母「ごめんね　男ちゃん忙しくて作ってないのよ・・・」

母「お金あげるから外で食べてきて・・・」

男「ちっ　さっさと渡せよ」


　　～～コンビニ～～

女店員「７５０円になります」

男「ｱ、ﾌｸﾛｲﾗﾅｲﾃﾞｼｭ」

女店員「え？」

男「ｴ､ｱ､ｱﾉｲｲｲﾃﾞｽ」

女店員「ありがとうございましたー(笑)」

男「ちくしょう　ちくしょう　まったくこれだから三次元の女は・・・・」

喪黒「こんにちは」

男「うお　びっくりした」

喪黒「突然失礼します、私こういうものです」

男「笑うセールスマン？」

男「俺は金なんて持ってねえし　セールスはお断りだぞ」

喪黒「いえいえ　私が取り扱っているのは壺や健康食品とかではございません」

喪黒「私は人々の心のｺｺﾛのスキマをお埋めするのです」

男「何いってんだ？　まあ忙しいからもういくぞ」

男「さーてスレたてスレたてっと・・・・」

喪黒「また近いうちにお会いしましょう」

男「なんかこう　刺激ってものが・・・」

母「男ちゃん　パソコンのお勉強もいいけどたまにはお仕事の」

男「うっせえばばあ」

母「ごめんね　ご飯ここにおいとくね」

ﾊﾟﾀﾝ

喪黒「ばあ」

男「うわ！！！」

男「いきなりなんだよ　どっから入ってきたんだよ」

喪黒「いきなり入ってきてすいませんねえ」

喪黒「それはそうと　あなた働いてないそうですねえ」

喪黒「お母様もいいお年なんですからそろそろバイトからでも始めませんか？」

男「あー　いいんだよ　俺はネトゲとアニメで忙しいから　そんなことしてる暇はない！！」

喪黒「そうですか・・・　私は最近のアニメにもゲームにも疎いのですが」

喪黒「最近友人からこんなゲームをおすすめされましてね」

男「？　ディスク版のネトゲ？　聞いた事のないタイトルだなあ」

喪黒「よかったら今プレイしてみてくださいよ」

男「どうせ暇だし　してみるか・・・・」

それは今までのゲームとは段違いのグラフィック　自由度etc
であった　まるで生きているような　村人　ヒロイン　そして主人公　そして敵

男「すげええ　すげええ　これはおもしれえ」

男「敵が特にリアルだなあ」

男「レベルの上がりも早いし　キャラも可愛いし　最高だぜ」

喪黒「オーッホッホッホッホッ」

喪黒「よろしかったらそれ　差し上げましょうか？」

男「くれ！！！　金を払ってもいいぞ」

喪黒「いえいえ　お代は一切いただきません」

喪黒「ですが　私と一つ約束をしてほしいのです」

喪黒「必ず職につき毎月お母様にお金を渡すこと」

喪黒「これさえ守っていただければいくらでもやり放題ですよ」

男「脱ニートか・・・・・」

男「まあいいか　給料も半分ぐらい課金に使えばもっともっと面白くなるぞー」

男「よし　その話乗った」

喪黒「そうですか　それはよかった」

喪黒「ではさっそく知り合いの会社に入ってください」

喪黒「話は付けてありますので・・・・」

喪黒「それでは・・・オーッホッホッホッホッ」

　　　～～一ヶ月後～～


男「ばばあ　やるよ」

母「こ、これもしかして男ちゃんが稼いだお金なの？」

男「あったりまえだろ」

母「ねえ　言った通りでしょ　男ちゃんはやればできるんだから」

男「ああもう////」


男「さて　もう日課になったこのゲームでもするか・・・」

男「おっ　新しい敵キャラ増えてやがる　」

男「ははｗｗｗ　ぶっさいくだなあｗｗｗ」

男「新しいイベントも　クエストもどんどんでてくるなあ」

　　　さらに２か月後

母「男ちゃん　今日会社は？」

男「うっせえな　今それどころじゃないんだよ」

男「どんどんイベントも敵も増えてきやがる」

男「これを逃す手はないね」

男「あれからあの男とも会ってないし　実は会社ももう首になってるし」
　
男「まあどうでもいいか」

喪黒「こんにちは男さん」

男「うわあ　も、喪黒さん」

喪黒「おやおや　もう出勤時間をとっくに過ぎてますよ」

喪黒「まさか　私との約束を忘れてしまいましたか？」

男「あ、あの　その　これは・・・・」

男「て、てかどうでもいいだろ　お前なんて他人なんだから」

喪黒「ここで反省の色を見せればなんとか・・・」

喪黒「と思ってましたがどうやらダメなようですねえ」

喪黒「男さん　あなたは私との約束を破り会社もやめ　一日中ゲームをしていましたね」

喪黒「とても残念です」

喪黒「どーーーん！！！！！！！！！」

展開はやいな

男「うわああああ」

男「ん？　ここは？」

男「え？なんだこれあのゲームの中の？　このアイコンって敵・・・・」

プレイヤー「また新しいのでてきたぜｗｗｗ　ぶっさいくだなあｗｗｗｗｗ」

男「ぎゃーーーー」

男「痛い・・・痛い・・・・」

プレイヤー「追えー　あっちだー」

プレイヤー「まあいいか　誰かに倒されてもまた復活するんだし　永遠に会えるからな」

プレイヤー「おっともうこんな時間か　会社めんどくせえなあ」

プレイヤー「いいやさぼっちまおう」

ワクテカ

喪黒「現代のネット関係の進歩は恐ろしいですねえ」

喪黒「いつの間にか　仕事の休憩のはずのゲームが仕事より優先されてるのですから・・・」

喪黒「でもよかったじゃありませんか」

喪黒「これで男さんは仕事もせずにずっと好きなゲームの中」

喪黒「皆さんもゲームとニートのやりすぎにはご注意を・・・」

喪黒「オーッホッホッホッホッ」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　完

お前ら働け

働いてます

こえー

いやいやいやいやいやいや

うむ