん、…そうだな、家事は人並みにこなせるぞ」

武蔵「それから…カラオケとかも、うむ、割りと好きだ」

ひとつひとつと指を折りながら言う。

武蔵「あと……あー…こ、恋…とかにも、興味があったり…する」

言っていて恥ずかしくなったのか、その声は段々と小さくなっていった。

…恋、か。


>>+4

A.お相手は募集してないのか?

B.似合わねー。

C.…意外だな。

628: 2014/08/14(木) 23:35:02.55 ID:ALn+gXBso
C.…意外だな。(*1.0)


提督「…意外だな」

武蔵「…別によかろう」

提督「や、そりゃ批判してるわけじゃねーが」

あの男の列の先頭で誰よりも声を出している武蔵が恋、とは。

…イメージ出来んな、どうにも。

提督「…しかし、高3で恋に焦がれるというのもな」

武蔵「うるさい、……仕方ないじゃないか、ちょっと良いと思っても声をかけたら逃げていくのだから」

提督「……なるほど…うーん…」

武蔵の評判を鑑みれば…うん、わからんでもない。

俺も初手はあんな感じだったし。

多分校内声を掛けて欲しくない人ランキングにはランクインするだろうしな。

提督「ま、安心しろ武蔵」

武蔵「…何がだ?」

提督「俺は逃げないぞ!」

武蔵「なっ…!?」

提督「いつでも告白募集中だ!どーんと来い!恋だけに!」

武蔵「……じょ、冗談は選べ!」

提督「はっは!」

…冗談か、と言われればあながちそうでもないのだが。

実際に告白は募集中である。

具体的に言うと17年間とちょっと。

武蔵「…それじゃあ、私は行く」

提督「おう、またなー」

武蔵「…『また』…か」

提督「ん?」

武蔵「いいや、何でもないよ…またな、提督」

そう言って振り返る前。

武蔵の顔は笑っていたような気がした。


武蔵→ 199/500


633: 2014/08/14(木) 23:40:40.30 ID:ALn+gXBso


【6月4週】


提督「……おぼろー」

朧「なんですか」

提督「…勉強教えて…」

朧「……先輩は…先輩ですよね?」

提督「大丈夫!2年の範囲だから!」

朧「……………」

提督「露骨に嫌そうな顔しないでー!」

朧「…馬鹿ですねー、ほんとに」

提督「馬鹿だよ!悪いかよ!」

朧「開き直るのは悪いですよ?」

提督「マジレスいくない!」

朧「あ、これを代入です…代入、わかりますか?」

提督「流石にわかるよ!」




コミュ対象 >>+4


潮     181/500
村雨   153/500
鳳翔   168/500
朧     *84/500
武蔵   199/500

643: 2014/08/15(金) 00:01:36.41 ID:9PFIyTono


――資料室


提督「…あれ?どうしてこの場所なんですか?」

補修、ということで連れて来られたのは、この前整理を手伝った資料室。

鳳翔「ああ…実は、この場所を管理してるの、今、私なんですよ」

提督「……え?」

鳳翔「えっと…ですね、この前使って、余りにも汚かったので、掃除してもいいですかって教務の先生に言ったんです」

鳳翔「そしたら快諾してくれて…それで、これからも良ければお願いしたいって言われたんです」

ほら、と自分用のキーホルダーに収まった資料室と書かれた鍵を俺に差し出す。

辺りを見回すと、確かに以前より格段に清潔度が違う。

床や本に積もっていた埃も無くなっている。

鳳翔「と、言うわけで…時間を気にせず、補修できますよ?」

提督「……いやー…あはは…うれしーなー」

鳳翔さんとふたりっきりだー。

勉強というおまけがなければ最高だー。

鳳翔「はい、では始めますよ」

鳳翔「えっと、この前の小テストの復習から始めましょうか――――」

………20分後。

提督「…ふっ……わからん」

鳳翔「わからん、じゃないですっ!」

俺は全く進歩していなかった。

鳳翔先生も呆れ顔である。

鳳翔「うーん………私の教え方が悪いのでしょうか……」

提督「い、いえ!そんな事は無いですよ!」

鳳翔「…でも、提督くん…私の授業の時って、いつもぼーっとしてるじゃないですか」

提督「うへえっ!?」

バレていたのか。

…教壇に立つ鳳翔先生を眺めているとは言えない。

鳳翔「……他の先生にお願いしてみた方が良いんでしょうか…」

思案顔で、そんな事を呟く。

……――――


>>+4


A.い、いえ!鳳翔先生が良いですっ!

B.…すいません。

C.べ、勉強続けましょうよ!

649: 2014/08/15(金) 00:15:31.44 ID:9PFIyTono
C.べ、勉強続けましょうよ!(*1.0)


提督「べ、勉強続けましょうよ!」

鳳翔「ですが…」

提督「頑張りますんで!アホですけどアホなりに頑張りますんで!」

鳳翔「提督くん、あまり自分の事をそういう風に言うものではありませんよ?」

提督「あ、はい、すいません…」

提督「…とにかく!続けましょう、勉強!」

鳳翔「…提督くん…わかりました、頑張りましょう」

私も出来るだけ頑張ります―と、鳳翔先生が教科書を捲った。

結局、あまり成果は見られなかった。

当然だ、いくら決意を固めてみたって、俺の能力は変わらない。

それでもやることに意義がある――と思う。

鳳翔先生には申し訳ないが…もう少し、教えてもらわねば。

……別に一緒に補修をしたいわけではない、断じて。



鳳翔→ 188/500

艦娘達と過ごすちょっとした学園もの【9週目7月】

引用: 【艦これ】艦娘達と過ごすちょっとした学園もの★7【安価】